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話題のAI「DeepSeek」使ってみた!DeepSeekの推論能力を活用した業務効率化の実践例
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話題のAI「DeepSeek」使ってみた!DeepSeekの推論能力を活用した業務効率化の実践例
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2026-01-16

話題のAI「DeepSeek」使ってみた!DeepSeekの推論能力を活用した業務効率化の実践例

Kanade Nohara
Kanade Nohara

中国発のAIモデル「DeepSeek(ディープシーク)」は、2023年の登場以降、低コストと高い推論性能の両立で注目を集めてきました。特定の評価指標では、OpenAIの推論特化モデル「o1」に近い結果を示したとされ、こうしたインパクトから、業界では「DeepSeekショック」と呼ばれることもあります。 

「話題になっているけれど、業務でどう使えるのかイメージが湧かない」

「セキュリティ面での懸念があるため、導入に踏み切れない」

「APIが安いと聞くが、非エンジニアでも活用できるのか知りたい」

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

本記事では、DeepSeekの基本スペックや特徴を整理し、実際にDeepSeekを業務フロー(競合調査)に組み込んでみた検証結果をレポートします。


✍️そもそもDeepSeekとは?


本記事の想定読者

本記事は、以下のような方を主な対象としています。

  • コンテンツ作成や競合調査の工数削減を目指すB2B SaaS事業部のマーケティング担当者の方
  • DeepSeekのAPI連携に関心はあるが、専門的なプログラミング知識はなく、ノーコードツールでの活用を模索している方
  • ChatGPTなどの他社製AIツールを利用しているが、コスト面や回答の質(特に推論能力)に課題を感じている方


DeepSeekとは

DeepSeekは、2023年に中国・杭州で設立されたAIベンチャー企業によって開発された大規模言語モデル(LLM)です。最新モデルの「DeepSeek-R1」は、複雑な推論や数学的タスクにおいてOpenAIの「o1」と同等のスコアを記録するなど、非常に高い性能を誇ります。

DeepSeekの主な特徴】

・ 圧倒的なコストパフォーマンス:API利用料が他のAIサービスと比較して格段に安価です。例えば、1000万トークンあたりの入力が0.1ドル、出力が1.5ドルと非常にリーズナブルな設定になっています。

・ 卓越した推論能力:
DeepThink (R1) モードを使用することで、思考プロセスを明示しながら回答を生成でき、数学やプログラミング、論理的なタスクに強みを発揮します。

・ オープンソース:
モデルがMITライセンスで公開されており、誰でも自由に利用・改変が可能です。これにより、Ollamaなどのツールを使ってローカル環境で動作させることができ、機密情報を外部に出したくない企業にとっても有力な選択肢となります。

・ 日本語対応:
サインアップ画面等は英語・中国語ですが、チャットや生成されるテキストは自然な日本語に対応しています。

一方で、中国のサーバーを経由するためセキュリティやプライバシーに関する懸念、政治的な検閲が存在するという弱点もあります。そのため、機密性の高い個人情報は入力しない、またはローカル環境で利用するなどの対策が必要です。
【料金】

  • 無料で利用可能
  • DeepSeek-V3.2(思考・非思考モード)のAPI料金(100万トークンあたり):

入力:0.28ドル(43円)

出力:0.42ドル(65円)
 ※円換算は為替レートにより変動します。 


🤔DeepSeekを実際に使ってみた!

それでは実際に、DeepSeekを活用して検証を行います。
今回は、単に作成するだけでなく、業務フローとして実用的かどうかを確認します。


検証内容

今回は、検証①検証②の2つに分けて検証をしてみました!


検証①DeepThink機能を活用したSaaSのプライシング戦略立案

【検証項目】

以下の項目で、検証していきます!


検証②自然な日本語でのマーケティングメール作成

【検証項目】

以下の項目で、検証していきます!



検証目的

検証①:複雑な市場環境や競合状況を前提とした、論理的な意思決定プロセスを検証します。DeepThink機能による「思考の連鎖」が、単なる数値提示に留まらず、多角的な視点(コスト、付加価値、市場浸透率など)に基づいた妥当性の高い戦略を導き出せるかを評価し、高度なビジネス判断における支援能力を明らかにします。
検証②:B2Bコミュニケーションにおける日本語表現の「文脈理解」と「トーン調整」の精度を検証します。機能の利便性を伝えるだけでなく、読み手の感情を考慮した「親しみやすさ」と、プロフェッショナルとしての「信頼感」という相反するニュアンスを、高度な言語生成モデルがどの程度自然に、かつ魅力的にアウトプットできるかを評価します。


使用ツール

DeepSeek(モデル:DeepSeek-V3.2、料金プラン:無料プラン)


🔍検証①:DeepThink機能を活用したSaaSのプライシング戦略立案

ここからは、実際に検証した内容とその手順を解説します。

まずは実際の検証手順のあとに、それぞれの検証項目について紹介していきます!


検証方法:

DeepSeekにて実行。

実行結果を検証する。


想定シーン:

自社SaaSの新プラン策定にあたり、論理的な思考プロセスを経て最適な価格設定を提案してもらう。


プロンプト:

当社はB2B向けタスク管理ツールを提供しています。競合A社は月額500円、B社は月額1000円です。差別化機能としてAI自動要約があります。最適な価格プランとその根拠を、思考プロセスを含めて提示してください。


検証手順

ログイン後、こちらの画面が表示されるので、「DeepThink」をオンにしてプロンプトを入力したら送信します。

1分以内でできました!

実行結果は以下のものとなりました。


結果


リアルな使用感

同じく対話型AIのChatGPTと比較して最も驚いたのは、回答に至るまでの「思考の深さと具体性」です。

ChatGPTの場合、プロンプトに対して綺麗な結論(プラン案)を返してくれますが、DeepSeekのDeepThinkモードは、回答の前に「時給換算でのROI(投資対効果)算出」や「競合との心理的距離感」といった泥臭い検討プロセスを自ら展開してくれます。この「なぜその価格なのか」というロジックの構築力がかなり優秀で、壁打ち相手としての信頼感が一段高いと感じました。
生成スピードについては1分以内で、出力の構成も非常にシンプルかつ論理的で、社内会議の資料にそのままコピー&ペーストして使えるレベルに仕上がっています。
「AIが考えた結論」を鵜呑みにするのではなく、その根拠を一緒に確認しながら進められるため、ビジネスシーンでの実用性は極めて高いと感じました。


🔍検証②:自然な日本語でのマーケティングメール作成

実際に検証した内容とその手順を解説します。

まずは実際の検証手順のあとに、それぞれの検証項目について紹介していきます!


検証方法:

検証①と同様、DeepSeekにて実行。

作成されたメールを検証する。


想定シーン:

新機能リリースの告知メールを、B2Bのトーン&マナーを守りつつ作成する。


プロンプト:

B2B SaaSの既存顧客向けに、新機能「AIレポート作成」のリリースを知らせるメール文面を作成してください。親しみやすさと信頼感を両立させたトーンでお願いします。


検証手順

検証①と同じく、ログイン後の画面で、プロンプトを入力したら送信します。

1分以内で完了しました!

結果は以下のものとなりました。


結果