「毎月のAI利用料、もうやめませんか?」
有料の画像生成AIサービスを使っている読者の皆さんなら、この問いかけにハッとしたかもしれません。高性能なクリエイティブツールが続々登場する裏側で、サブスクリプション費用が雪だるま式にかさむという「コストの痛み」は、クリエイターや中小企業にとって共通の悩みです。
しかし、その常識は昨今のAI技術で大きく変わります。
今回注目するのは、オープンソースAI「Stable Diffusion」をローカル環境で無制限に活用する方法です。追加学習モデル(LoRA)を使って特定のキャラクターや独自の画風を自在に再現できるようになり、その自由度はWeb版サービスの比ではありません。
本記事では、このStable Diffusionローカル環境の導入・活用術を徹底解説します。
✍️そもそもStable Diffusionとは?
本記事の想定読者
- オウンドメディアやブログの記事制作を担当しており、アイキャッチ画像の準備に時間と手間を感じているコンテンツマーケターの方
- 専任のデザイナーがおらず、自分でデザインツールを使って画像を作成しているが、クオリティやバリエーションに限界を感じている方
- Stable Diffusionなどの画像生成AIに興味があり、業務効率化や自動化につなげる具体的な活用事例や設定方法を知りたい方
Stable Diffusionとは
【特徴】
Stable Diffusionは、2022年に公開されたディープラーニングベースの画像生成AIモデルです。イギリスのスタートアップ企業Stability AIによって開発され、テキスト(プロンプト)を入力することで、その内容に即した詳細な画像を生成することができます。
「潜在拡散モデル(Latent Diffusion Model)」という技術を採用しており、ノイズを除去しながら画像を再構築する仕組みで、高精細な画像を生成します。
このツールの最大の特徴は、ソースコードが公開されているオープンソースAIである点です。これにより、世界中の開発者が機能拡張や追加学習モデル(LoRAなど)を開発しており、特定の画風やキャラクターを再現するなど、極めて高いカスタマイズ性を持っています。
また、Dream StudioなどのWebサービス経由で利用できるほか、推奨スペックを満たすPCがあればローカル環境に無料で構築することも可能です。商用利用も基本的には可能(ライセンス規約準拠)であり、ビジネスシーンでの活用が急速に進んでいます。
【料金プラン】
- 無料プラン
- 有料プラン(月次):
プロ $20(3,100円)/月
マックス $40(6,200円)/月
⭐画像生成・サムネイル作成は自動化ツールYoomでも効率化できる!
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Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!複数のSaaSやAIツールを組み合わせて業務を自動化できる「Yoom」では、フォームで受信した添付ファイルからCloudConvertでサムネイルを作成しSlackへ通知したり、フォーム送信をきっかけにOpenAIで画像を生成してWordPress.orgに新規投稿を作成したりといった処理を自動化できます。
フォーム受付から画像生成・加工・共有・公開までを一気通貫で自動化できるのが大きな特長です。下記のテンプレートからすぐに試せるので、コンテンツ制作や確認フローを効率化したい方はぜひ活用してみてください。
フォームで受信した添付ファイルからCloudConvertでサムネイルを作成して、Slackに送信する
試してみる
■概要
フォームで受信した画像ファイルなどを、一つひとつ手作業でサムネイルに変換し、関係者に共有する作業は手間がかかるのではないでしょうか。このワークフローを活用すれば、フォームが送信されるとCloudConvertのAPIを利用して自動でサムネイルを作成し、Slackへ送信する一連のプロセスを自動化できます。ファイル変換や共有に伴う手作業をなくし、迅速で正確な情報共有を実現します。
■このテンプレートをおすすめする方
- フォームで受信したファイルをSlackで共有しており、サムネイル作成を手作業で行っている方
- CloudConvertのAPIを使い、ファイル変換プロセスを自動化する方法を探している方
- 複数人でのファイル確認フローにおける、共有漏れや遅延といった課題を解消したい方
■このテンプレートを使うメリット
- フォーム送信を起点に、ファイルのサムネイル化からSlackでの共有までを自動化し、これまで手作業に費やしていた時間を短縮できます。
- 手作業によるファイルの変換ミスや、関係者への共有漏れといったヒューマンエラーを防ぎ、確実な業務遂行を支援します。
■フローボットの流れ
- はじめに、CloudConvertとSlackをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでフォームトリガーを選択し、「フォームが送信されたら」というアクションを設定します。
- オペレーションで、CloudConvertの「ファイルをアップロード」アクションを設定し、フォームで受信したファイルを指定します。
- 次に、CloudConvertの「サムネイルを作成」アクションを設定します。
- 続いて、CloudConvertの「ファイルのエクスポートタスクを実行」アクションを設定します。
- 次に、CloudConvertの「ファイルのダウンロードURLを取得」アクションを設定します。
- 次に、CloudConvertの「ファイルをダウンロード」アクションで、取得したURLからファイルをダウンロードします。
- 最後に、オペレーションでSlackの「ファイルを送る」アクションを設定し、ダウンロードしたファイルを指定のチャンネルに送信します。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- Slackでファイルを送信するアクションを設定する際に、通知先を任意のチャンネルID、または特定のメンバーIDに設定してください。
■注意事項
- CloudConvert、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
フォームが送信されたら、Leonardo AIで画像を生成しWordPress.orgにメディアをアップロードする
試してみる
■概要
WordPressの記事作成において、Leonardo AIで画像を生成するツールは便利ですが、生成した画像を記事に反映させるまでには複数のツールを操作する必要があり、手間がかかると感じていませんか?
このワークフローを活用すれば、フォームにプロンプトなどを入力するだけでLeonardo AIが画像を生成し、その画像を含んだ新規投稿をWordPress.orgに自動で作成できます。WordPressの記事作成でAI画像生成ツールの活用を考えている場合に、投稿までの一連のプロセスをスムーズに自動化します。
■このテンプレートをおすすめする方
- WordPressの記事作成で、AIによる画像生成機能の活用と業務の効率化を両立したいWeb担当者の方
- Leonardo AIで生成した画像を手作業でWordPress.orgにアップロードし記事を作成している方
- コンテンツ制作のフローを自動化し、ブログやオウンドメディアの更新頻度を高めたいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
- フォーム送信を起点に画像生成からWordPress.orgへの投稿作成までを自動化し、手作業でのツール間移動やコピー&ペーストの時間を削減します。
- 手作業による画像のアップロードミスや、記事への反映漏れといったヒューマンエラーのリスクを軽減し、コンテンツの品質維持に貢献します。
■フローボットの流れ
- はじめに、Leonardo AIとWordPress.orgをYoomと連携します。
- 次に、トリガーでフォームトリガーを選択し、「フォームが送信されたら」というアクションを設定します。
- 次に、オペレーションでLeonardo AIを選択し、「Create a Generation of Images」アクションを設定します。
- 次に、オペレーションでLeonardo AIを選択し、「Get Generation Information」アクションを設定します。
- 次に、オペレーションで同じ処理を繰り返すアクションを設定します。
- 次に、オペレーションでLeonardo AIを選択し、「Download Generated Image」アクションを設定します。
- 最後に、オペレーションでWordPress.orgを選択し、「メディアをアップロード」アクションを設定し、前のステップで生成した画像やフォームで受け取った情報を反映させます。
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
- フォームトリガーのタイトルや質問内容は、画像生成に必要なプロンプトや記事タイトルなど、取得したい情報に合わせて任意で編集してください。
- OpenAIの「テキストから画像を生成する」アクションでは、生成する画像の枚数やサイズを要件に応じて任意の値に設定してください。
■注意事項
- WordPress.org、Leonardo AIのそれぞれとYoomを連携してください。
- 「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
- チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
- ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
- トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。
🤔Stable Diffusionを実際に使ってみた!
それでは、実際にStable Diffusionを活用してアイキャッチを作成するシナリオを検討し、検証を行います。
今回は、単に作成するだけでなく、業務フローとして実用的かどうかを確認します。
検証内容
今回は、検証①と検証②の2つに分けて検証をしてみました!
検証①抽象的なビジネス概念の可視化
【検証項目】
以下の項目で、検証していきます!
検証②特定ブランドカラーを取り入れた画像生成
【検証項目】
以下の項目で、検証していきます!
検証目的
検証①:Stable Diffusionを使って、抽象的な言葉を視覚的に適切に表現できるか、ビジネス記事にふさわしいトーン&マナーを持っているか、さらに画像サイズがWebでの使用に適しているかを評価します。フリー素材では表現が難しい抽象的なテーマに対して、記事用アイキャッチを作成できるか確認します。
検証②:生成された画像について、指定した色の反映精度やデザインの一貫性を評価し、色の彩度や明度をコントロールできるかどうかを検証します。
使用ツール
Stable Diffusion(無料プラン)
検証①:抽象的なビジネス概念の可視化
ここからは、実際に検証した内容とその手順を解説します。
まずは実際の検証手順のあとに、それぞれの検証項目について紹介していきます!
検証方法:
Stable Diffusionにて作成を実行。
作成された画像を検証する。
想定シーン:
「DX」「シナジー」「イノベーション」など、フリー素材では表現しにくい抽象的なテーマの記事用アイキャッチを作成する。
プロンプト:
「abstract business concept art, digital transformation, glowing network connections, futuristic city background, isometric style, high quality, 4k」
検証手順
サイトにアクセス後、こちらの画面が表示されるので、プロンプトを入力したら送信します。
1分以内で生成が完了しました!
生成された画像は以下のものとなりました。