ストレージに追加された契約書を自動で翻訳する
DropboxやBoxといったクラウドストレージに契約書ファイルがアップロードされると、それをトリガーに自動化フローが起動します。
アップロードされたファイルをOCRで読み取り、AIが翻訳。翻訳結果をPDFファイルとして自動生成し、Slackで関係者に共有します。
ファイル管理から翻訳、共有までを一気通貫で自動化できるのが魅力です!
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グローバル化が進む現代、海外企業との取引が増え、英文契約書をはじめとする外国語の契約書を目にする機会が増えていますよね。
ただ、契約書の翻訳には専門知識が必要ですし、時間もコストもかかります…
さらに、誤訳のリスクも無視できません。外部の翻訳サービスを使うにしても、機密保持の観点から依頼できる範囲が限られたり、スピーディーな対応が難しかったりするケースもあるでしょう。
こうした課題を解決する一手として、契約書の翻訳プロセスを自動化するのがおすすめです。
<span class="mark-yellow">OCR(光学的文字認識)技術で契約書からテキストを抽出し、AIによる機械翻訳を活用すれば、翻訳作業のスピードアップ、コスト削減、そしてヒューマンエラーの防止が見込めます!</span>
この記事では、プログラミングの知識がなくても、メールやクラウドストレージ、フォームなどを起点として、契約書の翻訳プロセスを自動化する具体的な方法をご紹介します!
Yoomには「契約書の翻訳プロセスを自動化する」業務フローのテンプレートが用意されています。
OCRや自動翻訳に興味がある方は、ぜひ試してみてくださいね!
今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックしてスタートしましょう!
契約書の受け取り方は、メール添付、ファイル共有、フォーム経由など様々です。
Yoomを使えば、色々なシーンに合わせて契約書翻訳の自動化フローを構築できますよ!
実際の例をいくつか紹介していきますので、業務に合ったテンプレートを見つけて、すぐに自動化を試してみませんか?
GmailやOutlookで契約書ファイルが添付されたメールを受信したら、自動で翻訳プロセスを開始します。
添付ファイルをOCRで読み取り、AIが翻訳。その結果をSlackなどのチャットツールに通知することで、担当者はメールの見落としを防ぎ、迅速に内容を確認できるようになりますよ!
DropboxやBoxといったクラウドストレージに契約書ファイルがアップロードされると、それをトリガーに自動化フローが起動します。
アップロードされたファイルをOCRで読み取り、AIが翻訳。翻訳結果をPDFファイルとして自動生成し、Slackで関係者に共有します。
ファイル管理から翻訳、共有までを一気通貫で自動化できるのが魅力です!
GoogleフォームやYoom独自のフォーム機能などを利用して契約書ファイルを受け付ける場合も、自動化が可能です。
フォーム送信をトリガーに、添付された契約書ファイルをOCRで読み取り、AIが翻訳。翻訳結果をPDF化してSlackに通知します。
契約書の受付プロセスと翻訳作業をシームレスに連携できるため、効率的です!
ここでは代表的な自動化フローとして、「Gmailで受信した英文契約書をOCRで読み取り、AIで翻訳してSlackに送信する」テンプレートを例に、具体的な設定の流れを見ていきましょう。
このフローを使えば、Gmailに特定の条件(送信元や件名など)に合ったメールが届いた際に、添付された契約書ファイルの内容が自動で翻訳され、Slackに通知されるようになります。
今回はYoomを使用して、ノーコードで設定を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
[Yoomとは]
今回は大きく分けて以下のプロセスでフローを作成します。
画面左側の「マイアプリ」をクリックし、その後画面右側の「新規接続」をクリックしましょう。
検索窓にGmailを入力し表示される候補をクリックします。
YoomとGmailの連携画面が表示されるので、赤枠の「Sign in with Google」をクリックします。
今回連携したいアカウントを選択し、YoomとGmailの連携を進めましょう。
※認証時にはGmailへの権限をすべて許可します。
マイアプリにGmailが表示されます。
Yoomの画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしましょう。
「アプリ名で検索」でSlackを探すか、アプリ一覧から探してください。
以下の画像のような画面が表示されます。
通知を受け取るチャンネルを設定したら、「許可する」をクリックしましょう。
マイアプリの画面に戻りSlackが表示されていれば完了です。
マイアプリ登録が完了したら、自動化の設定を行いましょう!
続いてYoomのテンプレートをコピーします。
以下バナーのテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。
以下の画像のような画面が表示されたらテンプレートのコピーは完了です。
契約書が送付されたことをこの自動化のトリガー(起点)とするための設定を行います。
以下の赤枠の箇所をクリックしましょう。
連携アカウントとアクションを選択する画面では、今回連携するGmailのアカウントを確認し「次へ」をクリックしましょう。
次の設定画面で、入力を進めましょう。
アプリトリガーのAPI接続設定が表示されるので、設定を進めていきましょう!
トリガーの起動間隔は5分・10分・15分・30分・60分から選択できます。
※ご利用プランによって、設定できるトリガーの最短間隔が違うので、その点は要チェックです。
※なお、基本的にはそのプランの最短の起動間隔にしてお使いいただくことをおすすめします。
次に「ラベル」を設定します。
以下の画像の様に、入力欄をクリックし下に表示される「候補」から、メールの受信を検知したいラベルを選択しましょう。
入力後、対象のGmail宛に実際にメールを送信し「テスト」をクリックしましょう!
以下の画面のようにアウトプットにメールの内容が表示されます。
この後、このアウトプットの内容を入力に使用することができます。
※アウトプットに関して、詳しくはこちらをご確認ください。
テスト成功後「保存する」をクリックしましょう。
メールに添付されたファイルから文字を読み取るための設定を行います。
このステップはテンプレートですでに設定されているので、内容の確認を行いましょう。
※OCRのAIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
アクションを選択する画面が表示されますが、既に設定済みのため「次へ」をクリックします。
詳細を設定する画面が表示されます。
メールの添付ファイルから文書を読み取るための設定がされています。
言語は、今回英文の契約書を日本語に翻訳するため「日本語」を選択します。
入力後「テスト」をクリックしましょう。
テスト成功すると、添付されたPDFや画像から文字を読み取り、「取得した値」が表示されます。
この値も、アウトプット(取得した値)として入力に使用することが可能です。
「保存する」をクリックし次へ進みましょう。
取得した文章データを翻訳するための設定です。
このステップもテンプレートで設定されているので、内容の確認を行いましょう。
以下の赤枠をクリックしましょう。
アクションを選択する画面が表示されます。
この箇所も変更は必要ないため、「次へ」をクリックしましょう。
(アクションの箇所は最新のバージョンを選択することをおすすめします。)
詳細を設定する画面が表示されます。
既に設定されていますが、AIでPDFから取得した文章データが日本語に翻訳されます。
「テスト」をクリックし、実際に翻訳できているか確認しましょう。
テスト成功すると以下のように翻訳後の内容が表示されます。
(今回は架空の契約書を作成しました。)
テストの成功が確認出来たら「保存する」をクリックしましょう。
翻訳内容からSlackに通知するためのテキストデータを抽出します。
以下の赤枠をクリックしましょう。
アクションを選択する画面はそのまま「次へ」をクリックします。
詳細を設定する画面が表示されます。
翻訳後のテキストから「件名, 署名者1の会社名, 署名者1の名前, 署名者2の会社名, 署名者2の名前, 署名日, 契約開始日, 契約終了日, 本文」を抽出するように設定されています。
「テスト」をクリックし、実際に抽出されるか確認しましょう。
テストが成功するとアウトプット(取得した値)に、抽出した内容が表示されます。
「保存する」をクリックし最後の設定に進みましょう。
翻訳し、抽出したデータをSlackへ通知するための設定を行います。
以下の赤枠をクリックしましょう。
連携アカウントとアクションを選択する画面が表示されるので、今回連携するアカウントか確認し「次へ」をクリックします。
投稿先のチャンネルIDは以下のように、下に表示される候補から選択しましょう。
メッセージはSlackに送信される内容です。
すでに抽出した内容が送信されるように設定されていますが、必要応じて編集しましょう。
アウトプット(取得した値)を使用したい場合は以下の画面のように、入力欄の下に表示される「取得した値>テキストからデータを抽出する」をクリックし、入力しない内容をクリックします。
入力後「テスト」をクリックし、実際にSlackにメッセージが送信されているか確認しましょう。
実際に架空の英文の契約書を翻訳し、内容を通知した画面は以下です。
確認ができたら「保存する」をクリックしましょう。
以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。
設定お疲れ様でした!
Yoomでは、契約書の翻訳以外にも、契約書管理や多言語コミュニケーションに関連する様々な業務を自動化するためのテンプレートが用意されています。
いくつか例をご紹介しますね。
契約書の翻訳作業は、専門性と正確性が求められる一方で、時間とコストがかかる業務でもあります。
メールやクラウドストレージ、フォームなど、様々な方法で受け取る契約書に対して、OCRとAI翻訳を組み合わせた自動化フローを導入することで、これらの課題を効果的に解決できますよ!
Yoomを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、今回ご紹介したような契約書翻訳の自動化フローを構築することが可能です。
Gmail、Outlook、Dropbox、Box、各種フォームサービス、Slackなど、普段お使いのツールと連携させ、自社の業務プロセスに合わせたカスタマイズも柔軟に行えます!
<span class="mark-yellow">翻訳作業の自動化は、単に時間やコストを削減するだけでなく、ヒューマンエラーを減らし、より迅速な意思決定やビジネス展開を後押ししますよ。</span>
特にグローバルにビジネスを展開する企業にとっては、大きな助けとなるでしょう。
Yoomでは、すぐに試せるテンプレートを多数用意しています。
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