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YouTubeで動画投稿を行う場合、他のSNSなどを併用していることが多いはずです。中でもやはり「X(Twitter)は必須」という方がほとんどではないでしょうか。
この際、YouTubeに新しい動画を投稿したことを知らせる広告としてX(Twitter)を活用しているのであれば、YouTubeとX(Twitter)を連携してしまうのがおすすめです!このような連携を行うと、YouTubeで動画を公開したタイミングでX(Twitter)に自動投稿ができ、YouTubeとSNSへの同時投稿が実現できます!
YouTubeに公開予約を設定して、さらにX(Twitter)にも予約投稿を設定して…という手間が解消できるかもしれません。
しかも、今回の連携はX(Twitter)への投稿文をAIが自動作成するため、投稿文を都度考える必要はありません。また、X(Twitter)だけではなくLINE公式アカウントへ同時投稿する方法も解説します。
YouTubeとSNSへの同時投稿を実現したい方は、ぜひYoomをご活用ください!
[Yoomとは]
まず、YouTubeで新しい動画が投稿されるとフローが起動します。そして、あらかじめ定めたプロンプトに沿い、その動画タイトルや概要欄の情報を基にSNS投稿用の文章を自動作成可能です。
最後にX(Twitter)のAPIを活用して作成した文章データを受け取り、YouTubeでの動画公開と同タイミングでX(Twitter)への同時投稿が完了します。
このような連携の実現には、一般的にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に導入できます。
今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
まずは基本的な設定方法を解説しているナビをご覧ください!
それではここから今回のフローで使用するアプリのマイアプリ登録方法を解説します。

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。
以下の手順をご参照ください。
1.検索する

Xのアイコンをクリックします。
2.アプリの承認

Xから承認を求められます。
投稿文をポストしたいアカウントか必ず確認し、問題がなければ赤枠をクリックしてください。
3.追加する
必須項目が設定し終わったら右下の追加を押しましょう。

上記の表示が出たら連携完了です。
次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。
1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う
※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。詳細な設定を行っていきましょう。
1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。
2.コピーしたテンプレートを開く

「【コピー】YouTubeで新動画公開時にSNS用の文章を生成してX(Twitter)に動画URLと投稿する」を選択しましょう。
3.アプリトリガーを選択

Youtubeのアイコンの「YouTubeチャンネルで最新の動画が公開されたら」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。
4.トリガーの起動間隔の設定

起動間隔を設定しましょう。
トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
5.IDの入力

チャンネルIDはボックス下部の補足に従い設定しましょう。

もしくはYouTubeのチャンネル設定から取得することも可能です!
YouTubeにアクセスし、右上のアイコンをクリックして設定を選択します。

左側のメニューにある詳細設定をクリックします。

赤枠部分がチャンネルIDです。コピーしてYoomの設定画面にペーストしてください。
6.テストの実行

設定が完了したらテストボタンを押してください。
テスト成功と表示が出たら完了です。保存をクリックします。
続けて、AIでテキストを生成する設定を行います!
AIによるテキスト生成を活用することで、X(Twitter)などへのSNSの投稿文を自動で作成できます。文章を考える必要がなくなるため、今までの手間が省けるはずです!
1.テキストを生成する

AIのアイコンの「テキストを生成する」をクリックします。
次へを押してください。
※AIのアクションは有料プラン限定となります。有料プランは2週間のトライアルが可能です。
2.プロンプトの設定

AIでテキストを生成する際に使用するプロンプトを設定します。
なお、テンプレートを活用しているため設定は完了しています。詳細な指示や文字数の指定などがある場合は追記しましょう。
また、X(Twitter)は1ポストにつき140文字の制限があります。

画像のように、YouTubeで公開された動画タイトルや概要欄の説明を自動流用して投稿分を作成するため、動画の内容に沿った内容で毎回違う文章を投稿可能です。

X(Twitter)へのポストと同時に動画URLを記載する場合は、画像のように設定するのがおすすめです。
X(Twitter)ではURLはどのような文字数であっても22文字として換算されます。そのため、URLの22文字分を除いた118文字でテキストを生成する必要がありますのでご注意ください。
3.テストの実行

赤枠のテストボタンをクリックしてください。

青く「テスト成功」と表示がされたら完了です。保存を押しましょう。
1.アプリと連携する

Xのアイコンの「ポストを投稿」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。
2.必須項目の設定

赤枠部分の必須項目がポスト内容となります。

テンプレートを使用しているため、画像のようにデータが挿入され設定が完了している状態です。
3.テストの実行

データの挿入が完了したらテストボタンを押しましょう。
テスト成功と表示が出たら、設定は完了です。保存を押してください。
4.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
以上でアプリ連携が完了です。
今回使用したフローボットテンプレート
YouTubeで新動画公開時にSNS用の文章を生成してX(Twitter)に動画URLと投稿する
Yoomには自動化だけでなく、業務を円滑に進めるための工夫と機能が詰まっています。
例えば、今回紹介した自動化を、よりニーズに沿ったものにアレンジすることも可能です。
今回はX(Twitter)への投稿で終わるフローを作成しましたが、投稿したことをチームメンバーに自動通知できたら便利だなと思いませんか?
もちろん、Yoomはそのようなニーズにもお応えできます!

こちらは最後にSlackへ通知するアクションを加えたフローです。
チームメンバーへの通知だけではなく、どのような内容でX(Twitter)へ投稿されたのかも把握しやすくなるため、投稿文に修正を加えたい場合も素早く対応できるはずです。
もちろん、Slack以外のチャットツールやメールツールへの送信にも対応しています!
メインのフローボットとしてX(Twitter)へ投稿するテンプレートを紹介しましたが、他のSNSなどへの投稿も可能です。
今回は例としてLINE公式アカウントへ投稿するフローも少しだけ紹介しましょう!
まずは以下のテンプレートをコピーしてください。
先ほどと同様にマイアプリから連携を行います。
1.検索する

LINE公式アカウントのアイコンをクリックします。
2.必須項目を入力する

アカウント名とアクセストークンの入力をします。
詳しくはLINE公式アカウントのマイアプリ追加方法をご確認ください。
3.連携完了

追加ボタンの押し、上記の表示がされたら連携完了です。
テンプレートをコピーしたら、冒頭で紹介した「YouTubeを起動し、AIで投稿用のテキストを生成する設定」まで設定方法は同じとなります。
そのため、LINE公式アカウントへ投稿する方法のみを紹介します!
1.アプリと連携する

LINE公式アカウントのアイコンの「テキストメッセージを送信」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了済みのため、次へを押しましょう。
2.投稿先を設定する

送信先のユーザIDを設定します。
ボックス下部の補足の通りに設定しましょう。
3.メッセージ内容の確認

次投稿するメッセージを設定します。
X(Twitter)に投稿するアクションと同じように作成すればOKです!
4.テストの実行

メッセージの設定ができたら、下部にあるテストボタンを押してください。
青くテスト成功と表示がされれば設定は完了となります。保存を押しましょう。
5.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。
最後に、生成AIのGeminiを活用したフローを紹介します。
Geminiを使い慣れている方や、Geminiの生成結果の方が好みの場合はこちらがおすすめです!
まずは以下のテンプレートをコピーしてください。
先ほどと同様にマイアプリから連携を行いましょう!
1.検索する

Geminiのアイコンをクリックします。
2.アカウント名の入力

アカウント名とアクセストークンを入力します。
まずはアカウント名を入力しましょう。会社名や担当者名などわかりやすい任意のネーミングがおすすめです。
3.APIキーを取得する
アクセストークンはGeminiのAPI取得ページから取得可能です。

内容を確認し、承諾したらチェックを入れ、右下の「続行」ボタンを押します。

画面下部にある「APIキーを作成」ボタンを押します。

続けて「新しいプロジェクトでAPIキーを作成」を押します。

APIキーが作成されました。赤枠の部分に表示されているため、コピーをしましょう。
4.入力する

Yoomの画面に戻り、コピーしたAPIキーをアクセストークンに入力しましょう。
必須項目が入力出来たら右下の追加を押します。
5.連携完了

画面が切り替わり、上記の表示がされれば連携完了です。
テンプレートをコピーしたら、冒頭で紹介したYouTubeの設定とX(Twitter)の設定は同じ方法となります。
そのため、Geminiで生成するアクションの設定方法のみを紹介します!
1.アプリと連携する

Geminiのアイコンの「コンテンツを生成」を選択してください。
次へを押します。
2.モデルの設定

まずは使用するGeminiのモデルタイプを入力します。
モデルについては、Geminiのページ左上をクリックすることで確認できます。

画像の場合は1.5 flashを使用しているため、同じものをモデルとして設定しましょう。

Yoomの画面に戻りましょう。
ボックスをクリックすると、Geminiのモデルが一覧表示されます。

スクロールをし、確認したモデルと同じものをクリックして挿入してください。
3.プロンプトと役割の設定

プロンプトとファイルの設定を行います。
どちらもあらかじめ設定がされている状態ですが、希望がある場合は任意で変更が可能です。
4.テストの実行

設定ができたら、下部にあるテストボタンを押します。
青く「テスト成功」と表示がされたら設定完了です。保存を押しましょう。
他にも、YouTubeを使った自動化の例をいくつか紹介します。
1.YouTubeで新しい動画が投稿されたら、X(Twitter)でツイートを行う
生成AIでポスト文を作成せず毎回決まった文章でポストを行えるシンプルなフローです。今回紹介したフローに同じく、YouTubeの動画公開と同時に投稿されます。
2.前日のYouTubeのチャンネルレポートをNotionに追加する
YouTubeを運営していると気になるのがチャンネルレポートですよね。このテンプレートを活用することで、レポートがNotionに自動で追加可能になり、分析などを行いやすくなるかもしれません。
3.最新のYouTubeチャンネルレポートをSlackに通知する
データベースツールに保存する以外にも、コミュニケーションツールなどにチャンネルレポートを転送可能です。これにより、メンバーといち早くデータを共有可能になるはずです。
YouTubeなどの動画投稿サイトやX(Twitter)などのSNSを上手く活用することで、マーケティングや広報が上手く行く可能性がありますよね!
しかし、管理しなければならないアカウントが増えると、様々なツールにアクセスして投稿文を作成したり、決められた時間にポストをする必要があったりなど、少々手間に感じることもあるはずです。このようなお悩みがある場合に今回紹介した自動化を導入すれば、きっとメリットを感じられるのではないでしょうか。
これまで手作業で行っていたタスクが自動化すれば、業務に余裕が生まれるなんてことがあるかもしれません。
少しでも気になったら、ぜひこの機会に自動化を導入してみませんか?