2014/06/27
アプリ同士の連携方法

プログラミング技術不要!APIを使ってkintoneの変更をLINEに通知してみよう!

a.ohta

目次

NTTドコモ モバイル社会研究所によると、日本人のおよそ83.7%がLINEを使用しているとのこと。確かに使っていない人の方が少ないし、80代の自分の祖母もLINEを使いこなしていたりします。

そのくらい生活に密着しているLINEを業務にも導入している企業も少なくないはずです。

なによりも、スマホでサクッとリアルタイムでコミュニケーションが取れるのはものすごく楽!操作自体もかなりシンプルで余計なオプションなどがないからこそメッセージを確認しやすいですよね。

では、このように生活する上で必要不可欠なLINEを、kintoneと連携させることができたらどんな相乗効果が生まれるのでしょうか。Yoomでフローボットを作成し、スピード感重視のタスクに革命を起こしてみましょう!

kintoneとLINEを連携することでのメリット

LINEとkintoneを連携させることのメリットは大きく分けて3つあります。

1, LINEはリアルタイムで情報キャッチが可能な生活密着型ツールのため、いつでもどこでも気軽に閲覧でき、kintone上の変更や重要な情報を逃すことなくチェックできます!

2, kintone上のタスクやプロジェクトなどの進捗状況を迅速に確認できる上、LINEグループによりチーム全体で共有でき業務の効率が上がります!

3, LINEの気軽さを活かしてチーム全体のコミュニケーションが円滑になります!

kintoneは思い描いたアプリを直感的に作成できる手軽さがあり、予備知識なども必要ありませんよね。

また、手軽さという点ではLINEも負けていません。

直感的にサクッと作成したアプリの変更点を出先でもスマホで迅速に確認できるのは最大のメリットでしょう。

また、LINEでグループを作成しておけば既読数によりチームの何パーセントが確認できているのか把握もできます。とにかくスピード感をもって対応や確認をしたいタスクとLINEの相性は最高ということです。

kintoneとLINEを連携することで期待できる自動化について

続けて、LINEとkintoneを連携させることにより自動化できる内容についてご紹介します。

こちらも主に3つあると言えるでしょう。

1, kintone上の変更をリアルタイムでチェックすることができるため、kintoneのアプリを都度確認しなくて済む!

2, kintoneのデータの追加や変更、重要なイベントなどを自動的にリマインドできると、タスク漏れがなくなる!

3, 問い合わせや要望をkintoneに登録すればログを残しておける上、自動通知でチーム全体がすぐに確認できる!

kintoneは様々な業務に対応できるツールのため、タスクごとにニーズが異なったとしてもkintoneひとつである程度カバーできますよね!

思い描くアプリを作成できるという強みを生かしつつ、それをLINEと連携すれば、どんな業務に対しても素早いレスポンスをすることが可能になります。実に無限大です!

そして、自動で連絡が来るというのは本当に楽ですよね。自発的な確認が不要になれば他の業務に集中できます。

なにより、あちこちタブを開いてPC画面がごちゃつく煩わしさからも解放されますね…!

Yoomを利用してkintoneとLINEの連携を試してみる

今回は国産ノーコードツールのYoomを用いてLINEとkintoneを連携させてみましょう。

コード不要のためプログラミングなどの予備知識ゼロですぐに始められます。

Yoomの登録はコチラ。30秒で簡単に登録できます!

Yoomについての公式ドキュメントはコチラ。ぜひご覧ください!

kintoneにレコードが追加されたら、LINEアカウントに通知してみる

ではここから、kintoneとLINEを連携させる方法について紹介していきましょう。

画像を交えてわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

今回は「kintoneにレコードが追加されたら、LINEに通知する」というテンプレートを使用します。

Yoomではこのようなテンプレートがたくさん用意されているので、希望のフローボットがすぐに作成可能です!

【kintoneとLINEのマイアプリ連携】

まずはkintoneとLINEをYoomのシステムと連携させます。

1回連携させてしまえばいいだけなので何度も行う必要はありません。ご安心ください!

また、連携は各アプリごとにヘルプページが用意されている場合があるので要チェックです。

上記テンプレートの画面下にある「このテンプレートを利用する」を押しましょう。

そうすると「マイプロジェクト」というページになっているかと思います。

画面左側のメニューから「マイアプリ」を選択

     ↓

右上の新規作成をクリック

     ↓

まずはLINEから登録してみましょう。

検索窓に「LINE」と入力するとLINEのアイコンが出てくるのでクリックします。

上記の画面に移行するので、赤枠の任意の方法で登録してください。

ちなみに、QRコードのほうが断然早いので、QRコードで連携するのがおすすめです!

先に進むと上記のような画面に移行します。

赤丸の部分がトークルームのアイコンで、赤枠の部分が選択したトークルームになっています。

LINEに登録してあるトークルームがズラーっと表示されるので、任意のルームを選択して、「同意して連携する」をクリック!

そうするとLINEに「[Yoom]と連携が完了しました。」というメッセージが来ます。

これにてLINEのマイアプリ連携はOKです!

次はkintoneのマイアプリ連携ですが、ここから先はヘルプページがあるのでぜひご覧ください。

kintoneとのマイアプリ連携ヘルプページ

マイアプリ連携が終わったら次はフローボットの中身を作っていきます。

【kintoneのトリガー設定】

マイアプリ登録が完了したら画面左の「マイプロジェクト」をクリック

     ↓

kintoneアイコンの「【コピー】kintoneにレコードが追加されたら、LINEに通知する」をクリック

     ↓

右上の編集するをクリック

     ↓

kintoneアイコンの「レコードが登録されたら」をクリック

      ↓

連携するアカウント情報を選択します

そのまま1番下の「トリガーアクション」「レコードが登録されたら(Webhook起動)」に変更‍

アプリトリガーのタイトルもトリガーアクションと同じような感じで揃えるのがおすすめです。

ここまでできたら次へをクリック

     ↓

アプリトリガーのWebhookイベント受信設定というページに移行するので、手順にそって登録していきましょう。

kintoneでのWebhook設定はコチラ

kintoneのWebhook設定はコピペするだけなので楽ですよ!

入力できたらすぐ下にある「テスト」を押すのですが、kintoneで課題が作成されないと反映されないため、テストの課題を追加します。

今回はかなりシンプルですが、下の画像のようにしました!

kintoneでレコードを追加したら、Yoomの画面に戻ってテストを押しましょう!

青くテスト成功と表示されたらOKです。次に「アウトプット」を設定します。

上記の画像の「取得する値を追加」をクリック!

     ↓

そうすると下記のような画面になります

たくさんの文字列が表示されますが、これは先ほどkintoneに追加したレコードの内容に依存しています。

その中からLINEで送信したい内容をクリックし「アウトプット」として追加しましょう。

valueと書かれている横の「青い+マーク」をクリックすると追加できます。

そうすると画面左側にvalueがたくさん追加され「赤い!マーク」が表示されるので、次はそれを直していきましょう!

     ↓

valueと表示されている部分にカーソルを合わせると右側にペンマークが出てくるのでクリック!

上記のような画面が表示されるので、項目名を任意のものに変更していきましょう。

変更が終わったら保存を忘れずに…!

     ↓

今回は以下のような感じにしました。

この「アウトプット」に追加した項目が、LINEで実際に送信される内容になります。

次にLINEの設定をするのですが、その際に追加したアウトプットが何なのか一発でわかるように、項目名は明確にしておくのがおすすめです!

項目名を変更したら保存!トリガーの設定はこれにて完了です!

【LINEの設定】

次にLINEアカウントのアイコンの「LINEに通知する」をクリックします

     ↓

タイトルはそのままで、アクションは「トークルームにメッセージを送信」にしましょう。

LINEアカウントと連携するアカウント情報を選択したら次へをクリック!

     ↓

次が最後の設定です!

メッセージボックス内をクリックするとkintoneのアイコンで「レコードが登録されたら」という選択肢が出てくるのでクリック。

そうすると、先ほど登録したアウトプットがズラーっと表示されますね!

LINEで送信したい内容のものをどんどん追加していきましょう。追加は、クリックをするだけです。

今回は上記の画像のようにしてみた。

並び変えたり「:」を挿入したりして、LINEに転送された際に見やすくなるようにするのがコツです!

LINEに送信する内容をチョイスしたらテストを押してみましょう。上手くいっているとLINEにメッセージが送信されます。

無事にLINEが届いたら設定完了!お疲れ様でした!

まとめ

いつでもどこでも気軽に確認できるLINEは、私生活だけではなく業務上でもとても便利ですよね。特に素早いレスポンスが求められるタスクとの相性は最高です。

一方でkintoneは、Yoomのサービスと同じくプログラミングの知識がなくても自分の求めるアプリを手軽に作成できます。ドラッグアンドドロップで直感的な操作が可能です。

どちらのアプリにも言えるのは「専門的な知識が必要ない」ということ。思い描く内容のアプリを作成し使い慣れているLINEにサクッと連携することができれば、今すぐにでも業務の時短や自動化が叶います!

Yoomでは今回紹介したフローボット以外にもたくさんのテンプレートが用意されているので、気になるものがあったらチェックしてみてくださいね!

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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