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未入金の請求に関する管理や対処をスムーズに行うことは、自社のキャッシュフローを健全に保つためにも重要です。
マネーフォワード 掛け払いとkintoneを連携することで未入金の請求情報をkintoneに自動的に反映させることができます。これにより、未入金の案件に関する月次のチェックや対応状況の管理が容易になり、請求業務の効率化が図れます。本記事では、Yoomを使ってノーコードでこの連携を実現する方法を紹介します。
マネーフォワード 掛け払いとkintoneを連携するメリット
メリット1: 請求業務の効率化
マネーフォワード 掛け払いとkintoneを連携することで、指定されたスケジュールで未入金の請求情報をkintoneに自動的に反映できます。これにより、マネーフォワード 掛け払いで1件ずつ入金状況を確認したり、kintoneに手動で情報を転記したりする必要がなくなります。kintoneで未入金情報だけをまとめて確認できるため、対象顧客へのフォローアップがスムーズに行えるようになります。
メリット2: 対応状況の一元管理
連携により未入金の請求情報をkintone上で一元管理することで、対応状況の可視化が容易になります。各請求の金額や本来の支払い期限、対応履歴などを一目で確認できるため、チーム内の情報共有をスムーズに行えます。対応漏れや重複対応のリスクを低減し、業務の正確性や効率性の向上が期待できます。
[Yoomとは]
なお、紹介するフローに含まれる「同じ処理を繰り返す」(ループ)機能は、チームプランまたはサクセスプランでのみご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。
マネーフォワード 掛け払いとkintoneを連携してできること
マネーフォワード 掛け払いとkintoneのAPIを連携すれば、これまで手作業で行っていたツール間の情報共有を自動化できます。
マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧をkintoneに反映する
マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧を取得し、kintoneにデータを反映します。
転記による手間やヒューマンエラーを無くし、業務を効率化します。
マネーフォワード 掛け払いの翌日以降の請求一覧をkintoneに追加する
こちらはマネーフォワード 掛け払いで翌日以降の請求一覧を取得し、kintoneにデータを反映します。
マネーフォワード 掛け払いで請求書発行が完了したらkintoneに追加する
マネーフォワード 掛け払いで請求書発行が完了した後、kintoneにデータを自動追加します。
社内の情報共有をスムーズにし、時間と労力の削減に繋がります。
マネーフォワード 掛け払いとkintoneの連携フローを作ってみよう
では早速、Yoomを使って2つのアプリを連携してみましょう!
「マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧をkintoneに反映する」フローボット作成について説明します。
ここではYoomを使用してノーコードで設定をしていくので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。
※今回連携するアプリの公式サイト:マネーフォワード 掛け払い/kintone
[Yoomとは]
フローのおおまかな流れは以下の通りです。
はじめる前に
1. kintoneで、未入金情報を管理するアプリを作成しておいてください。
2. Yoomにログインしてください。
3. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。
ステップ1: マネーフォワード 掛け払いとkintoneのマイアプリ連携
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリ連携して、操作が行えるようにしていきます。
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!
マネーフォワード 掛け払いとYoomのマイアプリ登録
右上のマイアプリの新規作成から検索窓に「マネーフォワード 掛け払い」と入力し、アイコンをクリックしましょう。
注釈に従って、アカウント名とアクセストークンを入力したら「追加」をクリックしてください。
これでマネーフォワード 掛け払いのマイアプリ連携は完了です!
kintoneとYoomのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
ステップ2:テンプレートをコピーする
続いてYoomのテンプレートをコピーします。
以下バナーの「試してみる」をクリックします。
以下のポップアップが表示されたらOKをクリックし設定をはじめましょう!
コピーしたテンプレートはマイプロジェクトに追加されます。
マイプロジェクトは左のメニューバーから確認できます。
ステップ3:指定したスケジュールになったら起動するトリガーの設定
1. コピーしたテンプレートを開きます。
※タイトルは、下図の赤枠部分から変更できます。
2. フローボットの「スケジュールトリガー:毎月1日の10:00に起動」をクリックします。
3. 実行時間の指定を行います。
起動したいスケジュールに合わせて、内容を変更してください。
※デフォルトは、毎月1日の朝10時に設定されています。
※日付指定・曜日指定・Cron設定から指定方法を選ぶことができます。詳細はスケジュールトリガーの設定方法をご覧ください。
4. 「保存する」をクリックしてください。
ステップ4: マネーフォワード 掛け払いの未入金の請求一覧を取得するアクションの設定
1. フローボットの「アプリと連携する:未入金の請求一覧を取得」をクリックします。
2. 「連携アカウントとアクションを選択」の設定を行います。
タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
3. API接続設定を行います。各項目の選択・入力をしてください。
※請求書発行日は、開始と終了の2点で絞り込むことができます。古い日付のデータが不要な場合は、開始日もアウトプット(取得した値)を用いて設定してください。
※下図は入力・選択例です。
4. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
ステップ5: 繰り返し処理のオペレーションの設定
※この設定により、未入金の請求が複数あった場合でも1件ずつ情報を同期できます。
1. フローボットの「処理繰り返し:繰り返し処理」をクリックします。
2. 繰り返し対象を指定します。
※タイトルは任意の値に変更できます。
※ステップ3で取得したアウトプット(取得した値)から、「顧客IDの一覧」「請求IDの一覧」がデフォルト設定されています。さらにkintoneに同期したい項目があれば、「+アウトプットを追加(取得した値を追加)」をクリックして選択してください。
3. 「保存する」をクリックしてください。
ステップ6: kintoneのレコードを追加するアクションの設定
※当アクションの前に、マネーフォワード 掛け払いの「請求情報の取得」及び「顧客情報の取得」アクションを追加すれば、顧客名の取得と同期も可能です。
1. フローボットの「データベースを操作する:レコードを追加する」をクリックします。
2. 「データベースの連携」の設定を行います。
・タイトル:任意の値に変更できます。
・データベースの連携「アプリID」:該当のIDを入力してください。
3. 「次へ」をクリックします。
4. データベース操作の詳細設定を行います。
追加するレコードの値に、ステップ4の「繰り返し処理」のアウトプット(取得した値)から「●●のループ変数」をそれぞれ選択し設定してください。(●●は選んだ項目名)
※下図は入力例です。
5. テストを行い、成功したら「保存する」をクリックしてください。
最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。
以上で、「マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧をkintoneに反映する」フローの完成です。
マネーフォワード 掛け払いとkintoneを使ったその他の自動化例
本日ご紹介した連携以外にもマネーフォワード 掛け払いとkintoneのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。
もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!
マネーフォワード 掛け払いを活用した自動化例
マネーフォワード 掛け払いの与信審査が完了したら自動で通知したり、マネーフォワード 掛け払いで未入金の請求一覧を反映することも可能です。
kintoneを活用した自動化例
kintoneに登録された内容を他のデータベースへ追加したり、Googleフォームなどに回答が送信されたらkintoneにレコードを自動追加、Web会議が終了したら、文字起こししてkintoneに追加することなども可能です。
まとめ
マネーフォワード 掛け払いとkintoneの連携によって、未入金の請求情報をkintoneに自動的に同期できます。これにより、請求業務における手作業の削減や、未入金の対応状況の管理を一元化することが可能です。ぜひYoomを使って、未入金管理などの請求業務プロセスを自動化してください。請求業務をスムーズにし、自社のキャッシュフローを良好に保ちましょう!
Q:連携が失敗した場合、エラーに気づく方法はありますか?
A:
連携に失敗した場合は、フローボット内でエラーとして記録されます。
通知設定をしておけばチャットツールなどに自動通知されます。
なお、自動での再実行は行われないため、エラー発生時は手動で再実行が必要です。
認証切れなどが原因の場合は、マイアプリから再連携を試み、上書きすることで復旧可能です。
ヘルプページで解決しない場合は、サポート窓口を利用することもできます。
Q:kintoneへの登録と同時にSlack通知も可能ですか?
A:
可能です。
その場合はSlackとマイアプリ連携し、kintoneのアクションの後にSlackのアクションを追加してください。
Q:未入金データが大量でも問題なく処理できますか?
A:
問題ありません。ただし、繰り返し処理を使用して1件ずつレコードを追加する度にタスクが消費されます。
ご利用プランによって月の無料タスク数が異なりますのでご確認ください。