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RoboRoboコンプライアンスチェックは、取引前にリスクを確認するための便利なツールです。このツールを使えば、リスクのある取引を事前に見極め、安心して取引を進めることができます。
しかし、kintoneのステータスが更新されたレコードをRoboRoboコンプライアンスチェックにかけ、取得した結果を再度kintoneに反映させる作業は非常に手間がかかります。
本記事では、kintoneとRoboRoboの連携によるメリットと、自動化のやり方をわかりやすくご紹介します。
kintoneのステータス更新に連動して、RoboRoboが自動でコンプライアンスチェックを行う仕組みにより、人的ミスを減らせます。
自動化を活用すれば、新営業担当者は外出先からスマートフォンで情報を入力し、そのままチェック依頼できるため、確認漏れが起こりにくくなります。
また、住所や法人番号の入力時に発生する誤記や、複雑な情報の見落としを減らす助けになります。
コンプライアンス業務ではミスが大きなリスクにつながる場面もあるため、自動化によってチェックの精度を向上させる効果が期待できます。
以前は人手での確認に依存していた部分が、自動化によって、より効率的に進められるようになります。
営業担当者がkintone上でステータスを更新するだけで、RoboRoboが迅速にコンプライアンスチェックを自動実行します。
チェック結果は即座にkintoneに反映されるため、営業担当者は取引先の信用状況を素早く把握できるようになります。
また、ステータスの更新だけで必要なチェックが進み、リスクを把握したうえで次の契約手続きに移行しやすくなります。
さらに、kintoneとRoboRoboの連携を活用することで業務がシームレスになり、意思決定のスピードの向上が期待できます。
この連携により確認作業の負担が軽減され、営業担当者は他の重要な業務に集中しやすくなる可能性があります。
本記事ではYoomを使って連携を進めていきます。
まだ利用したことがない方は、初めてのYoomをぜひご覧ください。
[Yoomとは]
今回は、【kintoneでステータスが更新されたら自動でRoboRoboコンプライアンスチェックを行い、結果をkintoneに反映する】というフローを作成します。
このフローを使えば、kintoneのレコードがステータス更新された際、自動でRoboRoboのコンプライアンスチェックが実行され、結果が取得され次第反映されます。
全ての工程は、4ステップで完了します。
1.kintoneとRoboRoboをマイアプリ登録
2.kintoneでステータスが更新されたら起動するトリガーの設定
3.RoboRoboでコンプライアンスチェックをする設定
4.テストと確認
1.Yoomのアカウントにログインします。
アカウントをお持ちでない場合は、まずYoomのアカウント発行ページにてアカウントを作成してください。
「マイアプリ」をクリックし、「新規接続」を選択してください。

2.新規接続をクリックします。

3.赤枠からアプリ名で検索できます。今回はkintoneとRoboRoboをそれぞれ検索して、登録してください。
マイアプリに登録が完了すると、kintoneとRoboRoboのアイコンがマイアプリに表示されます。確認してください。

kintoneのマイアプリ連携について、詳細は以下のリンクを参照してください。
kintoneマイアプリ登録方法
その他、Yoomについての詳しい情報は、Yoomヘルプセンターをご確認ください。
以下のリンクから「試してみる」をクリックしてください。
以下の表示が出たら、テンプレートのコピーが成功です。

1.まず、一番上の「ステータスが更新されたら(Webhook起動)」をクリックします。

2.タイトルは自由に設定してください。
kintoneと連携するアカウント情報を入力します。
トリガーは、「ステータスが更新されたら(Webhook起動)」を選択します。
入力が終わったら、「次へ」をクリックします。

3.WebhookURLをコピーし、管理画面で設定を行ってください。
詳細な設定方法は下記のリンク先を参照してください。
kintoneでWebhook設定を行う
問題がなければテストを行い、保存してください。

4.フローに戻ります。
レコードを取得するのアイコンをクリックしてください。

5.kintoneと連携するアカウント情報を入力します。
実行アクションは「レコードを取得する」に設定してください。

6.アプリIDを設定します。
入力欄をクリックすると候補が表示されますので、その中から任意のものを選択することも可能です。
設定が終わったら「次へ」をクリックしてください。

7.取得したいレコードの条件を設定します。
入力が終わったらテストを行い、問題がなければ保存してください。

1.次は、「取引先登録・チェック実行」のアイコンをクリックします。

2.RoboRoboと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは「取引先登録・チェック実行」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

3.各項目を入力していきます。
取引先名は必須項目なので、必ず入力してください。
取引先名は先ほど取得したアウトプットから入力することも可能です。
その他の項目は任意で設定してください。
入力が終わったらテストを行い、問題がなければ保存してください。

4.次は「待機する」をクリックします。

5.スケジュール設定を行っていきます。
デフォルトの設定は5分です。
問題がなければ保存してください。

6.次は「チェック結果を取得」をクリックします。

7.RoboRoboと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは「チェック結果を取得」を選択します。
設定が終わったら「次へ」をクリックします。

8.各項目を設定してください。
取引先IDは必須項目ですので、必ず入力してください。
先ほど取得したアウトプットから選択できます。
入力が終わったらテストを行い、問題がなければ保存してください。

9.最後に「レコードを更新する」をクリックします。

10.kintoneと連携するアカウント情報を入力します。
アクションは「レコードを更新する」を選択します。

11.アプリIDを設定してください。
設定が終わったら「次へ」をクリックしてください。

12.①更新したいレコードの条件と②更新後のレコードの値を入力していきます。
更新後のレコードの値は、アウトプットから設定できます。
設定が終わったらテストを行い、問題がなければ保存してください。

13.これで、【kintoneでステータスが更新されたら自動でRoboRoboコンプライアンスチェックを行い、結果をkintoneに反映する】というフローが完成しました。
設定が完了すると、以下のような画面が表示されます。
「トリガーをON」ボタンをクリックすると、フローボットが起動します。

Yoomのテンプレートを使うことで、プログラミングなしでスムーズに設定できます。
以下のリンクをクリックして、この便利なフローをお試しください。
他にもkintoneやRoboRoboを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。
1.kintoneに取引先が登録されたら、RoboRoboが自動でコンプライアンスチェックを行い、結果をkintoneに反映するフローです。
今回紹介したフローでは、kintoneでステータスが更新されたらRoboRoboでコンプライアンスチェックを行うフローでしたが、このテンプレートはkintoneで取引先が登録されたらコンプライアンスチェックを行います。
2.Salesforceに取引先が登録されたら、自動でRoboRoboコンプライアンスチェックを行い、結果をSalesforceに反映するフローです。
Salesforceは顧客管理に役立つツールですが、取引先の登録時にコンプライアンスチェックを手作業で行うと、時間と手間がかかります。
このテンプレートを活用することで、担当者は手作業から解放され、業務効率の改善が期待できるでしょう。
3.Googleスプレッドシートで企業情報が追加されたらRoboRoboでコンプライアンスチェックを行い、結果をGoogleスプレッドシートに反映するフローです
このフローを活用することで、Googleスプレッドシートに追加された企業を自動的にRoboRoboでコンプライアンスチェックし、その結果をシートに反映できます。
kintoneとRoboRoboを連携することで、kintone上でのステータス更新をトリガーに、自動でRoboRoboのコンプライアンスチェックを実施し、その結果を即時にkintoneへ反映させることが可能になりました。
検索から結果の反映までが自動化されるため、入力ミスや記入漏れなどのヒューマンエラーの軽減が期待できます。
Yoomを使えば、専門的な知識やスキルがなくても手軽に設定が行えます。画面の案内に従って進めるだけで、業務にすぐ活かせます。
らに、普段利用している他のアプリと連携することで、業務効率の向上が見込めます。
Yoomの豊富なテンプレートを活用し、業務プロセスの改善を目指しましょう。