Cognito FormsとYoomの連携イメージ
自動化のアイデア

2025-07-17

【Cognito Forms API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

s.nakazawa

Cognito Formsを活用して、Webサイトに問い合わせフォームやアンケートフォームを設置している方は多いのではないでしょうか。

フォームから送信されたデータを手作業でGoogle スプレッドシートに転記したり、CRMに入力したりする作業は、件数が増えるほど時間がかかり、コピー&ペーストによる入力ミスも発生しやすくなりますよね。
このような定型業務に追われ、本来注力すべき分析や改善といったコア業務に時間を割けない、という課題を抱えている方も少なくないはず。

そこで本記事では、Cognito Forms APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">プログラミングの知識がなくても様々なSaaSと連携して業務を自動化する方法</span>まで、具体的な活用事例を交えて詳しく解説します。

この記事を読めば、面倒な手作業から解放され、業務の正確性とスピードを向上させるための具体的なステップがわかるので、ぜひ最後までご覧ください。

とにかく早くCognito FormsのAPIを利用したい方へ

Yoomには<span class="mark-yellow">Cognito Forms APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!

Cognito Forms APIとは

Cognito Forms APIはCognito Formsと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Cognito Formsを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。

APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Cognito Forms APIの場合は「Cognito Forms」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。
また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。

  • 取得:APIを経由して、データを取得することができます。
  • 追加:APIを経由して、データを追加することができます。
  • 更新:APIを経由して、データを更新することができます。
  • 削除:APIを経由して、データを削除することができます。

Cognito Forms APIでできること

Cognito Forms APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにCognito Forms APIを使った自動化を体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

New Entryがあったらフローを起動する

Cognito Forms APIは、新しいエントリー(フォーム送信)を起点として利用した自動化フローを実現できます。
例えば、問い合わせフォームに新しい送信があったら即座に担当者へ通知したり、申し込みデータを顧客管理システムへ自動で登録したりできます。
そのため、手作業による対応漏れやタイムラグを防ぎ、業務を効率化したいときにおすすめの自動化です。

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Entryを作成する

自動化フローの中でCognito Formsにエントリーを作成するアクションを実行することもできます。
例えば、Google スプレッドシートに顧客が追加されたら、エントリーを自動で作成することができるため、手入力の手間を省けます。

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Fileをダウンロードする

Cognito Formsのエントリーに添付されたファイルを自動でダウンロードするアクションも、フローの中に組み込むことができます。
フォーム経由で提出されたファイルを自動でダウンロードし、Google DriveやDropboxの指定のフォルダに保存するといった連携が可能になります。
ファイルの管理や保存漏れが課題のときに便利な自動化です。

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その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。 

■フローの中で設定できるアクション(フローボットオペレーション)

  • Get Forms
  • Set Link Availability
  • Update Entry
  • Get Entry
  • Delete Entry
  • Create Document
  • Get File Information

Cognito Forms APIの利用料金と注意点

Cognito FormsのAPIは、Cognito Formsのプラン(Pro、Team、Enterprise)で利用可能です。APIの利用自体に直接的な追加料金はかかりませんが、プランごとに1ヶ月に実行できるAPIリクエストの上限数が定められています。

例えば、フォームへの送信データをAPI経由でスプレッドシートに転記する場合、1回の送信が1リクエストとしてカウントされます。

  • リクエスト上限:Proプランでは月間2,000リクエスト、Teamプランでは10,000リクエスト、Enterpriseプランでは100,000リクエストまで利用できます。この上限を超過すると、100,000リクエストごとに追加料金が発生します。
  • ファイルサイズ:100KBを超える大きなファイルを扱うリクエストは、複数回のリクエストとしてカウントされるため注意が必要です。
  • ユーザー追加:各プランには基本のユーザー数が含まれていますが、それを超えてユーザーを追加する場合は、別途料金が発生します。

APIの利用状況はCognito Formsの組織設定ページから確認できるので、定期的にチェックすることをおすすめします。

※詳細はCognito Formsのサービスサイトをご確認ください。
※2025年07月17日時点の情報です。

実際に連携してみた!

ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してCognito Forms APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

Cognito Forms APIとの連携方法

はじめにCognito Forms APIとYoomを連携する方法を紹介します。
まず、メニューのマイアプリを選択し、「新規接続」をクリックしましょう。

アプリ一覧画面でCognito Formsを検索して選択します。

アカウント名とAPI Keyを入力し、追加をクリックすると連携完了です。

今回は「Cognito Formsで新しいEntryが作成されたら、Google スプレッドシートに追加する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。

  • Google スプレッドシートをマイアプリ連携
  • 該当のテンプレートをコピー
  • Cognito Formsのトリガー設定およびGoogle スプレッドシートのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認
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ステップ1:Google スプレッドシートとYoomの連携

Google スプレッドシートも先程のCognito Formsと同様、アプリ一覧から検索して選択しましょう。
以下の画面が表示されたら、「Sign in with Google」をクリックします。
その後、連携するアカウントでサインインすると完了です。

ステップ2:テンプレートをコピー

ここからフローを作っていきます!
簡単に設定できるようテンプレートを利用しているので、まずはこちらをコピーしましょう。

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コピーが成功すると、以下の画面が表示されるので「OK」をクリックします。

これで、マイプロジェクトにテンプレートがコピーされました。

ステップ3:Cognito Formsのトリガー設定

それでは、Cognito Formsの設定から始めていきます。
上側の赤枠をクリックしてください。

続く画面は、すでに設定されているので次へ進みます。
タイトルは変更することもできます。

表示されているWebhookURLをコピーしたら、枠下の注記を参考にしてCognito Formsに設定してください。
WebhookURLを設定したフォームにテスト用の回答を送信してから「テスト」をクリックしましょう。

テストが成功すると、フォームで送信した内容が取得されるので、確認してから保存します。

ステップ4:Google スプレッドシートの設定

最後に、Cognito Formsから取得した情報を、Google スプレッドシートに追加する設定を行います。
下側の赤枠をクリックしてください。

データベースの連携を設定して次へ進みます。
その他の項目は、すでに設定されています。

スプレッドシートIDとスプレッドシートのタブ名は、候補から設定できます。

テーブル範囲の設定は、今回はテスト用に以下のシートを作成したため、「A:C」となっています。

追加するレコードの値を設定してください。

Cognito Formsの情報を記録する項目は、取得した値から設定します。
これにより、フォームの回答ごとに変わる値を動的にGoogle スプレッドシートへ追加できます。

上記の設定後、テストを行いましょう。
成功すると、Google スプレッドシートに行が追加されるので確認してください。

テストの結果に問題がなければ、Yoomに戻り設定を保存します。

最後に、トリガーをONにするとすべての設定が完了です。

Cognito Forms APIを活用した自動化の例

Cognito Forms APIを活用すれば、フォームへの情報入力やデータ管理といった様々な業務を自動化できます。YoomにはCognito Formsと各種サービスを連携させるためのテンプレートが豊富に用意されています。これらのテンプレートを活用し、日々のフォーム関連業務を効率化しましょう。

1.Cognito Formsへの入力をトリガーにして、データ管理を効率化する

Cognito Formsへの新規登録や更新をトリガーに、様々なアプリケーションへ自動でデータを連携させることができます。たとえば、Cognito Formsで新しいエントリーが作成されたら、その内容を自動でGoogle スプレッドシートに追加することが可能です。これにより、手作業による転記ミスを防ぎ、回答データを一元管理できるため、集計や分析作業がスムーズになります。

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2.Google スプレッドシートの更新をトリガーにして、フォームへの入力やファイル管理を自動化する

Google スプレッドシートを起点として、Cognito Formsのデータを操作することも可能です。たとえば、Google スプレッドシートに新しい行が追加されると、その情報を元にCognito Formsへ自動でエントリーを作成できます。また、同様のトリガーでCognito Formsからファイルを自動でダウンロードし、Google Driveに格納することも可能です。これにより、データの一括登録やファイルのバックアップ作業の手間を大幅に削減できます。

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まとめ

Cognito Forms APIを活用した連携を導入することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていたフォームデータの転記や共有といった繰り返し業務を自動化し、作業時間の大幅な短縮とヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>担当者がこうした定型業務から解放されることで、顧客対応の質向上やデータ分析といった、より付加価値の高いコア業務に集中できる環境が整うはずです。

今回ご紹介したような業務の自動化は、ノーコードツールの「Yoom」を使えば、プログラミングの知識がない方でも、画面の指示に従って操作するだけで直感的に業務フローを構築しやすいです。もしCognito Formsを使った業務の自動化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、Yoomがもたらす業務効率化を体験してみてください!

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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