「この資料、要点をまとめるだけで1時間もかかってしまった……」 「読むべき資料が多すぎて、どこから手をつければいいかわからない」 調査レポートや業界トレンドをキャッチアップする中で、こんな経験はありませんか。
情報収集や学習で時間を取られがちなのが、長文資料を読み込み、要点を整理し、全体像を把握する最初の段階です。 ここがうまく進まないと、肝心な分析や企画立案に時間をかけられなくなってしまいます。
そんな情報インプットの初期段階を支えてくれるのが、Googleの生成AIツール「NotebookLM」の「Video Overviews(動画解説)」です。 NotebookLMのVideo Overviewsを活用すれば、読み込ませた資料をAIが解析し、ナレーション付きのプレゼンテーション動画を自動生成してくれます。文字を読むだけではつかみにくい全体像も、対話形式の解説と図解で直感的に理解できるようになります。
本記事では、NotebookLMのVideo Overviewsが情報整理に向いている理由や、実務でどこまで活用できるのかを実践検証を交えて紹介します。 リサーチや学習にかかる時間を減らし、本質的な思考や企画に集中するためのヒントをお届けします。
🌟YoomでAIを活用した資料収集と要約を自動化 👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
NotebookLMでより質の高いリサーチを行うには、「良質な情報を効率よく集める」ことが大切です。ただ、複数のWebサイトや資料から情報を手作業で集めて整理するのは、想像以上に時間がかかってしまいます。
そこで活用したいのが、ハイパーオートメーションプラットフォームの「Yoom」です。Yoomを使えば、情報収集の前段階を自動化できます。
たとえば、次のような使い方が可能です。
Google Driveに新しい資料が追加されたら、AIが自動で内容を要約してGoogle スプレッドシートに保存 RSSフィードから集めた情報をAIが振り分けて、重要なものだけSlackに通知 こうした仕組みを作っておけば、情報の収集・整理はYoomに任せて、あなたはNotebookLMを使った分析や動画生成に時間を使える ようになります。 まずは以下のテンプレートから、AIを活用した自動化を試してみてください。
Inoreaderでコンテンツが公開されたら、RSSフィードの情報をSlackで通知する
試してみる
■概要
競合サイトや業界ニュースなど、RSSフィードでの情報収集は欠かせない一方で、重要な更新をチームに共有する作業を手間に感じていませんか。 このワークフローは、Inoreaderで特定のコンテンツが公開されると、その情報を自動でSlackに通知するものです。RSSフィードの情報をSlackとスムーズに連携させることで、これまで手動で行っていた情報共有のプロセスを自動化し、迅速かつ漏れのない情報伝達を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
RSSフィードを活用した情報収集を、Slack連携によってさらに効率化したいと考えている方 Inoreaderで得た重要な情報を、手作業でチームのSlackチャンネルに共有している方 情報共有のタイムラグや共有漏れを抑え、チーム全体の情報感度を高めたいと考えている方 ■このテンプレートを使うメリット
Inoreaderの指定フォルダでコンテンツが公開されると自動で通知が飛ぶため、情報収集から共有までの時間を短縮できます。 手作業による共有漏れや、URLの貼り間違いといったヒューマンエラーを防ぎ、確実な情報伝達を支援します。 ■フローボットの流れ
はじめに、InoreaderとSlackをYoomに連携します 次に、トリガーでInoreaderを選択し、「指定のフォルダ内でコンテンツが公開されたら」というアクションを設定します 最後に、オペレーションでSlackを選択し、「チャンネルにメッセージを送る」アクションで通知内容を設定します ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション■このワークフローのカスタムポイント
Inoreaderのトリガー設定では、通知の対象としたいフォルダを任意で指定することが可能です。 Slackへの通知設定では、通知先のチャンネルを自由に設定できるほか、メッセージ本文に記事タイトルやURLといったInoreaderから取得した情報を変数として埋め込むこともできます。 ■注意事項
Inoreader、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 ```
Google Driveに格納されたファイルをOpenAIで解析し、Google スプレッドシートに結果を追加する
試してみる
■概要
Google Driveに格納されるファイルの内容確認や、その結果をまとめる作業に手間を感じていませんか。 このワークフローを活用すれば、Google Drive内の特定フォルダを自動で監視し、新しいファイルが追加されるとOpenAIが内容を解析、その結果をGoogle スプレッドシートに自動で追加できます。ファイル管理に関する一連の定型業務を効率化し、より重要な業務に集中できる環境を構築します。
■このテンプレートをおすすめする方
Google Driveを監視し、追加されたファイルの内容を手作業で確認している方 OpenAIを活用してファイル解析を自動化し、業務効率を向上させたい方 Google スプレッドシートへの手動でのデータ転記に時間や手間がかかっている方 ■このテンプレートを使うメリット
Google Driveへのファイル追加を起点に、内容の解析から転記までを自動化できるため、これまで手作業に費やしていた時間を短縮できます 手作業によるファイル内容の見落としや、Google スプレッドシートへの転記ミスといったヒューマンエラーの発生を防ぎます ■フローボットの流れ
はじめに、Google Drive、OpenAI、Google スプレッドシートをYoomと連携します 次に、トリガーでGoogle Driveを選択し、「特定のフォルダ内に新しくファイル・フォルダが作成されたら」を設定します 続いて、オペレーションでGoogle Driveの「ファイルをダウンロードする」アクションを設定します その後、OpenAIのアシスタントAPIを利用して、アップロードしたファイルの内容を解析し、結果を取得します 最後に、オペレーションでGoogle スプレッドシートの「レコードを追加する」を設定し、OpenAIで得た解析結果を追加します ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション■このワークフローのカスタムポイント
Google Driveのトリガー設定では、監視対象としたいフォルダを任意で設定してください OpenAIのアクション設定では、アシスタントの役割(プロンプト)などを任意で設定し、解析内容を自由に調整できます Google スプレッドシートのアクション設定では、解析結果を書き込むファイルや特定のシート(タブ)を任意で設定してください ■注意事項
Google Drive、OpenAI、Google スプレッドシートのそれぞれとYoomを連携してください。 OpenAIのアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プラン の契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態) 「待機する」オペレーションは、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。 チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。 オペレーション数が5つを越えるフローボットは、ミニプラン以上のプランで作成可能です。フリープランの場合はフローボットが起動しないため、ご注意ください。 ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。 トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について 」をご参照ください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
✍️NotebookLMのVideo Overviewsとは?
NotebookLMのVideo Overviewsは、資料を動画で理解できるようにする機能です。まずは、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
サービスの本質的な特徴 NotebookLMのVideo Overviewsは、読み込ませた資料をAIが分析して、ナレーション付きのプレゼンテーション動画を自動で作成する機能 です。AIホストが対話形式で内容を解説してくれるのに合わせて、「Nano Banana」というモデルが作成した図解やスライドが表示されます。
多言語対応と翻訳のメリット この機能は日本語を含む80以上の言語に対応しています。たとえば、英語で書かれた海外の専門資料をソースとして読み込ませ、ナレーションは日本語で生成するといった使い方も可能です。言語の壁を気にせず、海外の情報もスムーズにインプットできるのは便利ですね。
生成モードの選択 動画を生成するときは、目的に合わせて2つのモードから長さを選べます。
Brief(簡潔) :1〜2分程度の短い要約動画。全体像をサッと把握したいときに向いている。Explainer(解説) :6〜10分程度の詳しい動画。資料の細かな文脈までじっくり理解したいときに役立つ。
🤔【実体験】NotebookLMのVideo Overviewsを使ってみた
「NotebookLMのVideo Overviewsって実際の仕事で使えるレベルなの?」という疑問に答えるために、実務で想定した2つのシナリオで検証しました。
検証条件
検証内容とポイント一覧
シナリオ1:ビジュアルスタイルと年齢制限 【想定されるユースケース】 BtoC向けのオンライン学習サービス「優夢StudySpark」のランディングページに埋め込む動画を作成する。
【検証項目】
自然な日本語か 優夢StudySparkの3つの特徴に触れられているか クロージングで「今すぐ試してみよう」「無料トライアル」が自然な形で告知されているか
シナリオ2:プロンプトによるカスタマイズ 【想定されるユースケース】 新入社員向けに、ビジネスメールの基本マナーを学べる動画を作成する。
【検証項目】
2回目の生成結果で、件名の書き方に焦点を当てた構成になっているか ビジネス初心者向けの指示によって、専門用語や堅い表現が減っているか 具体例を使った説明に変わっているか
🧪【検証方法】各シナリオの具体的な検証手順
各シナリオの検証方法をまとめます。
シナリオ1:ビジュアルスタイルと年齢制限 はじめに、NotebookLMのVideo Overviewsでビジュアルスタイル「アニメ」を使った検証の方法を紹介します。
検証で使用する資料 NotebookLMに読み込ませる資料をGoogle ドキュメントで作成しておきます。 今回は、「優夢StudySpark」のサービス概要を用意しました。
プロンプト 検証で使用するプロンプトは、以下です。
以下の内容をもとに、アニメスタイルの解説動画の概要を作成してください。 【目的】 ・優夢StudySparkの新規ユーザー向けに、サービスの全体像とベネフィットを1分程度で伝えたい。 ・視聴ターゲットは高校生〜大学1〜2年生。 ・表現・内容は成人ユーザーが問題なく閲覧できる一般的な教育系コンテンツにしてください。 ・暴力表現、性的表現、過度に刺激的な表現は一切含めないでください。 【ビジュアルスタイル】 ・スタイル:アニメ ・登場キャラクター: - 主人公:高校2年生の男女どちらか一人(中性的で親しみやすい雰囲気) - キャラクターの服装や外見は、一般的な学習系アニメの範囲に収めてください。 - 誇張されすぎた身体的特徴、露出の多い服装などは避けてください。 ・全体として明るく前向きな印象にしつつ、勉強の不安が解消されていく流れを表現してください。 【動画の構成イメージ】 1. オープニング(0〜10秒) - 主人公がテスト勉強の教材の多さに悩んでいる様子。 - 「どこから手をつければいいか分からない…」というナレーションや吹き出し。 2. サービス紹介(10〜35秒) - 優夢StudySparkの画面イメージが表示される。 - 自動要約ノートで教科書PDFが整理されていくアニメーション。 - 苦手分野の自動診断テストで、グラフが色分けされていく様子。 - 今日やることリストが自動で並ぶシーン。 3. ベネフィットの強調(35〜50秒) - 主人公が通学中にスマホで要約ノートを見ながら勉強しているシーン。 - 「テスト範囲が整理されて、勉強の優先順位が分かる」「短い時間でも効率よく復習できる」といったテロップ。 4. クロージング(50〜60秒) - テスト結果が上がって喜んでいる主人公。 - 「今すぐ優夢StudySparkを試してみよう」というメッセージ。 - 7日間無料トライアルがあることを、画面下部のテキストで控えめに表示。 【トーン&表現上の注意】 ・明るく、希望が持てる雰囲気で、視聴者のモチベーションを高める内容にしてください。 ・教育的で健全な内容に限定し、年齢制限ポリシーに抵触する可能性のある表現は避けてください。 ・キャラクターの年齢は明示しすぎず、「学生」という一般的な表現を用いてください。 ・アニメ特有の極端なボディライン強調、過度なリアクション表現(暴力的なツッコミなど)は避け、落ち着いた演出にしてください。
STEP1:サービス概要をNotebookLMに読み込ませる あらかじめ用意したサービス概要のGoogle ドキュメントをNotebookLMにアップロードします。
STEP2:Video Overviewsでビジュアルスタイルに「アニメ」を指定し、説明動画を生成する プロンプトを実行します。
STEP3:生成された動画を確認する 約20分で動画が生成されました!
動画の長さは4分30秒くらいで、女性の声で作成されました。
シナリオ2:プロンプトによる動画のカスタマイズ ここでは、NotebookLMのVideo Overviewsで「指示による動画のカスタマイズ」を検証するステップを紹介します。
使用するドキュメント 今回は、ビジネスメールの基本マナーに関する資料をGoogle ドキュメントで用意しました。
1回目のプロンプト 1回目に使用するプロンプトは、以下です。
ソースをもとに、ビジネスメールの基本マナーを3つのポイントに分けて解説する概要動画を作成してください。 特定の対象や難易度指定はしなくて大丈夫です。一般的なビジネスパーソン向けの説明を想定してください。
2回目のプロンプト 特定のセクションを重点的に、ビジネス初心者向けに解説してもらう動画を生成するために、以下のプロンプトを入力します。
資料内容をもとに、以下の条件で動画概要を作成してください。 ・「1. 件名の書き方」のセクションを重点的に解説してください。 ・ビジネス初心者向けに、専門用語や難しい言い回しは避け、できるだけ日常的な言葉で説明してください。 ・なぜ件名が大事なのか、どんな件名が良くて、どんな件名がよくないのか、具体例を交えて解説してください。 ・時間は1〜2分程度の動画を想定してください。
STEP1:Google ドキュメントで資料を作成し、NotebookLMにアップロード 事前に作成したビジネスメールの基本マナーのドキュメントを、NotebookLMにアップロードします。
STEP2:プロンプト1、2で順番にVideo Overviewsを生成する まず、一般的なビジネスパーソン向けの動画を作成するため、プロンプト1を実行します。
15分ほどで動画が生成されました。