Qwenのクリエイティブ活用を実務検証|対話形式のWebアプリ制作で探る導入判断
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Qwenのクリエイティブ活用を実務検証|対話形式のWebアプリ制作で探る導入判断
AI最新トレンド

2026-02-20

Qwenのクリエイティブ活用を実務検証|対話形式のWebアプリ制作で探る導入判断

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

文章の執筆からプログラミング、そして画像や動画の生成まで、あらゆるクリエイティブな領域において、AI技術の進化は目覚ましいものがあります。
その中でも、世界中のクリエイターや開発者から注目を集めているのが、Alibaba Cloudが開発・提供している大規模言語モデル「Qwen(クウェン)」です。
本記事では、Qwenが持つ特筆すべき機能や、クリエイティブな現場での具体的な活用方法について詳しく解説します。
また、実際にテキストの指示だけでWebアプリケーションを構築したり、高品質な動画素材を生成したりする検証プロセスを通じて、その実力を余すところなくお伝えします。

✍️Qwenとは?クリエイティブ作業に特化した3つの特徴

Qwenは、クリエイターが抱く抽象的なイメージや複雑な要件を、具体的な形へと変換するための強力なエンジンです。
特にクリエイティブな作業において重要となるのが、「マルチモーダル処理能力」「圧倒的なコンテキスト理解力」「コストと性能のバランス」という3つの側面です。
ここでは、それぞれの特徴がいかにして創作活動を支援し、従来の制作プロセスを変革し得るのかについて、詳細に解説していきます。

高度なマルチモーダル処理と生成能力

Qwenの最大の特徴の1つは、テキスト情報だけでなく、画像やプログラミングコードといった異なるモダリティ(情報の種類)をシームレスに処理できる能力です。
これを「マルチモーダル性能」と呼びます。

例えば、手書きのデザインスケッチを写真に撮ってアップロードし、「この図の意図を汲み取ってWebサイトのコードを書いて」と指示すれば、視覚情報を論理的な構造に変換し、実装可能なコードとして出力することができます。

また、生成能力においても外部の画像・動画生成モデルと高度に連携しており、テキストで情景を描写するだけで、映画のような高品質な動画や美しいイラストを生成する指示を出すことが可能です。
このように入力と出力の両面で多様なメディアを扱える点が、クリエイターにとって大きな武器となります。

100万トークンの超長文コンテキスト

創作活動、特に小説の執筆や大規模なソフトウェア開発においては、「文脈(コンテキスト)」の維持が極めて重要です。
物語の伏線やキャラクターの設定、あるいはプログラム全体の設計思想などは、作業が進むにつれて膨大な情報量となります。

Qwen3.5-Plusなどのモデルは、最大100万トークンまで拡張対応しているコンテキストウィンドウがあります。
これは一般的な文庫本に換算して数十冊分、あるいは数万行に及ぶコードベースを一度に読み込めることを意味します。
非常に長い文脈を扱う際には推論速度が低下する可能性はありますが、長編小説の第1章から最終章までの整合性を保ちながら続編を執筆させることが可能です。
また、数百ファイルにまたがる仕様書やリファレンスドキュメントをすべて記憶させた上で、特定の機能追加について相談することもできます。

コストパフォーマンスと「推論」モード

高性能なAIモデルを利用する際、どうしても懸念されるのが運用コストです。
特に試行錯誤を繰り返すクリエイティブな作業では、APIの利用料が嵩むことがネックになりがちです。
Qwenは、同等クラスの性能を持つ他のハイエンドモデルと比較して、非常に高いコストパフォーマンスを実現しています。

さらに、タスクの性質に応じて思考プロセスを切り替える柔軟性があります。
複雑な論理的思考や深い考察が必要な場合には、時間をかけて慎重に答えを導き出す「Thinking(思考)」モードが有効です。
一方で、簡単なコードの修正やアイデアの数出しなど、スピードが求められる場面では高速な応答モードで処理することができます。

このように、用途に合わせてコストと時間を最適化できるため、個人のクリエイターから企業の開発チームまで、予算を抑えつつ最大限の成果を引き出すことが可能になっています。

🖊️目的別・Qwenモデルの選び方

Qwenシリーズには、汎用的なモデルだけでなく、特定のタスクに特化したモデルがいくつか用意されています。
これらはそれぞれ異なる強みを持っており、自分のやりたい作業に合わせて最適なモデルを選択することで、作業効率と品質を劇的に高めることができます。
ここでは主要な4つのモデルタイプについて、それぞれの特性と推奨される利用シーンを紹介します。

Qwen-Max / Plus(汎用ハイエンドモデル)

Qwenシリーズの中で最も高い知能と総合力を持つフラッグシップモデルです。
複雑な指示の理解、論理的推論、そして自然で流暢な文章作成能力において卓越しています。

クリエイティブな用途としては、小説や脚本の執筆、マーケティングコピーの作成、あるいは企画書の構成案出しなど、言語化能力が問われるタスクに最適です。
日本語を含む多言語に対応しており、微妙なニュアンスや文脈を正確に読み取る力に長けているため、「人間味のある文章」や「深みのある考察」を求める場合は、このモデルがおすすめです。
また、100万トークンの長文処理能力をフルに活かしたい場合も、このモデルが第1の選択肢となります。

Qwen-Coder(コーディング特化モデル)

プログラミングやソフトウェア開発に特化してトレーニングされたモデルです。
Python、JavaScript、C++など主要なプログラミング言語を熟知しているだけでなく、コードの最適化やバグの発見、セキュリティ脆弱性の指摘など、熟練エンジニアのような視点を持っています。

Webサイトやアプリケーションの制作、ゲーム開発のスクリプト作成、あるいはデータ分析用のコード生成などにおいて、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
単にコードを書くだけでなく、「なぜその実装が良いのか」という解説や、リファクタリング(コード整理)の提案も的確に行うため、プログラミング学習のパートナーとしても非常に優秀です。

Qwen-VL(Vision Language・視覚言語モデル)

画像認識と視覚情報の理解に特化したモデルです。
画像の中に何が映っているかを識別するだけでなく、その状況や関係性、書かれている文字(OCR)などを高精度に読み取ることができます。

例えば、手書きのメモやホワイトボードの写真を読み込んでテキストデータ化したり、既存のWebサイトのデザインスクリーンショットを解析してHTML構造を推測させたりといった用途に適しています。
また、写真を見て「この風景に合う詩を書いて」といった、視覚からインスピレーションを得た創作活動にも活用できます。
なお、このモデルは「画像の認識」が得意であり、画像の生成自体は行わない点に注意が必要です。

Wan(動画生成)

Qwenで動画を生成する際に、バックグラウンドでは同じAlibaba Cloudが開発・提供しているWan(ワン)という生成AIが動いています。
指示内容をWanが理解しやすい内容へQwenが変換するため、言葉による描写を忠実にビジュアル化することが得意で、動きのある動画コンテンツを高精度で生成可能です。

絵コンテの映像化、SNS向けのショート動画制作など、視覚的な素材が必要な場面で活躍します。
物理法則を考慮したリアルな動きや、光の反射などの細部まで表現できるため、プロの映像制作者がインスピレーションを得るためのラフ制作や、素材の一部として利用するケースも増えています。 

✅クリエイティブ活動におけるQwenの活用シーン

ここでは、「ライティング」「プログラミング」「ビジュアルデザイン」という3つの主要なクリエイティブ領域において、Qwenがどのように作業を支援してくれるのか、具体的なユースケースを交えて解説します。

ライティング(小説・脚本・コピー)

物語を書く作家や脚本家にとって、Qwenは「優秀な編集者」であり「共同執筆者」となります。
100万トークンという膨大な記憶容量を活用することで、これまで難しかった長編作品の執筆支援が可能になりました。

具体的には、登場人物の詳細なプロフィール、世界観の設定資料、これまでに書き上げた既刊の内容などをすべてQwenに読み込ませます。
その上で、「第3章のこのシーンで、主人公Aならどのようなセリフを言うか?」「現在のプロットに矛盾点はないか?」といった相談を投げかけると、過去の膨大な文脈を考慮した的確なアドバイスが得られます。

また、日本語で書いたキャッチコピーを、英語や中国語の文化圏で響くような表現に書き換えるといった、高度な言語感覚が求められるタスクも、Qwenの多言語能力を使えばスムーズに行えます。

プログラミング・開発支援(アーティファクト機能)

Webデザイナーやエンジニアにとって革新的なのが、Qwen Chatに搭載されている「Artifacts(アーティファクト)」機能です。
これは、AIが生成したコードを、その場で即座に実行し、プレビュー画面として表示する機能です。

Artifacts機能を使えば、チャット画面の横にプレビューウィンドウが表示され、生成されたWebアプリやUIデザインが実際に動く様子を確認できます。
例えば、「ボタンの色を青にして」「動きをもっと滑らかにして」と対話形式で修正を指示すれば、回答にあわせてプレビューが更新されます。

これにより、コードの知識が全くない人でも、アイデアさえあれば自分だけのツールやアプリを試作・開発することが可能になります。

ビジュアル・デザイン制作

デザイナーや映像クリエイターにとって、Qwenは「無限の素材集」かつ「アイデアの視覚化ツール」です。
Qwen-VL(視覚認識モデル)やWan(動画生成AI)を利用することで、インプットからアウトプットまでを一貫してAIがサポートしてくれます。
例えば、街で見かけた気になるポスターや風景を写真に撮り、Qwen-VLに「この画像の配色の特徴や構図のポイントを分析して」と依頼します。
そこで得られた言語的な分析結果(プロンプト)をもとに、今度は画像生成機能を使って「同じ配色のトーンで、全く別のモチーフ(例えば未来都市)を描いて」と指示を出すことが可能です。

このように、視覚的なインスピレーションを言語化し、それを再び新しいビジュアルとして再構築するプロセスを高速に回すことで、独創的なデザイン案や映像のアイデアを次々と生み出すことができます。

⭐YoomはAIを活用したクリエイティブワークフローを自動化できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

「もっと制作に時間を使いたいのに、事務作業に追われてしまう…」そんな悩みはありませんか?
ファイルの保存やチャット連絡など、ちょっとした手間を減らしてくれるのがYoomです。
例えば、スプレッドシートのメモからAIが記事を書いてWordPressに入稿したり、生成した画像をGoogleドライブに保存してチャットで共有したりもできます。
以下のテンプレートを使えば、自分たちのやり方に合わせて簡単に自動化を始められます。ぜひ試してみてくださいね!


■概要
Google スプレッドシートで管理しているブログのネタを、WordPress.orgへ手作業で投稿する業務に手間を感じていませんか?コンテンツ作成にも時間がかかり、本来の業務を圧迫することもあります。 このワークフローを活用すれば、Google スプレッドシートに行を追加するだけで、OpenAIが内容に沿ったコンテンツを自動で生成し、WordPress.orgへの新規投稿までが完了します。Google スプレッドシートとWordPressを連携させる作業の自動化により、コンテンツ作成から投稿までのプロセスを効率化できます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • Google スプレッドシートの情報をもとに、WordPress.orgへの手動投稿を行っているオウンドメディア担当者の方
  • OpenAIを活用してコンテンツ生成を効率化し、記事投稿の自動化を実現したいマーケティング担当者の方
  • Google スプレッドシートとWordPress.org間の連携フローを自動化し、業務全体の効率を改善したい方
■このテンプレートを使うメリット
  • Google スプレッドシートに行を追加するだけでコンテンツ生成から投稿までが実行されるため、手作業の時間を短縮できます
  • 手作業によるコピー&ペーストや投稿設定のミスがなくなるため、ヒューマンエラーの発生を防ぎ、コンテンツの品質維持に貢献します
■フローボットの流れ
  1. はじめに、Google スプレッドシート、OpenAI、WordPress.orgをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでGoogle スプレッドシートを選択し、「行が追加されたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションでOpenAIを選択し、「テキストの生成(Chat completion)」アクションで、Google スプレッドシートの情報をもとにコンテンツを生成するよう設定します
  4. 最後に、オペレーションでWordPress.orgを選択し、「新規投稿を作成」アクションで、生成されたテキストなどを引用して投稿内容を設定します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Google スプレッドシートのトリガー設定では、対象としたいファイルのスプレッドシートIDやタブ名を任意で設定してください
  • OpenAIのオペレーション設定では、生成したい内容に合わせてプロンプトとなるメッセージコンテンツや、使用するモデルを任意で設定することが可能です
  • WordPress.orgのオペレーション設定では、前段のステップで取得した値を引用し、投稿のタイトルや本文、カテゴリなどの各フィールドに自由に設定できます
■注意事項
  • Google スプレッドシート、OpenAI、WordPress.orgのそれぞれとYoomを連携してください。
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
  • ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態) 
  • Google スプレッドシートをアプリトリガーとして使用する際の注意事項は「【アプリトリガー】Google スプレッドシートのトリガーにおける注意事項」を参照してください。

■概要
資料作成やコンテンツ制作で、AIによる画像生成の機会が増えていませんか。しかし、都度プロンプトを入力したり、生成された画像をダウンロードして管理したりする作業は、数が多くなると手間がかかるものです。このワークフローを活用すれば、フォームにプロンプトを入力するだけで、画像の自動生成からGoogle Driveへの保存までを一気通貫で実行し、クリエイティブな業務に集中できる環境を整えます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • SNS投稿や資料作成でAI画像生成ツールを頻繁に利用するマーケティング担当者の方
  • 企画のアイデア出しや素材作成のために、効率的なAI画像生成フローを構築したい方
  • プロンプトの管理や生成画像の整理を手作業で行っており、自動化したいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
  • フォームへの入力だけで画像生成からGoogle Driveへの保存までが完了するため、これまで手作業で行っていた時間を削減できます。
  • ファイルの保存忘れや命名規則の間違いといったヒューマンエラーを防ぎ、スムーズなファイル管理を実現します。
■フローボットの流れ
  1. はじめに、OpenAIとGoogle DriveをYoomと連携します。
  2. トリガーで「フォームトリガー」を選択し、画像生成のプロンプトなどを入力するフォームを設定します。
  3. 次に、オペレーションでOpenAIの「テキストから画像を生成する」を選択し、フォームで受け取った内容をもとに画像を生成します。
  4. 続いて、オペレーションの「ブラウザを操作」を活用し、生成された画像をダウンロードする操作を設定します。
  5. 最後に、オペレーションでGoogle Driveの「ファイルをアップロードする」を選択し、ダウンロードしたファイルを指定のフォルダに保存します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • フォームトリガーのタイトルや質問項目は、用途に合わせて任意で編集可能です。プロンプトを入力するための質問などを自由に設定してください。
  • OpenAIで画像を生成するアクションでは、利用したいモデルや画像のサイズ、品質などを任意で設定できます。
  • Google Driveにファイルをアップロードするアクションでは、保存先のフォルダを任意で指定してください。ファイル名は、前段で取得した値を使用して設定することが可能です。
■注意事項
  • OpenAI、Google DriveのそれぞれとYoomを連携してください。
  • OpenAIのアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)
  • OpenAIのAPIはAPI疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。 
  • ブラウザを操作するオペレーションはサクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプラン・チームプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • サクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやブラウザを操作するオペレーションを使用することができます。
  • ブラウザを操作するオペレーションの設定方法は「『ブラウザを操作する』の設定方法」をご参照ください。 
  • ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください
  • トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。 

🤔【検証】Qwenの実力を試してみた

Qwenの機能がいかに優れていても、実際に使ってみなければその真価はわかりません。

そこで今回は、クリエイティブなタスクとして「Webアプリの作成」と「動画の生成」という2つの課題を設定し、Qwenがどこまで実用に耐えうるかを検証しました。
専門的な知識を使わず、自然言語の指示(プロンプト)だけでどこまでの成果物が出せるのか、その結果を詳細にレポートします。

検証1:自然言語による指示からWebアプリを構築

最初の検証では、Qwenを使って自然言語による指示から実用的なWebアプリを作れるかを確認しました。
題材は、作業効率化ツールとして人気の「ポモドーロタイマー」です。
複雑な要件定義書などは用意せず、チャットでの対話のみで、デザインから機能実装までを依頼してみます。

【検証条件】

  • Qwen Chat:無料プラン
  • モデル:Qwen3-Coder
  • 機能:アーティファクト

【検証プロンプト】

以下の要件を満たす単一のHTMLファイル(HTML/CSS/JavaScriptすべて内包)でポモドーロタイマーWebアプリを作成してください。
PCのブラウザでローカル実行可能で、外部依存なし。
<機能要件>
  • デフォルト: 25分の作業モード(緑系色)と5分の休憩モード(青系色)の自動切り替え。
  • タイマー表示: 分:秒形式(例: 25:00)の大きなデジタル表示。
  • ボタン: START(開始/一時停止切り替え)、RESET(25:00に戻す)。
  • 視覚効果: 円形プログレスバー(CSS SVGまたはCanvas使用)、残り時間に応じた背景色変化。
  • 通知: 終了時にブラウザ通知(Permission要請)とビープ音(AudioContext使用)。
  • デザイン: レスポンシブ、モダンで視覚的に分かりやすい(フォント: sans-serif、中央配置)。
※動作確認可能な完全なコードを出力し、説明は最小限にしてください。

検証結果

上記のプロンプトで、以下のアプリが生成されました。

【Qwen Chat上の結果】

【ブラウザ上の表示】

検証して以下のことがわかりました。

  • 約2分30秒という短時間ですべての機能要件を満たすコードが一度で完成
  • 自然言語の指示だけで実用的なアプリ開発が可能
  • その場での動作確認と修正指示ができ作業効率が向上

プロンプトを送信してからわずか約2分30秒で、指示したすべての機能要件を満たすWebアプリが一度の生成で完成しました。
Qwenのコーディング特化モデルが持つ、正確で高度な処理能力がしっかりと証明された形になりました。
特に注目すべき点は、プログラミングの専門知識が一切なくても、日常的な自然言語で指示をするだけで実用的なプログラムが組み上がることです。
さらに、Qwenの「アーティファクト機能」を活用すれば、生成されたアプリのプレビュー画面をその場で確認できます。
デザインの色味や動作に変更を加えたい場合も、チャット上でそのまま追加の修正指示を出せるため、試行錯誤のプロセスが非常にスムーズに行えます。
クリエイティブなアイデアを即座に形にできるため、作業効率を向上させる画期的なツールと言えます。

検証2:Qwenを使った動画生成

次に、Qwenと連携しているWanによる動画生成機能の実力を検証します。


ここでは、言葉で情景を説明するだけで、映画のワンシーンのような動画が作れるかを試しました。
テーマは、AIによる映像表現が得意とするSF的な風景「サイバーパンクな日本の夜景」です。

【検証条件】

  • Qwen Chat:無料プラン
  • モデル:Qwen3.5-Plus
  • 機能:動画生成

【検証プロンプト】

サイバーパンクな日本の夜景を5秒の動画で生成してください。
<詳細>
  • ネオン輝く東京の渋谷スクランブル交差点
  • 雨に濡れた路面に反射するピンク、青、紫のネオンサイン
  • 高層ビル群のホログラム広告が点滅
  • 未来の空飛ぶ車が行き交う
  • 低空を飛ぶドローン
  • チップチューンBGM
  • カメラはゆっくりパンして上空へ上昇
  • 解像度高くリアル志向

検証結果

上記のプロンプトで、以下の動画が生成されました。

検証して以下のことがわかりました。

  • 約3分という短時間で5秒間の高品質な動画が生成
  • 車やビルなどの被写体だけでなく、サイバーパンク風という抽象的なスタイルも正確に反映
  • 複数のカメラワークの組み合わせは苦手

プロンプトを送信して約3分後、5秒間の動画が生成されました。
生成された映像を確認すると、車やビルといった具体的な被写体はもちろん、「サイバーパンク風」という抽象的な世界観まで見事に反映されていました。
専門的な知識がなくても、自然言語による簡単な指示だけで、これほどハイレベルな動画を瞬時に作成できてしまうのは驚きです。
一方で、カメラワークの指示漏れという課題も確認できました。
今回は「横にパンしながら上昇する」という複数の動きを組み合わせた指示を出しましたが、結果として「上昇」の動きのみが反映されていました。
複雑なカメラワークへの対応は難しいですが、スタイルや被写体を正確に反映できるため、クリエイティブ活動において非常に強力なツールと言えます。

💰商用利用と著作権について

AIを活用して作成したコンテンツを、ビジネスや商業作品として利用できるかどうかは、クリエイターにとって最も重要な関心事の1つです。
Qwenおよび関連する生成モデルを利用する際には、提供形態によって権利関係や利用規約が異なる場合があるため、注意が必要です。
ここでは、主要な2つの利用形態における一般的な商用利用の考え方について解説します。

オープンウェイトモデル(Qwen 2.5/3.5など)

GitHubやHugging Faceなどのリポジトリで公開されているモデルデータ(ウェイト)をダウンロードし、自社のサーバーやローカル環境で動かす場合です。
これらの多くは「Apache 2.0 License」などのオープンソースライセンス、あるいはAlibaba独自のコミュニティライセンスの下で公開されています。

例えば、QwenのGitHubリポジトリ(コード)自体はApache 2.0ですが、Qwen 3.5-PlusやMaxなどの大規模な「モデルの重み(ウェイト)」に関しては、独自の「Alibaba Cloud Community License」が適用されます。
このライセンスでは商用利用が可能ですが、「月間アクティブユーザー数が1億人を超える場合」などは別途申請や許可が必要になるという制限が含まれています。

必ず各モデルのLICENSEファイルを確認してください。

Webチャット版(Tongyi Qianwenなど)

ブラウザやアプリからアクセスするSaaS型のチャットサービスを利用する場合です。

この場合、生成されたコンテンツ(テキスト、画像、動画)の権利帰属については、サービスの「利用規約(Terms of Service)」に従うことになります。
多くの生成AIサービスでは、生成物の権利はユーザーに帰属するとされていますが、無料版と有料版(Enterpriseプランなど)でデータの取り扱い(学習データとして利用されるか否かなど)が異なるケースがあります。

業務で利用する場合や、生成物をクライアントワークとして納品する場合には、情報の機密性を守るためにも、利用規約を熟読するか、データプライバシーが保証されているAPI経由での利用をおすすめします。

💡Qwenを使いこなすためのヒント

Qwenのような高性能なAIモデルは、使い方次第で出力される結果の質が大きく変わります。
AIを単なる検索エンジンの代わりとして使うのではなく、優秀なパートナーとして利用するためには、いくつかのコツがあります。
その中でも最も効果的で、すぐに実践できるのが「ペルソナ(役割)の設定」です。

プロンプトの冒頭で、「あなたは世界的なSF作家です」や「あなたは経験豊富なフルスタックエンジニアです」といったように、AIに対して具体的な役割を与えてみてください。
するとQwenは、その役割になりきり、専門用語を適切に使ったり、プロの視点からのアドバイスを付け加えたりしてくれるようになります。

また、指示を出す際には、背景情報や目的を明確に伝えることも重要です。
例えば、「Webサイトのコードを書いて」だけではなく、「20代の女性をターゲットにした、シンプルで清潔感のあるカフェのランディングページを作りたい。配色はパステルカラーを中心に…」といったように指示します。
文脈(コンテキスト)を共有することで、より期待に近い、あるいは期待を超えるクリエイティブな提案を引き出すことができます。

📉まとめ

Qwenは、クリエイターの想像力を拡張し、具現化するための強力なパートナーです。

今回の検証で明らかになったように、テキストの指示だけで機能的なWebアプリがすぐに生成され、空想上の風景がリアルな映像として生成されます。
マルチモーダルな処理能力と圧倒的なコンテキスト理解力を持つQwenを活用することで、個人でも大規模なプロジェクトを遂行したり、専門外の領域の作品を作り上げたりすることが可能になります。

AIは決して人間の創造性を奪うものではなく、むしろその可能性を解き放つための鍵となります。
まずは実際にQwenに触れ、あなたのアイデアを投げかけてみてください。
きっと、想像もしなかった新しいクリエイティブの扉が開かれるはずです。

⭐Yoomでできること

Yoomは、Qwenのような最先端のAIツールだけでなく、OneDrive、Slack、Notion、kintone、Salesforceなど、ビジネスで日常的に使用されている様々なSaaSアプリをノーコードで連携できる自動化プラットフォームです。

「フォームの回答をもとに、AIで脚本の草案を作成してSlackに通知する」「OneDriveにファイルがアップロードされたら、OCRと要約を行いX(Twitter)にポストを投稿する」といった独自の自動化フローを簡単に作成できます。

AIで作ったクリエイティブな作品を、Yoomを使って自動的に社会へ届けてみませんか。


■概要
「フォームの回答をもとに、AIで脚本の草案を作成してSlackで通知する」フローは、ユーザーが入力したフォームデータを活用し、AI技術を用いて自動的に脚本を生成し、Slackに通知する業務ワークフローです。
これにより、アイデアの整理やコンテンツ制作の効率化が図れ、チーム内での迅速な情報共有が可能になります。
手動での作業を減らし、クリエイティブな作業に集中できる環境を整えます。

■このテンプレートをおすすめする方

  • フォームを活用してアイデアや意見を収集しているチームリーダーの方
  • AIを利用してコンテンツ制作の効率化を図りたいクリエイターの方
  • Slackを主なコミュニケーションツールとして使用している企業の方
  • 業務の自動化を進め、手作業の負担を軽減したいビジネスプロフェッショナルの方
  • 定期的に脚本や企画書を作成する必要があり、時間を節約したい方

■このテンプレートを使うメリット

  • 作業時間の短縮:フォーム入力から脚本作成、通知までを自動化し、手作業の時間を大幅に削減できます。
  • 一貫性の保持:AIによる脚本生成で、品質やスタイルの一貫性を保つことができます。
  • 迅速な共有:Slackを通じて迅速に脚本をチームに通知でき、迅速なフィードバックが可能です。
  • エラーの防止:自動化により、手動入力時のヒューマンエラーを防止します。

■概要

OneDriveに保存した資料や画像の情報を、手作業でX(Twitter)に投稿していませんか?情報の転記や要約に時間がかかったり、投稿漏れが発生したりと、手作業での運用には課題がつきものです。このワークフローは、OneDriveへのファイルアップロードをきっかけに、OCRでの文字抽出、AIによる要約、そしてX(Twitter)への投稿までを自動化し、こうした情報発信業務の効率化を実現します。

■このテンプレートをおすすめする方

  • OneDriveに保存した情報を元に、X(Twitter)での情報発信を手作業で行っている方
  • 画像やPDF内のテキストをコピー&ペーストして投稿を作成することに手間を感じている方
  • OneDriveとX(Twitter)を連携させ、情報発信のスピードと効率を高めたいと考えている方

■このテンプレートを使うメリット

  • OneDriveへのファイルアップロードを起点に投稿までが自動化されるため、情報収集や投稿作成に費やしていた時間を削減できます
  • 手作業によるテキストの転記ミスや要約内容のブレを防ぎ、投稿内容の品質を安定させることが可能です

■フローボットの流れ

  1. はじめに、OneDriveとX(Twitter)をYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでOneDriveを選択し、「特定フォルダ内にファイルが作成または更新されたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションで「分岐機能」を設定し、ファイルの種類などに応じて後続の処理を分岐させます
  4. 次に、オペレーションでOneDriveの「ファイルをダウンロードする」アクションを設定します
  5. 次に、オペレーションで「OCR機能」を設定し、ダウンロードしたファイルからテキストを読み取ります
  6. 次に、オペレーションで「AI機能」を設定し、読み取ったテキストを要約します
  7. 最後に、オペレーションでX(Twitter)の「ポストを投稿」アクションを設定し、AIが生成した要約を投稿します

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • OneDriveのトリガー設定では、監視対象とするドライブIDやフォルダIDを任意で設定してください
  • 分岐機能では、ファイル名や拡張子といった前段で取得した情報をもとに、後続の処理を実行する条件を任意に設定できます
  • OCR機能では、読み取り対象のファイルとして、前段のオペレーションでダウンロードしたファイルなどを任意に設定可能です
  • AI機能による要約では、OCRで抽出したテキストを要約対象に設定し、文字数や要約のスタイルをカスタマイズできます
  • X(Twitter)への投稿内容には、AIが生成した要約文を変数として設定するほか、固定のハッシュタグなどを追加することも可能です

■注意事項

  • OneDrive、X(Twitter)のそれぞれとYoomを連携してください。
  • OCRまたは音声を文字起こしするAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
  • OCRデータは6,500文字以上のデータや文字が小さい場合などは読み取れない場合があるので、ご注意ください。
  • Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。
  • 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
  • ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
  • アプリの仕様上、ファイルの作成日時と最終更新日時が同一にならない場合があり、正しく分岐しない可能性があるのでご了承ください。
  • ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
  • トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は下記をご参照ください。
    https://intercom.help/yoom/ja/articles/9413924
  • オペレーション数が5つを越えるフローボットを作成する際は、ミニプラン以上のプランで設定可能です。フリープランの場合はフローボットが起動しないため、ご注意ください。

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【出典】

Qwen - Alibaba CloudModelScopeQwen · GitHub 

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Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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