2024/10/25
アプリ同士の連携方法

WooCommerceの注文情報を楽楽販売に自動で同期する方法

e.koyama

目次

本記事では、WooCommerceと楽楽販売を連携し、注文が発生した際にデータを自動で同期する方法を紹介します。この自動化により、手動でのデータ転記の手間を省き、ECサイト運営の業務効率向上を図ることができます。注文発生後すぐに楽楽販売に反映されたデータをもとに、注文処理や在庫管理をスムーズに進められるため、導入をご検討ください。

WooCommerceと楽楽販売を連携するメリット

データの正確性向上

連携によって注文情報を自動反映することで、手作業の場合に比べ、転記ミスや登録もれといったヒューマンエラーが減少します。楽楽販売で発送処理を行う際にデータにミスがあれば、商品や数量を間違えて発送したり、希望の日時に届けられなかったりするトラブルに発展しかねません。自動化によってデータの正確性が上がれば、それらのトラブルの発生リスクを抑えることで、顧客満足度の向上が期待できるでしょう。

データ共有の迅速化

WooCommerceで注文が発生すると、すぐに楽楽販売に情報が反映され、在庫管理や発送処理に必要なデータをタイムリーに共有できます。これにより、在庫数を正しく把握するだけでなく、売上の予測分析を随時行い、発注計画の変更につなげることもできるでしょう。在庫不足による販売機会の損失や発送遅延などのリスクの軽減が期待できます。特に、季節商品の販売時やセール開催中は、迅速な状況把握と対応が売上を左右するかもしれません。

これらのメリットを得るため、アプリ連携をお試しください。自動化ツールYoomを使えば、簡単に設定できます。

[Yoomとは]

WooCommerceと楽楽販売の連携フローの作り方

それでは、WooCommerceと楽楽販売の連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「WooCommerceで注文が発生したら楽楽販売に追加する」業務フローの作成手順を紹介します。

※Yoomにおける楽楽販売との連携は、一部有料プランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. 楽楽販売において、API連携オプションの契約とYoomのIPアドレスの登録をしておいてください。

2. Yoomにログインしてください。

3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。

ステップ1: WooCommerceと楽楽販売のマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2へ進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、WooCommerceと楽楽販売をそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※WooCommerceの連携には、下図の通りアカウントとアクセストークンの入力が必要です。Base64エンコードが不明な場合、こちらの記事を参考にしてください。

 ※楽楽販売の連携には、アカウント名、アクセストークンの入力が必須です。トークンは下図の手順で生成してください。また、SSLクライアント認証を利用している場合、クライアント証明書ファイルとそのパスワードも必要となります。


次は、マイプロジェクトにテンプレートコピーして、フローボットを作成していきます。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

ステップ2: WooCommerceで注文が作成された時に起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:注文が作成されたら」をクリックします。

3. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 必要に応じてタイトルを変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
 ECサイトのTOPページのURLを入力し、「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「次へ」をクリックします。

6. 対象のサイトでテスト注文を行ってから、「テスト」をクリックします。

7. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

ステップ3: 楽楽販売のレコードを登録するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:レコードを登録」をクリックします。

2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。各項目の選択・入力をしてください。
 ・「登録データ」の「ヘッダ項目のID」:同期する情報の項目IDを入力してください。
 ・「登録データ」の「登録する値」:ステップ2で取得した注文情報のアウトプットから、IDに対応した項目を選択してください。
 ※同期する項目を増やす場合は、「+ 登録データを追加」をクリックして設定してください。また、2つ目以降の項目を削除する場合は、枠の右上にある✕印をクリックしてください。
 ※下図は入力例です。

※下図はアウトプットの参照例です。入力欄をクリックすると候補が表示されるため、対象項目を選択してください。

4. 「テスト」をクリックします。

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックします。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「WooCommerceで注文が発生したら楽楽販売に追加する」フローの完成です。

今回使用したフローボットテンプレート
WooCommerceで注文が発生したら楽楽販売に追加する

WooCommerceを使ったその他の自動化例

他にもWooCommerceを使った自動化の例がYoomには多数あるため、いくつか紹介します。

1. WooCommerceで注文が発生した際に、Microsoft Excelにデータを追加するフローです。Microsoft Excelに注文情報を同期することで、関数やピボットテーブル、VBAなどを用いてデータの集計や分析ができます。在庫管理、顧客管理、売上分析など、さまざまな業務に利用可能です。

2. WooCommerceで注文が発生した際に、kintoneにデータを追加するフローです。kintoneに注文情報を同期することで、注文から発送までの処理をワークフロー化できます。配送先確認、在庫確認、伝票発行などの処理段階が一目で分かるようになるため、責任者が進捗を容易に管理できるでしょう。

3. WooCommerceで注文が発生した際に、Notionにデータを追加するフローです。Notionに注文情報を同期することで、複数人が同時にデータを編集できます。同じデータをもとに、商品の在庫確認や問い合わせ対応など、複数の業務を並行してスムーズに進められます。

まとめ

WooCommerceと楽楽販売を連携することで、注文情報の同期が可能になります。注文発生後すぐにデータが自動反映されるため、転記作業が不要になります。ヒューマンエラーの減少と情報共有の迅速化により、データの正確性と対応スピードが上がれば、顧客満足度が向上し、リピート購入者の増加も期待できるでしょう。Yoomを利用すれば、ノーコードで簡単に連携設定ができます。ECサイトの運営をスムーズに進めるため、この機会にぜひ業務の自動化を試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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