・
BacklogとJira Softwareは共にソフトウェア開発向けのアプリですが、得意とするタスクは異なり、小規模開発やバグ管理はBacklog、複雑な開発に関しては高度なカスタム機能を有しているJira Softwareが得意としています。となると、使い分ける方がプロジェクト開発が上手くいく…?
「でも、異なるツールを使い分けるのは面倒だな…と」感じるみなさまに、BacklogとJira Softwareを連携させる方法をご紹介しましょう!
本記事ではノーコードツール「Yoom」を使用した連携方法をご紹介します。
難しい設定や操作は必要なく、非エンジニアの方でも簡単に実現できます。
下記のテンプレートから今すぐに始めることもできますので、ぜひお試しください!
[Yoomとは]
では、ここからは実際に「Backlogで課題が追加されたらJira Softwareに課題を追加する」というフローボットを作成します。
国産ノーコードツールのYoomを用いて作成するので、プログラミングの知識がない方でも簡単にフローの自動化が可能です!
作成の流れは大きく分けて以下です。
ここでは、Yoomとそれぞれのアプリを連携して、操作が行えるようにしていきます。
BacklogとYoomのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
Jira SoftwareとYoomのマイアプリ登録
以下の手順をご参照ください。
無事にアクセストークンが変換できたら追加を押してください。
これで2つのアプリがYoomと連携されたので、次はフローボットの作成にいきましょう!
1.自動化の設定をするため、以下のバナーにある「試してみる」をクリックしてください。
2.以下の画面表示を読んで、「OK」をクリックしましょう。

1.いよいよフローの設定に入ります!まずは以下の赤枠をクリックしましょう。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。
タイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、トリガーアクションはテンプレート通りに「新しい課題が追加されたら」のまま「次へ」をクリックして進んでください。

3.こちらの画面に移行したら、設定をしてください。
(トリガーは5分、10分、15分、30分、60分の間隔で起動間隔を選択できます。プランによって最短の起動間隔が異なりますので、ご注意ください。)

4.実際にBacklogでテスト用の課題を追加し、Yoomで「テスト」をクリックしてください。
テストが成功した場合は、アウトプット(取得した値)を取得できます。実際の設定では、各項目に具体的な値が反映されます。
こちらの値は次の設定に活用するので、取得された内容を確認して保存しましょう。

1.あっという間に最後の設定項目です!
これまでと同様に以下の赤枠をクリックします。

2.以下の画面でYoomと連携するアカウントを選択します。
先ほどと同様にタイトルと連携するアカウント情報を任意で設定し、アクションはテンプレート通りに「課題を追加」のまま「次へ」をクリックして進んでください。

3.続いて、API接続設定に進みます。
サブドメインはJira SoftwareのURLの中にあるのでコピペでOKです!

4.サブドメインを入力するとプロジェクトキーを選択できるようになります。

プロジェクトキーは作成したプロジェクトごとに異なるため、Backlogと連携させたいプロジェクトを指定しましょう。
Jira Softwareのプロジェクトキーの確認は簡単です!

Jira Softwareのページの上部のプロジェクトを押してすべてのプロジェクトを表示をクリック!
プロジェクトの名前の横にあるのがキーなので覚えましょう。
Backlogに反映させたいプロジェクトが他にもある場合はキーを控えておくと楽です!

5.サブドメインとプロジェクトキーを入力し終えたら、他はすでに入力されているので特に必要なければすぐ下にあるテストを押しましょう。
テストが成功したら、Jira Softwareに課題が追加できていることを確認しましょう!

6.確認後、「保存する」をクリックしてください。
最後に「トリガーをON」をクリックしたら、自動化の設定は完了です!
フローボットが正しく起動することを確認しましょう。

これでBacklogとJira Softwareを連携するフローボットの作成は完了です。お疲れ様でした!
今回ご紹介したフロー以外にもBacklogやJira SoftwareのAPIを利用すれば、さまざまな業務の自動化を実現することができます。
いずれも簡単な設定で利用が可能になりますので、もし気になるものがあれば、ぜひお試しください!
Jira Softwareで課題が作成されたら自動的にBacklogに課題を追加できるので、転記ミスや対応忘れの防止につながります。
Jira Softwareで新しい課題が登録されたら、チャットツールに課題内容を通知するフローボットです。
素早い通知により、課題に着手するまでのスピードがアップするはずです。
タスク管理ツールに課題やタスクが作成されたら、Jira Softwareに課題を自動で登録するので、アプリの横断作業を削減できるかもしれません。
Backlogで課題にコメントが追加されたら、特定チャンネルにコメントの内容を通知するフローボットです。
自動通知により、関係者は課題の状況を速やかに把握できるようになるはずです。
ステータスが受注になった後、Backlogに課題を登録・追加するフローボットです。
ソフトウェア開発において心強いツールと言えるBacklogとJira Softwareですが、各々の利便性を生かして使い分けることにより効率アップが期待できるでしょう。
そして異なるアプリを行き来する手間を減らすためには、ぜひYoomでBacklogとJira Softwareを連携させるフローボットを作成してみてくださいね!