Zoomはシンプルなインターフェースと高品質な通信で、数多くの企業に愛用されています。
このZoomとSlackを連携させれば、毎日のミーティング情報が簡単に把握できるようになります。
今回紹介する自動化フローは、プログラミング初心者でも簡単に設定できるので、「プログラミングって難しそう...」と思っている方でも、ノーコードで実装可能です!
本記事は、設定方法やメリットをわかりやすく解説するので、ぜひ最後までご覧ください!
こんな方におすすめ
- ZoomとSlackを活用されている方
- リモートワーカー
- 管理者
- デザイナーやライターなどのクリエイティブ職の方
今すぐに試したい方へ
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
毎日Zoomの会議情報をSlackに通知するフローです
[Yoomとは]
ここからは、「毎日Zoomの会議情報をSlackに通知する」自動化の設定方法を、Yoomのフローボットテンプレートを用いて解説します。

連携プロセス
- Yoomへマイアプリ登録(ZoomとSlack)
- テンプレートをコピー
- スケジュールトリガーの設定、アプリ連携
- トリガーボタンをONにして連携動作を確認
Zoomでメッセージを受信したらSlackに通知する連携フローの作り方
事前に準備するもの
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。
Zoom
- Zoomのアカウント情報(メールアドレスなど)
- Client IDとClient secret
- Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得できます。
各項目の取得方法は「Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法」からご確認いただけます。
Slack
- 通知するワークスペースのURL
- 投稿するチャンネル
- 管理者への承認が必要な場合もありますので、事前に確認を行ってください。
>ヘルプ:Slackのマイアプリ登録方法の詳細
>Slack公式:ワークスペースの管理
ステップ1 マイアプリ連携の設定
ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの画面内の+新規接続をクリックします。

Yoomで接続可能なアプリ一覧が表示されるので、検索窓から接続するアプリを選んで、マイアプリ登録を進めます。

Zoom
検索窓から「Zoom」を入力して、Zoom(OAuth)をクリックします。連携情報の入力画面が表示されます。

Client IDとClient secretは、Zoomのアカウント登録後に、Zoom App Marketplaceでのアプリ登録から取得できます。
>ヘルプ:Zoom(OAuth)およびZoom Phoneのマイアプリ登録方法
それぞれの項目の入力が完了したら、追加ボタンをクリックするとZoomのマイアプリは登録完了です。
Slack
検索窓からアプリ名を探します。ヒットしたアプリ名をクリックします。Slackにサインインする画面に遷移します。

ご利用のワークスペースURLを入力し、続行するをクリック。YoomからSlackへアクセスの許可をリクエストする画面に移ります。

許可をクリックし、連携完了です。
アクセストークンを入力し、追加ボタンをクリックするとSlackのマイアプリ登録が完了です。
- 通知するチャンネルにYoomアプリを追加してくおくとスムーズです。デスクトップアプリのチャンネル一覧/該当チャンネルを右クリックし、チャンネル詳細を表示する/インテグレーションから追加できます。


ステップ2 Yoomのフローボットテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
こちらのバナーをクリックします。
毎日Zoomの会議情報をSlackに通知するフローです
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。マイプロジェクトは左のメニューバーからアクセスできます。

ステップ3 スケジュールトリガー「毎日9時になったら」
テンプレートの1つ目の工程をクリックします。

事前設定済みのため、水色アイコン(設定完了の証)が点灯していますが、中身をご紹介します。
(1/1)実行時間の指定

今回は曜日指定タブから平日のみを選択し、9:00に起動する設定です。繰り返す曜日の変更や時間の変更はこの画面から再設定いただけます。分刻みなど細かいタイミング設定が必要であれば、Cronの設定タブから操作できます。
>もっと詳しく:Cron設定方法
ステップ4 アプリを連携する「ミーティングの一覧を取得」
テンプレートの2つ目の工程をクリックします。

Zoomで当日にスケジュールされているミーティング情報を取得します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は、設定済みです。
- タイトル
- スケジュール設定
- Zoomと連携するアカウント情報
- トリガーアクション
→次へをクリック
(2/2)API接続設定

- メールアドレス
- Zoomアカウントのメールアドレスを入力してください
- 取得開始日
- 取得終了日
→テストをクリック →成功 当日スケジュールされているミーティング情報の一覧が取得できました。

→保存する をクリックします
ステップ5 アプリと連携する「チャンネルにメッセージを送る」
テンプレートの3つ目の工程をクリックします。

この工程では、Slackに送信する定型文を設定します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらの項目は初期設定済みです。
- アプリトリガーのタイトル
- アプリ
- Slackと連携するアカウント情報
- トリガーアクション
→次へをクリックします。
(2/2)データベース操作の詳細設定

- 投稿先のチャンネルID
- 編集欄をクリックすると、連携済みのチャンネル一覧が表示されます。該当のチャンネルを選択するとIDが引用されます。
- または、Slackのデスクトップアプリのチャンネル一覧/該当のチャンネルを右クリックし、コピー/リンクをコピーに進むと、URLが取得できます。/archive/以降の文字列がチャンネルIDです。

- メッセージ内容
- 編集欄をクリックすると、Zoomから取得したアウトプットが表示されます。こちらを引用しながら、メッセージの定型分を作ります。引用コードの手前に項目名を入力しておくとわかりやすくなります。

→テストをクリックします。 →成功
→保存するをクリックします。今回のフローでの設定はここまでです。
ステップ アプリトリガーをONにする
全ての工程が設定されると、コンプリート画面が表示されます。

トリガーをONにしてフローボットを起動します。テンプレートの左上にあるトグルをスイッチで切り替えできます。Slackのチャンネルで通知が確認できました。

プログラミングなしでフローボットの設定ができました!今回使用したテンプレートはこちらです。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
ZoomやSlackを使ったその他の自動化例
今回ご紹介したフロー以外にもZoomやSlackのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!
ZoomとSlackのその他の自動化例
指定の日時になったらZoomにミーティングを作成してミーティング情報をSlackに送ったり、投稿内容をもとにZoom会議を作成することもできます。
他にも、ミーティングが終了したら、SlackにレコーディングURLを通知することも可能です。
Slackの投稿内容をもとにZoom会議を作成する
試してみる
■概要
「Slackの投稿内容をもとにZoom会議を作成する」ワークフローは、会議の作成の手間を削減してくれるでしょう。
Zoomに直接アクセスすることなく、チャット上での操作で完了するため業務効率化につながります。
■このテンプレートをおすすめする方
・Slackを利用してチームコミュニケーションを行っている方
・SlackのメッセージをもとにスピーディにZoom会議を設定したい方
・プロジェクトがタイトなスケジュールで進行しており、迅速に会議を設定して効率よく話し合いたい方
・オンライン会議ツールとしてZoomを日常的に利用している方
・SlackとZoomを日常的に利用していて、両者を連携させた効率的なフローを探している方
■注意事項
・SlackとZoomのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Zoomでミーティングが終了したら、SlackにレコーディングURLを通知
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、Slackの任意の送付先にミーティングのレコーディングURLを通知するフローです。
指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をSlackに通知する
試してみる
指定の日時になったらZoomにミーティングを作成し、ミーティング情報をSlackに通知するフローです。
Zoomを活用した自動化例
登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信する
ミーティングを作成後リンクの送付を自動で行うため、情報の正確性を保ちます。
Airtableでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信する
試してみる
Airtableでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信するフローです。
Salesforceでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信する
試してみる
Salesforceでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信するフローです。
Google スプレッドシートでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信する
試してみる
Google スプレッドシートでリードが登録されたらZoomで会議を作成しGmailで会議情報を先方に送信するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をして通知する
議事録作成の手間から解放されて会議内容の振り返りや次のアクションに集中することが可能となります。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Slackに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をSlackに通知するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Telegramに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をTelegramに通知するフローです。
Zoomでミーティングが終了したら議事録の文字起こしと要約をし、Google Chatに通知する
試してみる
Zoomでミーティングが終了したら、自動的に会議内容を自動で文字起こしと要約をして、文字起こしの結果をGoogle Chatに通知するフローです。
予定や予約が登録されたらZoomでミーティングを作成する
予定や予約が登録されたら、その情報を元に自動的にZoomでミーティングを作成するため、会議作成の手間を削減できるはずです。
Googleカレンダーで予定が作成されたら、Zoomミーティングを作成する
試してみる
■概要
このフローでは、Googleカレンダーで予定が作成されたら、Zoomミーティングを作成することが可能です。この自動化によって、ミーティング設定の手間を減らし、時間を有効に活用することが可能です。
Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。
■このテンプレートをおすすめする方
・GoogleカレンダーとZoomを頻繁に利用しているビジネスパーソンの方
・スケジュール管理とオンラインミーティングの設定作業を自動化したい方
・業務効率化を図り、手動作業を減らしたい企業のIT担当者の方
・チームのミーティング設定にかかる時間を削減したいリーダーの方
■注意事項
・GoogleカレンダーとZoomをそれぞれYoomと連携させる必要があります。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Garoonに予定が登録されたらZoomでミーティングを作成する
試してみる
Garoonに予定が登録されたらZoomでミーティングを作成するフローです。
TimeRexに予約があったらZoomにミーティング登録する
試してみる
Timerexに予約があったらZoomに新規ミーティングを登録するフローです。
Slackを活用した自動化例
Slackにメッセージが投稿されたら通知する
Slackに新しいメッセージが投稿されたら別のコミュニケーションツールに通知を自動送信するため、わざわざ情報を転記する作業をなくせるはずです。
Slackで新しいメッセージが投稿されたらMicrosoft Teamsに通知する
試してみる
Slackで新しいメッセージが投稿されたらMicrosoft Teamsに通知するフローです。
Slackにメッセージが投稿されたら、Discordに通知
試してみる
■概要
Slackに新しいメッセージが投稿されたら、Discordに通知を自動的に送信します。
通知の内容や送信先はカスタマイズ可能です。
■注意事項
SlackとDiscordそれぞれでアカウントとの連携設定が必要です。
Discordの通知先やメッセージ内容を任意の値に置き換えてご利用ください。
Slackにメッセージが投稿されたら、連携したGoogle Chatに通知する
試してみる
Slackにメッセージが投稿されたら、連携したGoogle Chatに通知するフローです。
タスクが更新されたらSlackに通知する
タスク更新がすぐにSlackに通知されるため、チーム全体が最新情報を迅速に把握できるようになるでしょう。
GitLabでIssueが更新されたらSlackに通知する
試してみる
■概要
「GitLabでIssueが更新されたらSlackに通知する」フローは、開発チームのコミュニケーション効率を向上させる業務ワークフローです。
GitLabでIssueが新たに作成されたり、コメントが追加されたり、ステータスが変更された際に、自動的にSlackチャンネルへ通知が送信されます。
これにより、チームメンバー全員がリアルタイムでプロジェクトの進捗や変更点を把握でき、迅速な対応が可能になります。また、手動での情報共有の手間を省くことで、ミスの防止や作業効率の向上にも寄与します。特にリモートワークが増える現代において、スムーズな情報共有はプロジェクト成功の鍵となります。
このフローを活用することで、GitLabとSlackの連携を強化し、より一体感のあるチーム運営を実現しましょう。
■このテンプレートをおすすめする方
・GitLabを活用してプロジェクト管理を行っている開発チームのリーダー
・Slackを日常的に使用しており、チーム内のコミュニケーションを円滑にしたい方
・GitLabとSlackの連携を手動で行っており、作業の自動化を検討している方
・プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで把握し、迅速に対応したいプロジェクトマネージャー
・開発プロセスにおける通知機能を強化し、作業効率を上げたいエンジニア
■注意事項
・GitLab、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
Backlogで課題が更新されたらSlackに通知する
試してみる
■概要
「Backlogで課題が更新されたらSlackに通知する」ワークフローは、プロジェクト管理の効率化をサポートします。
Backlogでタスクの進捗や変更があった際に、Slackへ通知が送信されるため、チームメンバー全員が最新情報をリアルタイムで共有できます。
これにより、コミュニケーションの遅れや情報の漏れを防ぎ、スムーズなプロジェクト運営が可能になります。
■このテンプレートをおすすめする方
・BacklogとSlackを日常的に利用しており、情報共有を迅速化したいプロジェクトマネージャーの方
・チームメンバーがタスクの更新状況をリアルタイムで把握できるようにしたい開発リーダーの方
・Backlogでの課題管理とSlackでのコミュニケーションを効率的に連携させたい運用担当者の方
■注意事項
・Backlog、SlackのそれぞれとYoomを連携してください。
・トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。
・プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。
ZoomとSlackを連携するメリット
1. 情報の漏れなく確実に確認できる仕組みでリモートワーカーをサポート
リモートワーカーの皆さん、外出先からでも会議情報を確認できるとしたら便利になると思いませんか?
日々、Zoomにアクセスして会議情報を確認する手間が省け、Slackを開くだけで当日の会議予定を把握できます。
毎日決まった時間に会議の一覧がSlackに届き、うっかり忘れる心配を軽減できるでしょう。
また、Slackの通知設定を活用すれば、必要な情報だけをスムーズに確認できる環境も整います。
情報共有が簡単になれば、業務に集中できるようになり、安心感も得られるはずです。
2. 管理職・マネージャーにおすすめの一元管理で、確認がスムーズ
ZoomとSlackを連携すれば、管理職やマネージャーはメンバーの当日の会議予定を一目で把握でき、指示出しもスムーズに行えるようになるかもしれません。
複数のメンバーの会議情報がSlackに一元化されることで、Zoomを個別に開く必要もなくなるでしょう。
例えば、日々の会議予定がSlackに届くことで、フォローが必要なメンバーにすぐに連絡し、的確なサポートを行えるようになります。
こうして会議情報がまとまっていることで、確認の手間が減り、管理がしやすくなる可能性があります。
3. クリエイティブ部門の集中力をサポートする柔軟な通知管理
Zoomの会議予定をSlackへ個別通知することで、会議の予定を心配する必要がなくなるはずです。
デザイナーやライターの方など、クリエイティブな作業を求められる方々にとって予定の確認作業などは集中力を削ぐ原因になることはありませんか?
この連携を活用することで、会議情報を毎日自動で受け取りつつ、通知タイミングを調整できるため、作業に集中しやすくなるでしょう。
必要な情報を必要なときにだけチャンネルを開くだけで確認でき、会議に関する気がかりを軽減しながら効率的に業務へ取り組めます。
こうした自動化が、クリエイティブな業務にも活かされるでしょう。
まとめ
毎日のZoomのミーティング情報通知をノーコードで実現できるYoomのフローボットは、日々の業務をスムーズにする強力なサポート役となるはずです!
プログラミング不要の簡単設定でZoomとSlackを連携させ、すぐにでも実践できることが強みです。ぜひこの自動化で新しいワークフローにチャレンジしてみませんか?
今すぐこのフローボットをチェックして、自動化を始めてみましょう!