2024/12/16
アプリ同士の連携方法

カオナビとChatworkを連携して、Yoomのデータベースの情報が更新されたらカオナビに反映しChatworkに通知する方法

m.takahashi
カオナビとChatworkの連携イメージ

目次

雇用している従業員の数が多ければ多いほど、従業員情報の更新は頻繁に起こる可能性があります。しかし、更新の情報を管理するツールに反映するために何度も手入力するのは手間ですよね。この記事では、カオナビとChatworkを連携することで、データベースの情報が更新されるたびに自動でカオナビに反映し、Chatworkで通知を行う方法を紹介します。この自動化により、手動でのデータ更新の手間を省き、業務効率を向上させることができるかもしれません。特に、従業員数の多い企業にとって、情報管理の精度向上と迅速な情報共有が実現できるでしょう。ぜひどのような方法なのか、最後まで確認してくださいね。

こんな方におすすめ

今回の連携をぜひ使ってほしいのは以下のような方々です。

  • カオナビとChatworkを業務で利用しており、データ管理や情報共有の効率化を目指している方
  • 従業員情報の管理を複数のツールで行い、手動で更新に課題を感じている人事担当者
  • 従業員情報の管理精度を向上させ、組織内の連携を自動化したいと考える管理者
  • 部門間の情報伝達を円滑化し、迅速な業務対応を叶えたい経営層およびマネージャー
  • APIを活用した自動連携で、工数削減を目指すIT担当者

カオナビとChatworkの連携メリットと具体例

従業員情報の正確な管理とミスの削減

データベース情報が更新されるたびに、カオナビのメンバー基本情報が自動で更新され、Chatworkで通知される仕組みによって、従業員情報の管理精度が向上するでしょう。例えば、新入社員の入社日や配置転換情報がデータベースに登録されると、即座にカオナビが更新され、全担当者に通知が届くため、手動入力によるミスのリスクが軽減され、正確な人事情報の認識が可能になり、組織運営の効率化が期待できるでしょう。
また、従業員情報の正確な管理によって、個人情報保護や労働務関連のコンプライアンス強化に貢献します。例えば、従業員の雇用形態や契約条件の変更がデータベースに記録されたら、カオナビが自動更新され関係者に通知が届くため、法的な提出期限や社内手続きの遅延を回避できるでしょう。これにより、情報の透明性が確保され、リスク管理が容易になる可能性があります。

人事業務の効率化と工数削減

この連携によって、人事担当者が個別のツールにログインし、データ更新を行う手間が省けるため、業務全体の効率化が図れます。例えば、従業員の住所変更がデータベースに登録されると、カオナビにもスピーディーに反映され、手作業でのデータ入力が不要になり、データ更新にかかる時間が削減されるでしょう。その結果、担当者は他の重要な業務に注力できるようになるかもしれません。またカオナビの情報を更新や、チームメンバーへの通知漏れを回避するので、情報の更新後の業務への事前を確実にし、業務の進行をスムーズにするでしょう。

社内連携のスムーズな情報共有

データの更新時に関連部門に自動通知され、迅速な情報共有が可能になります。例えば、昇進情報や異動情報がデータベースに登録されると、総務、経理、IT管理部門などの関連部署にスピーディーに通知され、更新に伴う業務の発生を知らせることができます。これにより、情報伝達のタイムラグが短縮され、部門間の連携が円滑に進むことが期待できます。
また、スムーズな情報共有によって、経営層は正確な情報を基に意思決定が可能になります。例えば、プロジェクトメンバーのスキル情報が変更された場合、これにより、組織の柔軟なリソース運用が可能となり、組織全体の業務パフォーマンスの向上が期待できます。

それではここからノーコードツールYoomを使って、データベース情報が更新されたらカオナビのメンバー基本情報を更新してChatworkに通知する方法をご説明します。

[Yoomとは]

データベース情報が更新されたらカオナビのメンバー基本情報を更新してChatworkに通知する方法

Yoomのデータベースの情報が更新されたら起動するトリガー機能を使用し、データベースに更新があったら起動したのちカオナビのAPIを用いて情報の更新をすることで実現が可能です。
また、Chatworkが提供するAPIを用いることで、更にYoomのデータベースとカオナビの情報が更新されたことをチャットで通知することもできます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

連携フローは大きく分けて以下のプロセスで作成を進めます。

・カオナビとChatworkをマイアプリ登録
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるYoomデータベースのトリガー設定と、その後に続くカオナビとChatworkのオペレーション設定
・トリガーボタンをONにして、カオナビとChatworkの連携動作を確認

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。

ステップ1:カオナビとChatworkをマイアプリ連携

はじめに使用するアプリのマイアプリ登録を行いましょう。
事前にマイアプリに登録しておくことで、フローの設定がスムーズになりますよ。

まず、Yoomの画面左にあるマイメニューにアクセスし、画面右の新規接続ボタンを押します。

次に検索窓にカオナビと入力し、表示された候補から「カオナビ」を選択します。
以下の画面が表示されるので、「アカウント名」と「APIアクセストークン」を入力し、「追加」をクリックします。
※カオナビのマイアプリ登録方法はこちらを参考にしてください。
※Base64エンコードに関しては詳しくはこちらをご覧ください。

先ほど同様に、検索窓にChatworkと入力し、表示された候補から「Chatwork」を選択します。
すでにChatworkにログインしている場合、以下の画面が表示されるので「許可」をクリックしましょう。

マイアプリにカオナビとChatworkが表示されていれば、登録完了です。

ステップ2:データベーストリガーを設定

ここからはいよいよ自動化の設定を行なっていきます!
以下のバナーの「試してみる」をクリックしてフローボットをコピーしてくださいね。

クリックすると、以下のような画像が出てくるのでOKを押しましょう。

以下の画面が表示されたら「タイトル」と「説明」を確認しましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更可能です。
最初に、トリガーアクションの設定を確認していきます。

まず使用するデータベースの設定を確認しましょう。
今回は、以下のようにデータベースを設定しました。
項目は任意で設定可能ですが、カオナビとの連携の際にユニークキーとして使用する<span class="mark-yellow">「社員番号」の設定は必ず行ってください!</span>

フローボットの設定に戻りましょう。
「更新されたら」をクリックすると以下の画面が表示されますので、設定をしましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「実行アクション」→更新されたら

「データベースの連携」は、先ほど作成したデータベースを設定しましょう。
設定が完了したら「次へ」をクリックします。

トリガーアクションで取得できるアウトプットを確認できます。
アウトプットを使用することで、起動ごとの内容に合わせた値をフローに反映できますよ。
※アウトプットについて詳しくはこちらをご覧ください。

最後に「保存する」をクリックして完了です。

ステップ3:カオナビ「メンバーの基本情報を更新」、Chatwork「メッセージを送る」のアクションを設定

続いてカオナビの設定をしていきます。
「メンバーの基本情報を更新」をクリックし、下記の設定をしましょう。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「カオナビと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→メンバーの基本情報を更新

設定が完了したら「次へ」をクリックします。

更新内容を設定していきます。
先述したように「社員番号」は必須項目なので、アウトプットを使用していきましょう。
入力欄をクリックすると、下に候補が出現するので「社員情報」のアウトプットをクリックすると入力できます。

さらに設定していきましょう。
データベースで設定した内容を必要に応じて入力していきます。
以下のように、2つのアウトプットを使用して入力することもできますよ!

さらにこちらの画面にない項目に関しても以下で設定可能です。
項目IDはカオナビで設定している項目が候補として表示されるので選択し、値はアウトプットから入力しましょう。

設定が完了したら「テスト」を実行し、成功したら「保存する」をクリックして完了です。

Chatworkの設定を行いましょう。
「メッセージを送る」をクリックしたら、以下の画面が表示されるので設定します。

「タイトル」→必要に応じて変更可能
「Chatworkと連携するアカウント情報」→アカウントが合っているか確認
「アクション」→メッセージを送る

設定が完了したら「次へ」をクリックします。

API接続設定を行います。
注意事項を確認したら、画面をスクロールしてきます。

ルームIDを候補から選択し、設定します。

メッセージ内容を設定しましょう。
任意のメッセージ内容を設定してください。
今回は以下のように設定を行いました!
ここでもアウトプットを設定することで、フローの起動ごとに合わせた内容を送信できますよ。

設定が完了したら「テスト」を実行しましょう。

テストが成功すると、Chatworkには以下のように送信が完了します。
テストが成功したら、Yoomの設定画面で「保存する」をクリックして設定完了です。

ステップ4:カオナビとChtworkの自動化の動作確認

最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するかどうかを確認しましょう。

設定おつかれ様でした!

カオナビを使ったその他の自動化例

他にもカオナビを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.カオナビで従業員が登録されたらGoogleスプレッドシートの従業員管理表にも登録する

はじめに紹介するのは、カオナビでの従業員登録をトリガーとしてGoogle スプレッドシートに同期するフローボットです。カオナビをトリガーとして使用したい方におすすめです。

2.コラボフローで入社申請が承認されたらカオナビに従業員情報を登録する

次に紹介するのは、コラボフローとの連携フローです。承認をトリガーに情報を登録できるので、承認の可否をわざわざ確認する手間が省けそうです。

3.履歴書をOCRで読み取りカオナビに従業員を登録する

最後に紹介するのは、履歴書をOCRで読み取り、自動で登録するフローです。入社する従業員の情報を手入力するのは手間もかかり、ヒューマンエラーのリスクも高いので、AIを活用すれば負担を大幅に軽減できるかもしれません。
※AIオペレーションはチームプラン・サクセスプランでのみご利用いただける機能となっております。チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。

まとめ

カオナビとChatworkの連携により、データベースの情報が更新されるたびに自動で反映・通知が行われるため、業務効率の向上が期待できるでしょう。手動でのデータ更新の手間を省き、迅速にチームへの共有を行うことで、組織全体の業務パフォーマンスを向上させることができるかもしれません。特に、人事担当者や更新に伴い発生した業務の担当者にとって、情報管理の精度向上と迅速な情報共有の実現により、後続業務の効率化が実現するでしょう。

ぜひYoomを実際の業務で活用し、どれだけ手間が省け効率化できるのか、体験してみてくださいね。

この記事を書いた人
m.takahashi
新卒でジュエリー販売を経験し、結婚出産を経て、社会保険労務士事務所で6年ほど勤務してきました。どちらの業界でも在庫管理や顧客管理をはじめ、様々な事務仕事を経験しました。特に社労士事務所での勤務では、膨大な入力作業や事務処理で一日終わることもしばしば。Yoomを知って第一声は「なぜもっと早く出会えなかったのか・・・」でした。皆様にYoomの便利さを届けられるように、わかりやすい文章書けるよう心がけています!
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