2024/09/24
アプリ同士の連携方法

LINE WORKSのメッセージを自動翻訳してChatworkに投稿!簡単な自動化フロー解説

t.nakaya

目次

ビジネスの現場では、複数のコミュニケーションプラットフォームを利用していることが少なくありません。
例えば、LINE WORKSで社内の連絡を取り、外部パートナーやプロジェクトチームとのやり取りにはChatworkを使う、そんな状況もあるでしょう。
しかし、こうしたツールをまたいで情報を共有する際、手作業が増えて手間だと感じることもあります。
もし、片方のプラットフォームに投稿されたメッセージが自動で他のプラットフォームにも共有され、さらに翻訳も自動で行われたら、どうでしょうか?
それが可能になるのが、今回紹介する自動化フローです。
本記事では、LINE WORKSとChatworkを連携させ、LINE WORKSのメッセージをAIで翻訳してChatworkに自動投稿する方法を紹介します。
この自動化により、翻訳の手間を軽減し、ビジネスコミュニケーションをスムーズに進めることができるでしょう。

LINE WORKSとChatworkを連携するメリット

メリット1: 異なるプラットフォーム間でのシームレスな情報共有

LINE WORKSのメッセージを自動で翻訳し、Chatworkに投稿するフローを導入することで、異なるツールを使うチーム間での情報共有が一貫性を持って進められるようになります。
例えば、社内で使用しているLINE WORKSでの連絡を外部パートナーが使っているChatworkに簡単に共有でき、両者が異なるツールを使用していても、やり取りが途切れることがありません。
特に、言語の違うチームやクライアントともスムーズなコミュニケーションが可能になるため、誤解や伝達ミスを防ぎ、プロジェクト全体が円滑に進行させることができるでしょう。

メリット2: 翻訳と投稿作業の自動化による時間の節約

翻訳作業やメッセージの再投稿は、手動で行うと意外に時間がかかり、業務の負担となります。
この自動化フローを導入すれば、手動での翻訳や投稿作業を省けるため、時間を節約できるでしょう。
例えば、1日に大量のメッセージを処理するプロジェクトチームでは、手作業の翻訳と投稿を自動化することで効率の向上が期待できます。
また、自動化によってヒューマンエラーも減り、メッセージの正確性が保たれるため、結果として業務の質を維持しながら効率化が進むでしょう。

YoomでLINE WORKSとChatworkを連携するメリット

LINE WORKSとChatworkを連携にYoomを使えば、プログラミングの知識が一切不要です。
ノーコードでアプリ同士を簡単に連携できるため、誰でもすぐに自動化を始められます。
また、Yoomでは連携したい業務に合わせて、フローボットを自分で作成できる柔軟なカスタマイズ機能も備わっています。
「最初から自分で作成するのは面倒」「どこから始めればいいか分からない」と感じている方も心配いりません。
Yoomでは豊富なテンプレートが用意されており、使用しているアプリ名を検索するだけで、さまざまなフローボットを見つけることができます。
気に入ったフローボットがあれば、すぐにダウンロードして利用可能です。
これにより、初めての方でもスムーズにLINE WORKSとChatworkの連携を開始できるのが大きな魅力です。
この機会に、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してみましょう。

LINE WORKSで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をChatworkに投稿する方法

ここからは「LINE WORKSで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をChatworkに投稿する」フローの設定についてご紹介します。

このフローテンプレートには「翻訳する」というAIオペレーションが含まれており、チームプラン以上で利用可能です。
詳細は『翻訳する』の設定方法をご確認ください。
Yoomアカウントをお持ちでない方は、Yoomのアカウント発行ページからアカウントを作成してください。
今回のフロー説明で使用する翻訳対象テキストは以下の通りです。

Yoomにログインが完了したら、下記のバナーの「詳細を見る」から、「このテンプレートを試してみる」をクリックしてください。

コピーしたテンプレートはプロジェクト一覧の「マイプロジェクト」に格納されていますので、そちらをご確認ください。

ステップ1:LINE WORKSとChatworkをマイアプリ連携

(1)Yoomの画面左側にある「マイアプリ」をクリックし、画面右側に表示される「+新規接続」をクリック

(2)アプリの一覧からLINE WORKS (API2.0)を選択して、LINE WORKS(API2.0)のマイアプリ登録方法を参考にマイアプリ登録をお願いします。
(3)アプリの一覧からChatworkを選択して、ログイン画面にメールアドレスを入力し、「続ける」をクリックしてください。
(4)パスワードを入力し、「ログイン」をクリックしてください。
(5)リクエスト画面で「許可」をクリックし、マイアプリ登録が完了です。 

(6)プロジェクト一覧から「マイプロジェクト」をクリックし、コピーしたテンプレートの…から「編集する」を選択してください。

ステップ2:LINE WORKSのトークルームにメッセージが送信されたら起動するトリガーを設定

(1)フローの一覧画面から「アプリトリガー」をクリックします。

(2)アプリトリガーのタイトルを設定し、トリガーアクションに「トークルームにメッセージが送信されたら」が選択されていることを確認したら「次へ」をクリックします。

(3)アプリトリガーのWebhookイベント受信設定画面WebhookURLをコピーして、Developer ConsoleのBotリンクをクリック

(4)「登録」をクリック

(5)Bot登録で必要な情報を設定し、コピーしたWebhookURLをCallback URLに貼り付けてください。
設定が完了したら必ず「保存」をクリックしてください。

※Botの追加については、LINE WORKS公式のDeveloper ConsoleにBotを追加するを参考に設定してください。
(6)Yoomの設定画面に戻り、「テスト」でエラーが出なければ、「保存する」をクリック

ステップ3:メッセージを翻訳して、翻訳版をChatworkに投稿するアクションを設定

(1)「翻訳する」をクリック

(2)タイトルを設定し、アクションは「GPT4o-mini|3,500文字以内の文章の翻訳(4タスク)」が選択されていることを確認したら「次へ」をクリックします。

(3)詳細を設定画面で翻訳対象のテキストをアウトプットから選択します

(4)今回は、LINE WORKSに投稿されたスペイン語の文章を英語に翻訳したいので、翻訳先言語に英語と入力します。

(5)「テスト」をクリックすると、結果が表示されます。英語になっていますね。

別の言語でも試してみましょう。
翻訳先言語に日本語と入力して、「再テスト」をクリックしてみます。

(6)日本語に訳されていますね。目的の言語に訳されたことが確認できたら「保存」をクリック
(7)一番下にある「アプリと連携する」をクリック

(8)タイトルを設定し、アクションは「メッセージを送る」が選択されていることを確認したら「次へ」をクリックします。

(9)API接続設定画面でルームIDを設定します。入力欄を一度クリックしてもらうと候補が表示されるので、その中から任意で選択してください。
(10)メッセージ内容は自由に構成できます。今回は、既存設定のテキストのまま、アウトプットを選び直して「テスト」をクリック

(11)「テスト」でエラーが出なければ、「保存する」をクリック
(12)以下の画面が表示されたら、「トリガーをON」をクリック

お疲れ様でした!今回紹介したフローボットのテンプレートは、Yoomに登録することで利用可能です。

LINE WORKS・Chatworkを使ったその他の自動化例

今回ご紹介した連携フローの他にも、LINE WORKS・Chatworkの連携を活用した自動化フローがあります。ここでは3つの便利な自動化フローを紹介します。

1. LINE WORKSで投稿されたメッセージを翻訳し、その翻訳版をChatworkに投稿するフローが役立ちそうだと感じた方には、英文メールを自動で翻訳しLINE WORKSに通知するフローもおすすめです。

2. こちらは、英文メールを自動で翻訳した後、Chatworkのグループチャットに通知するフローです。プロジェクトチーム全員に情報を届けることができます。

3. 音声データの文字起こしと翻訳を自動化してLINE WORKSで確認できるフローもおすすめです。会議記録やインタビューなどの音声データを自動的に文章化し、さらに英語に翻訳できるので、法定提出用の書類作成がスムーズに進むはずです。作業の効率化と重要な情報の見落としを防ぎ、正確で信頼性の高い書類作成が可能です。

まとめ

LINE WORKSとChatworkを連携させ、翻訳を自動化することで、異なるプラットフォーム間での情報共有が簡単になり、手作業の負担が軽減されます。
言語の違いを気にせずチームやクライアントとのコミュニケーションがスムーズに進むのも、この自動化フローの大きな特長です。
Yoomを活用すれば、どんな業務でも情報共有と翻訳が簡単になります。
この仕組みを取り入れて、あなたのビジネスをさらに効率的に進めてみましょう。

この記事を書いた人
t.nakaya
歯科衛生士からIT業界へ転職し、前職ではWeb会社でディレクターサポートとしてWebページのリプレイスなどを手がけてきました。この経験を活かし、今はYoomの魅力を皆さんにお伝えすることに全力を注いでいます。技術とユーザー目線を融合させたアプローチで、Yoomを通じて皆さんの業務効率を向上させるお手伝いを心からしたいと考えています。
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