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経理RPAで作業時間はどれだけ減る?業務別事例で解説
経理のRPA導入事例12選|請求書処理・入金消込・経費精算の削減効果
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2026-10-23

経理のRPA導入事例12選|請求書処理・入金消込・経費精算の削減効果

Kei Yokoyama
Kei Yokoyama

大量のデータ入力やチェック作業の負担を解決する手段がRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。

本記事では、経理業務におけるRPAの導入事例を紹介し、どのような業務でどの程度の削減効果が期待できるのかを具体的に解説します。

自社の業務効率化に向けた一歩として、ぜひ参考にしてください。

🏦経理業務とRPAの相性|自動化が進む背景とメリット

経理部門は、全社の中でも特にRPAの導入効果が出やすい部署といわれています。それは、扱う業務の多くが「定型的」かつ「ルール化」されているためです。

RPAの概要と経理で使われる理由

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)とは、人間がパソコン上で行う定型的な操作を、ソフトウェアのロボットが代行・自動化する仕組みです。

経理業務は、銀行明細の取得や会計ソフトへの入力など、あらかじめ決まった手順で繰り返す作業が多いため、ロボットに任せることで効率化が期待できます。

定型作業の削減による残業時間の短縮

RPAを導入することで、これまで人間が手動で行っていたデータのダウンロードや転記、集計作業をロボットが代行します。

ロボットは人間の代わりに定型的な処理を繰り返し実行できるため、処理時間の短縮や締め日直前の作業負担の軽減につながります。

入力・転記ミスなどのヒューマンエラー防止

人間が長時間集中して入力作業を続けると、どうしても疲れからミスが発生しやすくなりますが、RPAには「疲れ」がありません。

設定されたルールに沿って処理を実行するため、入力・転記作業におけるミスの削減が期待できます。

インボイス制度・電帳法対応による工数増への備え

インボイス制度への対応では適格請求書発行事業者の登録番号確認が必要になり、電子帳簿保存法では電子取引データの適切な保存が義務付けられました。

これらの確認作業や管理作業の一部をRPAに組み込むことで、増大する工数の削減や業務負担の軽減につなげられます。

👉あわせて読みたい:経理の仕事はRPAでなくなる?AIとの違いや残る業務を解説

📂RPAで自動化できる経理業務の全体像

経理業務の全体フローの中で、RPAが活躍する領域は多岐にわたります。

☑️ 請求・支払:請求書発行、支払データ作成、振込予約、仕訳登録

☑️ 入金・債権:入金明細取得、売掛金消込、督促状作成、残高確認

☑️ 経費精算:領収書読取、規定チェック、不備通知、会計連携

☑️ 月次・決算:データ集計、予実比較、試算表作成、レポート配信

業務ごとの向き・不向き

すべての業務がRPAに向いているわけではありません。以下の基準で判断してみてください。

🟢ルール判断が必要な経理の照合・チェックは、YoomのAIワーカーで自動化できます

経理の照合・チェック業務は、社内規定との照らし合わせや例外の判断が必要で、RPAだけでは自動化しきれないことがありますが、そのような問題もYoomなら解決できます!

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YoomのAIワーカーは、領収書を読み取って申請内容と社内規程を照合し、不備があれば差し戻し文案を自動作成します。

また、入金消込に関するAIワーカーでは、請求書と入金明細の照合や、未入金・一部入金などの分類を自動化できます。

「これなら自分でもできそう!」と感じた方は、ぜひ以下からYoomを試してみてください。


■概要
領収書の画像から金額や支払先などを読み取り、申請内容に間違いがないか確認するAIワーカーです。自社の経費ルールに沿って金額や科目などをチェックし、不備があれば差し戻し用の文面も作成します。

■AIワーカーの設定方法
チャットで指示を出すだけで自社の運用に合わせて自動で設定・アップデートされていきます。まずは、AIワーカーが処理を正しく実行できるよう「スキル」と「使用ツール」をカスタマイズしましょう。
  • 「スキル」とは:
  • 「使用ツール」とは:
    • AIワーカーが処理を行う際に使用するツールです。自社で普段使っているツールをAIに指示するだけで、データの取得先や出力先を自由に組み替えることができます。
AIワーカーの基本設定については「【AIワーカー】基本的な設定方法」 でもご確認いただけます。

■注意事項
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」をご参照ください。

■概要
このAIワーカーは、発行済み請求書データと入金明細データをもとに照合(消込)を行い、未入金・一部入金・過剰入金を分類します。結果の一覧をまとめるだけでなく、未入金の取引先に向けた督促文面の案まで作成してくれます。

■事前準備
AIワーカーが請求書と入金データを正しく照合できるよう、「発行済み請求書データ」と「入金明細データ」をあらかじめ準備しておきましょう。データはGoogle スプレッドシートやMicrosoft Excelといった表計算ソフト、またはPDFなど、普段お使いの形式で作成していただけます。準備ができたら、AIワーカーのチャットにデータを読み込ませてください。AIワーカーが内容を読み取り、照合・分類から督促文面の作成まで処理を進めてくれます。

■AIワーカーの設定方法
チャットで指示を出すだけで自社の運用に合わせて自動で設定・アップデートされていきます。まずは、AIワーカーが処理を正しく実行できるよう「スキル」と「使用ツール」をカスタマイズしましょう。
  • 「スキル」とは:
  • 「使用ツール」とは:
    • AIワーカーが処理を行う際に使用するツールです。自社で普段使っているツールをAIに指示するだけで、データの取得先や出力先を自由に組み替えることができます。
AIワーカーの基本設定については「【AIワーカー】基本的な設定方法」でもご確認いただけます。

■注意事項
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」をご参照ください。

📊経理・財務のRPA導入事例12選

実際に企業がRPAを導入してどのような成果を上げたのか、業務カテゴリごとに事例を詳しく見ていきましょう。

【請求・支払】事例1|カンロ株式会社

支払依頼伝票の起票と会計システム取込

🎯課題
拠点ごとに処理方法が異なり、Excelへの転記作業などのアナログな定型業務が経理担当者らを圧迫していた。

🤖自動化の範囲

経理部が行う支払依頼伝票の起票作業で、RPAが会計システム取込用Excelへ転記し、CSV保存後に会計システムへ自動取込する仕組みを構築。

💡効果

経理部内では計12業務を自動化し、年間232時間の業務削減につなげた。

⚠️つまずきポイント

拠点ごとにバラバラだった処理方法をRPA化にあわせて全社統一するため、業務の標準化や研修体制づくり、社内発表会を通じたマインド醸成に注力した。

【請求・支払】事例2|西部ガス情報システム株式会社

仕訳データの作成と会計システム取込

🎯課題
四半期決算や月次処理の際、膨大な数の各種仕訳入力や、それに伴う確認・転記作業が集中し、経理スタッフの長時間残業や入力ミスの発生が課題となっていた。

🤖自動化の範囲
RPAを活用し、Excelの入力表から情報を読み込んで仕訳入力データを作成し、CSVへ変換したうえで会計システム(勘定奉行)へ取り込むまでの流れを構築。

💡効果
従来、手作業と目視チェックで4時間かかっていた仕訳・入力業務が5分に短縮され、入力ミスもゼロになった。仕訳処理にかかる担当者の作業負担も軽減された。

⚠️つまずきポイント
ロボットが正しく処理できるよう業務を細かく洗い出してRPA化できるポイントを探り、カンマなどのデータ不備による誤入力を検証と改良を重ねる必要があった。

【請求・支払】事例3|新生紙パルプ商事株式会社

受発注情報の転記と基幹システム入力

🎯課題
受発注確認や帳票発行、照合作業などで基幹システムへの手入力やExcelへの転記が多く、属人化や残業・人手不足などが課題だった。

🤖自動化の範囲

受発注情報の取得・転記・注文書出力、照合や注文番号入力、基幹システム入力、ラベル作成の自動化。

💡効果

RPAツールの手厚いサポート体制を活用し、約3年の取り組みで月間81時間50分の業務削減に貢献。

⚠️つまずきポイント

当初は操作に戸惑う場面もあり、複雑なシナリオ作成では外部のサポート(伴走支援)も活用しながら、自社内でシナリオを作成・メンテナンスできる体制を整える必要があった。

【入金・債権】事例4|帝人株式会社

入金消込と外貨売掛金の円転処理

🎯課題
営業部門や経理部門などにおいて、滞留債権(期日までに入金が確認できない売掛金など)の入金消込処理や、外貨で入金された売掛金の円転処理、銀行の入金明細との照合・消込などの手作業が負担となっていた。

🤖自動化の範囲
RPA(UiPath)を導入し、滞留債権の入金消込処理、外貨で入金された売掛金の円転処理など、経理・財務領域の一連の定型プロセスを自動化。イレギュラー処理や判断が必要な部分は、人が必要に応じて介在する運用とした。

💡効果
経理・財務、人事・総務の17業務をRPA化し、年間3,000時間以上の削減効果が見込まれた。定型業務の自動化によって、現場がコア業務に集中しやすい環境づくりを進めた。

⚠️つまずきポイント
イレギュラー処理や紙ベースの処理、何らかの判断が求められる業務部分についてはあらかじめ自動化の対象とせず、人が必要に応じて介在する運用とする必要があった。

【入金・債権】事例5|パナソニック ホームズ株式会社

回収業務を起点とした段階的な業務拡大

🎯課題
将来的な人員減少を見据え、支社・支店に分散していた経理業務をセンターへ集約する方針が決定。これまで約30人で担っていた業務を、最終的に7〜8人で運用できる体制を目指し、属人化の解消と業務効率化を進めていた。

🤖自動化の範囲
まずは顧客からの入金情報を営業へ自動送信する「回収業務」の小さな自動化からスタート。段階的に入金予定と実績の自動照合、伝票起票、未収金のアラート自動発信、支払い業務における外部サービス連携や仕訳データの取り込みまで拡大。RPAだけで処理時間が長くなる部分はVBAを組み合わせ、タイマーによる年間を通じた「人が介在しない完全自動処理ルーティン」を構築。

💡効果
手作業で行っていた電子決済代行の入金処理などが自動化され、該当する作業時間が最大で20分の1に短縮。営業・経理間の頻繁なメール往復もほぼなくなり、双方がコア業務へ集中できる環境を実現した。

⚠️つまずきポイント
銀行Webサイトがポップアップウィンドウでニュースを表示するなどの不規則な動きをした際、RPAが停止してしまう現象が発生。ポップアップを回避するロジックの追加や、待機時間を長く設定し直すなどの細かなエラー対処を繰り返して安定稼働させた。

【入金・債権】事例6|昭和電機株式会社

請求書の送付と未確認先への督促メール

🎯課題
営業所からの請求書内容確認の返信がない場合には、督促メールを手動で作成・送信する一連の確認業務が、繁忙期の経理担当者の負担になっていた。

🤖自動化の範囲
請求書を顧客ごとにPDF形式で作成し、各営業所へ自動的にメール送信。営業所から確認したという返信がない場合は、督促メールが自動送信される。

💡効果
督促漏れがなくなり、この業務だけで月間6.7時間の作業時間を削減。納期回答業務の自動化による月92時間の削減とあわせ、2業務で月98.7時間を削減した。

⚠️つまずきポイント
現場にとって当たり前の作業がヒアリングで漏れないよう、実際のパソコン操作を録画して、業務内容を細部まで把握してシナリオへ反映する必要があった。

【入金・債権】事例7|株式会社将軍ジャパン

FAX営業日報とPOSデータの突合

🎯課題
毎営業日に約200店舗からFAXで届く営業日報に記載された売上金額と、POSシステム内のデータを目視で突合する確認業務に、経理担当者2名が半日を要していた。

🤖自動化の範囲
AI OCR(invoiceAgent)を活用して営業日報の売上金額を自動で読み取りデータ化。そのデータとPOSデータをRPA(UiPath)を用いて自動で突合。

💡効果
データエントリーと突合業務を担当者2人・約4時間の作業から、1人・約1時間半の作業に短縮。

⚠️つまずきポイント
月曜日は土日分の営業日報も処理するため、曜日ごとにロボットを作り分けていたのを、1つのロボットで対応できるよう調整する必要があった。

【経費精算】事例8|株式会社ナビタイムジャパン

Slack経由の領収書チェックと入力

🎯課題
紙・PDF・オンラインシステムなど、月間数百枚に及ぶ領収書・請求書の提出フローがバラバラで、経理部門でのチェック作業やシステムへの手入力にリソースを要していた。

🤖自動化の範囲
iPaaS(Workato)を導入し、提出用のインターフェースをSlackに集約。RPAがSlack経由で提出されたデータのチェック、保存、システムへの入力を一元的に自動化。

💡効果
領収書・請求書の提出、内容確認、保存、経理システムへの登録を自動化し、提出・確認業務を含めて年間数百時間を削減。

⚠️つまずきポイント
Slackのダイレクトメッセージで個別提出する社員がおり、複数の提出方法をSlackへ一本化し、提出ルールを統一する必要があった。

【経費精算】事例9|さくらホームグループ

法人カード明細と利用申請の突合

🎯課題
スタッフが利用したVisaビジネスデビットカードの利用明細と、経理へ手作業で提出されてくる利用申請データが合致しているか、1件ずつ突合する確認業務に時間が割かれていた。

🤖自動化の範囲
法人カード(Visaビジネスデビット)の決済時に飛んでくるリアルタイムの利用確認メールを、自社開発したRPAプログラムで自動取り込み。利用明細と履歴が常に一致する仕組みを構築し、データ突合から利用申請までを自動化した。

💡効果
手作業で行っていたカード明細と申告との突合業務がなくなり、利用申告の漏れも解消。会社全体で数十時間の短縮効果が見込まれた。

⚠️つまずきポイント
社内にエンジニアが在籍していたものの、利用確認メールを自動取り込み利用申請につなげるプログラムを自社で開発・運用する必要があった。

【証憑・税務対応】事例10|株式会社オーバル

インボイス登録番号の照合

🎯課題
会計システムのクラウド化に伴い、全国約50か所の拠点から届く月400枚以上の紙請求書・伝票の確認や入力、月末締め前の処理集中が課題となっていた。

🤖自動化の範囲
クラウド型の帳票認識サービス「RICOH 受領請求書サービス」を活用。請求書内に分散して記載されているインボイス登録番号をAI-OCRが自動で検出・抽出し、国税庁の「適格請求書発行事業者公表サイト」と自動照合する仕組みを構築。

💡効果
請求書・伝票処理の工数を約半分に短縮し、経理担当者の残業を解消。導入後はほぼ自動で処理が完結し、最終確認だけで済む効率化を達成。

⚠️つまずきポイント
導入当初の半年から1年はこまめにAIへ学習させることが大切で、多様な請求書様式や崩れた文字への対応には継続的な学習・調整が必要だった。

【証憑・税務対応】事例11|ダイワボウ情報システム株式会社

電子取引データのリネームと仕分け

🎯課題
改正電子帳簿保存法への対応として、メール経由で1日あたり30〜50通届く請求書などの添付ファイルを確認し、取引年月日・取引金額・取引先などを付けた社内の命名規則へのリネームや、適切なフォルダへの仕分け・アーカイブを手作業で行う必要があり、現場の負荷が課題となっていた。

🤖自動化の範囲
メールに特化したRPA(Autoメール名人)を活用。請求関連メールに添付された請求書等のファイルを自動で取得し、必要に応じてメール本文からパスワードを抽出。取引先や日付などの条件にあわせたファイル名への一括リネーム、および管理用フォルダへの自動仕分け・格納処理を自動化。

💡効果
電帳法対応に伴うリネームやフォルダ保管の作業を自動化し、人手による手間やミスを減らして業務効率を向上。

⚠️つまずきポイント
取引先によってメールにパスワード付きZIPで添付されるケースや、別メールでパスワードが届くケース、本文内のリンクからダウンロードするケースなど、取得バリエーションが多種多様であったため、初期の現状把握とシナリオ分岐の設計に苦労した点。

【証憑・税務対応】事例12|高田機工株式会社

ネットバンキングのデータ保存と支払通知書の送付

🎯課題
電子帳簿保存法への対応にあたり、ネットバンキングの手数料請求書や入出金明細のダウンロード・保存、支払通知書送信後の保存負荷が課題となっていた。

🤖自動化の範囲

ネットバンキングのサイトからデータを自動ダウンロードして文書管理システムへ保存する処理、および支払通知書をフォルダへ格納すると自動送信・保存する仕組みの構築。

💡効果

実証実験を兼ねた2業務の自動化により、電子取引データ保存にかかる時間や手間を削減し、業務を大きく簡略化。

⚠️つまずきポイント

Webサイトからのデータダウンロードを安定させるため、開発段階で「実際に利用するファイル」と「保存するファイル」を切り分ける運用の工夫が必要となった。

📈RPA導入の効果をどう測る?削減工数と費用対効果の考え方

RPA導入を社内で承認してもらうためには、定量的な「費用対効果(ROI)」の提示が不可欠です。

削減効果の試算式

基本的な計算式は以下の通りです。

「年間の工数削減効果(円換算) = 月間処理件数 × 1件あたりの手作業時間 × 担当者の時給 × 12か月」

例えば、月300件の請求書入力(1件10分、時給2,500円)を自動化した場合、年間で約150万円相当の作業時間を削減できる計算になります。

実際の費用対効果を算出する際は、RPAの導入費用や運用・保守費用も考慮します。

効果が出やすい業務のしきい値

すべての業務を自動化しようとすると、かえってコストが高くなる場合があります。

以下は、RPA化の対象を選定する際に、自社で設定する判断基準の例です。

  • 月間合計作業時間:一定時間以上
  • 月間発生件数:一定件数以上
  • 例外発生率:できるだけ低い業務

🤖RPA単体では難しい経理業務とAIによる解決

従来のRPAは「決められたことを正確に繰り返す」のは得意ですが、「情報の意味を理解する」のは苦手でした。

しかし、昨今ではAI(生成AIやAI-OCR)とRPAを組み合わせることで、これまで「人間にしかできない」と思われていた領域まで自動化が可能になっています。

表記ゆれの名寄せによる照合精度の向上

入金消込において、「株式会社」が「(カ)」になっていたりすることで、RPAの完全一致検索ではヒットしないことがあります。

AIを搭載したサービスでは、こうした表記ゆれを補正して名寄せし、照合を支援できる場合があります。

勘定科目の推論による仕訳候補の提示

「会議費」なのか「交際費」なのか、仕訳支援機能を備えたサービスでは、領収書に記載された店舗名や金額、過去の登録内容などをもとに、勘定科目の候補を提示できます。

担当者はAIが提示した候補を確認して承認するだけで済むため、仕訳入力の思考負荷が軽減されます。

社内規定との照合と不備の検知

社内規定を参照できる仕組みを構築すれば、経費精算における上限金額などの条件を確認し、不備の候補を通知できます。

単なる数値チェックを超えた「規定への適合性」を確認し、不備の候補がある場合に担当者へ通知する運用を構築できます。

👉あわせて読みたい:AI搭載RPAとは?従来型との違い・できること・事例・ツール比較

💡RPA化すべき経理業務の見極め方

優先順位をつけずに着手すると「労多くして功少なし」の状態になりかねません。

✔️判断ルールが明確で例外が少ない業務

経理の規定集に沿ってYES/NOで判断できるものであれば、あらかじめ判断条件や処理手順を設定できます。

反対に、「上長の顔色を見て判断する」ような曖昧な業務は避けるべきです。

✔️CSVの加工・取込が発生するシステム間連携

異なるシステム間でデータを移動させる際、CSVを手動で加工している場合はRPA化の絶好のチャンスです。

データの加工ルールが決まっていれば、手作業よりも効率的に処理できる可能性があります。

✔️効果×難易度の2軸による優先順位づけ

業務をリストアップしたら、「削減効果(時間)」と「構築難易度」の2軸でマッピングしましょう。

✅ クイックウィン(効果大・難易度低):定期的なデータダウンロードや転記作業。ここから着手して成功体験を作ります。

✅ 戦略的投資(効果大・難易度高):複雑な入金消込など。AI併用を検討し、中長期で取り組みます。

✅ 後回し(効果小):発生頻度が低く、例外が多い業務。

🛠RPA導入でよくある失敗と回避策

安易に導入すると失敗に終わることもあります。経理ならではの失敗パターンとその回避策を知っておきましょう。

削減効果の見込み違い

「すべての作業がゼロになる」と過度に期待して導入すると、期待外れに終わります。

ロボットの実行結果を確認する時間や、例外が発生した際の手直し時間は必ず残ります。

これらを「維持コスト」としてあらかじめ計算に入れ、現実的な削減目標を立てることが重要です。

内部統制・権限管理への配慮不足

経理業務は会社の財布を預かる重要な業務です。

ロボットにネットバンキングのフル権限を持たせると、万が一の誤操作や不正のリスクが生じます。

「ロボットが行った操作のログを誰がいつ確認したか」を明確にし、内部統制のルールに組み込むことが不可欠です。

ロボットの属人化

「経理のAさんしか中身がわからない」という状態は、システムのブラックボックス化を招きます。

誰でも保守ができるよう、ノーコードツールを採用したり、簡潔な仕様書を残したりする工夫が必要です。

⚙️RPA導入の進め方(5ステップ)

経理部門でRPA導入を成功させるための標準的なステップは以下の通りです。

[STEP1]業務の棚卸しと対象選定

現在の業務をすべて書き出し、削減効果の高い業務を選びます。

[STEP2]フローの標準化とルール整理

「担当者の頭の中にしかないルール」を可視化し、ロボットが理解できる手順に整理します。

[STEP3]スモールスタートでの試験運用

まずは1つの小規模な業務でロボットを動かし、現場のフィードバックを得ます。

[STEP4]本番運用と効果測定

実際の業務に投入し、当初の試算通りに時間が削減できているかを測定します。

[STEP5]他業務・他部署への横展開

成功したパターンを他の業務や他部署へと広げていきます。

⚙️経理向けRPAツールの選定ポイント

市場には多くのRPAツールがありますが、経理部門が選ぶ際に重視すべきポイントは「専門知識が必要か」「保守しやすいか」です。

タイプ別の比較(クラウド型/デスクトップ型/ノーコード連携型)

自社のIT環境と運用体制にあわせて最適なタイプを選びましょう。

現場で運用できるノーコード操作

複雑なプログラミングコードを書く必要があるツールは、経理担当者にはハードルが高いものです。

パズルを組み合わせるようなドラッグ&ドロップ操作や、対話形式で設定ができるノーコードツールを選びましょう。

会計ソフト・銀行システムとの親和性

自社で使っている会計ソフトや銀行のサイトが、そのツールで問題なく操作できるかを確認します。

特に、二要素認証などのセキュリティ要件や、権限管理・操作ログの確認に対応しているかは、経理向けのツールを選ぶ際に重要な確認項目です。

👉あわせて読みたい:AI RPAツール比較10選|選び方・活用事例・導入の注意点を解説

🚩まとめ

経理業務は、一見地味で根気のいる作業の積み重ねですが、それらがRPAによって自動化されることで、組織全体のガバナンス強化や生産性向上に直結します。

まずは自社の業務を棚卸しし、優先順位の高い業務からスモールスタートで始めてみてください。

その積み重ねが、将来的に大きな時間と心の余裕を生み出すはずです。

🔵Yoomでできること

Yoomは、単なる操作の自動化を超えて、AIとアプリ連携を組み合わせた「ハイパーオートメーション」を実現するプラットフォームです。

従来のRPAでは難しかった「非定型データの読み取り」や「複雑な条件分岐の判断」を、AIワーカーがあなたの代わりに遂行します。

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経理業務の効率化を検討している方には、Yoomのテンプレート活用がおすすめです。


■概要
毎月発生する大量の請求書処理や、それに基づく財務分析に追われていませんか?請求書の情報を一つずつ手入力し、適切な勘定科目に振り分ける作業は、時間と労力を要するだけでなく、入力ミスや分類のばらつきといった課題も生じやすくなります。このAIワーカーは、アップロードされた請求書から必要な情報を自ら読み取り、最適な勘定科目に分類してGoogle スプレッドシートへ記録します。さらに、蓄積されたデータを元に財務状況を分析し、経営判断に役立つレポートをSlackで通知するまでの一連の業務を自律的に遂行します。これにより、経理業務の負担を軽減し、よりスピーディーな経営状況の把握を支援します。

■このAIワーカーをおすすめする方
  • 請求書の入力や勘定科目の分類作業に多くの時間を費やしている経理担当者の方
  • 迅速に財務状況を把握し、迅速な経営判断を行いたい経営者や管理職の方
  • Google スプレッドシートやSlackを活用して、経理業務のデジタル化を推進したいチームリーダーの方

■AIワーカー設定の流れ
  1. AIワーカーの「名前」や「役割」といった基本設定を行います。
  2. 使用ツールとして、Google スプレッドシートやSlackをYoomと連携し、必要なアクションを設定します。普段お使いの他のアプリに変更することも可能です。
  3. AIワーカーへの指示書となる「マニュアル」を作成します。自社の運用ルールに合わせて、分類基準やレポートの判定条件を自由に調整してください。

■このAIワーカーのカスタムポイント
  • マニュアル内の「# 勘定科目の分類基準」という項目に、「【福利厚生費】:従業員向けの飲料・軽食代、健康診断費用」などのように自社の会計基準に合わせた定義を設定してください。これにより、AIが自社の運用に則した正確な仕訳判断を行えるようになります。
  • マニュアル内の「# レポート作成に際する判定基準」という項目に、自社の予算管理ルールや分析視点を設定してください。「【予算比較判定】:当月の合計金額が、設定された月次予算を超過している場合に「予算超過アラート」を出す」のような、予算超過のアラート設定や特定のコスト増加の検知など、実務に即した高度な分析結果が得られるようになります。
  • Google スプレッドシートのアクションでは、入力先となるシートや、過去データを参照する範囲を任意で指定してください。
  • Slackでレポートを送信する際は、宛先となるチャンネルを運用に合わせて設定してください。

■注意事項
  • Google スプレッドシート、SlackとYoomを連携してください。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」をご参照ください。
  • AIワーカーはマニュアルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。
  • AIワーカー内で20件を超える大容量データの取得やループ処理を行うと、タスクを著しく消費する可能性があるためご注意ください。

■概要
請求データをもとに支払期日を計算し、Google スプレッドシートなどの管理表に記録するAIワーカーです。支払期限を過ぎているものや期日が近いものがあれば、SlackやChatworkで担当者に知らせることもできます。

■AIワーカーの設定方法
チャットで指示を出すだけで自社の運用に合わせて自動で設定・アップデートされていきます。まずは、AIワーカーが処理を正しく実行できるよう「スキル」と「使用ツール」をカスタマイズしましょう。
  • 「スキル」とは:
  • 「使用ツール」とは:
    • AIワーカーが処理を行う際に使用するツールです。自社で普段使っているツールをAIに指示するだけで、データの取得先や出力先を自由に組み替えることができます。
AIワーカーの基本設定については「【AIワーカー】基本的な設定方法」 でもご確認いただけます。

■注意事項
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」をご参照ください。

■概要
経理業務における証憑のデータ化や仕訳入力は、件数が増えるほど大きな負担となり、手入力によるミスも発生しやすい課題です。このAIワーカーは、領収書や請求書などの証憑ファイルをOCRで読み取り、自社の運用ルールに基づいて勘定科目を推測します。解析対象の証憑ファイルはBoxへ保管し、取得した共有リンクと抽出・解析した情報をGoogle スプレッドシートへ仕訳候補として自動登録します。一連の記帳代行業務を任せることで、 経理処理の効率化と入力負荷の軽減を実現します。 

■このAIワーカーをおすすめする方
  • 領収書や請求書をGoogle スプレッドシートに手入力で転記しており、作業時間を短縮したい経理担当者の方
  • 証憑ファイルの保管と仕訳データの紐付けを自動化し、管理体制を強化したい管理部門の方
  • 自社の勘定科目のルールに沿って、AIに自律的な仕訳推測を行わせたいとお考えの経営者の方

■AIワーカー設定の流れ
  1. まず最初に、AIワーカーの「名前」や「役割」などの基本設定を行います。
  2. 次に、AIワーカー内で使用するBoxやGoogle スプレッドシートをYoomと連携し、アクションを設定します。普段お使いの他のアプリに変更することも可能です。
  3. 最後に、AIワーカーへの指示書である「スキル」を、自社の運用ルールに合わせて作成・編集します。

■このAIワーカーのカスタムポイント
  • スキル内の「#分類・判定基準」という項目に、「【消耗品費】:事務用品、少額の備品、PC周辺機器など」のように自社の勘定科目や補助科目の定義を設定してください。これにより、AIが自社の経理ルールを理解し、より実務に即した精度の高い仕訳推測が可能になります。
  • スキル内の「3. Boxへのアップロード」の項目に、証憑を保管する専用フォルダのコンテンツIDを設定してください。
  • スキル内の「5. Google スプレッドシートへの記録」の項目に、管理用のスプレッドシートIDやタブ名を設定してください。

■注意事項
  • Box、Google スプレッドシートとYoomを連携してください。
  • AIワーカーの基本設定は「【AIワーカー】基本的な設定方法」をご参照ください。
  • AIワーカーの同時実行数・作成可能なAIワーカー数・利用可能なAIモデルはご契約中のプランによって異なります。
  • AIワーカー内でご利用いただけるアプリやオペレーション等はフローボットの利用制限と同様です。
  • AIワーカーは、テスト実行でも本番実行と同様にタスクを消費しますのでご注意ください。詳細は「【AIワーカー】タスク実行数の計算方法」をご参照ください。
  • AIワーカーはスキルを詳細に設定することで適切な処理を実行しやすくなります。詳細は「【AIワーカー】マニュアルの作成方法」をご参照ください。
  • ダウンロード可能なファイル容量は最大300MBまでです。アプリの仕様によっては300MB未満になる可能性があるので、ご注意ください。
  • トリガー、各オペレーションでの取り扱い可能なファイル容量の詳細は「ファイルの容量制限について」をご参照ください。

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
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この記事を書いた人
Kei Yokoyama
Kei Yokoyama
コンテンツSEOディレクターとして7年間、現場の第一線で記事を作成してきました。その経験から、「こんなこと、もっと早く知りたかった!」と思っていただけるような、すぐに役立つ実践的なノウハウをお届けします。 今や、様々なツールやAIを誰もが使う時代。だからこそ、「何を選び、どう活用すれば一番効率的なのか」を知っているかどうかが、大きな差を生みます。 このブログでは、特に「Yoom」というツールの魅力を最大限にお伝えしながら、あなたの業務を効率化する分かりやすいヒントを発信していきます!
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