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発生した問題は早い段階で解決されることが一番ですが、提示した内容に不備があると状況の把握や情報修正などの余計な作業に時間がかかってしまいます。
正確かつ素早い課題解決のため、Yoomの連携が業務を後押ししてくれるかもしれません。
今回紹介するGitHubとSlackの連携で、作成された課題に不足がないかをYoomのAIオペレーションを使って解析するため、課題に不備があった際のフォロー対応を迅速に行えることが予想されます。
課題内容の不足をチェックするためにタスク管理アプリに定期的にアクセスしていた方は、確認作業自体をなくせるかもしれません。
また、チャットツールに解析結果を通知するので、関係者全員が状況を把握しやすくなり、不備に対しての修正漏れや情報不足を放置するリスクを低減することにもつながります。
本記事では、その自動化フローの具体的な設定方法と導入するメリットについて解説します。
タスク処理業務の質向上を目指す方は、ぜひご覧ください。
それでは、さっそく「GitHubでIssue作成後、AI解析で不足情報をSlackに通知する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。
[Yoomとは]
まず、GitHubでIssueが作成されたことをGitHubのAPIを利用して受け取ります。
その後、YoomのAIオペレーションを活用してIssue内容に不足がないか解析し、SlackのAPIを用いてSlackの特定チャンネルに解析結果を通知することが可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。
(1)まずはGitHubをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からGitHubを検索してください。

(2)GitHubのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。
クリック後、サインイン画面に移行するので、GitHubに登録しているユーザー名またはメールアドレスとパスワードを入力し、『サインイン』します。

(3)登録メールアドレスに認証コードが送付されます。
届いた認証コードを入力して『確認する』をクリックしてください。

まずは、1つ目のGitHubが接続できました。
(4)次に、Slackを接続しましょう。
先ほどと同様の操作でSlackのアプリアイコンを検索し、クリックします。
(5)移行後の画面で連携したいワークスペースが表示されていることを確認します。
ワークスペースの変更は、右上のプルダウンから設定できます。


(6)アクセスに関する表示内容を確認し、画面最下部で投稿先のチャンネルを指定します。
プルダウンからチャンネルを指定後、[許可する]をクリックします。
Slackのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。
SlackのチャンネルIDの確認方法はこちらのページに詳細が記載されています。

クリック後、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。
Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。
テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。
(1)まず、GitHubのアプリトリガーの設定を行います。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】GitHubでIssue作成後、AI解析で不足情報をSlackに通知する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のステップ「Issueが新しく作成されたら」をクリックします。
(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面で「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
「トリガーの起動間隔」は5分、10分、15分、30分、60分から任意のものを選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるため、注意が必要です。

(5)「オーナー名」と「リポジトリ名」は、注釈に沿って情報を入力します。

(6)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
なお、このステップで以下のようなアウトプットを取得できます。
(内容は一例です。)

(1)次に、2つ目のステップ「テキストを生成する」をクリックしてください。

(2)次の画面でテキストを生成するアクションをプルダウンから選択します。
生成アクションは複数あり、アクションによって消費するタスク数が異なるのでご注意ください。
今回は『テキストを生成|500文字以内(3タスク)』を選択します。

(3)生成AIを利用してテキストを作成するため、「プロンプト」に任意の情報を入力します。
以下は例文ですが、前ステップで取得したアウトプットを引用したものです。
(運用状況に合わせて設定してください。)

(4)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
(1)最後に、3つ目のステップ「チャンネルにメッセージを送る」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「投稿先のチャンネルID」を指定します。
入力バーをクリックすると、連携したアカウントに基づいたチャンネルが『候補』に表示されます。
なお、Slackで任意のチャンネルにメッセージを送信する場合、該当のチャンネルにYoomアプリを事前にインストールしておく必要があります。
詳細はこちらのページをご確認ください。

(4)チャンネルIDを指定した後、「メッセージ」に通知したい内容を入力することで、運用に沿った通知メッセージを受け取れるようになります。
今回は解析後の結果を通知したいので、アウトプット【生成結果】を引用します。
Slackでメンション付きのメッセージを送る手順は、こちらのページを確認してください。

(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。
以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら
他にも、今回のフローボットをベースにして、別のチャットツールを使って通知することができます!
これらの例を簡単に紹介するので、業務で様々なチャットツールを使っている方はこちらも是非参考にしてみてくださいね!
GitHubでIssue作成後、AI解析で不足情報をChatworkに通知するフローです。
今回のGitHubの連携と合わせて、ChatworkのアプリをYoomアカウントに連携しましょう。
その後、以下のテンプレートをコピーしてください。
コピーが完了したら、ステップ2までは同じステップになるので、そのあとのメッセージを送るChatworkの設定から説明していきます。
(1)ステップ2のテキストを生成する設定が完了したら、以下赤枠をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「ルームID」を設定します。
以下の画面のように、連携したアカウントから内容を取得し、『候補』にその内容が展開されるので、展開された情報も活用しましょう。

(4)「メッセージ内容」は、通知時のメッセージとして設定します。
以下の画面のように、アウトプットを活用できます。

こちらは、GitHubでIssue作成後、AI解析で不足情報をGmailに通知するフローです。
今回のGitHubの連携と合わせて、GmailのアプリをYoomアカウントに連携しましょう。
その後、以下のテンプレートをコピーしてください。
コピーが完了したら、ステップ2のテキスト生成を設定するまでは同じステップになるので、そのあとのメールを送るGmailの設定から説明していきます。
(1)ステップ2のテキストを生成する設定が完了したら、以下赤枠をクリックします。

(2)連携するアカウントを入力し、必要項目を埋めていきましょう。
今回のフローでは生成結果をメール送付したいので、本文内にアウトプット【生成結果】を引用します。


(3)カスタマイズとして、画面最下部に「添付ファイル」を追加する項目や赤枠部分をクリックすると「事前確認設定」として、実行前に確認ができる設定を行う項目があります。
入社案内に必要なデータファイルを添付することもできますので、状況に応じて設定を行なってください。

(4)[次へ]をクリックすると、次の画面で作成したメールの内容を確認できます。
(以下は作成例です。)

Yoomで連携できるアプリはまだまだたくさんあるので、自分にあった連携を模索するのもおすすめです。
多種多様なアプリの連携を試して、さらなる業務効率化を目指してみてください!
他にもGithubを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。
Slackに投稿されたメッセージを元にGithubでIssueを作成するフローボットです。
業務のやり取りで発生したチャット内容を元にIssueを作成できるため、ツール間を行き来する手間をなくせる可能性があります。
Gmailで受信した特定のラベルのメールから、AIで必要な情報を抽出し、GitHubのIssueとして自動で登録できるので、メールの確認や転記にかかる手間が省けるはずです。
作業時間の削減と人的ミスの防止が見込めます。
GitHubでIssueが新しく作成または更新されたら、Google スプレッドシートに自動で追加するフローボットです。
課題内容をデータベースツールに自動で格納するので、手作業の削減につながります。
今回紹介したGitHubとSlackのアプリ連携を業務に取り入れることで、作成されたIssueの内容をAIが解析するので、情報に不足があった際にすぐに状況を把握できるようになるはずです。
解析した結果をチャットツールに自動通知することで、情報の不足を確認するためにタスク管理アプリにアクセスする必要がなくなり、作業効率がアップすることが予想されます。
課題内容の解析結果を関係者に素早く通知するため、対応漏れや確認遅れを抑制できるようになるかもしれません。
課題情報の不備が放置されて、後続作業に影響を及ぼすリスクを防止することにもつながるでしょう。
ノーコードで簡単に設定できるので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。