「ブログのアイキャッチ画像、いつもフリー素材ばかりで代わり映えしないなあ」「オリジナルのドット絵を使いたいけれど、デザイナーに依頼すると1枚5,000円〜かかるっていうし、納品まで待てない...!」
日々コンテンツ制作に追われる方で、このような悩みを抱えているケースは少なくないでしょう。
従来のフリー素材の調査であっても、最適なものを見つけるまでに最低でも15分以上費やす上に、結局他社と似たり寄ったりの画像になってしまうなんてこともありがち。
できれば、ありきたりなデザインで固めてしまうのは避けたいですよね。
そこで今回検証するのは、「ChatGPT」を活用した「画像生成AIによるドット絵作成」です。
ChatGPTは単なるテキスト生成だけでなく、画像生成機能を活用することで、専門スキル不要でレトロでかわいいドット絵を一瞬で生成できます。
本記事では、実際にChatGPTを使ってどのようなドット絵が作れるのか、初心者でも構成しやすい解説を交えて検証します。
業務効率化とオリジナリティの両立を目指す方は、ぜひ参考にしてください。
ChatGPTとは
今となっては、老若男女どんな方でも気軽に活用しているChatGPT。無料プランでも充分な機能を利用できますが、改めてどんなツールであるのか、分かりやすくまとめてみました。
ChatGPTは何ができるツールか
ChatGPTは、モデルGPT-3.5を基に、2022年11月に初めて一般公開されました。
自然な対話やテキスト生成が可能で、すぐに多くのユーザーから注目を集めたことを記憶されている方も多いでしょう。
2025年8月には次世代モデルであるGPT-5が正式にリリースされ、ChatGPTのデフォルトモデルに。2025年11月には、GPT-5をブラッシュアップしたGPT-5.1が登場!
会話の自然さ、トーンの柔軟性、応答の精度が改善され、より人間らしい対話が可能となりました。画像・テキスト生成や画像の内容説明、音声入力・応答などクリエイティブな業務をサポートします。
また、プログラミング支援・データ分析も行うため、ビジネスの様々なシーンで活躍するようになりました。
引用:ChatGPTの概要
画像生成という部分にフォーカスすると、テキスト(プロンプト)の入力を行うだけで、イメージに近い画像を数秒〜数十秒で生成できます。
引用:ChatGPTで画像を生成する本記事の想定読者
本記事は、以下のような課題を持つ方を想定して執筆しています。
- デザイナー不在の環境で、ブログやSNSの画像を自作する必要があるマーケティング担当者の方
- フリー素材ではなく、レトロで親しみやすいドット絵でブランドの独自性を出したい方
- 専門的な画像編集ソフトやプロンプトエンジニアリングの知識はないが、低コストで手軽に高品質な素材を作りたい方
利用料金
無料〜月¥2,700($20〜)からの有料プランが用意されており、プランに応じて様々な機能を利用することができます。
無料プランであっても、モデルの改良がある度に、品質とスピードが定期的に更新されているのも魅力的です。
また、Businessプラン以上では、暗号化・アクセス管理・ログ管理など企業利用に耐えるセキュリティ体制が整備されています。
※上記の日本円表記は、執筆時2025年12月時点のレートで換算した情報です。為替レートは変動するため、実際の請求額は異なる可能性があります。
引用:ChatGPTの料金プラン
画像生成の「枚数上限」「生成速度」「制限の内容」は、プラン・時期・サーバー状況によって変更される可能性があります。
ChatGPTの登録方法
AIサービスの利用にあたり、必要になってくるのはアカウントの作成です。
複雑な手順はなく、比較的簡単な操作で始めることができます。
まず、ChatGPTの公式サイトにアクセスし、サインアップを行います。(すでにアカウントを持っている方は「ログイン」することで利用可能です。)
サインアップで使用するアカウントサービスを選択するか、メールアドレスでの登録を行うために情報を入力しましょう。
認証操作をクリアすれば、すぐにChatGPTを使えるようになります!
ChatGPTの画像生成(ドット絵作成)を実際に使ってみた!
それでは、実際にChatGPTを使ってドット絵生成を検証していきます。
まずは、ビジネスや日常業務で役立ちそうな利用シナリオを2つ考案しました。
利用シナリオ案
案1
利用シナリオ案:自社オリジナルマスコットの作成
想定されるユースケース: SNSアイコンやWebサイトのチャットボット用アイコンとして、独自のキャラクターを制作する。
検証で使うプロンプト:青いロボットのキャラクター、フレンドリーな表情、正面、白い背景
スタイル=レトロゲーム風、低解像度、シンプルな陰影、pixel art
検証モデル:GPT-5.1
ツールの特徴に合わせた検証項目
- キャラクターの一貫性
- シンプルな指示でのデザインセンス
- 背景除去のしやすさ(白背景などの指定)
生成結果で考慮する点:生成されたキャラの細部(目や輪郭)が崩れていないか確認する
案2
利用シナリオ案:Webサイトの404エラーページ用画像
想定されるユースケース: ページが見つからない旨を伝えるため、少しコミカルで悲壮感のない「壊れたロボット」や「迷子」のドット絵を配置する。
検証で使うプロンプト: 迷路で迷っている探検家、困った顔、俯瞰視点
スタイル=クラシックRPG風、ドット絵、ダークトーンだがコミカルに
検証で使うモデル:GPT-5.1
ツールの特徴に合わせた検証項目
- 感情表現の豊かさ
- WebサイトのUIに馴染む構図か
- レトロな雰囲気の再現度
生成結果で考慮する点:テキスト(404 Not Foundなど)が入ってしまわないか確認する
検証①:オリジナルマスコットの画像をドット絵で作ってみる
今回は、社内イベントや企業コンセプトの発足シーンで必要となりがちな「自社オリジナルマスコットの作成」を実際に検証しました。
親しみやすいドット絵で企業のオリジナルマスコットを表現し、テキスト入力だけで独自性のある画像が作れるか試します。
まず、以下のプロンプトをChatGPTに入力しました。
今回のテーマに沿い、「ドット絵風」や「pixel art」といったキーワードを明記しています。
入力プロンプト ↓「フレンドリーな表情の青いロボットのキャラクターを作成してください。
背景は白で、ロボットは正面を向いた状態にしてください。
スタイルは『ドット絵風(pixel art)』でお願いします。
低解像度で、レトロゲームのような懐かしい雰囲気を出してください。
シンプルな陰影で構成してください。」
結果は以下のとおりです。
指示通り、ドット絵風の画像が生成されました!
初回生成でも、滑らかさを感じるイラストが生成されたという印象を受けます。
目鼻立ち部分も分かれ目がはっきりしていて、これでも充分な仕上がりだといえそうです。
1枚目とは異なる、少し改良を加えた画像をさらに生成してみましょう。
2枚目では
より本格的でレトロ感のあるドット絵に近づけるため、「質感」や「ジャギー」を強調するよう追加指示を出します。
追加プロンプト「ありがとうございます。もう少しドットの粒を大きくして、昔の8bitや16bitゲームのような『粗い質感』を強調してください。
色の境界線に『ディザリング』のような効果を入れて、よりレトロな雰囲気にしてほしいです。」
この指示により、画像が以下のように変化しました。