YoomとStripeのイメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-11

【プログラミング不要】Stripeのデータを自動で通知する方法

k.hieda

Stripeでの支払いに関する通知、つい後回しになってしまうことはありませんか?
特に、支払いが失敗したときの対応が遅れると、顧客対応にも影響が出てしまいますよね。

一方で、通知の仕組みを整えようとすると、専門的な知識が必要に思えて不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、ノーコードで使えるツールYoomです。
<span class="mark-yellow">Yoomを使えば、StripeとMicrosoft Teamsを連携し、支払い失敗時の通知を自動で送ることができます。</span>

本記事では、その設定方法とあわせて、Stripeと通知を組み合わせた便利な自動化の例をご紹介します。
少しでも業務をスムーズにしたいと考えている方は、ぜひ読み進めてみてください。

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にStripeとの連携が可能です。YoomにはあらかじめStripeを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

Stripeのデータを自動で通知をする様々な方法

いろいろな方法で、Stripeの関連通知をすることができます。その方法をいくつかピックアップしたので、ご覧ください!

気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント登録するだけで、すぐにStripeの関連通知をを体験できます。登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

Stripeの情報をチャットツールに自動で送信・転送する

<span class="mark-yellow">Stripeで支払いが失敗したとき、それを見逃さず、しかも即座にチームで共有できたら──そんな理想を実現するのがこのテンプレートです。</span>支払いトラブルが発生した際に、自動でMicrosoft Teamsに通知が届く仕組みになっており、誰かが気づくのを待たずに対応が始められます。

スピード感のある対応で、信頼感もぐっとアップ。手動での確認に費やしていた時間も省けて、本来注力したい業務に集中できるようになります。

同じように、Stripeのサブスクリプション情報が更新されたときも見逃せません。内容が変わったことに気づかず、顧客対応がちぐはぐに……なんてことは避けたいところ。このテンプレートを使えば、変更があるたびに自動でGoogle Chatに通知されるので、情報の見落としがなくなります。

チーム内の連携もスムーズになり、トラブルの芽を事前に摘むことができるようになります。

Stripeの情報をメールに自動で送信・転送する

オンライン決済のあとに、感謝の気持ちをすぐに伝えられたら、それだけで顧客体験は変わります。このテンプレートは、Stripeで支払いが完了すると自動でOutlookからサンクスメールが送信される仕組み。手作業の手間を省けるだけでなく、送り忘れやタイミングのズレといったヒューマンエラーも防げます。

<span class="mark-yellow">お客様への心配りを欠かさず、スムーズな関係構築にひと役買ってくれます。</span>

また、支払いがうまくいかなかったときこそ、迅速な対応が求められます。Gmailに自動通知が届くこのテンプレートを活用すれば、決済失敗にいち早く気づいて対処できるようになります。
わざわざStripeを開いて確認しにいく手間がなくなり、エラーの見逃しも減少。対応のスピードが上がれば、顧客の信頼感も高まり、結果としてサービス全体のクオリティ向上につながります。

Stripeの関連通知をするフローを作ってみよう

それでは、さっそくStripeの関連通知をするフローを作成してみましょう!今回はYoomを使用して、ノーコードで設定を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

本記事では、

<span class="mark-yellow">「Stripeで支払いが失敗したらMicrosoft Teamsに通知する」フローボットの設定を解説します。</span>

フローボット設定の流れ

  • StripeとMicrosoft Teamsをマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • StripeとMicrosoft Teamsのアクション設定
  • トリガーをONに設定しフロー稼働の準備完了

ステップ1:マイアプリ連携の設定

ここでは連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログイン後、マイアプリ画面で「+新規接続」をクリックします。

Yoomで使えるアプリ一覧が表示されます。検索窓から今回連携するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めてください。

Stripe

ヒットした検索結果から、アプリ名をクリックします。Stripeのアカウントと紐づける値を入力する画面が表示されます。

  • アカウント名
    • 任意の値を入力してください。どのアカウントかわかる内容が良いです。
  • アクセストークン
    • Stripeの管理画面から取得します。

管理画面の左のメニューバーの一番下にある「開発者」という項目を開きます。(画像左)開くと、開発者向けのメニュー一覧が開きます。(画像右)その中のAPIキーをクリックします。

開発者<APIキー< シークレットキーの値が「アクセストークン」に該当します。コピーして、Yoomの画面のアクセストークンの編集欄にペーストします。

追加ボタンをクリックすると、Stripeのマイアプリ登録完了です。

Microsoft Teams

検索結果からアプリ名を選択します。Microsoftのサインイン画面が表示されます。

サインインとアクセス権限の承認が完了すると、Microsoft Teamsのマイアプリ登録は完了です。

※Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合、認証ができない可能性があります。

ステップ2:テンプレートをコピー

マイアプリ連携が完了したら、フローボットテンプレートの設定に進みます。下のバナーからテンプレートのコピーに進んでくださいね。

下のポップアップが表示されたら「OK」をクリックして設定をスタート!

コピーしたテンプレートは、マイプロジェクトに追加されます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセス可能です。

ステップ3:アプリトリガー「支払いが失敗したら」

テンプレートの1つ目の工程をクリックし、フローボットのトリガー(起点)を設定します。この工程では、Webhookを使ってStripeの支払いが失敗したことを検知する設定を行います。

(1/2)連携アカウントとアクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Stripeと連携するアカウント情報
  • トリガーアクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)アプリトリガーのAPI接続設定

いきなりテストボタンが表示されていますが、このテストは、StripeのDirectory APIを使用して、「支払いなどイベントが発生した際に、Webhook通知がリアルタイムに動作するかどうか」を確認するためのものです。

特に設定はないので、そのままテストボタンをクリックします。成功すると、以下のような画面が表示されます。

Webhookエンドポイントの接続設定および「payment_intent.payment_failed」イベントの受信設定に関するテストを実施し、正常に成功しました。という表示です。

ステータスはsuccessで、Webhookエンドポイントは有効(enabled)として登録されています。
これにより、対象のイベントが発生した際に、指定されたURL(例:https://yoom.fun/...)に対して通知が届くことが確認されました。

次へをクリックします。

【エラーが表示される場合】

エラーが起こる要因のひとつに、「テスト用のWebhookエンドポイント数の上限(16個)に達しているため、新たにWebhookエンドポイントを追加できない」の場合があります(invalid_request_error)。まずは不要なテスト用Webhookエンドポイントを削除し、再度テストを実施してください。
詳細ログは以下のStripeのログURLにて確認できます。

https://dashboard.stripe.com/test/logs/req_fcJWmanu1d3vHj?t=1743990149

(3/3)アプリトリガーのAPI接続設定

前のWebhookのテストが成功したら、Stripeに支払い失敗(テスト用でOKです)を行ってください。

イベントを発生させたら、フローボットが正しく検知できるかテストします。
テストボタンをクリック
します。成功すると、検知結果の項目と値が取得できます。(以下の画像は項目です)

この項目と値をYoomでは「アウトプット」と定義しています。

アウトプットについて

この値は、後の工程で引用します。保存をクリックして次の工程に進みましょう。

ステップ4:アプリと連携する「チャネルにメッセージを送る」

テンプレートの2つ目をクリックします。この工程では、Stripeの情報を引用してMicrosoft Teamsの指定したチャネルに結果を通知する設定を行います。

(1/2)アクションを選択

この画面では、以下の項目が設定済みです。

  • タイトル
  • アプリ
  • Microsoft Teamsと連携するアカウント情報
  • アクション

次へをクリックして進みましょう。

(2/2)API接続設定

  • チームID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携したMicrosoft Teamsのスペース名が表示されます。メッセージを送るスペースを選択するとIDが取得されます。
  • チャネルID
    • 編集欄をクリックするとプルダウンが開きます。チャンネルの候補の中から選ぶと、IDが自動で引用されます。

チャネルIDを選択したら、下にスクロールします。

  • メッセージ内容
    • 通知する定型文を作成します。特定のメンバーへのメンションも可能です。Microsoft Teamsでは、通知メッセージをリッチで構造化された形で表示するために、HTMLタグがサポートされています。そのため、改行はタグ<br/>を挿入する必要があります。
    • 編集欄をクリックして、Stripeで取得した値を引用しながら定型文を作成します。事前設定では、支払いID、顧客IDの引用コードが埋め込まれています。このコードは、編集欄をクリックして表示されるプルダウンメニュー<アウトプット の中に格納されています。選択すると編集欄に埋め込まれる仕組みです。
  • メンションを設定する場合は、メッセージ編集エリアの下の、メンション値を紐付けするボックスに値を入力します。添付ファイル情報も同じく値を挿入します。

入力が終わったら、テストボタンをクリックします。成功すると、指定したチャネルにテスト通知が送信されます。

保存するをクリックします。

ステップ5(最終):アプリトリガーをONにする

全ての工程が設定されると、設定完了のコンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにして、フローボットを起動します。

トリガーのON/OFFは左上のトグルから切り替えが可能です。<span class="mark-yellow">プログラミング不要で、フローボットの設定が簡単に完了しました。</span>

トリガーが【ON】になると、各種通知の送信先を選択できるお知らせがポップアップされます。デフォルトでは登録しているメールへ通知ですが、普段使っているチャットアプリでも通知を受け取れて便利です。

Stripeを使った便利な自動化例

Stripeでの支払いをきっかけに、Microsoft ExcelやGoogle スプレッドシートへの記録、SlackやHubSpot、Salesforceへの登録・通知を自動化できます。日々の業務を丁寧に支えながら、チームの情報共有や顧客対応をスムーズにしてくれます。

終わりに

Stripeと通知アプリの連携は、手作業の負担を減らし、対応の質を高めるためにとても有効です。
Yoomを使えば、プログラミングの知識がなくても、支払い失敗時の通知をはじめとしたさまざまな連携を手軽に実現できます。

複雑な設定は不要で、テンプレートを使えばすぐに使い始められるのも嬉しいポイントです。
まずは無料でYoomに登録して、便利な自動化を体験してみてください。

この記事を書いた人
k.hieda
Webプランナー・ディレクター歴10年目。Web制作会社勤務時代は、クライアントへ改修と運用プランの提案と制作進行がメインでした。現在はパラレルワーカーです。Yoomのコンテンツ事業部でブログの制作、個人事業では企業の外部広報案件を受けています。民泊を始めるのでルーチンワーク効率化の徹底を目指しています!
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
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