インボイス制度や電子帳簿保存法への対応など、近年の経理業務はどんどん複雑になっているのを感じる方は多いのではないでしょうか。 「毎月の作業が増える一方で、なかなか本来の業務に手が回らない……」という悩みも尽きないですよね...
そんな中、今や当たり前の存在として普及しているのが、ChatGPTを経理の「パートナー」として活用する方法です! この記事では、ChatGPTを単なるチャットツールとしてだけでなく、実務を支える強力なアシスタントとして、どのように活用できるのかを具体的にお話ししていきます。 どんなプロンプトを入力すれば希望する情報が得られるのかも含めて解説していきますね。 最後までぜひご覧ください!
✅ChatGPTは自動化ツールYoomでも使える! 👉 Yoomとは?ノーコードで業務自動化につながる!
ChatGPTを活用して情報を整理できても、その結果を会計ソフトに一つひとつ入力するのは、結局手間になってしまいますよね。
そこで便利なのがYoomです。 Yoomを使えば、メールやSlackで届いた請求書をAIが自動で解析し、その内容を「freee」や「マネーフォワード クラウド会計」といったソフトへ登録する フローをノーコードで構築可能! 「転記」という単純作業から解放されることで、コア業務に集中できるようになります。 下記の自動化テンプレートからお試しできますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね☘️
Microsoft Teamsの投稿内容をもとに、ChatGPTで請求書の草案を作成して、通知する
試してみる
■概要
Microsoft Teamsのチャネルに投稿された依頼をもとに、手作業で請求書を作成していませんか?この作業は手間がかかるうえ、情報の転記ミスも起こりやすい業務です。このワークフローを活用すれば、Microsoft Teamsへの投稿をきっかけに、ChatGPTが内容を読み取り請求書の草案を自動で作成します。作成された内容はSlackに通知されるため、確認や修正もスムーズに行えます。
■このテンプレートをおすすめする方
Microsoft Teams上の依頼から請求書を手作業で作成している営業や経理担当者の方 請求書作成のプロセスを効率化し、チーム全体の生産性を向上させたいと考えている方 ChatGPTを活用して、定型的な文章作成業務の自動化を検討している方 ■このテンプレートを使うメリット
Microsoft Teamsの投稿内容から請求書草案を自動で作成するため、手作業による転記の時間を短縮し、より重要な業務に集中できます。 手作業での情報転記が不要になるため、金額の入力ミスや請求項目の記載漏れといったヒューマンエラーの発生防止に繋がります。 ■フローボットの流れ
はじめに、Microsoft Teams、ChatGPT、SlackをYoomと連携します。 次に、トリガーでMicrosoft Teamsを選択し、「チャネルにメッセージが送信されたら」というアクションを設定します。 続いて、オペレーションでOCR機能を選択し、「テキストからデータを抽出する」アクションで、投稿内容から請求書作成に必要な情報を抽出します。 次に、オペレーションでChatGPTを選択し、「テキストを生成」アクションで、抽出したデータをもとに請求書の草案を作成するよう指示します。 最後に、オペレーションでSlackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、生成された請求書草案を指定のチャンネルへ通知します。 ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
Microsoft Teamsのトリガーでは、通知を監視したいチームIDやチャネルID、フローを起動する間隔を任意で設定してください。 OCR機能では、どのテキストから何の情報を抽出するかを設定します。前のステップのアウトプットからMicrosoft Teamsの投稿内容を指定し、会社名や金額など、抽出したい項目を定義してください。 ChatGPTでテキストを生成するアクションでは、抽出した情報をもとにどのような請求書を作成するか、指示(プロンプト)の内容を任意で設定できます。 Slackでメッセージを送るアクションでは、通知先のチャンネルIDや、ChatGPTが生成した草案を含めたメッセージ内容を自由にカスタマイズしてください。 ■注意事項
Microsoft Teams、ChatGPTのそれぞれとYoomを連携してください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。 ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態)https://openai.com/ja-JP/api/pricing/ ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
freee会計で申請が承認されたらChatGPTで内容を分析し、区分に応じて通知する
試してみる
■概要
freee会計で日々行われる申請業務において、承認後の内容確認や関係者への通知作業に手間を感じていませんか。特に申請内容に応じた細かな分析や、適切な担当者への情報共有は、手作業では時間がかかり、ミスも発生しやすくなります。このワークフローを活用すれば、freee会計での申請承認を起点として、ChatGPTが申請内容を自動で分析し、その結果に基づいて指定された区分に応じてSlackへ通知することが可能になり、これらの課題を効率的に解決します。
■このテンプレートをおすすめする方
freee会計での申請承認後の確認や通知業務を効率化したい経理担当者の方 ChatGPTを活用し、申請データの分析や自動分類を行いたいと考えている業務改善担当者の方 申請内容に応じて適切な関係者へ迅速かつ正確に情報共有を行いたいと考えている方 ■このテンプレートを使うメリット
freee会計での申請承認からChatGPTによる分析、Slackへの通知までの一連の流れを自動化し、手作業による情報確認や通知作成にかかる時間を削減します。 申請内容の分析や通知ルールを事前に設定することで、ヒューマンエラーを防止し、業務の正確性を高めるとともに、作業の標準化を実現します。 ■フローボットの流れ
はじめに、freee会計、ChatGPT、SlackをYoomと連携します。 次に、トリガーでfreee会計を選択し、「経費申請・各種申請・支払い依頼が承認されたら」というアクションを設定します。これにより、freee会計で該当の申請が承認されるとフローが起動します。 次に、freee会計の「特定の各種申請情報を取得する」アクションを設定し、承認された申請の詳細情報を取得します。 続いて、ChatGPTの「テキストを生成する」アクションを設定し、取得した申請情報を元に内容を分析させます。 次に、分岐機能の「分岐する」アクションを設定し、ChatGPTによる分析結果に基づいて処理を分岐させます。 最後に、Slackの「チャンネルにメッセージを送る」アクションを設定し、分岐条件に応じた内容を指定したチャンネルに通知します。 ※「トリガー」:フロー起動のきっかけとなるアクション、「オペレーション」:トリガー起動後、フロー内で処理を行うアクション
■このワークフローのカスタムポイント
ChatGPTのテキスト生成設定では、freee会計から取得した申請情報(例えば、申請項目や金額、備考欄など)と固定テキストを組み合わせ、どのような観点で分析させ、どのような形式で結果を出力させるかといったプロンプトを自由にカスタムできます。 分岐設定では、ChatGPTが生成したテキスト(例えば、特定のキーワードの有無や分析結果のカテゴリなど)を条件として、その後のSlack通知の内容や通知先チャンネルを変更するなど、分岐条件を柔軟にカスタムできます。 Slack通知では、通知するチャンネルはもちろん、メッセージ本文にfreee会計から取得した申請情報やChatGPTの分析結果を盛り込むなど、固定値とこれらのアウトプット情報を活用して通知内容を詳細にカスタムできます。 ■注意事項
freee会計、ChatGPT、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。 トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。 プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。 分岐はミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。 ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。 ChatGPT(OpenAI)のアクションを実行するには、OpenAIのAPI有料プランの契約が必要です。(APIが使用されたときに支払いができる状態) https://openai.com/ja-JP/api/pricing/ ChatGPTのAPI利用はOpenAI社が有料で提供しており、API疎通時のトークンにより従量課金される仕組みとなっています。そのため、API使用時にお支払いが行える状況でない場合エラーが発生しますのでご注意ください。
💰経理実務におけるChatGPTの主な役割 ChatGPTができることは多岐にわたりますが、経理の現場では主に以下の4つの役割で使われることが一般的です。
文章作成のサポート :未入金の取引先への督促メールや、社内の経費精算ルールを説明するマニュアルの作成など、ゼロから書くと時間がかかる作業を数秒で こなします。データの分析 :Excelから書き出したデータを読み込ませて、「予算と実績の差が激しい項目を教えて」と頼むと、異常値をパッと見つけてくれます。ExcelやVBAの相談 :「こんな集計をしたいけど、どの関数を使えばいい?」と聞けば、複雑な数式を提案します。画像情報の読み取り :領収書や請求書を画像として認識し、日付や金額、取引先などの必要な項目をテキストデータとして抽出してくれます。
🙌経理業務でChatGPTを活用する3つのメリット 実際に導入してみると、以下のような嬉しいメリットを実感できるはずです。
「考える時間」の短縮 :督促文やお詫びの文章など、相手に失礼のないよう言葉を選ぶのは意外と神経を使いますよね。 AIにたたき台を作ってもらうことで、精神的なハードルと作業時間の両方を大幅にカットできるんです!Excelスキルの壁がなくなる :経理に欠かせないExcelですが、関数の組み合わせを調べるのは一苦労。 ChatGPTに「Excelでやりたいこと」を伝えるだけで最適な回答が返ってくるので、誰でも高度な集計ができるようになります。多角的な分析視点が得られる :特定の担当者が対応すると、どうしても自分の感覚でデータを見がちですが、AIはフラットに数値を分析してくれるんです! そのため、自分では気づかなかったコストの増加要因を指摘してくれる こともあります。
🚨ChatGPTを経理で利用する際の注意点とセキュリティ 非常に便利なChatGPTですが、経理という機密情報を扱う部署だからこそ、気をつけるべきポイントもあります。
まずはプライバシーの確保。 個人で使う場合は、設定からモデルの改善に使う項目をオフにしておきましょう。これで入力した内容が学習データとして使われなくなります。また、 会社で導入する場合は、法人向けのChatGPT BusinessやEnterpriseを選ぶのがおすすめです。これらのプランは最初から学習に使われない設定になっているので、わざわざ設定を変える必要がなく安心です。
また、情報の正確性にも注意が必要です。 AIは時として、事実とは異なる情報を生成することがあります。 特に税務判断や法令に関わる部分は、AIの回答を鵜呑みにせず、必ず国税庁の公式サイトなどで最終確認を行う ようにしましょう!
🏃♂️➡️【検証】実際にChatGPTを経理業務で使い倒してみた感想 「本当に実務で役立つの?」という疑問にお答えするために、いくつか検証してみた結果をご紹介します。
検証1:領収書を読み取らせてみた 領収書の画像から、指定情報のみを抽出できるかを検証しました! 「添付画像の領収書を読み取って、以下の情報を抽出してください。」というシンプルな指示と、抽出項目を指定して投稿します。 抽出時間はわずか5秒ほどで、指定した情報を正確に抽出していました。
次に、項目が定められていない番号のある領収書を読み取らせてみます。
今回は該当する項目が2つあったので、「登録番号」の抽出がうまくいきませんでした...
画像のように、上部の「No.」の方を対象の情報として認識してしまっていますね。
画像読み取りの精度は70%くらい、というところでしょうか。
この辺は領収書の項目を明確にしたり、読み取りしやすい構成の領収書を使うようにすることで改善しそうです!
検証2:差分抽出のスクリプトを作らせてみた 次は、銀行の入金明細と社内の売掛リスト(請求データ)を照合して、 一致しない行(=金額不一致・売掛側に存在しない入金など)だけを赤くハイライトするコードを作成してもらおうと思います!
表データの画像を添付し、プロンプトに「Google スプレッドシートで動作するGoogle Apps Scriptを書いてください。」と入力したところ、動作するコードがすぐに出てきました。
この生成コードをコピペして適用してみました。
すると、以下のように取引先名や取引先コードが一致しない行が赤く表示されるようになりました! このような構造を業務に組み込むには、自分で調べてコードを組んで...となると、1時間はかかってしまいます。
しかし、ChatGPTを活用すれば、わずか数分で終了。 この処理速度には驚いてしまいました! 2つ目の検証の満足度は95点です。
検証3:督促メールを作らせてみた 続いては、『期日を過ぎているが、今後の関係性を重視したい相手への督促メール』を作成してもらいます。
以下のようなプロンプトで、丁寧な日本語で構成されたメールを作成できるでしょうか?
こちらもわずか数秒で生成されました。
まず、件名で『至急』と書かれているのが急ぎの用であるということを示していますね。
文章全体を確認した限り、丁重語も適切に使えている 印象を受けます。
ただ、『もしご多忙の中で』はちょっと違和感がありますね。
ここは、『ご多忙かとは存じますが〜』の方が良さそうかな、と思いました!
最後の結び部分はいい感じです。
細かい修正は必要となりますが、全体的に高いクオリティのものが生成されました!