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投資事業や教育事業など、幅広い分野でグループ展開されているユナイテッド株式会社(united.jp)。
今回は、少数精鋭チームでグループ全体のIT戦略とAI推進を担う金子様に、Yoomの導入背景や活用における考え方を詳しく伺いました。
AIへの「アレルギー」を払拭するためのYoom活用
ーー 現在ご担当されている業務内容についてお聞かせください。
現在は、情報システムグループのマネージャーとして、ユナイテッド本体およびグループ会社全体のコーポレートITを統括しています。 当社は各事業が子会社化されており、ホールディングス的な組織のため、情シス担当がいないグループ企業のフォローや、M&Aに伴うIT整備、さらにはSlack EnterpriseGridを使ったチャットツール統合・標準化といった、グループを横断した業務を行っています。
また、直近では役員直下の「AI事業推進室」も兼務しています。ここでは4名のメンバーと共に、社内のAI活用推進や、デザイナーやビジネス職の「生成AIリスキリング」を実施しています。
ーー Yoomを導入された背景について教えてください。
導入の最大の目的は、社内におけるAI活用の土台作りでした。
当時からAIの波が来ることは予見していましたが、いきなり「AIで業務を変えよう」と提案しても、現場は具体的なイメージができずアレルギー反応を起こしてしまうと考えていました。
そこで、まずは日常的に使っているSlackやスプレッドシートといったSaaSアプリを連携させ、「自分の業務が自動で動く」という体験を積んでもらうところからスタートするため、日常の延長線上で「システム連携の感覚」を養いやすいYoomを導入しました。
また、メンバーには「4時間の作業を5分にする」といった大きな効率化ではなく、「10分の作業を0秒にする」といった小さな成功体験から取り組んでもらうことで、Yoomのスムーズな理解と自動化の感覚を掴んでもらうよう、運用を心がけています。
3つの「名もなきタスク」の自動化
ーー Yoomを使った具体的な活用事例を教えてください。
問い合わせ対応の自動化
Yoomを活用して、問い合わせ対応を自動化しています。
具体的には、formrunからSlackに通知が届いた後、その情報をトリガーにして、以降はAI機能を使って条件に応じて通知先を自動で振り分けるフローを構築しました。
メンテナンスの負担を考え、なるべくシンプルな構成にしている点がポイントです。
RPA機能を活用した会議室端末の自動監視
次に、社内の会議室に設置している入退室管理端末を自動で監視するフローです。
会議室端末が稀にフリーズしてしまうことがあるのですが、これまで人がわざわざ確認する手間がかかっており、それをなくすことがフローボット作成のきっかけでした。
設定のポイントとしては、管理画面の「最終接続日」を確認する必要があるのですが、APIでの操作ができないため、YoomのRPA機能(ブラウザ操作)で対応しています。
定期的に端末の状態をチェックし、異常があれば即座にSlackへ通知することで、人の手を介さずにデバイズ異常を検知できる仕組みになっています。
SaaSのダッシュボードの管理自動化
特定のSaaSアプリ内にあるダッシュボードの情報を確認して、状況に応じて通知を飛ばすというフローも作成しています。
PCが特定の状態になっているかをデイリーで検知し、対応が必要なものを抽出する内容になっていますが、こちらもYoomのRPA機能を活用して運用しています。
以前は担当者が1日2〜3回、合計15分ほどかけて管理画面をチェックしており、これを自動化したことで月間約5時間の工数削減につながりました。
各フローボットに共通して言えることは、「評価には直結しづらいが、必ず誰かがやらなければいけないこと」を自動化したということです。
こういった名もなきタスクをYoomに任せることで、メンバーが本来向き合うべきコア業務に集中できる環境を整えられたと感じています。
Yoomを生成AIリスキリングプログラムの一手として活用
ーー 生成AIリスキリングプログラムの中でもYoomを活用いただいているとのことですが、具体的な内容を教えてください。
当社では、未経験メンバーが生成AIなどのノウハウを習得できるようなリスキリングに関する取り組みを行っており、その際、対象メンバーがITスキルを習得する際の入口としてYoomを活用しています。
象徴的なのは、50代半ばのビジネス職メンバーが挑戦した事例です。
元々彼はプログラミング経験ゼロでしたが、まずは、Yoomの直感的なUIでフローを組むことにより「ロジックを組み立てて動かす」感覚を掴むことで、その後のプログラムをよりスムーズに進めることができました。
ーー その後、どのような成長を遂げられたのでしょうか?
今では彼は社内で生成AI活用の研修講師を務めるまでになりました。
「50代からでもここまで拡張・成長できる」という事実は、若手からベテランまで全社員に対して「年齢を言い訳にできない(誰でもリスキリングできる可能性がある)」という強力なメッセージになっています。
生成AIで挑む、50代ベテラン社員の越境学習 | ユナイテッド | 東洋経済オンラインーーまず、今回リスキリングを実践された甲谷さんに伺います。リスキリングに挑戦した理由をお聞かせください。甲谷 もともと業務
toyokeizai.net
【運用のコツ】現場の「心が折れない」ためのハンズオンと環境作り
ーー 社内でYoomの活用を浸透させるために、工夫されていることはありますか?
とにかく現場の心を折らせないことです。
新しいツールを導入しても、使い方がわからず放置されることが一番のリスクなので、最初は私がベタ付きで15分ほど時間をとり、その場で1つフローを完成させるハンズオンを徹底しています。
また、Yoomのサポート体制にも助けられています。
Slack Connect※でYoomサポートメンバーと直接つながり、オープンな場で質問・解決できる環境があり、私が「第一声」を送り、担当メンバーをメンションしてバトンを渡したり、過去のやり取りを参照できるので、わからないことがあってもスムーズに解消できています。
※ サクセスプランのみ
事業部への展開とガバナンスの強化
ーー 今後の展望をお聞かせください。
現在はコーポレート部門が中心ですが、今後は事業部門のビジネス職に対しても、「自分たちの業務を自分たちで自動化する」文化を広げていきたいと考えています。
そのために、大規模展開でもガバナンスを効かせられる「権限管理」の強化や、より安心してメンテナンスができる「バージョン管理」などの機能を期待しています。
数年前の導入から、今やYoomは当社のDXとAI活用を支える欠かせないインフラです。これからも「名もなきタスク」を排除し、全社員がより付加価値の高い仕事に向き合える組織を目指していきます。
編集部より
AI活用を全社的に推進される中で、まずは"アレルギー"をなくすための入口として、Yoomの自動化を活用いただいている点が印象的でした。
また、リスキリングの取り組みを通して、単なる自動化ではなく"メンバー育成"という観点でもYoomの価値を感じていただいており、Yoomの新しい可能性を感じるほどでした。
実際の運用においては、各メンバーが自動化意識を高められるよう、日頃の"名もなきタスク"を中心に、「シンプルだけど、効く」フローボットを作成されており、AI推進や自動化文化を醸成するうえで、スッテプバイステップで進められておりました。
なかなか社内でYoomの活用が定着しないといったお悩みがある方は、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
Yoom編集部
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