YoomでOutlookを自動化するイメージ
アプリ同士の連携方法

2025/02/21

Microsoft ExcelデータをもとにOutlookで定期メールを自動送信!業務効率を最大化しよう!

k.ueno

イベント開催やキャンペーンに関する定期的なメール配信は顧客のニーズにあった情報を届けることもできるので、後の新規契約の獲得にもつながる重要業務といえます。
しかし、顧客数が多くなるにつれて送信数も増えていき、メールアドレスの転記作業や送信業務を手間だと感じることもあるでしょう。
Yoomの自動化フローを活用することで、このような負担を感じる作業をなくせるかもしれません。
今回紹介するOutlookとMicrosoft Excelの連携を取り入れることで、Yoomのスケジュールトリガーにより、指定した日時に定期メールが自動送信されます。
Microsoft Excelで管理している情報をもとにメールを作成するため、会社名の誤転記や送信先の誤りといった作業ミスを未然に防止できるはずです。
また、一連のプロセスが自動で進むので、対応時間の短縮が期待できます。
本記事では、その自動化フローの具体的な設定方法と導入するメリットについて解説します。
メール配信の効率化を目指す方は、ぜひご覧ください。

それでは、さっそく「指定日時にMicrosoft Excelから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

指定日時にMicrosoft Excelから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信する方法

まず、Yoomのスケジュールトリガーを活用して、指定日時にMicrosoft Excelから顧客情報を取得したことをMicrosoft ExcelのAPIを利用して受け取ります。
その後、Outlookの提供するAPIを用いて、Outlookで定期メールを送信することが可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • OutlookとMicrosoft Excelをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Yoomのスケジュールトリガーの設定と顧客情報を取得するMicrosoft Excelの設定、続く処理繰り返しの設定とメールを送るOutlookの各オペレーションの設定
  • トリガーをONにして動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・OutlookとMicrosoft Excelをマイアプリ連携

(1)まずは、Outlookをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」から、Outlookを検索してください。

(2)Outlookのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。

(3)Outlookのアプリアイコンをクリック後、サインイン画面に移行しますが、必要な操作はなく、瞬時に接続が完了します。

(4)次に、Microsoft Excelのアプリ連携を行います。
Outlookのマイアプリ登録と同様に、Microsoft Excelを選択します。

(5)Microsoft Excelのアプリアイコンをクリック後、サインイン画面に移行しますが、Outlookの接続時と同様に必要な操作はなく、瞬時に接続が完了します。

・Microsoft365(旧Office365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft365 Business)があり、一般法人向けプランに加入していない場合には認証に失敗する可能性があります。

認証が正常に行われると、Yoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは分岐アクションを含めて4つです。

・スケジュールトリガーの確認

(1)まず、スケジュールトリガーの内容を確認します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】指定日時にMicrosoft Excelから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)1つ目のステップ「指定したスケジュールになったら」をクリックします。

(3)今回は例として、『毎月初(1日)、9時になったら起動する』という設定を行っています。
日付や時刻を変更するなど、内容をカスタムすることで任意設定ができるので、運用に合わせて設定を行いましょう。

(4)設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。
スケジュールトリガーの設定方法については、こちらのページをご確認ください。

・顧客情報を取得するMicrosoft Excelの設定

(1)次に、2つ目のステップ「複数のレコードを取得する(最大10件)」をクリックしてください。

(2)連携したいMicrosoft Excelアカウントの情報を入力後、スクロールして「データベースの連携」の項目を埋めていきます。
以下の画像のように、連携したアカウントから情報を引用できます。
「シート名」や「テーブル範囲」にも情報を入力した後、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面では、Microsoft Excelの指定したテーブルから条件に合うレコードを最大10行取得する設定を行います。
条件に指定する情報は、運用に合わせて任意に入力・設定してください。

詳細につきましてはこちらをご確認ください。

(4)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・処理繰り返し設定の確認

(1)続いて、設定済みの3つ目のステップ「コマンドオペレーション」の内容を確認します。

(2)『繰り返し対象のアウトプット』は15個まで設定可能です。
オペレーションやアウトプットの項目は任意の設定が可能なので、プルダウンから運用状況に沿った内容を選択しましょう。
対象のアウトプットを増やしたい場合には、『+アウトプットを追加』をクリックすると設定項目を増やせます。

(3)今回は、Microsoft Excelのレコード【会社名】と【アドレス】を「アウトプット」に設定しています。
設定内容を確認、もしくは任意の設定を行った後、[保存する]をクリックします。

・「同じ処理を繰り返す」オペレーション間の操作は、チームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。フリープラン・ミニプランの場合は設定しているフローボットのオペレーションやデータコネクトはエラーとなりますので、ご注意ください。
・チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリや機能(オペレーション)を使用することができます。
「同じ処理を繰り返す」の設定方法については、こちらのページもご確認ください。

・定期メールを送信するOutlookの設定

(1)最後に、4つ目のステップ「メールを送る」をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力します。

(3)下にスクロールし、メールを送付する際のメール内容の設定を行います。
以下の画像のように、前ステップから取得したアウトプットを引用して設定することも可能です。

なお、カスタマイズとして、画面最下部に「添付ファイル」を追加する項目や赤枠部分をクリックすると「事前確認設定」として、実行前に確認ができる設定を行う項目があります。

(4)次の画面でメール内容の確認を行いましょう。


(5)内容に問題なければ、[テスト]をクリックし、[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをONにして動作を確認

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

他にも、今回のフローボットをベースにして、その他の情報管理ツールのステータスを更新することができます!
これらの例を簡単に紹介するので、業務で情報管理ツールを使っている方はこちらも是非参考にしてみてくださいね!

指定日時にHubspotから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信する方法

指定日時にHubspotから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信するフローです。

今回のOutlookの連携と合わせて、HubspotのアプリをYoomアカウントに連携しましょう。
その後、以下のテンプレートをコピーしてください。

コピーが完了したら、ステップ1のスケジュールトリガーまでは同じステップになるので、そのあとの<span class="mark-yellow">複数のコンタクトを検索するHubspotの設定</span>から説明していきます。

(1)ステップ1のスケジュールトリガーの設定までの設定が完了したら、以下赤枠をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「プロパティの内部値」を設定します。
入力バーをクリックすると、『候補』に情報が展開されるのでこのなかから運用に沿ったものを選択できます。
「検索条件」はプルダウンから選択し、設定しましょう。
「値」には、検索に使用するワードを入力してください。


設定が完了したら、繰り返し処理のステップに進みます。

指定日時にNotionから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信する方法

こちらは、指定日時にNotionから顧客情報を取得してOutlookで定期メールを送信するフローです。

今回のOutlookの連携と合わせて、NotionのアプリをYoomアカウントに連携しましょう。
その後、以下のテンプレートをコピーしてください。

コピーが完了したら、ステップ1のスケジュールトリガーの設定までは同じステップになるので、そのあとの<span class="mark-yellow">複数のレコードを取得するNotionの設定</span>から説明していきます。

(1)ステップ1のスケジュールトリガーの設定までの設定が完了したら、以下赤枠をクリックします。

(2)連携するアカウント情報を入力し、データベースIDを「候補」から選択、もしくは任意の情報を入力します。
情報を入力した後、[次へ]をクリックしましょう。

(3)次の画面で、指定したテーブルから条件に合うレコードを最大100行取得するよう設定を行います。
運用に合わせて任意に設定を行ってください。

設定が完了したら、繰り返し処理のステップに進んでください。

Yoomで連携できるアプリはまだまだたくさんあるので、自分にあった連携を模索するのもおすすめです。
多種多様なアプリの連携を試して、さらなる業務効率化を目指してみてください!

Outlookを使ったその他の自動化例

他にもOutlookを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Google スプレッドシートで行が追加されたらOutlookでメールを送信する

Google スプレッドシートに情報が追加されたら、内容を引用してOutlookでメールを送付するため、スムーズな情報共有プロセスが実現できるはずです。
引用した内容でメールを送ることで、情報の正確性維持につながります。

Outlookで受信したお問い合わせメールの内容をkintoneに登録する

Outlookで受信したお問い合わせの情報を自動でkintoneに登録するフローボットです。
手動の入力作業が低減するため、作業負担も軽減されることが予想されます。

Outlookで受信した書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新しGoogle Driveに格納する

Outlookで受信した書類データをOCRで読み取り、ファイル名を更新しGoogle Driveに格納するフローです。
事前設定した名称に自動変換されることで、規則的なファイル管理が可能になり、ファイル検索を容易に行えるようになるかもしれません。

まとめ

今回紹介したOutlookの連携で、Microsoft Excel内の情報をもとに定期メールを自動送信できるようになります。
Yoomのスケジュールトリガーからフローボットを起動できるので、顧客管理ツールやメールツールにアクセスせずに、メール送信の定例業務を完結できるようになるかもしれません。
それにより、担当スタッフの作業負担も軽減できるはずです。
さらに、作業の自動化で手動作業が最小限に抑えられるので、誤送信や送信忘れなどのヒューマンエラーの発生が低減することが予想されます。
扱う情報の精度を維持することにもつながるでしょう。
ノーコードで簡単に設定できるので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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