2024/09/24
AIオペレーションの活用方法

Microsoft Teamsの投稿を翻訳してTelegramに自動送信!

e.koyama

目次

グローバル化やダイバーシティー経営の進展により、多言語環境でのビジネスは、もはや珍しくなくなりました。異なる言語を使用するチームメンバーや取引先とのコミュニケーションに、課題意識を持ってはいないでしょうか。

本記事では、Microsoft Teamsのチャネルに投稿されたメッセージを翻訳してTelegramに自動で送信する方法を紹介します。ノーコードツールYoomを用いて2つのアプリを連携すれば、異なる言語を話すチームメンバー間のコミュニケーションの円滑になります。

Microsoft TeamsとTelegramを連携するメリット

1: グローバルコミュニケーションの強化

連携によって翻訳されたメッセージが自動送信されることにより、異なる言語を使用する相手とも情報を速やかに共有できます。これにより、チームメンバー間や取引先とのコミュニケーションが円滑になり、社内外へのスムーズなフォローアップが期待できます。

2: コスト削減

連携による翻訳やメッセージ送信の自動化で、それぞれの手作業にかかっていた時間や労力を削減できます。繰り返し作業を省略することで、空いた時間に他のタスクを割り当て、リソースの最適化が図れます。特に複数の言語で頻繁にやり取りするチームでは、コストパフォーマンスの向上が見込めます。

[Yoomとは]

Microsoft TeamsとTelegramの連携フローの作り方

それでは、Microsoft TeamsとTelegramの連携と業務フローの自動化設定を行ってみましょう。

テンプレートを使って、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をTelegramに投稿する」業務フローの作成手順を紹介します。

なお、今回のテンプレートで使用している翻訳を含むAI機能は、チームプランまたはサクセスプランでご利用いただけます。2週間の無料トライアルも提供中です。

はじめる前に

1. Yoomにログインしてください。

2. 以下の「試してみる」ボタンをクリックして、Yoomのテンプレートをコピーしてください。 

ステップ1: Microsoft TeamsとTelegramのマイアプリ連携

※アプリ連携がお済みの場合は、ステップ2に進んでください。

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択し、画面右の「+新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続一覧から、Microsoft TeamsとTelegramをそれぞれ選択し、アプリを連携してください。
 ※Microsoft 365(旧Office 365)には、家庭向けプランと一般法人向けプラン(Microsoft 365 Business)があります。一般法人向けプランに加入していない場合、認証に失敗することがあります。

‍ステップ2: Microsoft Teamsのチャネルにメッセージが送信されたら起動するトリガーの設定

1. コピーしたテンプレートを開きます。
 ※下図の赤枠部分から、任意のタイトルに変更できます。

2. フローボットの「アプリトリガー:チャネルにメッセージが送信されたら」をクリックします。

3. 連携アカウントとアクションを選択します。
 「アプリトリガーのタイトル」を必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

4. アプリトリガーのAPI接続設定を行います。
 トリガーの起動間隔、チームID、チャネルIDとデータベースIDを選択してください。
 ※起動間隔はプランごとに指定できる時間が異なります。参考:各プランの機能制限や使用上限の一覧

5. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ3: 翻訳アクションの設定

1. フローボットの「翻訳する:翻訳する」をクリックします。

2. アクションを選択します。
 ・タイトル:任意の名称に変更できます。
 ・アクション:文字数と消費タスク数を確認の上、選択してください。

3. 「次へ」をクリックします。

4. 詳細設定を行います。
 ・翻訳対象のテキスト:ステップ2で取得したメッセージ内容のアウトプットを参照してください。
 ・翻訳先言語:Telegramに送信したい翻訳後の言語を入力してください。
 ※下図は入力例です。

 ※下図はアウトプットの参照例です。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

ステップ4: Telegramに翻訳メッセージを送信するアクションの設定

1. フローボットの「アプリと連携する:メッセージを送信」をクリックします。

2. 連携アカウントとアクションを選択します。
 タイトルを必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。

3. API接続設定を行います。
 チャットIDとメッセージ内容を選択・入力してください。
 ※下図は入力例です。
 ※メッセージ内容には、ステップ2〜3で取得したアウトプット情報を活用してください。

4. テストが成功したら、「保存する」をクリックしてください。

最後に、保存したフローのトリガーを「ON」に切り替えると起動します。

以上で、「Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳して、翻訳版をTelegramに投稿する」フローの完成です。

その他のMicrosoft Teamsを使った自動化の例

他にもMicrosoft Teamsを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつか紹介します。

1. Microsoft Teamsで投稿されたメッセージを翻訳してGoogle Chatに投稿するフローです。Telegram以外のチャットツールも使っている場合にこちらを併用し、業務や相手によって設定を変更してください。

2. Microsoft Teamsの投稿メッセージは、Outlookにメール送信できます。チャットよりも、メールで情報を共有したい相手がいれば、こちらのフローをお試しください。送信前に、翻訳や要約を行うことも可能です。

3. Microsoft Teamsの投稿内容をGoogle スプレッドシートに追加するフローです。投稿されたメッセージから条件を指定し、一部抽出して転記できます。

4. Microsoft TeamsのメッセージをAsanaのタスクとして登録するフローです。メッセージの見落としや対応漏れを防ぐのに役立ちます。

5. Microsoft TeamsのメッセージからHubSpotのチケットを作成するフローです。顧客からの問い合わせやサポートリクエストをHubSpotに反映できます。

まとめ

本記事では、Microsoft Teamsの投稿メッセージを翻訳してTelegramに自動送信する方法をお伝えしました。Yoomを使った2つのアプリの連携により、異なる言語を話すチームメンバー間のコミュニケーションの円滑化や、コスト削減が期待されます。多言語環境でも業務をスムーズに進めるために、この連携をぜひ試してみてください。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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