2025/01/06
アプリ同士の連携方法

TimeRexとMetaコンバージョンAPIを連携して、TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

k.ueno
TimeRexとMetaコンバージョンAPIの連携イメージ

目次

 

広告の効果を最大限に活かすため、マーケティング担当者は事前の情報分析と実施のタイミングを非常に重要視していることでしょう。
Yoomを活用してTimeRexとMetaコンバージョンAPIのアプリを連携することで、TimeRexの予約データを広告分析に有効活用できます。
登録された日時などの情報をもとに、コンバージョンイベントを自動送信することでマーケティング戦略の効果を最大化し、広告のパフォーマンス向上が期待できます。
本記事では、TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する自動化フローの設定方法と導入するメリットについて解説します。
業務に取り入れることで、広告効果の効率的な分析とデータ収集作業の手間削減が実現できるのでぜひご覧ください。

こんな方におすすめ

  • TimeRexとMetaコンバージョンAPIをそれぞれ活用している方
  • チーム間の情報共有をスムーズにしたい責任者
  • TimeRexの予約データを広告のパフォーマンス分析に活用したい方
  • 広告キャンペーンの進捗状況をリアルタイムで把握したいチームマネージャー
  • 作業の自動化による業務効率化を検討している経営者

TimeRexとMetaコンバージョンAPIの連携メリットと具体例

1.作業工数の削減

この自動化フローを導入することで、TimeRexで登録したスケジュール情報が自動的にMetaコンバージョンAPIに反映されるようになります。
例えば、TimeRexでイベントの日時情報が登録されるたびに、MetaコンバージョンAPIを使ってコンバージョンイベントが自動送信されるため、手動でデータを移行したり、別途設定を行う必要がなくなり、従来の作業工数を最小限に抑えることができます。

2.チーム間の連携強化

TimeRexとMetaコンバージョンAPIを連携させることで、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信すると、送信内容からTimeRexの情報も把握できるため、チーム間の連携がスムーズになります。
例えば、営業チームはTimeRexの新しい予約情報を基に迅速に顧客対応ができ、マーケティングチームはコンバージョンデータを活用して、広告施策の効果的なタイミングを講じることができるようになります。
自動化フローにより、各チームの担当者が最新の情報を共有でき、活動のスピード向上と情報の正確性の確保に寄与します。

3.リソースの最適化

この自動化フローを取り入れることで、TimeRexの予約データがMetaコンバージョンAPIを通じて素早く広告プラットフォームに送信され、広告キャンペーンの進捗状況を把握しやすくなります。
例えば、特定の広告が多くの反響を受けている場合、TimeRex側の予約データをもとにして、データを効率的に分析できるようになります。
該当する広告に担当者の時間を割り当てることで、リソースの最適配分が可能になるので、広告戦略の迅速な調整と最適化に役立つでしょう。

では、「TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する方法

TimeRexで予定が登録されたことを、TimeRexのAPIを利用して受け取り、0CodeKitの提供するAPIを活用して対象データをハッシュ化してその情報を受け取り、MetaコンバージョンAPIの提供するAPIを用いて、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • TimeRexと0CodeKit、MetaコンバージョンAPIのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • TimeRexのトリガー設定と0CodeKitとの連携設定、続くMetaコンバージョンAPIの各オペレーションの設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・TimeRexと0CodeKitとMetaコンバージョンAPIをマイアプリ連携

(1)まずはTimeRexをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からTimeRexを検索してください。

(2)TimeRexのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(3)「アカウント名」と「アクセストークン」には『yoom』を入力し、[追加]をクリックします。
まずは1つ目のTimeRexの接続が完了しました。

(4)次に0CodeKitのアプリ連携を行います。
TimeRexのマイアプリ登録と同様に、0CodeKitを選択します。

(5)連携する0CodeKitの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。

(6)0CodeKitのアプリ接続が完了しましたので、3つ目のアプリMetaコンバージョンAPIを接続していきます。
同様の操作でMetaコンバージョンAPIのアプリアイコンを検索し、クリックします。

(7)連携するMetaコンバージョンAPIの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。
MetaコンバージョンAPIのマイアプリ登録方法の詳しい手順は、こちらも確認してください。

クリック後、3つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで3つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは分岐アクションを含めて5つです。

・TimeRexのトリガー設定

(1)まず、TimeRexのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】TimeRexで予定が登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「予定が登録されたら」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面でWebhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行する必要があります。
「注意事項」の内容に沿って操作を行いましょう。


(5)Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行した後、[テスト]をクリックし、取得した値が正しければ、[保存する]をクリックしましょう。
このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することができます。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・分岐アクションの確認

(1)次に、すでに設定されている2つ目のアクション「コマンドオペレーション」をクリックし、内容を確認しましょう。

(2)以下の画面のように、このテンプレートでは、分岐対象のアウトプットとして「オペレーション:予定が登録されたら」→「アウトプット:Webhookタイプ」を対象として指定しています。

各項目はプルダウンから選択できます。
運用に沿った内容を選択しましょう。

(3)「アウトプット」や「分岐条件」は、状況に応じて任意で設定してください。
(今回は「Webhookタイプが値と等しいと『event_confirmed』として処理され分岐される」ように設定しています)

(4)設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。

・分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
・分岐については、こちらのページもご確認ください。

(5)次の3つ目のアクション「日付・日時形式の変換」もすでに設定されています。
クリックして内容を確認しましょう。

(6)次の画面で、対象の日付・日時データの表示形式を変換するための設定を行う必要があるため、変換前及び変換後の日付・日時の形式を指定します。
今回は例として、「変換対象の日付・日時」に【フローボット起動日時】の情報を設定しています。
(以下の画像は、「変換対象の日付・日時」の入力バーをクリック→基本情報→【フローボット起動日時】の矢印をクリックしてからXXXX-XX-XXの書式で日付・日時を設定したものです。)

(7)「変換対象の日付・日時形式」と「変換後の日付・日時形式」の項目は、プルダウンから選択できます。
今回のフローでは、UNIX時間でコンバージョンイベントを送信する必要があるため、UNIX時間の形式を選択します。

(8)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題なければ[保存する]をクリックします。
「データを操作・変換する」の設定方法については、こちらのページもご確認ください。

・0CodeKitの設定

(1)次に、0CodeKitで指定されたハッシュアルゴリズムを使用して、テキストをハッシュ化(ハッシュ関数を用いて、元データを不規則な文字列に変換する処理)する設定を行います。
4つ目のアクション「テキストをハッシュ化する」をクリックしましょう。

(2)連携する0CodeKitのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で設定する「ハッシュアルゴリズムの種類」は、プルダウンから任意に選択します。
本記事では、メールアドレスをハッシュ化することを想定しているので、『SHA256』を選択しています。実際にフローを導入する際は、運用に合わせて任意に設定してください。


(4)次に、「メッセージ」の項目にハッシュ化する文字列の情報を入力します。
入力バーをクリックすると、前ステップで取得したアウトプットが展開され、内容を引用することができます。
(以下の画面は例として、前ステップで取得したアウトプット「メールアドレス」の情報を引用したものです。)


(5)情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。

・MetaコンバージョンAPIの設定

(1)最後に、5つ目のアクション「コンバージョンイベントを送信」をクリックしましょう。

(2)連携するMetaコンバージョンAPIのアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で、「ピクセルID(MetaコンバージョンAPIのデータソースから取得)」や「イベント名」などの項目を埋めていきましょう。
「イベント発生時間」は、UNIX時間で送信する必要があるため、3つ目のアクション「日付・日時形式の変換」で取得した値を設定します。

「アクションソース」は、プルダウンから任意のものを選択してください。

(4)今回は、前ステップで【メールアドレス】をハッシュ化したので、「メールアドレス」の項目には、0CodeKitのステップで取得したアウトプット「ハッシュ化したテキスト」を設定します。


(5)その他必要項目にも情報を入力した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

MetaコンバージョンAPIを使ったその他の自動化例

他にもMetaコンバージョンAPIを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

Salesforceでリードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Salesforceにリード情報が登録された際、MetaコンバージョンAPIへ自動送信するフローです。
マーケティング担当者の作業負担を軽減でき、送信漏れなどの人的エラーの減少にもつながります。

Google スプレッドシートでレコードが登録されたら、MetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Google スプレッドシートでレコードが登録後に、MetaコンバージョンAPIで自動的にコンバージョンイベントが送信されます。
オフラインイベントがあった際、従来の方法では拾いきれなかったデータも送信できるため、広告のパフォーマンス向上が期待できます。

Googleフォームの内容を用いてMetaコンバージョンAPIでコンバージョンイベントを送信する

Googleフォームからの送信をコンバージョンイベントとして捉えて、Meta広告の効果をより正確に把握することができるようになります。
データ登録が自動化されるため、マーケティング担当者の負担を軽減できます。

まとめ

今回紹介したTimeRexとMetaコンバージョンAPIの連携により、TimeRexで登録されたデータを最大限に活用できるようになり、広告効果の正確な測定と業務効率化が実現します。
自動化フローの導入により、広告効果に対するデータ分析の際の作業負担の軽減にもつなげられるでしょう。
また、チーム間の連携強化により、企業全体のパフォーマンス向上も期待できます。

専門的な知識がなくても簡単に設定が可能なので、ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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Timerex
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従来のRPAでは単純な繰り返し作業しか自動化できず、その設定作業はとても複雑なものでした。
AI・API・RPA・OCRなど様々な技術を組み合わせた「ハイパーオートメーション」なら、これまでは実現できなかった多くの作業を、これまでよりも簡単に自動化することが可能です。
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