2024/12/04
アプリ同士の連携方法

HubSpotとStripe、LINE公式アカウントの連携、HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してLINE公式アカウントで送付する方法

k.ueno
HubSpotとStripeの連携イメージ

目次

顧客サポート担当者や支払い管理部門のスタッフは、毎回手動で支払い用のリンクを発行する作業で多くの時間と労力を費やしていることでしょう。
HubSpotとStripe、そしてLINE公式アカウントを連携することで、支払い管理業務にかけていた時間と労力を省略でき、企業や組織の業務効率化に貢献します。
また、手作業による入力ミスを削減することで、担当者の業務負担を軽減できるでしょう。
この記事では、自動化を導入するメリットとYoomを活用したアプリの連携方法について詳しく解説します。

こんな方におすすめ

・ビジネスで顧客の支払い案内を手動で行っている方
・顧客情報の管理や支払い処理を効率化したいオンラインショップ運営者
・定期的な支払い案内作業の手間を省きたい企業担当者
・LINE公式アカウントを活用し、顧客対応を自動化したいマーケティング担当者
・HubSpotとStripeを活用して業務効率を向上させたい企業

HubSpotとStripeとLINE公式アカウントの連携メリットと具体例

1.業務負担の軽減

このフローを導入することで、HubSpotで管理している該当顧客の確認から支払い用リンクの生成、その内容をLINEで送信するプロセスが自動化されます。
これにより、手作業で行っていた支払い案内やリマインダー送信を省略でき、担当者の業務負担の軽減につながります。
一例として、サブスクリプションサービスを提供する企業では、これまで月毎に支払いリンクを手動で送信していました。
HubSpotの顧客データに基づいて自動的にリンクを生成し、LINEで送信することによって、対応スタッフの負担を軽減できるので、その時間を他の重要業務に充てることができるようになるかもしれません。

2.顧客対応の迅速化

HubSpotとStripeを連携し、LINE公式アカウントで支払いリンクを送信することで、支払い案内や顧客対応をスムーズにこなすことができるでしょう。
支払いリンクをLINEで受け取り、かつ支払い完了まで行えるため、他のプラットフォームに移行する必要がなくなるでしょう。
具体例として、オンラインショップで商品を購入した顧客がLINEで支払いリンクを受け付けると、リンクをクリックしてすぐに決済が完了することで、支払い案内のリンクの作成から送付案内までの作業にかかる時間を省略することができるでしょう。

3.正確な情報管理

この自動化を活用して、HubSpotの顧客情報をもとにして、支払い用のリンクを該当する顧客に対し、正確に案内を送付することができるでしょう。
例えば、定期購読サービスやサブスクリプションを提供している場合、この自動化フローを取り入れていることで、支払い期限がかかるとLINEで自動的にリマインダーが送信されます。
該当する顧客に対して正確な案内を送ることで、顧客満足度が向上するかもしれません。

[Yoomとは]

では、「HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してLINE公式アカウントで送付する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

HubSpotとStripeとLINE公式アカウントの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

・HubSpotとStripeとLINE公式アカウントをマイアプリ連携
・テンプレートのコピー
・Chrome拡張機能トリガーの確認とStripeの設定、続くLINE公式アカウントの各オペレーションの設定
・トリガーをONにし、実際の起動を確認

それでは、連携させるアプリの新規接続を行なっていきましょう。

・HubSpotとStripeとLINE公式アカウントをマイアプリ連携

(1)まずはHubSpotをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からHubSpotを検索してください。

HubSpotのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(2)アプリアイコンをクリックすると、上記のような画面に移動するので、アカウントをすでに持っている方は[HubSpotアカウントにサインイン]をクリックしましょう。
(アカウントを新規作成する必要がある方は[新しいHubSpotアカウントを作成する]を選択し、アカウントを作成してください)

(3)[HubSpotアカウントにサインイン]をクリックし、次画面でメールアドレス→パスワードを入力する画面に移行していきます。
パスワードの入力が完了した後に認証コードが届くので、認証を完了させましょう。

(4)認証後、上記のような画面に移行するので、該当するアカウントを選択します。
赤枠で示しているように青丸でアカウントを選び、[アカウントを選択]をクリックしましょう。
まずは1つ目のHubSpotの接続が完了しました。

(5)次に、Stripeのアプリ連携を行います。
HubSpotのマイアプリ登録と同様に、Stripeを選択します。

(6)連携するStripeの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
Stripeのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。

・Stripeはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただけるアプリとなっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリを使用することができます。

(7)Stripeのマイアプリ登録後、続けてLINE公式アカウントのアプリ連携を行います。
LINE公式アカウントを検索し、アプリ名を選択します。

(8)連携するLINE公式アカウントの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
LINE公式アカウントのマイアプリ追加方法については、こちらの記事もご確認ください。

クリック後、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは3つです。

・Chrome拡張機能トリガーの確認

(1)まず、トリガーとなるChrome拡張機能の確認を行います。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】HubSpotからStripeの支払い用リンクを作成してLINE公式アカウントで送付する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のアクションである、Chrome拡張機能のアイコンの「取引詳細ページから起動」をクリックします。

(3)上記画像の赤い部分「Chrome拡張機能をこちらからインストール」と記載がされています。
Chrome拡張機能トリガーを使用するために、こちらのページを確認しておきましょう。
Chrome拡張機能をインストールしていない方は、こちらからインストールできます。

(4)Chrome拡張機能の設定が完了後、HubSpotと連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(5)起動ページのURLを取得して、入力します。
入力後は[テスト]を押し、問題がなければ[保存する]をクリックしてください。

なお、このステップでHubSpotに事前に格納されている情報をアウトプットとして取得することが可能です。
(以下の画像は、例として「送信先ユーザーID」「数量」「価格ID」などの情報をHubSpotに事前に格納し、アウトプットとして取得したものです。)
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

※拡張機能のインストールは、テンプレートの右上からでも行えます。

・Stripeの設定

(1)次に、2つ目のアクション「支払いリンクを作成」をクリックします。

(2)連携させるアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしましょう。

(3)次画面で「価格ID」や「数量」の項目を入力していきましょう。
以下の画面のように、取得したアウトプットも活用できます。

(4)「顧客が数量を調整できるようにするかどうか」の項目は、プルダウンから任意のものを選択することができます。



(5)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・LINE公式アカウントの設定

(1)最後に、3つ目のアクション「テキストメッセージを送信」をクリックします。

(2)連携させるアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックしましょう。

(3)次の画面で「送信先のユーザーID」や「メッセージ」の項目を入力していきましょう。
以下の画面のように、1つ目のアクションで取得したアウトプットも活用できます。

(4)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

Stripeを使ったその他の自動化例

他にもStripeを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Stripeで支払いが作成されたらfreee会計に売上取引を登録

顧客管理にfreee会計を使用している方におすすめのフローです。
Stripeの顧客がfreee会計に登録されていない場合、新たにfreee会計に取引先として登録します。
取引時の登録作業を自動化することで、入力作業の手間を削減できます。

Stripeで支払いが行われたらOutlookでサンクスメールを送信する

手作業でサンクスメールを送信する手間を省きたい方におすすめのフローです。
Stripeで支払いが行われるとGmailから自動的にサンクスメールが送信されるので、手作業でのメール送信が不要になり、顧客対応の迅速化を図ることができます。

Stripeで顧客が作成されたら、Mailchimpにコンタクトを追加する

Stripeの顧客データを効果的に活用することで、Mailchimpでのマーケティング活動が効率化されます。
迅速な情報更新と一元化されたデータ管理による業務の効率化が期待できます。

まとめ

HubSpotとStripe、そしてLINE公式アカウントを連携することで、支払い管理業務を効率化し、担当者の業務負担を軽減することが可能です。
プロセスの自動化により、作業時間が短縮されるため、企業や組織のコスト削減施策にも貢献できます。
正確な情報をもとに案内を行うことで、顧客満足度の向上につなげられるかもしれません。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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