Copilotの情報収集の実力は?ブラウザでの資料読み込みと要約を実務で検証
Copilotの情報収集の実力は?ブラウザでの資料読み込みと要約を実務で検証
Yoomを詳しくみる
Copilotの情報収集の実力は?ブラウザでの資料読み込みと要約を実務で検証
自動化のアイデア

2026-01-28

Copilotの情報収集の実力は?ブラウザでの資料読み込みと要約を実務で検証

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

インターネット上に溢れる膨大な情報から、本当に必要なデータだけを抽出することは、現代のビジネスや学習において非常に大きな負担となっています。
検索結果を1つずつ確認し、内容を読み込んで取捨選択する従来のスタイルでは、時間ばかりが経過してしまいがちです。

こうした課題を解決するのが、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」です。
Copilotは、単にキーワードに合致するサイトを提示するだけでなく、内容を読み解き、要約し、さらに比較分析までを自動で行うことができます。
本記事では、無料版でできるリサーチから、法人向けの高度な検索機能まで、用途に合わせた最適な情報収集の方法を詳しく解説します。

✍️Copilotでできる情報収集の主な手法

Copilotには、利用するプランや目的によって異なるいくつかのリサーチモードが用意されています。
これらを理解することで、調査の深さや精度をコントロールできるようになります。

Deep Research

個人向けの無料プランでも利用可能なDeep Researchは、1つの問いに対して複数のウェブサイトを横断的に調査し、網羅的なレポートを作成する機能です。
通常のチャットよりも時間をかけて深い探索を行うため、専門的なトピックや市場動向など、多角的な視点が必要な調査に向いています。
無料プランでは利用回数に制限(月5回)がありますが、広範な情報を効率よくまとめたい場合に非常に強力なツールとなります。

高度な推論エージェント:リサーチャーとアナリスト

「Microsoft 365 Copilot」の法人向けライセンスを保有しているユーザーは、さらに高度な「リサーチャー」と「アナリスト」という専用エージェントを利用できます。
リサーチャーエージェントは、OpenAIのDeep ResearchモデルとCopilotの検索・オーケストレーション機能を組み合わせた独自の構成となっており、ウェブ上の膨大な情報を数千文字単位の構造化されたレポートとしてまとめることが可能です。
一方のアナリストエージェントは、OpenAIの「o3-mini」という推論モデルを採用しており、Excelデータなどから複雑な因果関係を分析できます。
これらは企業活動における意思決定を支援するための専門的な機能になります。
ただし、リサーチャーおよびアナリストエージェントの利用には「合計で月間25クエリまで」という制限が設けられている点に注意が必要です。

✅プラットフォーム別:Copilotを使い分けるリサーチ術

Copilotは利用するプラットフォームによって、アクセスの仕方や得意とする情報収集の範囲が異なります。

ウェブ版(Copilot Chat)での対話型リサーチ

ブラウザからアクセスするウェブ版やモバイルアプリは、あらゆる調査の「ホームベース」となります。
検索エンジンと同様の感覚で質問を投げかけることができ、回答には必ず参照元のリンク(脚注)が表示されるため、ファクトチェックが簡単です。
画像を入力して「この写真に写っている製品について教えて」といったマルチモーダルな検索も得意としており、場所を選ばず汎用的なリサーチを行うのに最適です。

Edgeブラウザのサイドバー機能を活用

Edgeブラウザを利用すれば、閲覧中のウェブページやPDFファイルを閉じることなく、サイドバーから直接リサーチを行えます。
「このページの内容を3つのポイントで要約して」といった指示や、海外サイトを日本語で要約させることが可能です。
ブラウザと一体化しているため、日常的なネットサーフィンや資料の読み込みを中断させず、情報の断片を素早く整理できるのが最大の利点です。

Microsoft 365アプリ内での情報検索

有料の「Microsoft 365 Copilot」アドオンライセンスが必要ですが、OutlookやTeams、Wordといった各アプリ内でもCopilotを利用できます。
例えば、Outlook内では「〇〇氏との最近のメールから、プロジェクトの進捗に関する内容を抽出して」と指示するだけで、膨大なメールボックスから必要な情報をすぐに見つけ出せます。
これはウェブ上の情報ではなく、自社内のデータを安全にリサーチできる企業向けならではの機能です。

⭐Yoomは情報収集プロセスを自動化できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

情報収集の効率化をさらに一歩進めるのが、ハイパーオートメーションプラットフォームの「Yoom」です。
日々チェックが必要なウェブ上のデータを、手動でコピペして保存する手間を省くことができます。

Yoomには、Google検索の結果を定期的に取得してNotionにまとめたり、特定のキーワードに関するニュースをSlackに通知したりするテンプレートが豊富に用意されています。
「リサーチ作業そのものを自動化したい」という方は、以下のテンプレートからすぐに効率化を体験してみましょう!


■概要
「定期的にGoogle 検索でキーワード分析を行い、結果をSlackに通知する」ワークフローは、SEO対策やマーケティング活動に欠かせないキーワードデータを自動で収集・分析し、チーム内で共有するための業務ワークフローです。
手動でのデータ収集や分析にかかる時間を削減し、スムーズな意思決定をサポートします。

■このテンプレートをおすすめする方
・定期的にGoogle 検索のキーワードデータを分析したいマーケティング担当者の方
・SEO対策の効果をスムーズにチームと共有したいウェブ担当者の方
・キーワード分析のプロセスを自動化し、業務効率化を図りたい企業の経営者の方
・手作業によるデータ収集に時間を取られているコンテンツクリエイターの方

■注意事項
・Google 検索、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。

🤔【検証】Copilotで情報収集を試してみた

個人向けの無料プランを使って、日常的なリサーチがどこまで効率化できるかを実体験に基づいて検証しました。

検証1:EdgeサイドバーでPDF資料を読み解く

30ページを超える専門的なPDF資料(公開されているガイドライン等)を開き、Edgeのサイドバーから内容の要約と特定項目の抽出を指示しました。

今回は、デジタル庁から公開されている以下のPDFから情報収集するシーンを想定して検証を行いました。

【利用PDF】

我が国及び諸外国における生成AIに係る動向-デジタル庁-2025/09/18

【検証プロンプト】

現在開いているPDF資料の要約をしてください。
特に、一般ユーザーが注意すべきポイントを3つ、具体的な数値を含めて箇条書きで抽出してください。

※EdgeブラウザでPDFを開き、「チャット」をクリックしてCopilotを起動後、上記のプロンプトを送信しました。

生成結果

上記のプロンプトで生成された要約は、以下になります。