Geminiの拡張機能を実務で検証|Googleサービス横断で出張プランはどこまで組める?
Geminiの拡張機能を実務で検証|Googleサービス横断で出張プランはどこまで組める?
Yoomを詳しくみる
Geminiの拡張機能を実務で検証|Googleサービス横断で出張プランはどこまで組める?
AI最新トレンド

2026-02-12

Geminiの拡張機能を実務で検証|Googleサービス横断で出張プランはどこまで組める?

Natsumi Watanabe
Natsumi Watanabe

SaaS企業のマーケティング業務では、資料の検索やメール確認に加え、出張の手配や移動ルートの確認など、複数のGoogleサービスを行き来する作業が日常的に発生します。
こうした業務は一つひとつは小さくても、積み重なることで無視できない工数になります。
このような複数のGoogleサービスを横断する作業を支援するとされているのが、Googleの対話型AI「Gemini」に搭載された拡張機能です。
 拡張機能を有効化することで、GeminiはGoogle DriveやGmailだけでなく、Google Flights・Google Hotels・Google Mapsといったサービスとも連携できるようになります。
一方で、「本当に業務の中で使えるのか」「実際の作業がどこまで楽になるのか」といった点は、公式情報や機能紹介だけでは判断しづらいのも事実です。
本記事では、工数削減につながるこの機能について、その概要から具体的な活用シーン、そして「本当に実務で使えるのか?」という検証プランまでを徹底解説します。単なる便利ツールの紹介に留まらず、明日からの業務フローを変えるための実践的なガイドとしてご覧ください。
また記事の後半では、Geminiの判断・要約といった強みを業務フローに組み込めるYoomの活用方法についても紹介します。

 ✍️前提情報

本記事の想定読者

本記事は、以下のような悩みやニーズを持つ方を想定して執筆しています。

  • 様々なアプリを横断した情報検索に1日合計30分以上費やしており、その時間を削減したい方
  • SaaS企業のマーケティング担当で、少人数チームでの生産性向上を模索している方
  • APIやiPaaSの概念はある程度理解しており、業務フローの自動化に興味がある方

Geminiの拡張機能とは?

Geminiの拡張機能は、GoogleのAIモデル「Gemini」に、外部ツール(主にGoogle純正アプリ)の情報を参照・操作する権限を与える機能です。

通常、ChatGPTなどのLLM(大規模言語モデル)は、あなたの会社のGoogleドライブの中身を知ることはできません。しかし、Geminiに拡張機能を許可することで、以下のサービスを中心に連携が可能になります。

1.  Google Workspace(Gmail、ドライブ、ドキュメント)

2.  YouTube

3.  Googleマップ

4.  Googleフライト

5.  Googleホテル

Geminiを選ぶ際の3つのポイント

ツール導入を検討する際は、以下の基準で判断することをおすすめします。

1.  Googleエコシステムへの依存度:社内ドキュメントやメール運用がGoogle Workspace中心であれば、Gemini一択です。

2.  情報の鮮度と種類:YouTube動画の中身や、最新のフライト・ホテル情報など「リアルタイムな情報」を扱いたいか。

3.  セキュリティとプライバシー:特に企業利用(Enterprise版など)の場合、学習データに利用されない安全な環境が必要か。

近年のGeminiは、外部サービス連携や推論機能の強化により、従来の“質問に答えるだけ”の使い方に加えて、作業を支援するアシスタント的な活用がしやすくなっています。

💻【目的別】おすすめGemini機能・拡張カテゴリ一覧

Geminiで利用できる機能や拡張は多岐にわたるため、「何をしたいか」によって適した使い方が異なります。

ここでは、業務シーンごとに活用しやすいGeminiの機能・拡張を、目的別に整理しました。

日常的な情報整理からリサーチ、移動・出張時の活用まで、幅広い業務に対応しています。

まずは自分の業務に近いカテゴリを起点に、どの機能が役立ちそうかを確認してみてください。

 ✅【目的別】Gemini 活用機能&拡張機能 10選

ここからは、SaaSマーケターの業務効率化に直結するGeminiの活用方法を、拡張機能や特長的な機能をベースに「10選」としてご紹介します。

 【A:社内情報の検索・整理を自動化(Google Workspace連携)】

1. Google Drive 【検索&要約】

  • 一言でいうとどんなツール?:ファイル名が分からなくても「中身」から資料を探し出す機能
  • 主な特徴
    「@Google Drive」と打つだけで連携開始
    曖昧な記憶(例:「先月のA社の提案書」)からファイルを特定
    長文ドキュメントを開かずに要約を作成
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
    「『〇〇プロジェクトの要件定義書どこだっけ?』とSlackで聞く前にGeminiに聞けば、10秒でリンクと概要が返ってきます。フォルダ階層を掘っていく時間がゼロになりました。」
  • こんな人におすすめ:資料探しに時間を取られている方、情報の属人化に悩むチームリーダー

2. Gmail 【要約&タスク抽出】


  • 一言でいうとどんなツール?
     大量の未読メールから「やるべきこと」だけを抜き出す機能
  • 主な特徴
     ・長いスレッド形式のメールを要約・メール本文からアクションアイテム(タスク)を抽出・受信件数の確認や特定のメールの検索
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「休暇明けのメールチェックが劇的に楽になります。『未読メールから緊急の案件だけリストアップして』と頼むだけで、優先順位付けが完了するのは感動的です。」
  • こんな人におすすめ
     毎日大量のメールや通知に追われている方

3. Google Docs 【校閲&ドラフト作成】


  • 一言でいうとどんなツール?
     AIと一緒にドキュメントをブラッシュアップする機能
  • 主な特徴
     ・作成中のドキュメントの校閲・誤字脱字チェック・過去の資料を参照した新規ドラフトの作成・箇条書きメモからの文章化
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「人間がゼロから書くのではなく、過去の資産(Drive内のファイル)を参考にAIに下書きさせることで、着手までの心理的ハードルが下がります。
  • こんな人におすすめ
     記事作成や企画書作成の機会が多いマーケター

    【B:リサーチとインプットを高速化】

4. YouTube 【動画要約】

  • 一言でいうとどんなツール?
     動画を見ずに中身を理解する時短ツール
  • 主な特徴
     ・YouTube連携が使える環境では、動画内容の要点整理や、特定パートの抜き出しなど“視聴の補助”として活用可能・特定の情報(例:「機能紹介の部分だけ教えて」)を抽出・海外の動画も日本語で解説可能
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「競合他社の1時間のウェビナー動画を、わずか数分でテキスト化して要点を把握できます。情報収集のスピードが桁違いになります。」
  • こんな人におすすめ
     動画コンテンツからの情報収集が多い方、競合調査担当者

5. Deep Research【大規模調査】

  • 一言でいうとどんなツール?
     数百のWebサイトを横断してリサーチレポートを作る機能
  • 主な特徴
     ・複数のWebサイトや論文を自動探索・情報を統合し、包括的なレポートを作成・数分で市場調査レベルのアウトプット
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「新しいマーケティング施策のネタ探しなど、広範囲な情報を集めたい時に強力です。人間なら数日かかる調査をランチタイムの間に終わらせてくれます。」
  • こんな人におすすめ
     新規事業開発や市場分析を行う方

    【C:出張・移動・ロジスティクス支援】

6. Googleフライト

  • 一言でいうとどんなツール?
     最適な移動手段を瞬時に比較・提案してくれる機能
  • 主な特徴
     ・会話形式でフライトを検索(例:「大阪から北海道への最適便」)・遅延リスクや乗り継ぎ時間も考慮・最新の価格情報を反映
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「比較サイトをいくつも開かなくても、チャットだけで候補が絞り込まれます。天候などの外部要因も考慮してくれる点がAIならではのメリットです。」
  • こんな人におすすめ
     出張の手配を自分で行う方、旅行好きの方

7. Googleホテル

  • 一言でいうとどんなツール?
     曖昧な要望から理想の宿泊先を見つける機能
  • 主な特徴
     ・「ジムがある」「料理が美味しい」など感覚的な条件で検索・エリアと予算に合わせた絞り込み・Googleマップの評価と連動
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「条件入力フォームでは指定できない『雰囲気』や『細かなこだわり』を汲み取ってくれるので、ハズレのないホテル選びができます。」
  • こんな人におすすめ
     出張先でも快適に過ごしたい方、宿泊先選びにこだわりたい方

8. Googleマップ ルート案内

  • 一言でいうとどんなツール?
     現在地の交通状況を加味したナビゲーション機能
  • 主な特徴
     ・目的地までの最適ルートと所要時間の提示・「ここから一番近いコンビニ」などのスポット検索・目的地周辺の補足情報提示
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「訪問先への移動中に、『到着まであと何分?』『近くでランチできる場所は?』と聞くだけで即座に答えが返ってくるので、スマホを操作する手間が減ります。」
  • こんな人におすすめ
     外回りやクライアント訪問が多い方

 【D:高度な分析とアウトプット】

9. Deep Think(思考モード)

  • 一言でいうとどんなツール?
     複雑な課題に対して「熟考」して答えを出すモー
  • 主な特徴
     ・複数の仮説を並列検討して最適解を導出・数学、科学、コーディングなどの難問に強い・思考プロセスが可視化される(一部モデル)
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「即答はしませんが、数十秒待つだけで非常に論理的な構成案やコードの修正案が出てきます。簡単な質問には通常モード、難しい課題にはDeep Thinkと使い分けるのがコツです。」
  • こんな人におすすめ
     データ分析やプログラミング支援を求める方

10. マルチモーダル入力(画像・動画解析)

  • 一言でいうとどんなツール?
     目と耳を持ったAIに相談できる機能
  • 主な特徴
     ・ホワイトボードの手書きメモを認識してデータ化・商品写真を読み込んでキャッチコピー作成・動画の特定シーンの特定
  • 【ここがポイント】実際に使ってみた感想
     「会議後のホワイトボードの写真をアップして『議事録にして』と頼むだけで、テキスト化されるのは魔法のようです。OCR以上の理解力があります。」
  • こんな人におすすめ
     アナログ情報のデジタル化を進めたい方

     🤔おすすめのGemini拡張機能を試してみた(出張プラン自動立案)

Geminiの拡張機能には、GmailやGoogle Driveだけでなく、Google Flights・Google Hotels・Google Mapsなど、日常業務や出張計画に直結するサービスが揃っています。
今回は「急な大阪出張のプランを一括で立てられるか」という実務寄りのシナリオに絞って検証しました。
「移動手段・宿泊先・現地ルートをそれぞれ調べるのが面倒」「条件を変えるたびに検索し直すのが手間」といった課題に対し、Gemini拡張機能がどこまで実用的に機能するのかを確認していきます。

テストの内容とポイント一覧

今回の検証では、「出張プランを立てる」という実際のビジネスシーンを想定し、以下の3点を重点的にチェックしました。

  • 複数サービスの連携のスムーズさ
     Google Flights・Google Hotels・Google Mapsをまたいだ情報取得が、1つのプロンプトでどこまで自然につながるか。
  • 条件(時間・予算)の遵守
     到着時刻やホテル予算(1万5千円以内、朝食付き)といった制約条件を、正しく理解・反映できるか。
  • プランの現実性
     提案されたフライトやホテル、ルートが実在し、実際に予約・利用できる内容かどうか。

単なる「候補の羅列」ではなく、そのまま業務に使えるレベルかという視点で評価しています。

テストの方法

検証は、以下の手順で行いました。
STEP1:アカウントの準備
Geminiの設定画面で、Google Flights・Google Hotels・Google Mapsを含む拡張機能を使うためには難しい設定はいらず、プロンプトで対応できます。Geminiにログインしておきましょう。
STEP2:複合的な条件でプロンプトを入力
 「来週月曜の朝9時に大阪駅に到着」「東京から移動」「前泊」「ホテルは予算1万5千円以内・朝食付き」といった条件をまとめて指定し、フライト・宿泊・現地移動を一括で提案するよう指示します。
【プロンプト】

@Google Flights@Google Hotels@Google Maps
来週の月曜日、朝9時までに大阪駅に到着する必要があります。東京から移動する前提で、以下をまとめて提案してください。
  1. 最適なフライト(時間と移動効率を重視)
  2. 前泊するためのおすすめホテル(予算は1泊15,000円以内、朝食付き
  3. 到着後、空港または宿泊先から大阪駅までの移動ルート
それぞれについて、理由や選定ポイントも簡潔に説明してください。

STEP3:提案内容の実在性と価格を確認
 Geminiが提示したフライトやホテルについて、実際にGoogle FlightsやGoogle Hotels上で存在するか、条件に合致しているかを確認し、回答の信頼性を検証しました。

今回の検証では、難しい設定は不要です。プロンプトを入力するだけで以下のようにアプリと連携して自動で情報を調べてくれます!

実際のフライト情報や地図など、具体的な画像も一緒に出力されていました。

 検証結果、考察

プロンプトを入力して1分以内に結果が出力されました!(一部抜粋)

ここからは、出力結果について検証していきます。

複数サービスの連携のスムーズさ

 今回の検証では、Google Flights・Google Hotels・Google Mapsを同時に指定したプロンプトを入力しましたが、Geminiはそれぞれを個別に扱うのではなく、1つの出張プランとして整理された形で提示しました。
フライト → 宿泊先 → 大阪駅までの移動ルート、という流れが自然につながっており、ユーザー側で情報を補完・並べ替える必要はほとんどありません。
通常であれば、複数のサービスを行き来しながら条件を照らし合わせる必要がありますが、Gemini拡張機能を使うことで、出張計画の全体像を一度に把握できる点は大きなメリットと感じました。

 条件(時間・予算)の遵守

 「朝9時までに大阪駅に到着」「ホテルは1万5千円以内、朝食付き」という条件に対し、出力結果は概ね正確でした。フライトは伊丹空港着の早朝便が選定されており、大阪駅までの移動時間を考慮しても余裕のあるスケジュールになっています。また、ホテルについても予算内かつ朝食付きの候補が提示されており、条件の読み取りに大きなズレは見られませんでした。細かな価格変動や空室状況までは別途確認が必要ですが、初期案としては十分に実用的な精度といえます。

 プランの現実性

 提案されたフライト、ホテル、移動ルートはいずれも実在するもので、実際の予約・利用を前提に検討できる内容でした。特に、伊丹空港から大阪駅へのリムジンバスや、徒歩・地下鉄を使った移動ルートなど、現地事情を踏まえた現実的な選択肢が含まれていた点は評価できます。
一方で、最終的な予約判断には公式サイトでの再確認が必要ですが、「ゼロから調べる」手間を大きく減らせる点で、実務上の価値は高いと感じました。

総合すると、Gemini拡張機能は、出張プランを素早く整理し、判断材料を揃える用途において非常に相性が良いといえます。
完璧な予約ツールというよりは、「考える前段階を一気に片付けるアシスタント」として活用することで、忙しいビジネスパーソンの負担を確実に軽減してくれるでしょう。

まとめ

今回の検証では、Geminiの拡張機能を使って「出張プランの自動立案」がどこまで実務に使えるのかを確認しました。結果として、フライト・ホテル・現地移動といった複数の情報を1つの流れで整理でき、条件(時間・予算)も概ね正確に反映されていました。
特に、個別に検索する手間を省き、出張計画の全体像を短時間で把握できる点は大きな強みです。一方で、最終的な予約や細かな調整は人の判断が必要ですが、調査や検討の初動を大きく効率化できるツールとしては十分に実用的だといえます。

忙しいビジネスパーソンにとって、Gemini拡張機能は出張準備の負担を軽減する有力な選択肢になるでしょう。

Yoomでできること

Geminiは単体でも便利ですが、Yoomを組み合わせることで活用の幅はさらに広がります。Yoomでは、Geminiを判断・要約エンジンとして組み込んだフローボットテンプレートを用意しており、日々の情報整理を自動化できます。たとえば、受信したメールの内容をGeminiで判定し、種別ごとにGoogleドキュメントへ自動で追加したり、Slackに投稿されたメッセージをGeminiで要約してGoogle スプレッドシートに蓄積することも可能です。さらに、Notionで作成した議事録をGeminiで整理・要約し、内容を更新するといった使い方もできます。Yoomなら、Geminiの「考える力」を業務フローに自然に組み込み、手作業を減らしながら情報活用を加速できます。

[176822,147748,148328]

[Yoomとは]

Yoomを使えば、今回ご紹介したような連携を
プログラミング知識なしで手軽に構築できます。
無料でYoomを試す
この記事を書いた人
Natsumi Watanabe
Natsumi Watanabe
SEOライター歴5年「読みやすく」「伝わりやすい」をモットーに執筆を続けています。 プログラミングの知識がなくてもアプリ連携できるYoomの便利さをたくさんの人に届けたい!
タグ
Gemini
連携
自動
自動化
関連アプリ
お役立ち資料
Yoomがわかる!資料3点セット
Yoomがわかる!資料3点セット
資料ダウンロード
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
3分でわかる!Yoomサービス紹介資料
資料ダウンロード
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
Before Afterでわかる!Yoom導入事例集
資料ダウンロード
お役立ち資料一覧を見る
詳しくみる