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Google Adsを使った広告運用のレポート作成やデータ連携を手作業で行っていませんか?
APIを活用すればこれらの業務を自動化できますが、「プログラミングが必要」という技術的な壁にぶつかり、なかなか実行に移せないケースは少なくありません。
特に社内にエンジニアがいない・または開発リソースが限られている状況では、何から手をつければ良いか分からず結局は非効率な手作業を続けてしまうこともあるでしょう。
そこで本記事では、Google Ads APIの基礎知識から、<span class="mark-yellow">エンジニアでなくても様々なアプリとGoogle Ads APIを連携させる具体的な方法</span>まで、ステップごとに分かりやすく解説します。
この記事を読めば、日々のレポート作成やキーワード分析といった定型業務を自動化でき、ヒューマンエラーをなくして今以上に戦略的なマーケティング活動に時間を割くことも可能です。
「自分たちの手でGoogle Adsの運用を効率化したい!」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Yoomには<span class="mark-yellow">Google Ads APIを使った様々なアクションや、業務フローを自動化するためのテンプレート</span>が用意されています。今すぐ試したい方はこちらから詳細をチェックしてみてください!
Google Ads APIはGoogle Adsと外部アプリ(Google、Microsoft、Salesforce、Notionなど)を繋げてデータの受け渡しを行い、Google Adsを使った業務フローを自動化できるインターフェースです。APIはアプリケーション・プログラミング・インターフェース (Application Programming Interface)の略語です。
インターフェースとは簡単に言うと「何か」と「何か」を「繋ぐもの」で、Google Ads APIの場合は「Google Ads」と「外部のアプリ」を繋ぐインターフェースを指します。
また、APIでは大きく分けて以下のような指示を出すことができます。
Google Ads APIでできることをいくつかピックアップしたので、ご覧ください!
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにGoogle Ads APIを使った自動化を体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!
Google Ads APIのレポート取得アクションをフローの中に置くことで、毎日特定のキャンペーンのパフォーマンスデータを自動で抽出し、手作業でのレポート作成の手間を完全に省いて、Microsoft Excelなどの表計算ソフトに自動で記録できます。
Googleフォームなどからの入力を起点としてキーワードの検索ボリュームを取得するアクションをフローに組み込むことで、リサーチしたいキーワードのボリュームを自動で調査し、結果を即座に通知できます。
手動での検索作業をなくすことで、迅速な意思決定が可能です。
Zoho Formsなど外部フォームからの送信をトリガーに、キーワードの候補を取得するアクションをフローに設定することで、新しい広告キャンペーンやコンテンツ企画のためのキーワードアイデアを自動で収集し、Googleスプレッドシートに整理・蓄積することが可能です。
その他にも下記のようなアクションをAPI経由で実行が可能です。
Google Ads APIは、基本的な機能であれば無料で利用できる「Basic Access」レベルが提供されています。
この無料レベルでは、1日に15,000回までAPIを呼び出すことができ、多くの基本的な自動化ニーズに対応可能です。
ただし、APIを利用する際には、以下の点に注意が必要です。
※詳細はGoogle Adsのサービスサイトをご確認ください。
※2025年06月17日時点の情報です。
ここではノーコードツールYoomが用意するテンプレートで、実際の設定方法を通してGoogle Ads APIを使った具体的な連携方法を紹介していきます!
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
[Yoomとは]
はじめにGoogle Ads APIとYoomを連携する方法を紹介します。
まずは、Yoom画面の左側メニューにある「マイアプリ」から「新規接続」をクリックします。
検索ボックスに連携するアプリ名「Google Ads」と入力しましょう。
Google Adsを検索すると、ログインページが表示されます。
「Sign in with Google」をクリックします。
連携したいアカウントを選択します。
Yoomとの共有に関する画面が表示されたら内容を確認の上「次へ」を押します。
アクセス権限付与の画面が表示されたら、内容を確認し「続行」をクリックします。
これでGoogle Adsのマイアプリ連携が完了です!
今回は「毎日、Google Adsから特定のキャンペーンのレポートを取得し、Microsoft Excelに追加する」という実際のフローボットも作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下です。
Google Adsの連携時と同様に、Yoom画面の左側メニューにある「マイアプリ」から「新規接続」をクリックします。
検索ボックスに連携するアプリ名である「Microsoft Excel」と入力します。
Microsoft Excelのアプリを検索するとサインインの画面が表示されます。
ログインすると、自動的に連携が完了します!
※「Microsoft 365(旧Office 365)」には個人向けと法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。法人向けプランを契約していない場合、Yoomからの認証がうまくいかない可能性があるのでご注意ください。
次に、今回使用するテンプレートをコピーします。
テンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、このような画面が表示されます。
左側にあるメニューの「マイプロジェクト」から、コピーしたテンプレートを開きます。
(※テンプレートをコピー後、すぐに設定する場合はテンプレートを開く操作は不要です。設定を中断した場合のみ「マイプロジェクト」から設定作業を再開します。)
「指定したスケジュールになったら」をクリックします。
フローボットを起動したいタイミングを入力します。
テンプレートでは「平日9時」にフローボットが起動される設定となっていますが、曜日や通知の時間は必要に応じて変更してください。
設定を確認したら「保存する」をクリックします。
※「Cronの設定」では、1日のうちに何度も起動したい場合や、曜日によって別の時間帯に起動したいなどの細かな設定が可能です。
※設定の詳しい設定方法はこちらをご確認ください。
「特定のキャンペーンのレポートを取得」をクリックします。
必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Google Adsと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「アクション」:「特定のキャンペーンのレポートを取得」を選択
「広告アカウントID」と「キャンペーン名」は赤枠の注釈を確認し入力します。
今回は前日分のレポートデータをMicrosoft Excelに追加する設定にします。
そのため「期間の開始」と「期間の終わり」は「昨日」を選択しました。
※「日付」欄を表示させて「昨日」をクリックすると選ぶことができます!
ここまで入力が完了したら「テスト」を押します。
「取得した値」にGoogle Adsのレポートデータが表示されていればテスト成功です。
確認できたら「保存する」をクリックしてください。
(画像上は表示されていませんが、項目の横に具体的な値が表示されます。)
※アウトプットの詳しい説明はこちらをご確認ください。
「費用を通常の通貨単位に変換」をクリックします。
必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「変換タイプ」:「計算(四則演算)」になっているか確認
Google Adsの項目に「マイクロ通貨単位」がありますが「1000000」で割ることで通常の通貨単位として確認ができます。
そのため「計算式」にはステップ4で取得した値を活用しつつ画像の通り、入力してください。
【取得した値の活用方法】
①入力欄をクリックして「取得した値」を表示
②「特定のキャンペーンのレポートを取得」をクリック
③「費用(マイクロ通貨単位)」を選択
入力が完了したら「テスト」を押して「計算後の値」が表示されていればテスト成功です!
「保存する」をクリックします。
「レコードを追加する」をクリックします。
必要箇所を入力していきます。
「タイトル」:必要に応じて変更可能
「Microsoft Excelと連携するアカウント情報」:合っているか確認
「実行アクション」:「レコードを追加する」を選択
次にデータベースの連携をします。
今回はテスト用に簡単にではありますが、シートを作成したのでこちらを連携していきます。
まずは「ファイルの保存場所」を選択します。
「ドライブID」と「アイテムID」と「シート名」は候補から選択できます。
入力欄をクリックして、候補一覧を表示させて選んでください。
最後に「テーブル範囲」をMicrosoft Excelのシートに合わせて入力します。
連携したシートに合わせて入力項目が表示されるので、ステップ3〜4で取得した値を活用して入力します。
同じ要領で全ての項目に入力が完了したら「テスト」を押します。
テストに成功したら、Microsoft Excelにもデータが追加されていることを確認し「保存する」をクリックします。
最後に「トリガーをON」をクリックして、自動化の設定は終了です。
正しく、フローボットが起動するか動作確認をしましょう。
設定、お疲れ様でした!
以上が、毎日Google Adsから特定のキャンペーンのレポートを取得し、Microsoft Excelに追加するための連携手順になります。
今回紹介した事例以外でも、Yoomではさまざまなサービスとの連携が可能で、それぞれに対応したテンプレートが用意されています。
普段お使いのサービスと連携できるテンプレートを活用して、Google Adsを使った業務フローを自動化しましょう!
他のアプリでのアクションやYoomのトリガー機能をきっかけに、Google Adsのレポートを自動で取得するテンプレートがあります。
例えば、フォームなどの情報をもとに、Google Adsからレポートを自動で取得して通知したり、データベースに記載したりできます。
これにより、手動でのレポート作成の手間を削減できるため、広告運用状況の把握を効率化したいときにおすすめです。
本記事で解説したGoogle Ads API連携を活用することで、<span class="mark-yellow">これまで手作業で行っていた日々のレポート作成やキーワードリサーチといった定型業務が自動化され、作業時間の削減やヒューマンエラーの防止に繋がります。</span>
手作業から解放され、広告成果の分析や新たな施策の立案といった、本来注力すべきコア業務に集中できる環境が整うはずです!
今回ご紹介したような業務自動化は、ノーコードツール「Yoom」を使うことで、プログラミングの知識が一切なくても直感的な操作のみで簡単に実現できます。
もしGoogle Ads運用の効率化に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひこちらから無料登録して、業務効率化を体験してみてください!