2025/01/09
アプリ同士の連携方法

GoogleカレンダーとSlackを連携して、毎朝Googleカレンダーの予定をSlackに通知する方法

m.takahashi
Googleカレンダー・ChatGPT・Slackの連携イメージ

目次  

日々の業務に集中しすぎて、その日の予定をすっかり忘れてしまった、という経験はありませんか?会議の開始時刻に遅れてしまったり、カレンダーに予定は登録したはずなのに、確認を怠ったためにミスが起きるいうことは、業務を多く抱えている人ほどリスクがあります。そこで、始業前にその日の予定を自動で通知する仕組みがあれば、登録した予定をもとに1日の業務のおおよその流れを組み立てることができると思いませんか?この記事では、Googleカレンダー、ChatGPT、Slackを連携して、毎朝Googleカレンダーの予定を自動通知する方法を解説しています。個人の予定が通知によって確実に把握することができるのはもちろん、チームにおいても、全体の予定を把握できるので、会議への参加を促したり、準備をする時間を設けることにつながりそうですよね。ぜひ、自動化の方法を最後まで確認してみてくださいね。

こんな方におすすめ

今回の自動化を特におすすめしたいのは、以下のような方々です!

  • Googleカレンダー、ChatGPT、Slackを活用している方
  • リモートワークのメンバーともチームのスケジュールや情報共有を円滑化したい方
  • 次の予定やタスク準備を効率化したいフィールドワーカー
  • 会議や社内イベントの参加率や準備の質を向上させたい方
  • チーム内の業務の抜け漏れ防止や時間管理を強化したい方

Googleカレンダー、ChatGPT、Slackを連携するメリットと具体例

情報共有の効率化

Googleカレンダー、ChatGPT、Slackを連携させることで、チームメンバー全員がその日の予定をスムーズに把握できます。特にリモートワークやフレックス勤務を行うメンバーを含むチームでは、チーム全体のスケジュールを確認する手間を大幅に削減できるでしょう。また、会議や打ち合わせの予定が変更された際にも、毎朝フローが起動することで、Slack上に当日の確定した予定の情報の共有につながります。これにより、確実に今日行われる予定の把握が可能になり、1日の業務進行のスケジューリングが円滑化できるかもしれません。その結果、時間の無駄を削減し、業務効率の向上が期待できます。

時間管理の強化

Googleカレンダーの予定をSlackで通知することで、日々のタスクを視覚化でき、整理しやすくなるでしょう。始業時に予定の通知を受けることで、1日の業務の進行をおおよそ把握することにつながります。
例えば、なかなかPCを開くことのできないフィールドワーカーが外出先でもSlack通知を確認することで、次のアポイントに向けた準備を効率的に進められます。チャットの確認だけで予定の把握まで完了するため、ツールを開く手間を省き、時間短縮にもつながるでしょう。この連携によって、時間管理の精度の向上や仕事の抜け漏れを防ぐことにつながるかもしれません。

会議やイベントの参加率向上

Googleカレンダーの予定をSlackで共有することで、会議やイベントのリマインダーとして活用できます。特に社内での重要な全体会議や勉強会など、参加必須のイベントで役立つでしょう。当日朝にSlackで通知することで、メンバーが忘れずに参加できるようになり、欠席や遅刻の削減につながるかもしれません。また、予定の重複によって参加できない場合でも事前に把握できるため、担当者へ不参加の連絡や資料の依頼が可能になるでしょう。さらに、Slackの通知を見た担当者が会議やイベントの準備に取り掛かるリマインダーとしても効果を発揮するかもしれません。主催者にとっても、参加者にとっても、予定の通知機能は、イベントの運営や参加を促す仕組みとなるでしょう。

それではここからノーコードツールYoomを使って、毎朝Googleカレンダーの予定をSlackに通知する方法をご説明します。

[Yoomとは]

Googleカレンダーの予定を毎朝Slackに通知する方法

Yoomの特定の日時に起動する定期起動のトリガー機能を使用し、指定した日時で起動したのち、Googleカレンダーの予定をGoogleカレンダーのAPIを利用して受け取り、
ChatGPTの提供するAPIを用いて、ChatGPTでGoogleカレンダーの予定をもとにテキストを作成することで実現可能です。
また、Slackが提供するAPIを用いることで、さらにChatGPTで生成したテキストを指定のチャンネルに通知することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

  • Googleカレンダー、ChatGPT、Slackをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるスケジュールトリガーの設定と、その後に続くGoogleカレンダー、ChatGPT、Slackのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、Googleカレンダー、ChatGPT、Slackの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Googleカレンダー、ChatGPT、Slackをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくことで、フローの設定がスムーズになりますよ。

【Googleカレンダーのマイアプリ登録】
まず、Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にGoogleカレンダーと入力し、表示された候補から「Googleカレンダー」を選択します。
以下の画面が表示されたら、「Sign in with Google」をクリックします。

次に連携するアカウントを選択しましょう。

表示内容を確認し、「次へ」をクリックしましょう。

連携アカウントと内容を確認したら、「続行」をクリックし、完了です。

【ChatGPTのマイアプリ登録】
検索窓にChatGPTと入力し、表示された候補から「ChatGPT」を選択します。
以下の画面で「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、「追加」をクリックしましょう。
※詳しい連携方法はこちらを参考にしてください。

【Slackのマイアプリ登録】
検索窓にSlackと入力し、表示された候補から「Slack」を選択します。
以下の画面が表示されたら、投稿先のチャンネルを選択し、「許可する」をクリックしましょう。

マイアプリにGoogleカレンダー、ChatGPT、Slackが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:スケジュールトリガーを設定

それではいよいよ、自動化の設定を行っていきましょう!
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると以下のような画像が出てくるのでOKを押します。

以下の画面が表示されたら「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。
最初にスケジュールトリガーの設定を行うため、「毎日8時」をクリックしましょう。

今回はテンプレートを使用しているため、特に設定を変更する必要はありません。
設定の確認だけ行いましょう。
毎日8時に通知は、全ての曜日チェックを入れ、時刻の箇所に8と入力します。
曜日や通知時刻は必要に応じて変更してください。

設定を確認したら、「保存する」をクリックしましょう。

ステップ3:Googleカレンダー「今日の予定一覧を取得する」、ChatGPT「メッセージ送信用のテキストを生成させる」、Slack「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定

次に、Googleカレンダーの予定を取得しましょう。
「今日の予定の一覧を取得する」をクリックしたら下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Googleカレンダーと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→予定の一覧を取得する

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を行いましょう。
まず予定を取得するカレンダーを選択しましょう。
連携するアカウントの候補が表示されるので、候補から選択可能です。

次にいつの予定を取得するのか、設定します。
「取得する期間の開始の前日」と「取得する期間の終了日」をそれぞれ日付のアウトプットを設定します。
アウトプットで設定することで、フローを起動するごとに値を変動できます。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

「取得する期間の開始の前日」は昨日を、「取得する期間の終了日」は今日をそれぞれ設定しましょう。
※日付の設定形式は「2025-01-01」という形式で設定しましょう。

設定が完了したら、「テスト」を実行し、「保存する」をクリックしましょう。

ChatGPTで、予定をもとにチャットに送信するメッセージを作成します。
「メッセージ送信用のテキストを生成させる」をクリックし、下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「ChatGPTと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

Googleカレンダーで取得できた予定をわかりやすく表示させる指示を設定しましょう。
今回は以下のように設定をしました。
設定が完了したら、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

最後にSlackへメッセージを送信するアクションを設定しましょう。
「チャンネルにメッセージを送る」をクリックし、下記の設定をしましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→チャンネルにメッセージを送る

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を行いましょう。
まず投稿先のチャンネルを候補から選択し、設定します。

次に通知するメッセージ内容を作成しましょう。
今回は以下のように設定を行いました。
定型的な箇所は直接入力、変動するChatGPTで作成した予定一覧はアウトプットを組み合わせてメッセージを作成することで、毎日の予定を受信できます!

設定後、「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ4:Googleカレンダー、ChatGPT、Slackの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

Googleカレンダーを使ったその他の自動化例

他にもGoogleカレンダーを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Googleフォームで予約情報が送信されたら、Googleカレンダーに予約してSlackに追加する

はじめに紹介するのは、Googleフォームの回答から自動でGoogleカレンダーに予定を登録するフローです。予定作成の手間を省き、業務の進行を円滑にできそうですね。

2.TimeRexに新しいイベントが追加されたらGoogleカレンダーに予定を作成する

次に紹介するのは、TimeRexとの連携フローです。任意のカレンダーに予定を登録することができるので、チームの予定の可視化につながるでしょう。

3.Chatworkの通知内容を読み取り、Googleカレンダーに予定を登録する

最後に紹介するのは、Chatworkに投稿された内容から自動で予定の作成を行うフローです。例えば、予定登録用のチャンネルを設定すれば、登録作業をぐっと効率化できそうです。

まとめ

Googleカレンダー、ChatGPT、Slackの連携により、スケジュール管理や情報共有の効率が飛躍的に向上することが期待できます。毎朝自動で当日の予定をSlackに通知することで、チーム全体でスケジュールを共有し、時間管理の強化や会議の参加率向上につながるでしょう。1日の業務進行のイメージすることで、効率的な業務進行を実現するでしょう。
ご自身の業務にぜひこの仕組みを取り入れて、業務効率化を実現してみませんか?Yoomを取り入れることで、簡単に連携を行うことができますよ!

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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