2024/11/10
アプリ同士の連携方法

Google ビジネスプロフィールの口コミをkintoneに自動でデータベース化する方法

k.hieda
Google ビジネス プロフィールとkintoneの連携イメージ

目次

Googleビジネスプロフィールは店舗やサービスの情報をユーザーにアピールでき、口コミを通じて顧客の声を収集できるため幅広く活用されています。しかし、<span class="mark-yellow">投稿された口コミはユーザー自身で削除できるため、後で確認したときに口コミがなくなっている場合もあります。</span>このフローボットでは、Google ビジネス プロフィールに投稿された口コミをkintoneに自動でデータベース化するため、確実に口コミを保存し必要なときに確認が可能です。

<span class="mark-yellow">連携作業は従来、プログラミングが必要でしたが当社のノーコードツールを使えば設定も直感的で簡単にできます。</span>本記事では、設定方法と活用メリットをわかりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

こんな方におすすめ

今回ご紹介するフローボットは以下のような方にぴったりです。

  • Google ビジネス プロフィールを活用されている方
  • 店舗管理者・運営者
  • 営業担当者
  • マーケティング担当者

Google ビジネス プロフィールの口コミをkintoneに自動追加するメリットと具体的な活用シーン3選

店舗管理者・運営者と営業担当者、マーケティング担当者の視点で、この自動化がどのように役立つのかを考察しました。

1.口コミデータを一元管理してスムーズに把握

店舗管理者や運営者にとって、Google ビジネスプロフィールでの口コミを見逃さず一元管理することは顧客対応の質を高める上で重要です。このフローボットを導入すると、<span class="mark-yellow">投稿された口コミが自動でkintoneに追加されるため、手動入力の手間を省き、いつでも顧客の声にアクセスできます。</span>口コミに素早く対応することで、顧客の信頼も得やすくなり、複数店舗の管理も円滑に進められるでしょう。管理業務の簡略化を実現しながら、店舗の評判をしっかり把握したい方におすすめです。

2.チーム全体でリアルタイムに口コミを共有

営業担当者にとって、最新の口コミ情報を共有し迅速に対応できることは顧客関係の強化に直結します。<span class="mark-yellow">kintoneの共有機能により、口コミが投稿されるたびにチーム全体で確認できるため、対応方針をスムーズに共有できるようになります。</span>お客様からの評価やフィードバックをすぐに把握し、フォローアップにも活用いただけます。結果として、顧客との関わりを深めやすくなるため、顧客満足度の向上も期待できます。

3.口コミデータを分析し効果的なマーケティング施策に

マーケティング担当者は、<span class="mark-yellow">kintoneに蓄積された口コミデータを活用することで、顧客の傾向やニーズを可視化し、マーケティング戦略をより効果的に設計できます。</span>例えば、特定の商品やサービスに対する意見が多ければ、それを強化する施策の検討材料にできます。また、顧客の声を基にしたデータ分析で、プロモーションや広告戦略の精度を高められるでしょう。口コミデータを使った施策で、より多くの顧客に響くアプローチができるようになります。

ここからは、<span class="mark-yellow">「Google ビジネス プロフィールで口コミが投稿されたらkintoneにレコードを追加する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを使って解説します。</span>

[Yoomとは]

連携プロセス

  • Yoomへマイアプリ登録(Google ビジネス プロフィールとkintone)
  • テンプレートをコピー
  • アプリトリガーの設定、データベース連携
  • トリガーボタンをONにして連携動作を確認

Google ビジネス プロフィールで口コミをkintoneに追加する連携フローの作り方

事前に準備するもの

連携作業の中で必要なものをリストアップしました。

Google ビジネス プロフィール

  • ログイン情報(メールアドレス・パスワード)
  • クチコミを取得するアカウントID
  • ロケーションID
    • 同様に編集欄をクリックで候補から選択するか、「Googleに掲載中のあなたのビジネス」の3点アイコンから、ビジネスプロフィールの設定を選択します。

  • 詳細設定に進むとプロフィールIDが取得できます。
  • 一番上のビジネスプロフィールIDがロケーションIDになります。コピーし、locations/の続きに数列をペーストするとロケーションIDの入力完了になります。

kintone

  • サブドメイン
  • クライアントID
  • クライアントシークレット

それぞれの取得方法:>kintoneマイアプリ登録方法

  • 情報を追加するアプリ
    • 取得できるアウトプットを参考に、表を事前に作成しておくとスムーズです。

連携操作の中で、フォームのフィールドコードを求められます。

フィールドコード
  • アプリの画面の右上の歯車アイコンをクリックし、アプリの設定に進みます。
  • フォームタブの中から、項目の編集枠にカーソルとあてると表示される、歯車アイコンをクリックします。
  • その中の設定を選ぶと、フィールド名を編集できる画面が表示されます。下の画像は作成日時のフィールドコードを追加した画面です。
  • 任意のコードを入力できますが、他のフィールドと重複しないように一意なものにする必要があります。たとえば、「review_id」など、フィールドの内容に合わせたコードを指定するのが良いでしょう。入力したら保存をクリックしてくださいね。
  • 全ての項目のフィールドIDを設定しておきましょう。参考までに適切なフィールド名をご紹介します。操作が終わったら「アプリ更新」をクリックして更新しておきましょう。
    • 作成日時: created_at
    • 更新日時: updated_at
    • 星評価: star_rating
    • コメント: comment
    • 投稿者名: reviewer_name
    • レビューID: review_id
    • プロフィール写真URL: profile_photo_url
    • リソース名: resource_name

ステップ1 マイアプリ連携の設定

ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの画面内の+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回接続するアプリを選び、マイアプリ登録を進めます。

Google ビジネス プロフィール

検索結果からヒットしたアプリ名をクリックします。

Sign in with Googleをクリックし、連携するGoogleアカウントを選択するか、ログインに進みます。次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力します。

ログインができたら、権限の付与を進めてください。

Yoomからのアクセス許可を行う画面に切り替わります。ページを選択するをクリックし、アクセスを許可するページ(連携に使うデータベースが入ったページは必須)を選んで許可するボタンをクリックします。これでGoogle ビジネス プロフィールのマイアプリ登録が完了です。

kintone

検索結果からヒットしたアプリ名をクリックします。連携に必要な値を入力する画面が表示されます。

それぞれの取得方法:>kintoneマイアプリ登録方法

kintoneのマイアプリ登録ができない主な原因と対応方法について:>ヘルプページ

追加ボタンをクリックすると、kintoneのマイアプリ登録完了です。

ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする

こちらのバナーをクリックします。

マイプロジェクトに、テンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは、左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 アプリトリガー「口コミが投稿されたら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックします。

Google ビジネス プロフィールから取得項目を抽出します。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

ここに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • Google ビジネス プロフィールと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

→次へをクリック

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

  • トリガーの起動間隔
    • 5分、10分、15分、30分、60分の中から選択できます。
  • アカウントID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開きます。連携したアカウントから、ビジネスアカウントに該当するIDがピックアップされます。該当のアカウントを選択するとIDが引用されます。
  • ロケーションID
    • 同様に編集欄をクリックで候補が表示されます。
    • または、事前に取得したビジネスプロフィールIDの数列がロケーションIDになります。locations/の後に、数列を入力で設定完了です。

→テストをクリック →成功 口コミ内容に加え、投稿者名や星評価も取得できます。

→保存する をクリックします

ステップ4  アプリと連携する「レコードの登録」

次に、テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

この工程ではkintoneのアプリへ追加する設定をします。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

ここに表示される項目は初期設定済みです。

  • アプリトリガーのタイトル
  • アプリ
  • kintoneと連携するアカウント情報
  • アクション

→次へをクリックします。

(2/2)データベース操作の詳細設定

以下の編集欄に値を入力します。いずれもURLから取得可能です。

  • サブドメイン名
  • アプリID
レコード情報

kintoneのアプリの各項目に、Google ビジネスプロフィールから取得した口コミのアウトプットを紐づけていきます。

  • フィールドコード
    • 事前準備で取得したフィールド名を入力します。(作成日時だったらcreated_at など)
    • 編集欄をクリックすると、Google ビジネスプロフィールから取得したアウトプットが表示されます。その中からフィールドに適した値を紐付けします。
  • デフォルトの表示では値を入力するボックスが1つのみ表示ですが、項目に合わせて「+レコード情報を追加」をクリックしボックスを増やして入力を進めましょう。

→テストをクリックします。 →成功

→保存するをクリックします。このフローボットの設定は以上です。

ステップ アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、コンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレートの左上にあるトグルをスイッチで切り替えできます。

<span class="mark-yellow">プログラミングなしでフローボットの設定ができました。</span>kintoneには口コミ情報が追加されていました。

今回使用したテンプレートはこちらです。

もっと活用!Google ビジネス プロフィールの他アプリを使った自動化3選

Google ビジネス プロフィールは、Kintone の他にもアプリと連携して自動化を活用できます。

1.  Googleの口コミをNotionに自動追加しデータを一元管理

Google ビジネスプロフィールで口コミが投稿されると、Notionに自動で追加され、データ管理が効率化します。口コミの分析がスピーディーになり、マーケティング施策への反映が容易になります。さらに、チャットツールと連携すればオンタイム通知で情報共有がスムーズになります。

2. Googleの口コミをSlackに即時通知で迅速な対応が可能に

Google ビジネスプロフィールに口コミが投稿されると、自動でSlackに通知されるため、チームがリアルタイムで内容を確認できます。手動チェックが不要になり、対応がスムーズになり、顧客満足度の向上が期待できます。通知先メンバーの設定も可能で、情報共有がスピーディーに進みます。

3. Google口コミをChatworkに通知し対応スピードを向上

Google ビジネスプロフィールの口コミが投稿されると、Chatworkに自動で通知され、確認作業が効率化されます。口コミ内容をすぐに把握できるため、早急な対応が可能です。任意メンバーに通知する設定が可能で、店舗の信頼性向上につなげられるでしょう。

まとめ

今回ご紹介したフローボットを使用することで、プログラミング不要で自動化が実現でき、口コミデータの管理が効率的にできます。手入力不要で口コミがデータベース化され、見逃し防止や傾向分析、対応状況の把握が容易になり、削除された口コミのアーカイブも閲覧可能です。さまざまな担当者が効果的に活用できるシーンが想定されるため、顧客対応の強化を目指す皆さまにおすすめです。<span class="mark-yellow">導入を検討される方は、以下のバナーから詳細をご確認ください。</span>

では、またお会いしましょう!

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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