2025/01/20
アプリ同士の連携方法

Re:lationとChatworkを連携して、チケットが作成されたらChatworkに通知する方法

k.hieda
Re:lationとChatworkの連携イメージ

目次

 

<span class="mark-yellow">「新しい問い合わせにすぐ気づけなくて、顧客を待たせてしまう…。」「もっと早く対応できれば、顧客満足度が上がるのに。」カスタマーサポートチーム全体で、このような課題を感じたことがあるのではないでしょうか。</span>
Re:lationは、メールやチャットなど複数のコミュニケーションチャネルを一元管理できる便利なツールとして、多くの企業で利用されています。そして、Chatworkと連携することで、さらに快適な運用が可能になります。
今回ご紹介する自動化では、新しいチケットが作成された際にオンタイムでChatworkに通知を送る仕組みを構築します。この仕組みを導入することで、初動対応がスムーズになり、顧客に迅速なサポートを提供できるようになります。
従来のアプリ連携では、プログラミングスキルが必須でしたが、当社のフローボットテンプレートを使えば、ノーコードで簡単に設定が可能です。この記事では、その具体的な活用メリットと設定方法を詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

こんな方におすすめ

このフローボットは、以下のような方にぴったりです。

  • Re:lationを使って多くの問い合わせを管理しているが、対応に時間がかかってしまう方
  • Chatworkを活用して、チーム全体に問い合わせの通知をスムーズに共有したい方
  • 新しいチケットの情報を迅速にキャッチし、初動対応をスムーズに行いたい方
  • チーム間の情報共有を効率化し、対応漏れや二重対応を防ぎたい方
  • 手動作業を減らし、Re:lationとChatworkを使って顧客対応をさらに最適化したい方

Re:lationでチケットが作成されたら、Chatworkに通知するメリットと具体的な活用シーン3選

カスタマーサポート担当者やサポートチームのリーダーの視点から、自動化がどのように役立つのかを詳しく考察します。

1.迅速な対応を実現する仕組み

新しいチケットが作成されると、オンタイムでChatworkに通知されます。<span class="mark-yellow">この仕組みによって、初動対応がスムーズになり、顧客への迅速な対応が可能になります。</span>
たとえば、緊急の問い合わせが発生した場合、チケット作成時にChatworkでタイムリーに通知されます。通知には件名や顧客の問い合わせ内容が含まれるため、担当者はすぐに対応を開始できます。これにより、顧客に早い対応を見せることで、「しっかり対応してくれている」と安心感を持ってもらえ、信頼感を高めることにつながるでしょう。

2.ミスを防ぐための情報共有の強化

Chatworkの通知とタスク管理機能を活用することで、新しいチケット情報をオンタイムでチーム全員が共有できます。さらに、<span class="mark-yellow">担当者の割り振りや進捗管理を行うことで、対応漏れや二重対応といったミスを未然に防げます。</span>
新しい問い合わせがチーム全体に共有されると、リーダーはChatwork内で担当者を指定したタスクを作成できます。例えば、「商品不良に関する問い合わせはAさん」「配送トラブルはBさん」といった割り振りを迅速に行うことが可能です。その結果、担当者が明確になり、各案件の対応進捗が可視化されるため、スムーズな情報共有と確実な顧客対応を実現できるでしょう。

3.カスタマイズ可能な通知で業務負担を軽減

<span class="mark-yellow">手動での情報伝達作業を自動化することで、問い合わせ対応や顧客満足度向上など、重要な業務に集中できる環境を整えます</span>さらに、Re:lationから取得できるチケット情報をカスタマイズして通知内容に含めることで、各チームに合わせた運用が可能です。たとえば、件名、本文、担当者名など必要な情報をテンプレート化して活用できます。
たとえば、Re:lationのチケットから「担当者」「最終更新日時」「チケット内容」を含む通知を作成し、Chatworkに自動送信します。これにより、サポートチームのリーダーが必要な情報を一目で把握できるようになります。結果的に、チーム全体で1日の処理件数を増やすことが可能になります。

ここからは、「Re:lationとChatworkを連携して、チケットが作成されたらChatworkに通知する自動化」の<span class="mark-yellow">設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

Re:lationとChatworkを連携して、チケットが作成されたらChatworkに通知する方法

Yoomのトリガー機能を活用し、Re:lationで新規作成されたチケット情報を取得します。取得した情報をChatwork APIを通じて関係者に通知することで、問い合わせ情報の共有と対応がスムーズに行える仕組みを実現します。一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても可能です。

連携プロセス

  • Yoomにマイアプリを登録(Re:lation、Chatwork)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定とアプリ連携
  • トリガーボタンをオンにし、連携スタート

事前に準備するもの

Re:lation

  • Re:lationのアカウント情報(管理画面の操作を行うため)
  • アクセストークン
  • Re:lationの管理画面の左下にある「システム設定」をクリックしてください。
  • システム設定内のメニューから「APIトークン」を選択。
  • 既存の値がある場合は、APIトークンの目隠しアイコンをクリックし、表示される値を使用してください。
  • 生成する場合は、右上の『+』ボタンをクリックしてください。
  • サブドメイン
    • URLから取得できます。Re:lationのURLは次の形式です。
      「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱

Chatwork

  • Chatworkアカウント情報(メールアドレス、パスワード)
  • Chatworkの通知を送るルームID

ヘルプ:ChatworkのルームIDの確認方法

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリ画面で+新規接続をクリックします。

Yoomでは接続可能なアプリの一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Re:lation

検索結果からアプリ名をクリックすると、Re:lationで取得した値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 識別しやすい値を入力してください(例:メールアドレスなど)。
  • アクセストークン
    • APIトークンを入力します。

必須項目を入力し「追加」をクリックすると、Re:lationのマイアプリ登録が完了です。

Chatwork

検索結果からChatworkを選択します。ログイン画面が表示されます。

連携するアカウントのメールアドレスとパスワードを入力し、Yoomからのアクセスを許可してください。

これで、Chatworkのマイアプリ登録が完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「新たにチケットが作成されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックしてください。

こちらではRe:lationで発行されたチケット情報を取得する設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらの項目は、すでに初期設定されています。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Re:lationと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリックします。

(2/2)アプリトリガーのAPI詳細設定

  • トリガーの起動間隔
    • フローの起動間隔を選択してください。最短では5分間隔で起動が可能です。※ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。
  • サブドメイン
    • URLから取得できます。「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱ID
    • 編集欄をクリックし、候補リストから使用する受信箱を選択してください。選択すると、IDが引用されます。

→テストをクリックします。 →成功します。 以下の項目が取得できます。これらの値は次の操作で使用します。

→保存するをクリックします。

ステップ4 アプリと連携する「チケットの詳細情報を取得」

テンプレートの2つ目の工程をクリックします。この工程では、前段階で取得したチケットIDから問い合わせ内容を取得します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Re:lationと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • サブドメイン
    • 先ほどと同じ値を入力します。「https://{サブドメイン}.relationapp.jp/」
  • 受信箱ID
    • 編集欄をクリックし、候補から使用する受信箱を選択してください。同じ受信箱を選択してください。
  • チケットID
    • 編集欄をクリックすると、先の工程で取得したアウトプットが表示されます。その中から、チケットIDを選択すると、引用コードが埋め込まれます。

→テストをクリックします。 →成功します。 顧客からの問い合わせ内容を取得し、それを次の操作で使用します。 

→保存するをクリックします。

ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送る」

テンプレートの3つ目の工程をクリックします。

ここではChatworkへの通知用定型文を設定します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

こちらは初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Chatworkと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)API接続設定

  • ルームID
    • 編集欄をクリックすると、ルームの候補が表示されます。通知を行うルームを選択するとIDが引用されます。または、Chatworkのルーム設定からIDを確認できます。
      ヘルプ:ChatworkのルームIDの確認方法
  • メッセージ内容
  • 通知する定型文を作成します。特定のメンバーへのメンションも可能です。
  • 編集欄をクリックして、Re:lationで取得した値を引用しながら、定型文を作成します。チケットの作成日時やチケットIDなどは最初の工程「新たにチケットが作成されたら」のタブを開いて、選択すると引用コードとして定型文内に埋め込み可能です。

件名や本文は2つめの工程「チケット情報を取得」タブを開くと引用コードを選択できます。

→テストをクリックします。 →成功  

→保存するをクリックします。今回の工程は以上です。

ステップ6 アプリトリガーをONにする

すべての工程が設定されると、完了画面が表示されます。

トリガーをONにすると、左上のトグルでフローボットを起動できます。

<span class="mark-yellow">プログラミング不要でフローボットの設定が簡単に完了しました。</span>使用したテンプレートはこちらです。

もっと活用!Re:lationを使った自動化3選

Re:lationは、他のアプリと連携して利用できます。顧客対応をスピードアップし、タスクを自動化できます。

1. チケットの内容からAIが回答案作成して、Chatworkに通知

Re:lationでチケットが作成されると、Dify(AI)が回答案を生成し、Chatworkに通知するフローです。これにより、回答案の作成や情報共有が効率化されます。

2. チケット情報をMicrosoft Excelに自動追加

Re:lationで新しいチケットが作成されると、Microsoft Excelに情報が追加されるフローです。転記作業を効率化し、データの正確性を向上させます。

3. チケット情報をGoogle スプレッドシートに反映

Re:lationで作成されたチケットをGoogle スプレッドシートに追加します。手動作業を削減し、常に最新の情報を用いて進捗を管理できます。

まとめ

今回ご紹介したRe:lationとChatworkの連携フローは、『新しい問い合わせにすぐ気づけず顧客を待たせてしまう』『もっと早く対応できれば、顧客満足度が上がるのに』といった課題の解消にお役立ていただけます。
さらに、<span class="mark-yellow">Yoomのフローボットテンプレートを使えば、プログラミングスキルは不要で、直感的な操作で簡単にアプリ間連携を設定できます。</span>
この機会に、自動化の導入を始めてみませんか?下のバナーから無料で始められます。ぜひ詳細をチェックしてみてください!

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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