2024/10/08
アプリ同士の連携方法

Chatworkの投稿メッセージを翻訳して翻訳版をLINEに投稿する方法

t.yasuda

目次

複数のコミュニケーションツールを使っていると、時としてチーム間での情報共有がうまくいかないこともあります。このような場合に、コミュニケーションツールを効率的に連携させることで、チーム間のコミュニケーションがとりやすくなります。
本記事では、Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する方法を紹介します。
ツール間で情報が自動的に共有されるため、プロジェクト全体が円滑に進むことが期待できます。
アプリの連携と業務フローの自動化を行い、転記作業の手間やミスを減らしましょう。

ChatworkとLINEを連携するメリット

メリット1: 多言語チームのコミュニケーション効率化

コミュニケーションをとりたい相手が自分と違う言語を使用していると、情報を共有したいときに一度翻訳をしなければならないという手間があります。このフローを活用すれば、Chatworkで投稿されたメッセージを自動的に翻訳し、LINEに送信することが可能なので、異なる言語を話すメンバー間でのコミュニケーションがスムーズになります。これにより、誤解や情報の遅延を防ぎ、プロジェクトが円滑に進行します。

メリット2: リアルタイムでの情報共有

チームで業務にあたっていると、時に臨機応変な対応が求められることがあります。その際、いかに迅速にチーム間で情報共有できるかが、問題を解決するための重要なカギになるでしょう。Chatworkでのメッセージが自動的に翻訳され、LINEに送信されることで、現場のスタッフが即座に必要な情報を受け取ることができます。これにより、スムーズな意思決定と対応が可能となり、顧客満足の向上にも繋がるかもしれません。また、同じ役割を持つ複数のツールを連携させることで、情報が錯そうするのを防ぐことができます。

ここからは実際にYoomのテンプレートを使った設定手順を紹介します。

[Yoomとは]

ChatworkとLINEの連携フローの作り方

今回は「Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する」という以下のテンプレートの設定方法をご紹介します。
このテンプレートを利用することでイチから自動化設定を行う必要がなく、便利です。

工程は5ステップだけなので、10~15分で設定できます。

  1. ChatworkとLINEをマイアプリ登録
  2. Chatworkで新しいメッセージがルームに投稿されたら(Webhook起動)トリガーを設定
  3. AIを用いた翻訳の設定
  4. LINEでトークルームにメッセージを送信するアクションを設定
  5. ChatworkとLINEの自動化の動作確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

STEP1:マイアプリ連携

まず、YoomとChatwork・LINEを連携させます。
Yoomにログイン後、左側メニューの「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

ChatworkとYoomの連携

(1)検索ボックスに「Chatwork」と入力し、Chatworkのアイコンをクリックします。

(2)ログイン画面が表示されるため、Yoomと連携したいアカウントでログインを行いましょう。

(3)下記の画面が表示されたら「許可」をクリックします。

LINEとYoomの連携

(1)検索ボックスに「LINE」と入力し、LINEのアイコンをクリックします。

(2)LINEにログインします。

(3)暗証番号が表示されるので、スマートフォン版LINEで本人確認を行います。

(4)下記のような画面が表示されるので、翻訳されたメッセージを投稿したいトークルームを選択します。
その後、「同意して連携する」をクリックしましょう。

以上でChatworkとLINEのマイアプリ連携が完了しました。
次は、先ほどコピーしたテンプレートを活用し、フローボットの設定を行いましょう。

STEP2:Chatworkのトリガー設定

(1)画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

(2)「【コピー】Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する」をクリックします。

(3)Chatworkのアイコンの「新しいメッセージがルームに投稿されたら」をクリックします。

(4)連携するアカウントが正しいか確認し、トリガーアクションを「新しいメッセージがルームに投稿されたら(Webhook起動)」にします。

「次へ」をクリックしましょう。

(5)Webhookの設定を行います。この設定をすることにより、Chatworkにメッセージが投稿されると、リアルタイムで翻訳されるようになります。
設定につきまして、詳しくはChatworkのWebhook設定についてをご確認ください。

「テスト」をクリックしてエラーが出なかったら「保存する」をクリックします。

STEP3:AIを用いた翻訳の設定

続いて、AIを用いた翻訳の設定をします。

※なお、ここでご紹介するAIオペレーションは、チームプランおよびサクセスプランでのみご利用いただける機能です。
フリープラン・ミニプランでは、フローボットを実際に起動させた場合エラーとなります。

(1)AIと書かれたアイコンの「翻訳する」をクリックします。

(2)アクションを選択して「次へ」をクリックします。

(3)翻訳対象のテキストと翻訳先言語を選択します。

(4)テストをクリックしてエラーが出なかったら「保存する」をクリックします。

STEP4:LINEの設定

(1)LINEのアイコンの「トークルームにメッセージを送信」をクリックします。

(2)連携するアカウントが正しいことを確認し、アクションを「トークルームにメッセージを送信」にします。

「次に」をクリックしましょう。

(3)下記のような画面が表示されるので、LINEに投稿するメッセージを設定します。ボックスをクリックしましょう。

(4)赤枠の「翻訳する」を選択します。

(5)先ほど翻訳したメッセージがデータとして選択できるため、クリックします。

(6)メッセージの設定ができたら、「テスト」をクリックします。
エラーが出なかったら「保存する」をクリックしましょう。

STEP5:トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、下記のような表示がされます。
トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

以上で「Chatworkで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をLINEに投稿する」の設定が完了です。

その他のChatworkを使った自動化の例

他にもChatworkを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Chatworkで特定のルームに投稿した内容をGoogleスプレッドシートに追加する

Chatworkの投稿内容をGoogleスプレッドシートへ手作業で転記をしていると、他の業務で忙しい時などは転記作業が後回しになり、情報の更新が遅延する場合があります。また、投稿内容の量が多いと、その分時間がかかってしまうので非効率的です。このフローを用いれば、Chatworkの投稿内容を自動でGoogleスプレッドシートに転記することができるため、転記作業にかかる時間を短縮することができます。

2.Chatworkで新しいメッセージが投稿されたらTeamsに通知

Chatworkに新しいメッセージが投稿されたら、Teamsに通知を自動的に送信することもできます。Teamsに通知が入ることで、Chatworkの重要なメッセージも見逃さずに済むでしょう。なお、通知の内容や送信先のチャンネルはカスタマイズ可能です。

3.Chatworkにメッセージが投稿されたら、質問内容を抽出しOpenAIの回答をChatworkに送信する

Chatworkに投稿された質問に対して、自動で回答を得ることができるフローです。業務の効率化が期待でき、共有のチャンネルに回答を蓄積できるので、メンバー間で情報や知識の共有がスムーズに行えます。

まとめ

本記事では、Chatworkで投稿されたメッセージを自動的に翻訳し、その翻訳版をLINEに投稿する方法を紹介しました。

ChatworkとLINEという2つの異なるツール間において翻訳が自動で行われることで、手間を省き、業務フローや時間の短縮が可能になるでしょう。また、メンバー全員がメッセージの内容を迅速に把握できるので、プロジェクト全体がスムーズに進むことも期待できます。臨機応変な対応が求められる場面でも役立つでしょう。

Yoomを使えば、難しいプログラミングの知識や特別なスキルがなくても簡単にこれらのアプリを連携させることができます。多言語チームのコミュニケーション効率化やリアルタイムでの情報共有が求められる現場では特におすすめの連携です。この機会にぜひ導入してみましょう。

この記事を書いた人
t.yasuda
学習塾講師やライター、さまざまな事務の仕事に携わってきました。パソコン作業が多かったので、どうしたら業務を効率化できるかという情報に関しては常にアンテナを張っています。これまでの経験で培ってきた知識と集めている情報をフル活用して、皆様のお役に立てる記事を執筆できたらと考えております。
タグ
Chatwork
LINE
翻訳
自動
自動化
連携
通知
関連アプリ
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomのハイパーオートメーションとは?
従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
Yoomについて詳しく見る
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
会社概要
利用規約(JaEn
プライバシーポリシー(JaEn
セキュリティポリシー(JaEn
特定商取引法に基づく表記
©️ Yoom Inc.
Yoomとは?
これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
詳しくみる
詳しくみる