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Qwen vs DeepSeek比較|複雑な計算・推論タスクで処理速度を計測
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Qwen vs DeepSeek比較|複雑な計算・推論タスクで処理速度を計測
AI最新トレンド

2026-02-20

Qwen vs DeepSeek比較|複雑な計算・推論タスクで処理速度を計測

Suguru Nakazawa
Suguru Nakazawa

AI技術の進化は止まることを知らず、特に中国発のAIモデル「Qwen(クウェン)」と「DeepSeek(ディープシーク)」が世界的な注目を集めています。
2025年にリリースされた「Qwen 3」と、推論能力に特化した「DeepSeek R1」は、それぞれ異なる強みを持っており、エンジニアだけでなくビジネスパーソンにとっても強力なツールとなり得ます。

本記事では、Qwen 3とDeepSeek R1/V3のスペック、ベンチマーク、価格、そして実際の使用感までを徹底的に比較します。
プログラミングや複雑なタスクでの実力を検証し、あなたの業務に最適なAIモデル選びをサポートします。

✍️Qwen 3 vs DeepSeek R1 スペック比較

まずは、両者の基本スペックと特徴を整理します。
どちらも非常に高性能なモデルですが、開発思想や得意分野に明確な違いがあります。

Qwen 3 (Alibaba Cloud)

Alibaba Cloudが開発する「Qwen」シリーズは、汎用性の高さと実務能力のバランスが取れたモデルです。
2025年4月にリリースされた「Qwen 3」は、前モデルであるQwen 2.5からさらに進化を遂げました。

  • アーキテクチャ
    Mixture of Experts (MoE) を採用しており、パラメータ数は最大で235B(アクティブパラメータ22B)など、効率と性能を両立させています。
    また、最上位のQwen3-Maxは1兆を超えるパラメータ数を誇り、圧倒的な処理能力を実現しています
  • 特徴
    コーディング、数学、多言語処理において世界トップクラスの性能を誇ります。
    特に12.8万(上位モデルでは最大26.2万(262k))トークンという長いコンテキストウィンドウを持ち、長文のドキュメント処理や複雑な指示の理解に優れています。
  • 対応言語
    日本語を含む119言語に対応しており、グローバルなビジネスシーンでも安心して利用できます。
  • 特化型モデル
    汎用型フラッグシップモデルのMax以外にも、コーディングやマルチモーダル、画像認識などに特化したモデルが用意されており、タスクによって使い分けがしやすいです。

DeepSeek R1 / V3 (DeepSeek-AI)

DeepSeek-AIが開発するモデルは、「推論(Reasoning)」と「コストパフォーマンス」で業界に衝撃を与えました。

  • DeepSeek R1
    推論特化型モデルです。
    OpenAIのThinkingモードのように、回答を出力する前に「思考プロセス(Chain of Thought)」を挟むことで、難解な数学問題や論理パズル、複雑なコーディングタスクにおいて高い正答率を叩き出します。
    パラメータ数は671B(アクティブ37B)と大規模です。
  • DeepSeek V3
    高性能かつ圧倒的な低価格を実現した汎用モデルです。
    モデル自体にはR1のような深い推論プロセスは持ちませんが、日常的なタスクやチャットボットとしての利用や、ディープシンクモードを利用したタスクにおいて、非常に高いコストパフォーマンスを発揮します。

✅QwenとDeepSeekのベンチマーク対決:数字で見る実力

スペックだけでは見えてこない実力を、主要なベンチマークスコアで比較してみます。

ここでは、ビジネスや開発で特に重要となる「コーディング」「数学」「日本語能力」に焦点を当てました。

コーディング能力 (LiveCodeBench)

プログラミングコードの生成や修正能力においては、Qwen 3が一歩リードしています。

Qwen 3は、LiveCodeBenchなどの評価指標において、Gemini 3シリーズに匹敵するスコアを記録しており、DeepSeek R1を上回る結果を出しています。
特に、指示された要件を的確に満たすコードを一発で生成する能力や、既存のコードのバグを発見する能力に長けています。
DeepSeek R1も優秀ですが、推論に時間をかける分、単純なコード生成ではQwen 3の効率が良いです。

数学・論理推論 (AIME, MATH)

数学的な問題解決や論理的推論においては、DeepSeek R1とQwen 3が同等の性能を示しています。

DeepSeek R1は「思考の連鎖」を活用することで、複雑な証明問題や多段階の論理ステップが必要なタスクで強みを発揮します。
一方、Qwen 3も数学ベンチマーク(AIMEなど)でDeepSeek R1を上回るスコアを記録する場合があり、計算の正確さと解法の説明能力の両方で精度が高いです。
純粋な計算処理ではQwen 3、思考プロセスを含めた難問解決ではDeepSeek R1という住み分けが見られます。

日本語能力と多言語対応

日本語での対話や文章作成においては、ベンチマークはないものの両者とも非常に高い評価を得ており、特にQwen 3は多言語対応力が高いです。

Qwen 3は119言語をサポートしており、日本語のニュアンスや敬語表現、文化的背景の理解においても自然な出力を生成します。
一方のDeepSeekも日本語に対応していますが、英語・中国語・論理(数学・コード)に特化して深く掘り下げるアプローチをしています。
翻訳や多言語混在のドキュメント処理などでは、Qwen 3の方がより広範な言語データで学習されており、安定感があります。

⭐Yoomは複数のAIを使い分ける自動化フローを構築できます

👉Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!

日々進化するAIモデルを、業務ごとに使い分けるのは手間がかかります。
「推論が必要なタスクにはDeepSeek R1を使いたいけれど、普段の要約にはQwen 3を使いたい」といった使い分けをしたいけど、切り替えを面倒に感じる方は多いはず。
Yoomなら、複数のAIモデルをAPI経由で自由に連携して自動化フローを構築できるため、AIモデルの使い分けが簡単です。

例えば、顧客からの複雑な問い合わせメールにはDeepSeek R1で深い思考を巡らせて回答案を作成し、社内の日報要約には処理速度の速いQwen 3を使用するといった使い分けが、ノーコードで実現できます。
AIの進化に合わせてシステムを作り変える必要はなく、Yoomの設定を変更するだけで、最適なAIモデルを業務に組み込むこともできるので、気になる方はぜひ試してみてください。


■概要

Webサイトのお問い合わせフォームや、社内からの報告フォームに届く長文の内容確認に時間を要していませんか。
受け取った内容を一件ずつ読み解く作業は、本来の業務を圧迫する要因になりがちです。
このワークフローを活用すれば、フォームで送信された文章をAIが自動で要約し、Google Chatへ通知できます。
これにより、内容の把握にかかる時間を削減し、迅速な対応を実現できるでしょう。

■このテンプレートをおすすめする方

  • フォームから届くお客様の問い合わせ内容の確認を効率化したい方
  • 社内からの報告や申請内容の確認作業に多くの時間を費やしている方
  • AIを活用して、日々の情報収集や確認業務の生産性を高めたいと考えている方

■このテンプレートを使うメリット

  • フォームが送信されると、AIが長文を自動で要約するため、内容確認の時間を削減し、次のアクションに素早く移ることができます。
  • AIが客観的な視点で要約することで、担当者による解釈のばらつきを防ぎ、チーム全体の情報把握レベルの均一化に繋がります。

■フローボットの流れ

  1. はじめに、Google ChatをYoomと連携します。
  2. トリガーでフォームトリガーを選択し、フォームが送信されたらフローが起動するように設定します。
  3. 次に、AI機能の「要約する」アクションを選択し、フォームで受け取った文章を要約するように設定します。
  4. 最後に、Google Chatの「スペースにメッセージを送信」アクションを設定し、要約した内容を指定のスペースに通知します。

※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション

■このワークフローのカスタムポイント

  • AIでテキストを要約する際、前のステップでフォームから取得した文章全体や特定の項目を変数として設定し、動的に要約させることが可能です。
  • Google Chatへの通知先スペースは任意で設定でき、通知メッセージの本文には固定テキストだけでなく、フォームの受付日時やAIの要約結果などを変数として埋め込めます。

注意事項


■概要
日々届く多くのメール、特に問い合わせへの返信対応に時間を取られていませんか?一件ずつ内容を確認し、適切な文面を考える作業は丁寧さが求められる一方で、大きな負担にもなりがちです。
このワークフローを活用すれば、Yoomメールで受信した内容をトリガーに、自動でDeepSeekがメールの返信案を生成し、送信までを完結させることが可能です。これにより、メール対応の初動を効率化し、より重要な業務に集中できる環境を整えます。
■このテンプレートをおすすめする方
  • 大量の問い合わせメールへの返信対応に多くの時間を費やしている方
  • DeepSeekを活用して、メール返信を含む定型的な業務の自動化を検討している方
  • チーム全体のメール対応の品質を均一化し、生産性を向上させたいと考えている方
■このテンプレートを使うメリット
  • メールを受信するたびに自動でDeepSeekが返信案を生成するため、文章作成にかかる時間を短縮することが可能です
  • AIが一次返信案を生成することで、担当者による対応品質のばらつきを抑え、業務の標準化に繋がります
■フローボットの流れ
  1. はじめに、DeepSeekをYoomと連携します
  2. 次に、トリガーでYoomメールを選択し、「メールが届いたら」というアクションを設定します
  3. 次に、オペレーションでDeepSeekを選択し、「テキストを生成」アクションで受信したメール内容をもとに返信案を作成させます
  4. 最後に、オペレーションでYoomの「メールを送る」アクションを設定し、DeepSeekが生成した文章を本文に含めて送信します
※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
  • Yoomのメール送信オペレーションでは、送信先のメールアドレスを任意で設定することが可能です
  • メールの本文には、前段のDeepSeekで生成した返信案を変数として埋め込むだけでなく、署名などの固定テキストを追記することもできます
■注意事項
  • DeepSeekとYoomを連携してください。 
  • トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
  • プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。

🤔検証1:関数生成で実務能力をテスト

ここからは、実際にAIを使って実務能力を検証していきます。まずは、多くのビジネスパーソンが日常的に利用するMicrosoft Excelの関数作成です。
プログラミングの知識がなくても、AIに指示するだけで複雑な業務を効率化できるかを試します。

検証内容

売上データの中から、特定の条件(商品名と期間)に合致するデータの合計値を求める関数を作成してもらいます。
単純なSUM関数ではなく、条件を指定するSUMIFS関数や、日付の処理が必要な少し応用的なタスクです。

【検証条件】

利用したモデルは以下になります。

  • Qwen3-235B-A22B-2507 高速モード
  • DeepSeek V3.2

【検証プロンプト】

あなたはExcelのエキスパートです。以下の要件を満たすExcel関数を作成し、使い方の解説もしてください。
<データ構造>
A列:日付(yyyy/mm/dd形式)
B列:商品名(文字列)
C列:売上金額(数値)
データは2行目から100行目まで入力されています。
<やりたいこと>
「2024年」かつ商品名が「りんご」であるデータの売上金額の合計を算出したいです。
セルE1に「2024」、セルE2に「りんご」と入力して、それらを参照する形式にしてください。

【Qwen】

【DeepSeek】

検証結果

上記のプロンプトで、それぞれ2つの関数が出力され、すべて正常に動作しました。

【Qwen】

【DeepSeek】