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代理店経由で会員登録をした顧客に対して、価格や表示設定を手動で更新していませんか?
この一連の流れを自動化すれば、手作業の手間を大幅に短縮できます。
これにより、間違った表示や価格を提示する事態を防げそうです。
本記事では、具体的なメリットとともに、自動化の設定方法を詳しくご紹介します。
手作業で行っていた会員登録後の価格グループや表示グループの設定を自動化することで、登録作業の負担を軽減できます。
たとえば、Bカートに代理店経由で会員登録された場合、データを確認しながら価格や表示グループを更新するのは、手間がかかります。
しかし、自動化を活用することで、反復作業が軽減され、設定に費やしていた時間を削減できそうです。
また、短期間に会員登録が複数発生しても、スムーズに処理できるため、顧客対応のスピード向上にも役立つかもしれません。
価格や表示設定が間違っていると、顧客に不信感を与えかねません。
そこで、Bカートで会員登録された際に、価格や表示を自動的に変更することで、そういった問題を解消できるでしょう。
たとえば、Bカートに会員登録された特定の代理店IDを検知して、価格や表示名を自動変更すれば、間違った情報を表示する心配がなくなります。
これにより、常に正しいデータを提供できるため、修正作業の負担軽減が見込めます。
特にセールやキャンペーン時といった会員登録が増加する時期におすすめの自動化です。
顧客の契約内容や種類に応じて、柔軟に価格や表示を設定できるのが自動化の魅力です。
たとえば、代理店経由の会員には特別価格を適用し、自社サイト経由の会員には一般価格で提供できます。
これにより、特定の代理店と契約している場合、その代理店の顧客に対して優遇措置を適用し、戦略として活用できるでしょう。
また、価格や表示設定が複雑でも、自動化によって正確に対応でき、管理者の負担を軽減しながら処理できるでしょう。
それではここからノーコードツールYoomを使って、「Bカートで会員登録があった際に特定の代理店IDを検知して価格G・表示Gを変更する」方法をご説明します。
[Yoomとは]
Bカートでの会員登録をAPIを介して受け取り、Yoom分岐機能で代理店IDを検知して、価格G・表示Bを変更することで自動化を実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成していきます。
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。
BカートをYoomに接続するマイアプリ登録を行ってください。
あらかじめマイアプリ登録を行うことで、自動化設定がスムーズになるでしょう。
Yoom画面左側の「マイアプリ」→「新規接続」をクリックします。
アプリ一覧が表示されるので、Bカートを探すか、検索欄で検索しましょう。

以下の画面が表示されるので、Bカートにログインしてください。

マイアプリ欄にBカートが表示されていれば、登録完了です。
自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。
以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されたら、「タイトル」と「説明」を確認してください。
変更する場合は、該当箇所をクリックすることで変更できます。
最初にBカートで会員登録がされたらフローボットが起動する設定を行うため、「会員が登録されたら」をクリックしましょう。

以下の画面が表示されるので、設定を確認してください。

以下の画面が表示されたら、「トリガーの起動間隔」を設定しましょう。
5分、10分、15分、30分、60分から選択してください。
※トリガーの起動間隔はプランによって異なるので、注意してください。
設定が完了したら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックします。

続いて、代理店IDの有無で分岐する設定を行うため、「コマンドオペレーション」をクリックしましょう。
※分岐は一部有料プランでご利用いただける機能(オペレーション)となっています。
他のプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。
無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
以下の画面が表示されるので、設定を確認してください。
分岐対象のアウトプット
分岐条件
設定が完了したら、「保存」をクリックします。

続いて、Bカートの会員情報を更新する設定を行うため、「会員情報を更新」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、設定を確認してください。

以下の画面が表示されるので、「会員ID」の設定を行いましょう。
「会員が登録されたら」のアウトプットから選択してください。
赤枠内の矢印をクリックすると、アウトプットが表示されます。
設定が完了したら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしましょう。

続いて、「価格グループID」と「表示グループID」の設定を行います。
※あらかじめ特定の代理店に対して表示するグループIDがBカート側にある想定で設定を行います。
候補から「代理店経由」を選択してください。
候補は枠内をクリックすることで表示されます。
「表示グループID」も同様に設定しましょう。
設定が完了したら、「テスト」→「テスト成功」→「保存」をクリックしてください。

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
フローボットが正常に起動するか確認してください。

今回使用したテンプレートはこちらです。
1.Bカートで注文が発生したら、自動的にMicrosoft Teamsに通知するフローです。
Bカートでの注文情報をMicrosoft Teamsに通知できるため、情報共有がしやすくなります。
注文有無を確認するために、何度もBカートを立ち上げる手間が省けます。
2.Bカートの受注情報をGoogle スプレッドシートに自動追加するフローです。
Bカートの受注情報を手作業で転記する必要がなくなり、担当者の負担を軽減できます。
手入力が不要になることで、転記ミスや漏れを防げます。
3.Bカートで指定の配送グループでの注文があったら、自動的にOutlookを送信するフローです。
手作業でメールを送信しなくていいので、メーカーへの発注依頼などに役立つでしょう。
特に注文数が増える繁忙期には、連絡漏れやミスが発生しやすいので有効な自動化と言えます。
手作業で行っていた価格や表示設定の更新を自動化することで、業務にかかる負担を軽減できます。
この自動化により、ヒューマンエラーを防ぎつつ、正確にデータを更新できます。
特に、顧客の条件に対して自動的に価格や表示を更新できるので、ニーズに合わせた運用が可能です。
さらに、セールやキャンペーン時などの会員登録数が増える場合でも、スムーズに処理できるでしょう。
Yoomを活用した自動化は、分岐などのオペレーションを活用できるため、柔軟に設定できます。
今回ご紹介したテンプレートを活用して、業務負担を軽減しましょう。