2024/07/24
アプリ同士の連携方法

GitHubとMicrosoft Teamsの連携で連絡を自動化してみた

a.ohta

目次

ソフトウェア開発者は日々コードを見つめ、管理し、修正…。テストをしても「なんで動かないの!」ということもザラですよね。やっと見つけたバグが単なるスペルミスというオチまで付いていたりします。
こうしたことを踏まえると、変更したコードの履歴管理やバックアップが可能なGitHubは、大変便利なアプリです!
チームでプロジェクトを進めている場合でも共同作業がスムーズに行えるので導入しない手は無いでしょう。

では、今回はGitHubをMicrosoft Teamsと連携してみましょう。ExcelなどのOffice系ツールとも相性バッチリなMicrosoft Teamsと連携すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
そして、日々のコード管理がどのように楽になるのか、要チェックです!

GitHubとMicrosoft Teamsを連携する利点や実現可能な自動化内容とは

1.リアルタイム通知ができる
Issueが作成されるとMicrosoft Teamsに通知することが可能になります。
Issueはコードなどの要点を簡単にシェアしたり変更することができる機能なので、フィードバックを無駄なく行えますよね。
ということは、Issue作成されたタイミングでMicrosoft Teamsに通知がされるので、タイムラグなくチーム全体が要点を確認できるようになります。

チェックのためだけに異なるアプリ間の移動がなくなる上に連絡もスムーズ。
この時点でGitHubとMicrosoft Teamsを連携する理由を理解できるのではないでしょうか。

2.情報共有が迅速になる
チーム間でプロジェクトを進めていると起こりやすいのは、確認漏れなどが原因の「これって自分が担当だったの?」という問題です。仕事が終わった!と思っていたのにまだまだ対応しなければならない箇所が多いと、モチベーションも下がってしまいかねません。

しかし、GitHubをMicrosoft Teamsを連携すれば情報共有がこまかく、そして迅速になるため、変更や追加が頻繁にあっても確認ミスなどが最小限にできます!

3.コミュニケーションが円滑になる
コミュニケーションが大切なのは理解しているけれど、重要な内容以外の連絡は後回しにしがちかも…という方こそ、GitHubとMicrosoft Teamsの連携はおすすめです。
Microsoft Teamsのチャットは気軽にリアルタイムで連絡がとれる機能のため、些細な内容でもメッセージを送りやすいという利点があります。こうした利点を活かして、issueが変更された場合などに一言でも「お疲れ様!」という言葉を送信すれば、なんだかちょっといい気分になりませんか?

チーム全体のちょっとしたコミュニケーションが上手くいければ、雰囲気が良くなり、生産性アップが期待できるでしょう!

GitHubとMicrosoft Teamsを連携する方法

では、ここからは実際に「GitHubに新しいIssueが作成されたら、Microsoft Teamsに通知」というフローボットを、国産ノーコードツールのYoomを用いて作成します。
Yoomは無料お試し期間もあるので、まずは試しに1つでもフローボットを作ってみるのがおすすめです!

ちなみに、Yoomはプログラミングの知識がない方でも簡単にフローの自動化が可能なくらい簡単だったりします。

Yoomの登録はコチラ。30秒で簡単に登録!

Yoomについての公式ドキュメントはコチラ。ぜひご覧ください!

今回はイチからフローボットを作成せず、すでにフローが組んであるテンプレートを使用します。
Yoomにはテンプレートが色々あるので、希望のフローボットがノーコードですぐに作成可能です!

Yoomの登録が終わったら、以下のバナーをクリックして進んでくださいね。

マイアプリ設定

フローボットを作成する前に、Yoomと各アプリを連携する必要があります。
GitHubとMicrosoft TeamsをYoomと連携させる方法はとても簡単なのでご安心ください!

テンプレートのバナーをクリックすると、画面の下に「このテンプレートを試してみる」というボタンがあるので押します。そうすると「マイプロジェクト」というページに飛ぶので、画面左側のメニューから「マイアプリ」を選択!

     ↓

右上の新規作成をクリック!検索窓に「GitHub」と入力するとGitHubのアイコンが出てくるのでクリックしましょう。 

     ↓

あとは画面に従ってIDなどを入力しサインインを押すだけです!

     ↓

このままMicrosoft Teamsのマイアプリ連携へ進みましょう。Microsoft365にログインしておくとすぐに連携完了するので、あらかじめログインしておくことをおすすめします。

     ↓

先ほどに同じく検索窓に「Microsoft Teams」と入力しMicrosoft Teamsのアイコンをクリックすると…特に画面移行などなくそのまま連携ができました!
本当に素早く終わりましたよね!この調子で次へ行きましょう。

GitHubのトリガー設定

まずはじめに、フローボットを組み立てている最中にテストを行うので、GitHubであらかじめissueを作成しておきましょう。

マイアプリ連携が終わったら画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】GitHubに新しいIssueが作成されたら、Microsoft Teamsに通知」」をクリック!右上の編集するを押しましょう。

     ↓

GitHubのアイコンの「Issueが新しく作成されたら」を押します。テンプレートを利用したことにより必要項目はあらかじめ入力されているので、そのまま次へをクリック!
テンプレートを利用すると設定が最小限におさえられるので、テンプレートは本当におすすめです。

     ↓

オーナー名と、リポジドリ名を入力しましょう。画像の赤枠の部分にそって入力すればOKです。
入力ができたら画面下の「テスト」を押します。青く「テスト成功」と表示されたら保存しましょう。

GitHubの設定はこれだけです。とても簡単に設定できますよね!

Microsoft Teamsの設定

次の設定が最後です!
Microsoft Teamsのロゴの「チャネルにメッセージを送る」を押しましょう。

     ↓

連携するアカウント情報を確認します。
こちらもタイトルとアクションは既に入力されていますね。テンプレートは本当に便利です!

     ↓

次へを押すとAPI接続設定というページに入ります。チームIDやチャネルIDの入力欄があるので、どんどん入力していきましょう。もちろん、GitHubからの通知を受け取りたいIDを入力してくださいね。
     ↓

メッセージボックス内をクリックすると、画像赤枠の選択肢が出てくるのでクリックしてみましょう。そうすると、issueの内容が表示されます。
ここで任意の内容を追加すればMicrosoft Teamsに通知できるので、Microsoft Teamsに通知したい内容がある場合は選択してみましょう。

     ↓

通知する内容を決めたら画面下の「テスト」を押します。青く「テスト成功」と表示されると、Microsoft Teamsに通知が来ていますよね…!これは感動の瞬間です。
Microsoft Teamsに通知が来たのを確認できたら「保存する」を忘れずに押しましょう。これにてフローボットの作成は終了です。お疲れ様でした!

GitHubとMicrosoft Teamsの連携フロー【応用編】

今回はGitHubをMicrosoft Teamsだけを連携するシンプルなフローボットを作成しましたが、他のアプリをからめたフローボットの作成も可能です。

例えば、Notionと連携させることによりデータの蓄積などが可能になるフローボットなんていかがでしょうか。

NotionをkintoneやGoogleスプレッドシートといった、別のアプリに置き換えてフローボットを作成することも可能です。

Yoomと連携できるアプリはこれだけではありません。
実際に見てみると、「このアプリとも連携できるのか!」という発見があるかも。ぜひ1度はYoomのテンプレートギャラリーをチェックです!

テンプレートギャラリーはこちら

まとめ

ソフトウェア開発でのコードとの戦いは果てしないですよね。ものすごいものを作っているのにその過程は地道で、バグとの戦いだったりもします。そのような大変さを少しでも軽減でき、開発者のみなさんに寄り添えるようなフローボットが紹介できていたら嬉しいかぎりです!

他にも自動化できるフローはたくさんあるはずなので、自分が使用しているアプリと照らし合わせながら、この機会にYoomを覗いてみてくださいね!

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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