共同作業でアプリやWebサイトを作るのに強い案件進行管理ツールである「Backlog」。今回は汎用的なデータを作ることができるMicrosoft Excel(以下Excel)との組み合わせで、どのような自動化が期待できるか考察しました。
BacklogとExcelを連携するメリットは?
Backlogは進行管理する上でとても優秀なツールです。Excelと連携することでどのようなメリットがあるか考えてみました。
(1)データの統合管理
1つのExcelにBacklogの進捗状況や、別のプラットフォームの状況を転記することで、プラットフォームの行ったり来たりの時間を短縮できます。また、各プラットフォームの閲覧権限がないスタッフやクライアントへの共有もスムーズです。
(2)カスタマイズ可能なレポート作成
Backlogにはマイレポートという機能もありますが、様々な方へ共有するためのレポートを作るにはExcelの豊富な分析ツールが便利です。Backlogのデータを基にカスタマイズ可能なレポートを作成できます。
例)毎週の進捗会議前に、BacklogからExcelへタスクの進捗データを自動で転送し、レポートを生成することで会議準備の手間を省けます。
(3)予算管理
課題やプロジェクトごとに工数計算をするのもExcelが便利です。毎月の精算作業にもお役立ていただけます。
BacklogとExcelを連携するとできる業務自動化例
考えられる自動化の例をピックアップしました。
(1)進捗レポートの自動生成
Backlogのタスク進捗をExcelに自動的に反映させ、定期的な進捗レポートを自動生成します。毎週の定例会の資料は何気に時間を使います。自動化を行うことで、作業の手間がぐっと少なくなります。
(2)プロジェクト予算管理
外注先への支払い管理もBacklogや別のツールを使っている場合は統合して計算を行う必要があります。プロジェクトごとの予算消費状況や、発注先ごとにExcelで管理することで入出金状況を一元化できます。
(3)タスクの優先順位付け
関係者のメールを転記するシートとBacklogの進捗管理状況をアウトプットするシートを1つのExcelにまとめることで、指示の見落とし防止に繋がります。また、それにより優先順位の判断が正確に行えることも期待できそうです。
BacklogとExcelの連携フローの作り方
Backlogに追加された課題をExcel(SharePoint Online)に転記するYoomのフローボットテンプレートを用い、起動させた流れをご紹介します。
準備するもの
・Backlogアカウント、プロジェクト、課題
・Excel(ヘッダ入力済み)
・SharePoint Onlineのディレクトリ
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これで準備OK★
今回はこちらのYoomテンプレートを使います。