SlackとYoomの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-28

【ノーコードで実現】SlackとCRMを連携して顧客を自動登録する方法

s.kinjo

Slackでのコミュニケーションが活発になるにつれて、「あのチャンネルでのやり取り、顧客情報として登録しておきたいな」「問い合わせのSlack投稿を、毎回CRMに手入力するのが面倒…」と感じることはありませんか?
Slack上には、商談につながる可能性のある情報や、サポートに必要な顧客からの連絡が日々たくさん飛び交っています。しかし、これらの情報を一つひとつ手作業でCRMや顧客管理システムに入力するのは時間もかかり、入力漏れやタイムラグが発生しがちですよね。
結果として、貴重なビジネスチャンスを逃してしまったり、顧客対応が遅れてしまったりする可能性も…。
この記事では、そんな課題を解決するために、Slackの投稿をきっかけにして、顧客情報をSalesforceなどのCRMへ自動で登録・連携する方法をご紹介します。プログラミングの知識は不要で、簡単な設定だけで実現できるので、ぜひ参考にしてください!

とにかく早く試したい方へ

Yoomには「Slackの投稿内容をもとにSalesforceなどのCRMへ顧客情報を自動登録する」業務フロー自動化のテンプレートが用意されています。今すぐ試したい方は、以下のバナーをクリックしてスタートしましょう!

SlackとCRMなどを連携した顧客自動登録の方法

Slackの投稿から顧客情報を自動で登録する方法は一つではありません。
お使いのCRMツールやデータベースに合わせて、最適な連携フローを構築できます。
実際の例をいくつか紹介していきますので、ご自身の業務に合ったテンプレートを見つけて、すぐに自動化を試してみませんか?

Slackの投稿内容をCRMやデータベースに自動で登録・更新する

Slackの特定のチャンネルやメッセージをトリガーにして、Salesforce、HubSpot、kintone、Notion、Zoho CRM、Freshdeskといった様々なCRMやデータベースへ顧客情報を自動で登録・更新するテンプレートです。
これにより、Slack上で発生した見込み客や問い合わせ情報を手動で転記する手間なく、迅速かつ正確に管理できるため、営業担当者やカスタマーサポート担当者の負担を軽減し、リード管理や顧客対応のスピードアップにつながります。

Slackの投稿内容をもとにSalesforceで顧客を作成するフローを作ってみよう

ここでは、Slackの特定チャンネルへの投稿内容を解析し、Salesforceに新しいリードとして自動登録する具体的なフロー作成手順を見ていきましょう。
この自動化により、Slackでのやり取りから生まれた商談機会を逃さず、スムーズに営業プロセスへ連携できます。

今回はYoomを使用して、ノーコードで設定を進めていきますので、もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、こちらの登録フォームからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

作成の流れは大きく分けて以下です。

  • SlackとSalesforceのマイアプリ連携
  • テンプレートをコピー
  • Slackのトリガー設定とSalesforceのアクション設定
  • トリガーをONにし、フローが起動するかを確認

ステップ1:SlackとSalesforceをマイアプリ登録

SlackとSalesforceをYoomに接続するマイアプリ登録を行ってください。
事前にマイアプリ登録を済ませておけば、自動化設定がスムーズに進められます。

Slackのマイアプリ登録

1.まず初めにSlackのマイアプリ登録を行いましょう。
Yoom画面左側にある「マイアプリ」→「新規接続」をクリックしてください。

アプリ一覧からSlackを探すか、検索機能を活用して検索しましょう。

2.ご利用のワークスペースURLを入力し、「続行する」をクリックします。

3.YoomからSlackのアクセス許可リクエスト画面に移ります。
許可をクリックすると、連携完了です。

詳しくは以下のページをご確認ください↓

Salesforceのマイアプリ登録

3.次はSalesforceをマイアプリに登録します。1と同じようにYoomの新規接続一覧の中からSalesforceをクリックしてサインインします。

Salesforceは、チームプラン・サクセスプランでのみ利用できるアプリです。
フリープランやミニプランだと、フローボットのオペレーションやデータコネクトがエラーになってしまうことがあるので、注意してくださいね。
なお、有料プラン(チームプラン・サクセスプラン)には2週間の無料トライアルがあるので、まずはトライアルでどんな感じか試してみてください!

以下の画面でログイン情報を入力し、ログインをクリックします。
※Salesforceの詳しいマイアプリ登録方法はこちらを参考にしてください。
Salesforceで"Session expired or invalid"というエラーが表示された場合

Yoomのマイアプリにそれぞれが登録されたら連携が完了です!

ステップ2:テンプレートをコピーする

1.自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。

2.以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

ステップ3:Slackのトリガーアクション設定

1.いよいよフローの設定に入ります!まずは以下の赤枠をクリックしましょう。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。

タイトルと連携するアカウント情報を設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「メッセージがチャンネルに投稿されたら」のまま「次へ」をクリックして進んでください。

3.トリガーの起動間隔は、用途に合わせてプルダウンより設定してください。
ご契約のプランによって最短の起動間隔が異なります。

4.「チャンネルID」を候補から入力します。
ボックスからYoomと連携したいSlackのチャンネルを選択しましょう!

5.Slackの画面に移動し、実際にテスト用のメッセージを送信してください。
今回は以下のようにメッセージを作成しました↓

6.Slackのメッセージ送信後、「テスト」をクリックしてください。テストが成功した場合は、アウトプットが取得できます。
こちらの値は次の設定時に活用するので、取得された内容を確認しましょう。

確認後、「保存する」をクリックします!

ステップ4:Slackのテキストからデータを抽出する設定

1.続いて、「テキストからデータを抽出する」をクリックします。

2.以下の画面が表示されるので、設定を確認して「次へ」に進みましょう。

  • 「タイトル」→自由に変更可能
  • 「変換タイプ」→3,500文字以内のデータからテキストを抽出(2タスク)

3.次に「対象のテキスト」を設定します。
Slackの本文から取得するため、Slackのアウトプットから「メッセージ本文」を選択してください。

4.下にスクロールし、「抽出したい項目」を設定します。
以下は例ですので、任意で設定してください!

5.設定後に「テスト」を実行します!

スクロールすると、先ほどの様にアウトプットが表示されます。
こちらもSalesforceの設定で活用するので、取得できたデータを確認しておきましょう。
確認できたら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ5:Salesforceで顧客を作成する設定

1.設定も終盤に入りました!
先ほどと同様に、赤枠をクリックしましょう。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。
先ほどと同様にタイトルと連携するアカウント情報を設定し、アクションはテンプレート通りに「レコードを追加する」のまま、下にスクロールしましょう。

3.以下の必須項目は、赤枠の注釈を確認しながら入力していきましょう。
「マイドメインURL」については、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。
「オブジェクトのAPI参照名」はマイドメインURLを設定した後で選択できます!

4.画面が切り替わったら、必須項目をそれぞれ入力します。

5.追加するレコードの値の入力には、先ほど取得したSlackのアウトプットを選択できます。
該当する項目をアウトプットから選択してください。

6.入力後に、「テスト」をクリックしましょう。
テストが成功したら、Salesforceで顧客が作成できていることを確認してみましょう!
※エラーが出た場合は、下のヘルプページを参考にしてください。
Salesforeceのエラーヘルプページ

確認後、「保存する」をクリックします。

ステップ6:トリガーをONに設定して動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です!
フローボットが正しく起動することを確認しましょう。

設定お疲れさまでした!

Slack連携で業務を効率化するその他の自動化テンプレート

Slackは顧客登録以外にも、様々な業務自動化の起点や終点として活用できます。
ここでは、Slackを使った通知、情報共有、データ連携など、日々の業務をさらに効率化するためのテンプレート事例をいくつかご紹介します。

まとめ

今回は、Slackの投稿内容をもとに顧客情報を自動で登録する方法についてご紹介しました。
Slackでのコミュニケーションから得られる見込み客情報や問い合わせ内容は、ビジネスの成長にとって重要な資産です。
しかし、それを手作業でCRMなどに転記する作業は、手間がかかるだけでなく、ミスや漏れの原因にもなりかねません。
Yoomのようなハイパーオートメーションを使えば、プログラミングの知識がなくても、SlackとSalesforce、HubSpot、kintoneといった様々なツールを簡単に連携させ、顧客情報の登録プロセスを自動化できます。
今回ご紹介したテンプレートを活用すれば、面倒な設定も少なく、すぐに自動化を始めることが可能です。
手作業による転記ミスの削減、リード登録の迅速化による営業機会損失の防止、そして何より、担当者がより価値の高いコア業務に集中できる時間を生み出すことにつながります。
まずはテンプレートから、Slackと顧客管理の自動連携を体験してみませんか?
きっと、その便利さや効果を実感いただけるでしょう。

この記事を書いた人
s.kinjo
インターネットメディアやカスタマーサポート業界で働いてきました。 日ごろから効率化などの合理的な考えを軸に仕事に取り組んでいます。 Yoomを使用して、幅広い業務をスムーズに進めるための記事をお届けします。
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