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昨今のコンテンツマーケティングにおいて、Youtube動画やSNS投稿の「顔」となるサムネイル画像の重要性は高まるばかりです。
特に専任のデザイナーがいないスタートアップや小規模チームでは、画像制作にかかる工数が大きな負担となってしまいます。
今回は、高品質なアニメ調イラストや小説の生成で多くのクリエイターに支持されているAIツール「NovelAI」に注目します。
本記事では、NovelAIの基本機能から実際に業務で活用するための具体的な利用シナリオまでを深掘りします。
この記事は、主に次のような課題をお持ちの方を対象としています。
・専任のデザイナーがおらず、自身で動画制作から画像作成まで行っている方
・毎回のサムネイル作成に時間がかかり、本来注力すべきコンテンツ企画や撮影の時間が削られている方
・NovelAIなどの生成AIに興味はあるが、業務フローへの具体的な組み込み方や自動化の方法を知りたい方
NovelAIは、AIを活用して独自のストーリーを構築したり、高品質なアニメ調の画像を生成したりできるオンラインサービスです。
Anlatan Inc.によって運営されており、以下の2つの主要機能を備えています。
1.テキスト生成(Storyteller)
独自のAIモデル(最新のGLM-4.6やKayraなど)を用いて、小説や物語の執筆を強力にサポートします。ユーザーの入力したコンテキストを汲み取り、続きの文章を提案してくれます。
2.画像生成(Image Generation)
「NovelAI Diffusion」というカスタムモデルを使用し、プロンプトやタグを指定することで、アニメスタイルの高品質なイラストを生成します。
・詳細なカスタマイズ性
髪型、目の色、構図などを指定する「タグ」の認識精度が高く、キャラクターの外見を固定して生成することに長けています。同じキャラクターを異なるシーンで登場させる一貫性のある画像素材の作成が可能です。
・Vibe Transfer
参照画像の雰囲気やスタイルを抽出して、新しい生成物に反映させる機能です。既存のブランドイメージに合わせた画像生成に役立ちます。
・プライバシーと自由度
生成されたコンテンツは暗号化され、運営側も閲覧できない仕様です。また、表現の規制が比較的緩やかであるため、自由度の高い創作が可能です。
ハイパーオートメーションツール「Yoom」では、複数のSaaSやAIツールとつなげることで様々な業務を自動化できます。
たとえばAIで画像を作成しそのままWordpressにアップしたり、画像を読み取ってSlackなどの社内ツールへ通知するなどの自動化が可能です。
下記のテンプレートをコピーして設定するだけでOK!気になる方はぜひチェックしてみてくださいね👀
■概要
請求書や申込書などの画像データを手作業で確認し、内容をGoogle スプレッドシートへ転記する作業は、手間がかかる上に転記ミスも起こりがちではないでしょうか。このワークフローを活用すれば、画像データからOCR機能でテキストを自動抽出し、Google スプレッドシートへの転記、そして完了通知をGmailで送信するまでの一連の流れを自動化できます。面倒な転記作業から解放され、業務の正確性と効率を高めることが可能です。
■このテンプレートをおすすめする方
■このテンプレートを使うメリット
■フローボットの流れ
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
■注意事項
NovelAIをサムネイル作成にどう組み込めるか、具体的な利用シナリオを検討しました。
ここでは、ツールの特性を活かした2つの検証案を提示します。
今回の検証では、以下のモデルを使用しています。
・テキスト生成:GLM-4.6(無料トライアル)
・画像生成:NovelAI Diffusion V4.5(無料トライアル)
1.YouTube用の統一感あるキャラクターサムネイル素材の作成
案内役となるオリジナルキャラクター(看板娘)を作成し、内容ごとのテーマ(「悩み」「解決」「成功」など)に合わせて表情やポーズを変えたサムネイル素材を量産できるか検証します。
▼検証項目
1指定したタグ(髪色、服装など)が異なる画像でも維持されているか
2「Seed」値を固定または変更した際のバリエーションの出方
3Inpaint機能を使って、キャラクターの顔だけを表情差分として修正できるか
2.動画タイトルに基づいたイメージ画像の自動生成テスト
「動画タイトル(テキスト)」だけを頼りに、AIがどの程度的確なサムネイルの素材を出せるか検証します。
▼検証項目
1抽象的な日本語の概念(例:「効率化」)をNovelAIがどう解釈するか
2GLM-4.6などのテキスト生成AIに、動画タイトルから画像生成用プロンプトを作らせる連携ができるか
3「Random Prompt」機能でアイデア出しをした場合の品質
コンテンツ制作の現場で欠かせないのが、見る人の目を引くビジュアルです。
今回は、YouTubeやオウンドメディアで「案内役」として活躍するオリジナルキャラクターを、AIを使って統一感を保ったまま量産できるか検証します。
まずは、プロンプトを設定します。
画像生成の際、プロンプトは英単語をカンマで区切って入力しましょう。
NovelAIはタグ形式のデータで学習しているため、単語を区切ることでAIが要素を正確に認識できるようになります。今回はこのルールに沿って、以下の指定でキャラクターを生成してみました。
【プロンプト訳】
女の子、オフィスレディ、茶髪、ショートヘア、眼鏡、ノートパソコンを持っている、笑顔、シンプルな背景
わずか10秒ほどで、下記のようなオリジナルキャラクターが完成しました。
ビジュアルは指示した内容が全て含まれています。
ここから、テーマに合わせたポーズと表情の描き分けを行います。
キャラクターの同一性を維持するため「Seed値」を固定した上で、特定のキーワードを追加して検証しました。
「悩み」の演出で「worried expression」「slightly slouched posture」などを加えたところ、わずか10秒で指示通りの困り顔が完成。
髪色や服装、眼鏡といった特徴は維持したまま、猫背の姿勢や不安な雰囲気を見事に再現しています。
次に「成功」の演出では「confident smile」「upright posture」を追加。
こちらも10秒ほどで、自信に満ちた笑顔と背筋の伸びたポジティブなビジュアルが生成されました。
最後は、既存の画像の一部だけを書き換える「Inpaint機能」を使い、顔のパーツのみを変更する高度な修正も試みます。元となる画像はこちらです。
「surprised expression,wide eyes,open mouth」(驚いた表情、見開いた目、開いた口)を指示。
目を見開き、口を開けた驚いた表情へ一瞬で変化しました。
検証を通じて、プロンプトの記述方法と機能の使いこなしにおける重要な注意点が明確になりました。
・Seed値の徹底管理:キャラクターの顔立ちや服装を厳密に固定したい場合は、Seed値を細かく記録・設定するのが鉄則です。これを行わないと、生成のたびに別人が現れるリスクが高まります。
・Inpaint機能のマスク範囲に注意:顔周りを修正する際、眼鏡やピアスなどのアクセサリーがマスク範囲に含まれると、それらの形が変わってしまいます。アクセサリーを保持したい
場合は、マスクの範囲を慎重に選ぶか、プロンプトに「アクセサリーを維持する」旨を明記する必要があります。
YouTube動画のクリック率を左右するサムネイル制作において、AIがいかに効率的なパートナーになり得るかを検証しました。
今回は「動画のタイトル案」のみを起点に、AIがどこまで的確なビジュアルを提案できるか、具体的なプロセスとその精度を報告します。
【プロンプト訳】
動画テーマ『ロボットとの暮らし』を表す英語のキーワードやタグを20〜25語程度で生成してください。人とロボットの共存に関する抽象的な概念を1つ含めてください。ロボットと人が登場する日常生活シーンなど、明確な視覚的主役を含めてください。出力は短いキーワードやフレーズのみをカンマで区切り、文章や説明は含めないでください。
指示からわずか20秒ほどで、テーマを的確に捉えた20個以上のタグが完成しました。
出力されたリストには「Morning coffee(朝のコーヒー)」「Gentle future(優しい未来)」といった、具体的なシチュエーションと感情的なキーワードがバランスよく含まれています。
次に、生成されたタグをもとに画像化したところ、10秒ほどでアニメ作品のワンシーンのようなサムネイル素材が完成しました。
ロボットと人間が日常に溶け込む様子が指示通りに描写され、視聴者の目を引く幻想的な構図が実現しています。