2024/10/02
アプリ同士の連携方法

Chatworkに投稿されたメッセージを自動翻訳してSlackに投稿できるようにしてみた

a.ohta

目次

現代はインターネットを使用すればいつでも海外と連絡を取り合えます。そのため、日本人以外の方とのコミュニケーションを要する機会も多くなるでしょう。
しかし、チームメンバー全員が英語が堪能ではないと、意思疎通が難しいのが現実です。
そこで必要になるのが翻訳ツールですが、海外からのメッセージが届くたびに翻訳機を使用するのは面倒ではありませんか?

今回は<span class="mark-yellow">このような手間を回避すべく、AIオペレーションの翻訳機を使用したChatworkとSlackのアプリ連携をご紹介します!</span>
日々のコミュニケーションがよりスムーズになることが期待できます。ぜひご覧ください!

AIオペレーションを使用しChatworkとSlackを連携するメリット

メリット1: 翻訳の手間を省く

Chatworkに投稿されたメッセージが自動で翻訳され、さらにその翻訳がSlackへ自動投稿されます。
これにより手動で翻訳をする手間が省け、Slackに投稿されたメッセージを確認するだけで内容を理解することが可能です。また、海外へメッセージを送信する際にも活用できるため、これまで以上にスムーズなコミュニケーションが取れるようになるでしょう。
さらに、翻訳機を使用する必要が無くなり、異なるツール間の移動を削減できます。時間の節約にもなるはずです。

メリット2: 翻訳内容の統一化

各々のメンバーが使用する翻訳機に違いがあると、翻訳されたメッセージに差異が生まれてしまいます。一部の表現の言い回しが異なるだけで、メッセージ内容が左右される可能性もあり、全員が同じ意味で理解しているとは限らなくなるでしょう。
時として業務に支障をきたす場合があるため、なるべくであれば避けたいところですよね。
今回の連携では、Chatworkに投稿されたメッセージを毎回同じ翻訳機で翻訳することが可能になるため、このようなリスクを軽減する上でも有効ではないでしょうか。

[Yoomとは]


これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「AIオペレーションを使用し、Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する」というフローボットの作成方法を紹介します。
Yoomの登録後、ぜひ作成してみてください!

※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
※チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。

上記のフローボットテンプレートは、下記よりコピー可能です。

1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録を行う

※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

AIオペレーションを使用したChatworkとSlackの連携フローの作り方

STEP1:マイアプリ連携

Yoomの登録が完了すると、フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされます。
画像のような表示がされたら、画面の左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

右上の新規接続ボタンをクリックし、Yoomと各アプリを連携しましょう。

ChatworkとYoomの連携

1.検索する
検索ボックスに「Chatwork」と入力し、Chatworkのアイコンをクリックします。

2.Chatworkにログイン

ログイン画面が表示されるため、Slackと連携したいアカウントでログインを行いましょう。

3.許可を押す


上記の画面が表示されたら許可を押します。

その後、Yoomの画面に自動で切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。

SlackとYoomの連携

1.検索する
検索ボックスに「Slack」と入力し、Slackのアイコンをクリックします。

2.必須項目の入力

上記のような画面が表示されるので、翻訳されたメッセージを投稿したいチャンネルをプルダウンから選択します。
その後、「許可する」を押しましょう。

Yoomの画面に自動で切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。

以上でChatworkとSlackのマイアプリ連携が完了しました。
次は、先ほどコピーしたテンプレートを活用し、フローボットの設定を行いましょう。
コピーがまだの場合は、フローボットテンプレートを下記よりコピーしてください。

1.バナーにカーソルを合わせ「詳細を見る」をクリック
2.移行したページの「このテンプレートを試す」をクリック
3.Yoomの登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

STEP2:Chatworkのトリガー設定

1.マイプロジェクトを開く


画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する」をクリックします。

3.アプリトリガーを選択
Chatworkのアイコンの「新しいメッセージがルームに投稿されたら(Webhook起動)」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

4.Webhookの設定

Webhookの設定を行います。この設定をすることにより、Chatworkにメッセージが投稿されると、リアルタイムで翻訳されるようになります。
設定につきまして、詳しくはChatworkのWebhook設定についてのページにある、項目4からをご確認ください。

5.メッセージの送信
Chatworkにテスト用のメッセージを送信します。
今回は日本語から英語に翻訳する設定を行うため、日本語のメッセージを送信しましょう。

6.テストの実行
日本語のメッセージをChatworkに送信し終えたらYoomの画面に戻り、テストボタンをクリックします。
テスト成功と表示されたら保存をしましょう。

STEP3:AIを用いた翻訳の設定

1.アプリトリガーを選択
AIと書かれたアイコンの「翻訳する」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.翻訳対象のテキストを選択する

翻訳対象のテキストを選択します。ボックスをクリックしましょう。


赤枠のChatworkのアイコンを選択します。


先ほどChatworkの設定時にテスト送信した内容が一覧表示されます。
赤枠のメッセージ本文を選択しましょう。

3.テストの実行

画像のように設定ができたら、テストボタンを押します。
成功と表示がされたら保存をしましょう。

STEP4:Slackの設定

1.アプリトリガーを選択
Slackのアイコンの「チャンネルにメッセージを送る」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.投稿先のチャンネルIDを設定する

翻訳されたメッセージを送信するチャンネルIDを設定しましょう。

ボックスをクリックします。

チャンネルが一覧表示されるので、選択しましょう。

3.メッセージ内容の設定

Slackに投稿するメッセージを設定します。ボックスをクリックしましょう。

赤枠の「翻訳する」を選択します。

先ほど翻訳したメッセージがデータとして選択できるため、クリックします。

4.テストの実行

画像のように設定が完了したら、画面下にあるテストボタンを押します。
テスト成功の表示がされたら、設定は完了です。保存をしましょう。

5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。
トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

以上で翻訳機を使用したChatworkとSlackのフローボット作成は完了です。

今回使用したフローボットテンプレート
Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する

翻訳機を使ったその他の自動化例

他にも、翻訳機を使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をChatworkに投稿する
今回と逆バージョンもご用意しています。必要に応じて使い分けが可能です。

2.Slackで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をSlackに投稿する
SlackからSlackの投稿にも対応しています。同一ツールのため、アカウントの管理の手間が省けるでしょう。

3.Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をChatworkに投稿する
ニーズに合わせたカスタマイズが可能なMicrosoft Teamsとも連携可能です。

まとめ

翻訳が自動で行われることで、手間を省き、業務フローの短縮が可能です。これにより時間の節約にもなるでしょう。
また、同じ翻訳機を使用しているため、メンバー全員がメッセージの内容を一貫して認識できるようになることも期待できます。
コミュニケーションの円滑化のためにも、ぜひ導入してみましょう。

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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