2024/10/17
アプリ同士の連携方法

kintoneとSendGridを連携して顧客情報を自動追加する方法

n.watanabe

目次

顧客情報をkintoneで管理し、メール配信にSendGridを利用している方の中には、手動で顧客データを転記する手間やミスに悩んでいる方も多いでしょう。この問題を解決するのが、Yoomを使ったkintoneとSendGridの連携です。

連携によりkintoneに登録された情報が自動的にSendGridに追加され、手入力の手間を省くことができます。また、常に最新の情報を元に効率的なメール配信が可能になり、業務の精度も向上が期待できます。この記事では、簡単に設定できる方法を紹介します。

kintoneとSendGridを連携するメリット

メリット1: 手入力の手間とミスの削減

kintoneに登録した顧客情報をSendGridに自動で追加できるため、手作業の省力化と誤入力のリスクを軽減できます。

例えば、新規顧客を獲得した際、メールマーケティングに活用するためにSendGridへ手動で顧客データを入力しなければならない場合があります。しかし、この作業はミスが発生しやすく、特に大量の顧客情報を扱う際には手間もかかります。そこで、kintoneで登録された顧客情報を自動的にSendGridに追加する連携を設定することで、これらの課題の解決の糸口となるでしょう。この連携により、<span class="mark-yellow">顧客情報をkintoneに入力するだけで、SendGridのメールリストにも反映され、データの重複入力や漏れを防げます。</span>

メリット2: メール配信リストの自動追加で業務効率アップ

kintoneのデータがすぐにSendGridのリストに反映されるため、タイムリーなメール配信が可能です。

例えば、新しい企画が始まる際に、顧客リストの更新が遅れると、最新の顧客へ迅速にアプローチできないことが業務の妨げになる可能性があります。この点で、kintoneとSendGridを連携することで、顧客リストが最新の状態に保たれ、担当者が手動でリストを更新する必要がなくなります。特に急なプロモーションや告知が必要な場合でも、<span class="mark-yellow">素早く適切な顧客にメールを届けることができ、マーケティングのスピードと精度の向上が期待できます。</span>

kintoneとSendGridの連携フローの作り方

ここからは、Yoomを使ってkintoneとSendGridの連携を設定していきます。
今回のフローは「kintoneで登録された情報をSendGridに追加する」というものです。

  1. Yoomとkintone、SendGridをマイアプリ連携する
  2. kintoneでアプリトリガー設定
  3. kintoneでレコード追加の設定
  4. SendGridで新規コンタクト追加するための設定

プログラミングの知識がなくても、4ステップができます。
下のバナーの「試してみる」からテンプレートをコピーして、設定を進めていきましょう。

[Yoomとは]

ステップ1:kintoneとSendGridをマイアプリ連携

まずは、Yoomと今回使用するアプリのマイアプリ連携をしましょう。
Yoomにログイン後、左側メニュー「マイアプリ」から「+新規接続」をクリックしてください。

kintoneとSendGridをそれぞれ検索して、表示された内容に沿って入力を進めていきましょう。

kintoneはアプリ側での簡単な設定が、SendGrid はAPIキーの取得が必要です。
それぞれ以下のリンクを参考にしながら進めてください。

kintoneマイアプリ登録方法
SendGridのAPIキー取得方法(公式HP)

設定ができたらマイアプリ一覧にアイコンと一緒に表示されます。

kintoneも同様に表示されていれば、これでマイアプリ連携は完了です。
次からは具体的にフローの設定を進めていきます!

ステップ2:kintoneでアプリトリガーの設定

まずは「レコードが登録されたら」をクリックして、フローボットを起動するためのトリガーの設定をしましょう。
最初のページでは、マイアプリ連携が済んでいるkintoneのアカウントが表示されます。

タイトルは、わかりやすいものに変更できます。複数のフローを動かす際には見分けられるようにしておきましょう。
トリガーアクションは変更不可なので、アカウント情報を確認したら次に進みます。

次のページでは、フローを動かすための詳細設定を行います。

表示されているURLをコピーして(https://を削除するのを忘れずに!)をkintoneの管理画面で設定しましょう。
kintone側の画面の詳細や注意事項は、以下のリンクから確認できます。 

kintoneでWebhook設定を行う

<span class="mark-yellow"通知を送信する条件は「レコードの追加」なので、間違えないように注意してください!></span>
この設定をすることで、kintoneでレコードが追加されたらフローが起動するようになります。

設定ができたら「テスト」をクリックして、アウトプットを取得します。

ここで取得したアウトプットはこの後の設定で使用するので、確認しておきましょう。
問題がなければ「保存する」でアプリトリガーの設定は完了です。

ステップ3:kintoneでレコード追加の設定

続いて「レコードを追加する」をクリックしてください。
最初のページでは、先ほどと同様にアカウント情報などが表示されています。タイトルの修正などをしておきましょう。

そのまま下にスクロールすると、データベース連携のための項目が出てきます。

レコードを追加したkintoneのアプリIDを入力、または候補から選択しましょう。
「次へ」をクリックすると、正しく連携ができるかテストされます。

次の画面では、レコードの検索条件の設定をします。

指定した条件に合致するレコードの情報を取得し、SendGrid に反映させます。
ここでは、kintone上の項目のレコード番号がアウトプットで取得したレコードIDと一致することを条件としています。

設定ができたら、仮のレコード情報をkintoneに入力してから「テスト」をクリックし、アウトプットを取得しましょう。

ここまで確認出来たら「保存する」でレコード追加の設定は完了です。

ステップ4:SendGridで新規コンタクト追加するための設定

最後の設定「コンタクトリストに新規コンタクトを追加」をクリックしてください。
1ページ目では、kintoneの設定時と同様にアカウント情報の確認と、必要であればタイトルの修正をして次に進みます。

次のページでは、コンタクトリストに追加する内容と場所を設定します。

追加する情報とリストIDは候補から選択するだけで設定できます。
入力出来たら「テスト」をクリックしましょう。テストが成功すれば、仮のレコード情報がSendGrid に反映されています。

確認出来たら「保存する」ですべての設定は完了です。

トリガーをONにしてフローを動かしましょう。

これでkintoneで登録されたレコード情報がSendGrid に自動で反映されるようになりました。

kintone・SendGridを使ったその他の自動化例

ほかにもkintoneとSendGridを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので紹介します。

1.名刺情報をSendGridに自動登録

SendGridとSansanをアプリ連携すると、Sansanに登録された情報がSendGridに自動で登録されます。手入力の手間が省かれ、ミスの減少につながるでしょう。また、すぐに情報が反映されるため相手へのメールでのアプローチがが素早くなることも期待できますね。

2.kintoneの契約情報を効率化

kintoneとGMOサインを連携し、Google Chromeの拡張機能を活用することで契約書に関する業務が効率化します。kintoneの情報を活用しながら書類の作成、GMOサインへ送付、さらに契約締結後のkintoneの情報更新まで自動化されるので、今まで手動で行っていた作業が大幅に削減されるでしょう。

まとめ

Yoomを使えば、kintoneとSendGridの連携が簡単に実現でき、プログラミングの知識がなくても顧客情報の自動追加が可能です。手作業によるミスの削減や、日々の業務効率の向上を目指す方にとって、kintoneとSendGridを活用した自動化は非常に有効な手段です。Yoomのテンプレートを使えば、ノーコードで誰でも簡単に設定ができるので、業務改善の第一歩としておすすめです。ぜひ、今すぐYoomに無料登録して、作業の自動化を始めてみてください!

この記事を書いた人
n.watanabe
SEOライター歴5年「読みやすく」「伝わりやすい」をモットーに執筆を続けています。 プログラミングの知識がなくてもアプリ連携できるYoomの便利さをたくさんの人に届けたい!
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自動化
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