2024/12/02
アプリ同士の連携方法

AirtableとSMSLINKを連携して、Airtableの情報からSMSLINKを自動送信する方法

s.nakazawa
AirtableとSMSLINKの連携イメージ

目次

Airtableで管理する顧客の中から、パーソナライズしたSMSLINKを手動で送信することは時間がかかり、人為的なミスが生じるリスクもあります。
しかし、AirtableとSMSLINKを連携することで、特定の顧客にだけAirtableから直接SMSを送信することが可能になります。
この連携により、スムーズな顧客へのアプローチにつながり、また送信時のヒューマンエラー削減も期待できます。
本記事では、ノーコードでAirtableとSMSLINKを連携するメリットをはじめ、具体的な連携方法について詳しく解説します。
この方法を参考にして、顧客対応の効率化やマーケティング活動の強化を図ってみてください。

こんな方におすすめ

  • AirtableとSMSLINKを導入している企業
  • Airtableで管理する顧客に、SMSLINKを効率的に送信したい方
  • Airtableで管理する顧客に、SMSLINKでの通知を活用したいと考えているマーケティング担当者
  • AirtableとSMSLINKを連携し、手作業やヒューマンエラーを削減したいチームのリーダー

AirtableとSMSLINKの連携メリットと具体例

メリット1: ヒューマンエラーの削減

AirtableからSMSLINKを直接送ることで、宛先ミスや誤字脱字などの人為的エラーを削減できます。
例えば、商談のお礼メッセージをすぐに送りたいとき、2つのツールを連携することで、Airtableから数クリックでメッセージを送信できます。
あらかじめ宛先とメッセージが作成されているため、忙しい時でも正しい宛先に誤字脱字がないメッセージの送信が可能です。
これにより、些細な人為的エラーによる顧客の信頼を失うリスクを回避できるでしょう。

メリット2: 顧客データをもとにパーソナライズされたアプローチ

Airtableに蓄積された顧客データをもとに、特定の顧客にだけパーソナライズされたメッセージを送信できます。
例えば、Airtableで管理するECサイト会員の中から、特定の条件を満たす会員にだけ割引クーポンの提案を直接SMSで送信できます。
このように2つのツールを連携することで効率的なテストマーケティングが可能になるでしょう。
さらに、パーソナライズされたテストマーケティングで得た手法を展開することで、売上の向上も期待できます。

メリット3: 手動作業の削減と作業時間の短縮

AirtableとSMSLINKを連携することで、メッセージの送信が数クリックで完了するため、手動で一件一件メッセージを作成し、送信する手間が削減されます。
例えば、マーケティング担当者やカスタマーサポートスタッフは、この連携により顧客とのコミュニケーションにかかる時間を短縮でき、作業効率の向上につながります。
その結果、より重要な業務に集中できる時間が増えるでしょう。

[Yoomとは]

これから、プログラミング不要でアプリ連携が可能なYoomで、「Airtableの情報を用いてSMSLINKからSMSを送信する」というフローボットの作成方法を紹介します。
テンプレートに沿って設定するだけで導入できるので、ぜひ試してみてください。

AirtableとSMSLINKの連携フローの作り方

Yoomを使ってAirtableとSMSLINKを連携するフローは、次の4つのプロセスで進めます。

・AirtableとSMSLINKをマイアプリ登録
・テンプレートをコピー
・フローの起点となるAirtableとChrome拡張機能のトリガー設定、その後に続くSMSLINKの送信設定
・トリガーボタンをONにして、AirtableとSMSLINKの連携動作を確認

ステップ1:AirtableとSMSLINKをマイアプリ連携

はじめに、AirtableとSMSLINKをYoomに連携させるため、マイアプリに登録します。

1.Yoom管理画面の左側で「マイアプリ」を選択し、「+新規接続」をクリックします。

2.続く画面で、「Airtable」と「SMSLINK」をそれぞれ検索して進むと、次の画面に遷移します。

<Airtableの場合>

・ログイン後、下記画面の「+ Add a base」から連携させたいベースやワークスペースを選択します。
「Grant access」をクリックするとマイアプリに登録完了です。

<SMSLINKの場合>

・アカウント名とアクセストークンを入力すると、マイアプリに登録完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、AirtableとSMSLINKを連携するテンプレートをコピーします。

1.下記テンプレートのリンクを開きます。

2.「このテンプレートを試す」をクリックすると、コピーが完了です。

ステップ3:トリガーとなるAirtableとChrome拡張機能の設定

次に、フローの起点となるトリガーアクションを設定します。
このフローでは、AirtableとChromeの拡張機能をトリガーに設定します。

1.Yoom管理画面の「マイプロジェクト」を選択し、「【コピー】Airtableの情報を用いてSMSLINKからSMSを送信する」をクリックします。
※テンプレートのタイトルは次の画面で任意に変更できます。

2.「拡張機能をインストール」をクリックします。
※Chrome拡張機能については、こちらを確認してください。
※Chrome拡張機能を使用したトリガーを使用することで、Airtable上から直接トリガーを起動させることができます。

3.「Chromeに追加」をクリックします。

4.「拡張機能を追加」をクリックすると、拡張機能の設定が完了します。

5.「Chrome拡張機能トリガー レコードの詳細ページから起動」をクリックします。

6.Airtableと連携するアカウントを確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

7.ベースID、テーブルID、起動ページのURLサンプルを入力し、テストを行います。
※起動ページのURLサンプルは、下記に続く画像を参考にしてください。

※「起動ページのURLサンプル」の取得は、はじめにAirtableのレコード一覧から1つを選び(どれでも可)、Expandマークをクリックします。
レコード詳細ページが表示されるので、右上にあるリンクマークから取得します。

8.テストが成功すると、アウトプットにAirtableから値が取得されるため、「+取得する値を追加」をクリックします。

9.追加したい項目の横の「+」マークをクリックすると、「追加する値」に表示されます。
必要な項目を選択したら、「追加」をクリックします。
※ここでAirtableに登録されている顧客の電話番号や、メッセージに追加したい顧客ごとに変動する項目を選択します。
※項目名は、カーソルを合わせると表示される鉛筆マークをクリックして、任意の表記に変更できます。

10.アウトプット一覧に、メッセージに必要な項目がすべて表示されていることを確認し、保存します。

ステップ4:SMSLINKの送信設定

最後に、SMSLINKを自動で送信する設定をします。

1.「アプリと連携する SMSを送信」をクリックします。

2.SMSLINKと連携するアカウント情報を確認し、「次へ」をクリックします。
※その他の項目はデフォルトで設定されています。

3.電話番号やメッセージなど、SMSを送信するために必要な情報を設定します。
※各項目は、枠をクリックすると表示されるアウトプットの「レコードの詳細ページから起動」から対応する値を選択します。これにより顧客ごとに変わる電話番号などの値を動的に反映します。また、定型文を直接入力することもできます。
※このフローでは、SMS送信に必要な電話番号と個別メッセージがAirtableに登録されていることが前提になります。

4.必要な項目を入力したらテストをし、成功したら保存します。
※テストを行うと、ステップ3で選択したAirtableのレコードに記載の電話番号宛にメッセージが送信されます。

5.トリガーをONにすることで、このフローを有効化します。

6.顧客にSMSLINKを送るときは、Airtableで対象のレコードの詳細を開きます。
右上のChrome拡張機能のボタンをクリックし、「Yoom」を選択します。

7.作成したフローボットが表示されるので、「起動」をクリックします。

8.「起動する」をクリックすると、顧客に自動でSMSLINKが送信されます。

紹介したフローに不明点があれば、こちらのヘルプページを参考にしてください。

Airtableを使ったその他の自動化例

他にもAirtableを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1.Airtableに情報が登録されたら、Slackに通知するフローです。

Airtableに新しい取引先が追加されたら、自動でSlackに通知が届きます。
この連携によりチームや部署内でも顧客情報の共有がスムーズになるでしょう。

2.Airtableで取引先が登録されたら、OneDriveに取引先ごとのフォルダを作成するフローです。

Airtableに取引先が登録されるたびに、OneDriveに自動でフォルダが作成できます。
この自動化により、手動でフォルダを作成する手間を省き、フォルダの作成漏れも防止できます。

3.Airtableで取引先が登録されたら、ジョブカン経費精算・ワークフローにも追加するフローです。

ジョブカン経費精算・ワークフローに自動で取引先情報を登録できます。
この連携により、取引先の管理にジョブカン経費精算・ワークフローを利用している場合は、業務の効率化と情報の正確性向上が期待できます。

まとめ

AirtableとSMSLINKの連携により、手動でメッセージを送信する作業時間の短縮が実現します。
また、誤送信や誤字脱字などのヒューマンエラーの削減にもつながります。
さらに、Airtableの顧客データを活用した効率的なSMS送信が可能になるため、カスタマーサポートやマーケティング担当者には大きなメリットをもたらすでしょう。

AirtableとSMSLINKの連携は、Yoomを活用することで、ノーコードで連携できるため、この機会に業務効率を向上させましょう。

この記事を書いた人
s.nakazawa
個人ブログを5年以上運営してきました。 執筆時は、読者様が知りたい情報をわかりやすく解説することを大切にしています。 ブログ運営で学んだライティング経験をもとに、複雑な業務もノーコードで自動化できるYoomの使い方や魅力をわかりやすくご紹介します。
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