Slackとkintoneの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-08

Slackでの投稿された内容をkintoneに格納する方法

m.takahashi

日々たくさんの業務に追われているものの、目標達成になかなか近づかない…。
そんな状況だと、Slackに投稿された内容をkintoneに登録する作業が負担になりませんか?
その時間を削減できるだけで、重要な業務を着実に進められますよね。

そこで本記事では、Slackに投稿された内容をkintoneに自動で登録する方法をご紹介します。

ノーコードでSlackとkintoneの自動化を設定できるので、プログラミング知識がなくても大丈夫です。
そして、今日からすぐに利用することもできるので、ぜひ試してみてくださいね!

こんな方におすすめ

今回の連携をぜひおすすめしたいのは以下のような方々です!

  • Slackとkintoneを業務に活用している方
  • コミュニケーションツールとしてSlackを利用し、情報管理にkintoneを利用している方
  • Slackに投稿されたメッセージをkintoneに登録している方
  • Slackとkintoneを連携して、データの追加漏れや追加ミスを防ぎたい方

今すぐに試したい方へ

本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。

難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。

下記のテンプレートから今すぐに始めることもできるので、ぜひお試しください!

[Yoomとは]

それではここからノーコードツールYoomを使って、Slackに投稿された内容をkintoneに格納する方法をご説明します。

Slackでの投稿内容をkintoneに格納する方法

Slackの指定のチャンネルに投稿された内容をSlackのAPIを利用して受け取り、kintoneの提供するAPIを用いて指定のデータベースに登録することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

  • Slackとkintoneをマイアプリ登録
  • テンプレートをコピー
  • フローの起点となるSlackのトリガー設定と、その後に続くkintoneのオペレーション設定
  • トリガーボタンをONにして、Slackとkintoneの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:Slackとkintoneをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくとフローの設定がスムーズになりますよ。
まず、Slackのマイアプリ登録から行います。
Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にSlackと入力し、表示された候補から「Slack」を選択します。
以下の画面が表示されたら、内容を確認し、投稿先のチャンネルを指定して「接続」をクリックしましょう。

続いてkintoneのマイアプリ登録を行いましょう。
同様に、検索窓にkintoneと入力し、表示された候補から「kintone」を選択します。
以下の画面が表示されたら、「サブドメイン」「クライアントID」「クライアントシークレット」をそれぞれ入力し、「追加」をクリックします。
※詳しい登録方法はこちらを参考にしてください。

マイアプリにSlackとkintoneが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:Slack「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」のトリガーを設定

ここからは自動化の設定を行っていきましょう。
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると以下のような画像が出てくるのでOKを押します。

以下の画面が表示されたら「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。

最初にSlackの設定を行うため、「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」をクリックしましょう。
クリックしたら下記の設定を行っていきます。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Slackと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「トリガーアクション」→新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら

設定が完了したら、「次へ」をクリックします。

詳細の設定を行いましょう。
「トリガーの起動間隔」→選択し、設定しましょう
※トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますが、基本的に短い設定がおすすめです。
「チャンネルID」→候補から選択し、設定しましょう

指定したチャンネルの投稿内容はkintoneに登録されるため、「kintone登録専用チャンネル」を設定するのをおすすめします。
設定が完了したら、実際に Slackにメッセージを送信し、Yoomで「テスト」を実行します。
成功したら「保存する」をクリックしましょう。

ステップ3:kintone「レコードを追加する」のアクションを設定

続いてkintoneへのレコード登録の設定を行いましょう。
「レコードを追加する」をクリックしたら、下記の設定しましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「kintoneと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「実行アクション」→レコードを追加する

設定が完了したら、画面をスクロールし進めましょう。

連携するデータベースを指定し、「次へ」をクリックしましょう。

kintoneのアプリは今回以下のように「追加日」と「内容説明」の2つの項目で作成しました。

それぞれの項目に値を追加する設定をしましょう。
「追加日」の項目には、フローを起動した「今日」の日付を「2025-01-01」の形式のアウトプットで指定します。
アウトプットを使用することで、<span class="mark-yellow">フローが起動するたびに値を変動させて登録できます。</span>
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

入力欄をクリックすると候補が表示されます。
「日付」をクリックし、今日の中から「2025-01-01」の形式を選択しましょう。

「内容説明」の欄にはSlackのトリガーアクションで取得できた、「メッセージ内容」のアウトプットを追加します。
先ほど同様に、入力欄をクリックし候補が表示されたら「新しいメッセージがチャンネルに投稿されたら」の中から「メッセージ内容」のアウトプットを指定し、設定しましょう。

設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

ステップ4:Slackとkintoneの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

さらに自動化するには

投稿内容からAIで情報を抽出して詳細を登録しよう

今回設定を紹介したのは、Slackの投稿内容をそのままレコードとして登録するフローでしたが、 AIを活用することで、より詳細にkintoneへレコードの登録を行うこともできます。
例えば、以下のようにSlackに投稿があった場合を考えてみましょう。
Yoomの AI機能を使用することで、タイトルから電話番号までの項目を指定するだけで、詳細が抽出できます。

Slackのトリガーの後ろの「+」をクリックすると以下の画面が表示されるので、「テキストを抽出」を選択し設定しましょう。

このアクションを使用すると、以下のようなアウトプットを取得できます。
kintoneに各項目を設定し、アウトプットを使用して登録すれば、より詳細なレコード登録が可能です!

今回のテンプレートに、AIによる「データの抽出」オペレーションを追加したバージョンも用意されています。
用途に合わせて使い分けてみてくださいね。

「メールの受信」をトリガーに使用する

今回紹介したテンプレートではSlackのメッセージ追加をトリガーとしましたが、メールの受信でも代用することができます。
GmailやOutlookを使用したトリガーはもちろん、Yoom独自のメールトリガー機能も選択できます。
メールで受信した本文から情報を取得するだけでなく、添付されたファイルを格納したり、OCR機能で読み取ることもできますよ!

Slackやkintoneを使ったその他の自動化例

本日ご紹介した連携以外にもSlackやkintoneのAPIを活用することで様々な自動化を実現することが可能です。

もし気になるものがあれば、ぜひ試してみてください!

Slackとkintoneを連携した自動化例

kintoneにレコードが登録されたらSlackに通知したり、kintoneでコメントが投稿されたらSlackに通知したりする連携も可能です。
また、kintoneのステータスが更新されたら、Slackに通知する連携も可能です。

Slackを活用した自動化例

フォームで送信された内容をSlackに通知する

GoogleフォームやHubSpotのフォームで回答された内容をSlackに自動で通知します。

メールを受信したらSlackに通知する

GmailやOutlookでメールを受信したら、Slackに自動で通知します。

Web会議の終了後に会議内容を要約してSlackへ投稿する

Google MeetやZoomでWeb会議が終了したら、内容を文字起こしして要約し、Slackに自動で通知します。

kintoneを活用した自動化例

kintoneの情報をもとに書類を発行する

kintoneの情報をもとにfreee請求書やマネーフォワード クラウド請求書などで書類を自動で発行します。

kintoneにレコードが登録されたらクラウドストレージにフォルダを作成する

kintoneにレコードが登録されたらGoogle DriveやOneDriveなどにフォルダを自動で作成します。

kintoneの情報をもとにカレンダーに予定を登録する

kintoneの情報をもとに、GoogleカレンダーやOutlookのカレンダーなどに予定を自動で登録します。

Slackとkintoneの連携メリットと具体例

情報共有の効率化

Slackでの投稿をkintoneに自動追加することで、チームメンバーや社内への情報共有がスムーズになります。
これにより、Slackのスレッドを遡る必要がなくなり、kintoneで正確なデータを効率的に管理できるはずです。
例えば、営業チームが顧客からの問い合わせ内容をSlackに投稿した場合、それが自動的にkintoneの問い合わせ管理アプリに登録されます。
これにより、他のチームメンバーはkintoneで情報を確認して、スムーズに対応することが可能になるのではないでしょうか。

タスク管理の簡略化

Slackでの投稿内容をkintoneに自動登録することで、タスク管理の手間を大幅に削減できるはずです。
また、手動で登録する手間を省くことで、メッセージが漏れなくkintoneに登録され、管理が簡単になります。
例えば、会議中に発生したタスクがSlackに投稿されると、それがkintoneのタスク管理アプリに自動作成されることで、会議と同時進行でタスク管理も行えますね。
さらに、手作業によるヒューマンエラーを回避できることで修正や確認作業が減れば、タスク管理がもっと楽になるのではないでしょうか。

データの一元管理

Slackの情報をkintoneに集約することで、データの一元管理が実現します。
これにより、ツール間でのデータのばらつきを防げるので、業務を円滑に進められるのではないでしょうか。
例えば、メンバーによってタスクを確認するツールが異なると、Slackとkintoneを行き来する手間がかかってしまいますよね。
でも、どちらのツールでも同じ情報を確認できれば、ツールの行き来が減り、スムーズにタスクを進められるのではないでしょうか。

まとめ

Slackとkintoneの連携により、情報共有やタスク管理が自動化されます。
さらに手動でのデータ入力が不要になることで、ヒューマンエラーを防ぐこともできます。
そして、これまで手入力を行っていた時間を他の業務に充てることで、業務全体を効率化できるはずです!

ぜひ今回ご紹介した手順を参考にして、Slackとkintoneの連携を取り入れてみてくださいね。
Yoomを活用すれば、ノーコードですぐに自動化を利用できますよ!

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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