ChatworkとLINEの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-06-25

Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する方法

t.yasuda

※この記事でLINEと表記されるアプリは「LINE公式アカウント」です。

複数のチャットツールを使っていると、時としてチーム間での情報共有がうまくいかないこともあります。
このような場合に、チャットツール同士を連携させることで、チーム間のコミュニケーションがとりやすくなります。
本記事では、Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINE公式アカウントに投稿する方法を紹介します。
ツール間で情報が自動的に共有されるため、プロジェクト全体が円滑に進むことが期待できます。

アプリの連携と業務フローの自動化を行い、転記作業の手間やミスを減らしましょう。

ChatworkとLINE公式アカウントを連携するメリット

メリット1: 多言語チームのコミュニケーション効率化

コミュニケーションをとりたい相手が自分と違う言語を使用していると、情報を共有したいときに一度翻訳をしなければならないという手間があります。
このフローを活用すれば、Chatworkで投稿されたメッセージを自動的に翻訳し、LINE公式アカウントに送信することが可能なので、異なる言語を話すメンバー間でのコミュニケーションがスムーズになるはずです。
これにより、誤解や情報の遅延を防ぎ、プロジェクトがスムーズに進行するでしょう。

メリット2: リアルタイムでの情報共有

チームで業務にあたっていると、時に臨機応変な対応が求められることがあります。
その際、いかに素早くチーム間で情報共有できるかが、問題を解決するための重要なカギになるでしょう。
Chatworkでのメッセージが自動的に翻訳され、LINE公式アカウントに送信されることで、現場のスタッフが素早く必要な情報を受け取ることができます。
これにより、スムーズな意思決定と対応が可能となり、顧客満足の向上にも繋がるかもしれません。
また、同じ役割を持つ複数のツールを連携させることで、情報が錯そうするのを防ぐことができます。

ここからは実際にYoomのテンプレートを使った設定手順を紹介します。

[Yoomとは]

ChatworkとLINE公式アカウントの連携フローの作り方

今回は「Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINE公式アカウントに投稿する」という以下のテンプレートの設定方法をご紹介します。
このテンプレートを利用することでイチから自動化設定を行う必要がなく、便利です。

工程は5ステップです。

  1. ChatworkとLINE公式アカウントをマイアプリ登録
  2. Chatworkで新しいメッセージがルームに投稿されたら(Webhook起動)トリガーを設定
  3. AIを用いた翻訳の設定
  4. LINE公式アカウントでトークルームにメッセージを送信するアクションを設定
  5. ChatworkとLINE公式アカウントの自動化の動作確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

STEP1:マイアプリ連携

まず、YoomとChatwork・LINE公式アカウントを連携させます。
Yoomにログイン後、左側メニューの「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

ChatworkとYoomの連携

(1)検索ボックスに「Chatwork」と入力し、Chatworkのアイコンをクリックします。

(2)ログイン画面が表示されるため、Yoomと連携したいアカウントでログインを行いましょう。

(3)下記の画面が表示されたら「許可」をクリックします。

LINE公式アカウントとYoomの連携

(1)検索ボックスに「LINE公式アカウント」と入力し、LINE公式アカウントのアイコンをクリックします。

(2)アカウント名とアクセストークンを入力し、「追加」をクリックしましょう。
LINE公式アカウントの詳しいマイアプリ登録方法は、下記のサイトをご参照ください。
LINE公式アカウントのマイアプリ追加方法

(3)登録メールアドレスに送信された認証用のログインコードを入力し、「ログイン」をクリックします。

以上でChatworkとLINE公式アカウントのマイアプリ連携が完了しました。
次は、先ほどコピーしたテンプレートを活用し、フローボットの設定を行いましょう。

STEP2:Chatworkのトリガー設定

(1)画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

(2)「【コピー】Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する」をクリックします。

(3)Chatworkのアイコンの「新しいメッセージがルームに投稿されたら」をクリックします。

(4)タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、アクションはテンプレート通りのまま「次へ」をクリックして進んでください。

(5)Webhookの設定を行います。この設定をすることにより、Chatworkにメッセージが投稿されると、リアルタイムで翻訳されるようになります。
詳しくはChatworkのWebhook設定についてをご確認ください。

「テスト」をクリックしてエラーが出なかったら「保存する」をクリックします。

STEP3:AIを用いた翻訳の設定

続いて、AIを用いた翻訳の設定をします。

(1)AIと書かれたアイコンの「翻訳する」をクリックします。

(2)アクションを選択して「次へ」をクリックします。
()内のタスクを消費します。

(3)翻訳対象のテキストと翻訳先言語を選択します。
翻訳対象とするテキストは、入力欄をクリックすることで先ほど取得したデータから選択して設定できます。

(4)テストをクリックしてエラーが出なかったら「保存する」をクリックします。

STEP4:LINE公式アカウントの設定

(1)LINE公式アカウントのアイコンの「テキストメッセージを送信」をクリックします。

(2)タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、アクションはテンプレート通りのまま「次へ」をクリックして進んでください。

(3)送信先のユーザーIDを設定します。
LINE公式アカウントの送信先のユーザーID設定方法は、こちらをご参照ください。

(4)LINE公式アカウントに投稿するメッセージを設定します。
メッセージは入力欄をクリックすることで、先ほど翻訳したメッセージ本文や翻訳結果などをデータとして選択可能です。
任意のテキストと組み合わせて、自由に内容をカスタマイズしましょう。
翻訳前と翻訳後を合わせて設定するとわかりやすくなります。

(4)メッセージの設定ができたら、「テスト」をクリックします。
エラーが出なかったら「保存する」をクリックしましょう。

STEP5:トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、下記のような表示がされます。
トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

以上で「Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINE公式アカウントに投稿する」の設定が完了です。

その他のChatworkを使った自動化の例

他にもChatworkを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Chatworkで特定のルームに投稿した内容をGoogleスプレッドシートに追加する

Chatworkの投稿内容をGoogleスプレッドシートへ手作業で転記をしていると、他の業務で忙しい時などは転記作業が後回しになり、情報の更新が遅延する場合があります。また、投稿内容の量が多いと、その分時間がかかってしまうので非効率的です。このフローを用いれば、Chatworkの投稿内容を自動でGoogleスプレッドシートに転記することができるため、転記作業にかかる時間を短縮することができます。

2.Chatworkで新しいメッセージが投稿されたらMicrosoft Teamsに通知する

Chatworkに新しいメッセージが投稿されたら、Microsoft Teamsに通知を自動的に送信することもできます。Microsoft Teamsに通知が入ることで、Chatworkの重要なメッセージも見逃さずに済むでしょう。なお、通知の内容や送信先のチャンネルはカスタマイズ可能です。

3.Chatworkにメッセージが投稿されたら、質問内容を抽出しOpenAIの回答をChatworkに送信する

Chatworkに投稿された質問に対して、自動で回答を得ることができるフローです。業務の効率化が期待でき、共有のチャンネルに回答を蓄積できるので、メンバー間で情報や知識の共有がスムーズに行えます。

まとめ

本記事では、Chatworkで投稿されたメッセージを自動的に翻訳し、その翻訳版をLINE公式アカウントに投稿する方法を紹介しました。

ChatworkとLINE公式アカウントという2つの異なるツール間において翻訳が自動で行われることで、手間を省き、業務フローや時間の短縮が可能になるでしょう。
また、メンバー全員がメッセージの内容を迅速に把握できるので、プロジェクト全体がスムーズに進むことも期待できます。
臨機応変な対応が求められる場面でも役立つはずです。

Yoomを使えば、難しいプログラミングの知識や特別なスキルがなくても簡単にこれらのアプリを連携させることができます。多言語チームのコミュニケーション効率化やリアルタイムでの情報共有が求められる現場では特におすすめの連携です。
この機会にぜひ自動化を導入してみませんか?

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この記事を書いた人
t.yasuda
学習塾講師やライター、さまざまな事務の仕事に携わってきました。パソコン作業が多かったので、どうしたら業務を効率化できるかという情報に関しては常にアンテナを張っています。これまでの経験で培ってきた知識と集めている情報をフル活用して、皆様のお役に立てる記事を執筆できたらと考えております。
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