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業務効率化と正確なデータ管理は、企業の成長において欠かせない要素です。特に、請求書作成は時間と手間がかかる作業であり、ミスが起こると、信頼性に影響を及ぼします。本記事では、AirtableとMisocaを連携し、Airtableから直接Misocaで請求書を作成する方法をご紹介します。普段からAirtableとMisocaを利用している方であれば、ノーコードで簡単に連携と自動化が可能です。
Airtableで顧客情報やプロジェクトデータを管理し、それをMisocaと連携することで請求書作成の手作業を大幅に削減できます。従来は、Airtableのデータをエクセルや他のシステムに手動で転記して請求書を作成していたため、データ入力ミスが発生するリスクもありました。AirtableからMisocaへのデータ連携を自動化することで、データの正確性が向上し、短時間で請求書を発行可能です。
例えば、プロジェクトごとに異なる請求内容がある場合でも、Airtableの情報を直接活用できるため、迅速かつ正確な請求につながります。
Airtableでは顧客情報やプロジェクトの進捗状況を細かく管理できますが、Misocaとの連携により、請求書データも一元的に管理可能になります。これにより、顧客ごとの取引情報と請求内容をスムーズに追跡でき、複数のツール間でデータの整合性を保つことができます。
例えば、特定の顧客の未回収状況を確認する際、Airtable上で全ての情報が確認できるため、迅速な対応が期待できます。
定期的に顧客へ請求書を発行する業務がある場合、Airtableで契約内容やスケジュールを管理し、Misocaを通じて自動的に請求書を発行する仕組みを構築できます。例えば、サブスクリプションサービスや定期的な保守契約を持つ企業では、毎月同じ内容の請求書発行が必要ですが、このプロセスを自動化することで業務負担が大幅に軽減します。これにより、請求ミスやスケジュール遅延のリスクを防ぎ、安定したキャッシュフローの確保につながります。
それでは,ここからノーコードツールYoomを使って、AirtableからMisocaで請求書を作成する方法をご説明します。
[Yoomとは]
Airtableのデータベースにレコードが登録されたことをAirtableのAPIを利用して受け取り、
Misocaの提供するAPIを用いてMisocaで請求書を作成することで実現が可能です。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。
今回のフローは大きく分けて4つのプロセスで進めていきます。
・AirtableとMisocaをマイアプリ登録
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるAirtableのトリガー設定と、その後に続くMisocaのオペレーション設定
・トリガーボタンをONにして、AirtableとMisocaの連携動作を確認
Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方は、ログインしましょう。
まず初めにAirtableのマイアプリ登録を行います。
ここでは、連携するアプリ情報をYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインし、マイアプリの画面内で+新規接続をクリックします。

検索窓にAirtableと入力し、Airtableをクリックします。

以下の画像のような画面が表示されるため、赤枠内の「ベースを追加」をクリックします。
連携したいワークスペースをクリックした後、「アクセスを許可する」をクリックしましょう。


画面が切り替わり、マイアプリの中にAirtableが追加されます。
続いて、Misocaのマイアプリ登録を行います。
新規接続のボタンをクリックし、検索窓に「Misoca」を入力しましょう。
表示された候補をクリックします。

Misocaのログイン画面が表示されます。
今回連携するアカウントでログインを進めましょう。

ログインが完了するとマイアプリにMisocaが表示されます。
以上でマイアプリ登録は完了です。
自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしましょう。
以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。
変更が必要な場合は、該当箇所をクリックすることで変更できます。

このフローはGoogle拡張機能のYoomを使用しているため、拡張機能を追加します。
以下の「拡張機能をインストール」をクリックします。


追加が完了すると、以下の画像のような画面がGoogleの右上に表示されます。

YoomのGoogle拡張機能との連携を確認するため、赤枠内をクリックしましょう。
拡張機能で起動するアプリの連携アカウントとアクションを選択の画面が表示されるため、今回連携するAirtableのアカウントで間違いないかを確認し、「次へ」をクリックします。

以下の画像のような画面が表示されるので、Airtableのレコード詳細ページより必要事項を入力します。
入力箇所の注釈に従い入力しましょう。
また、起動ページのURLサンプルを設定します。
なお、このURLはテスト用のもので、実際に実行する際にはChrome拡張機能を使用します。
設定が終わったら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしましょう。

続いてMisocaの設定を進めます。
以下の画面の赤枠内の箇所をクリックしましょう。
連携アカウントとアクションを選択の画面が表示されるので、今回連携するMisocaのアカウントに間違いがないかを確認しましょう。

API接続設定の画面になるので、取引先IDを入力します。
入力欄をクリックすると以下の画面のようにアウトプットが表示されます。
「取引先詳細ページから起動」をクリックすると連携したHubSpotの情報を入力できます。
入力ができたら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

最後に請求書を作成するための設定を行います。

内容に従って入力を進めましょう。

先ほど同様、入力欄をクリックするとアウトプットが表示されるので、
アウトプットを利用しながら内容を入力しましょう。

請求内容の箇所もアウトプットを利用し入力を進めましょう。

入力が完了したら「テスト」をクリックし、問題がなければ「保存する」をクリックします。
上記で「保存する」をクリックすると、以下の画像のような画面が表示されます。
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です。
正しくフローボットが起動するか、確認しましょう。

今回使用したテンプレートはこちらです。
①LINE公式アカウントでユーザーが友だち追加したら、Airtableに追加する
LINE公式アカウントでユーザーが友だち追加したら、Airtableに追加するフローです。このフローにより、LINE公式アカウントで新たなユーザーが友だち追加した際、Airtableにリアルタイムで情報が追加されます。LINE公式アカウントでの集客に力を入れている方、複数のツールから取得したユーザー情報をAirtableで一元管理したい方におすすめのフローです。
②Airtableでリードが登録されたらZoomで会議を作成しメールで会議情報を先方に送信する
Airtableでリードが登録されたらZoomで会議を作成しメールで会議情報を先方に送信するフローです。このフローでは、Airtableでリードが登録されるとZoomで会議を作成し、会議情報をメールで送信することができます。リード情報の登録や共有を行っているマーケティング担当者や、リードが登録される度にZoom会議を作成して共有している方におすすめのフローです。
③SalesforceからMisocaに取引先を追加する
SalesforceからMisocaに取引先を追加するフローです。このフローにより、SalesforceからMisocaに取引先を追加することで、効率的に顧客情報を管理することができます。Salesforceを使って取引先情報を管理しているが、他のシステムにも同じ情報を手動で入力することが多い方や、Misocaで取引先情報を登録する際に、入力ミスを防ぎたい方におすすめのフローです。
AirtableとMisocaを連携することで、請求業務の効率化とデータ管理の最適化が実現できます。手作業の削減により業務負担が軽減され、データの正確性も向上します。結果として、請求関連のミスが減少し、顧客満足度の向上につながります。
Yoomで自動化を導入するには、特別なスキルや知識は必要ありません。説明に沿って入力をするだけなので、操作も簡単です。
ぜひYoomの自動化を利用し、業務の効率化を実感してみてくださいね!