2024/11/14
アプリ同士の連携方法

チャネルトークとGitHubを連携してチャネルトークの内容をGitHubへ自動的にタスク追加する方法

k.ueno
チャネルトークとGitHubの連携イメージ

目次

企業内でリモートワークを行なっていたり、異なるチーム間で共同作業を行っている場合、GitHubを活用することでスムーズなタスク管理を行うことが可能です。
また、チャネルトークと連携することで、日常的な顧客対応時に、問い合わせ内容を自動的にGitHubへ追加して正確に情報を共有できます。
また、チャットでの履歴をタスクとして自動的にGitHubへ追加することで、異なるチーム間で情報の行き違いや齟齬が生じることなく、業務に取り掛かることができます。
この記事では、GitHubへ自動的にタスクを追加することで業務の効率化を目指すための具体的な手順とメリットについて詳しく解説します。

こんな方におすすめです

・小規模・中小企業のカスタマーサポートスタッフ
・自社システムの開発部門スタッフ
・顧客対応や開発を効率化したい責任者の方
・プログラミング初心者で作業効率をあげたい方

チャネルトークとGitHubを連携するメリットと具体例

メリット1:タスクの自動化による負担の軽減

チャネルトークへの問い合わせが自動でGitHubに登録されることで、共有の度に手作業で内容を記録する必要がなくなります。
これにより、カスタマーサポート担当者の入力作業の時間削減が期待できます。
削減した時間を顧客対応などのその他重要な業務へ集中することで、チーム全体の業務効率向上につながるでしょう。

メリット2:異なるチーム間の連携強化

チャネルトークの問い合わせ内容がGitHubに自動で登録されることで、サポート担当者と開発担当者が同じツールを使って情報を共有できます。
これにより、顧客からの意見や問題点を迅速に開発チームに伝えることができ、製品やサービスのより良い発展や改善につながります。
一例として、チャネルトークの問い合わせ内容にシステムの問題を指摘する内容があった場合、対応したサポート担当者が共有すべき指摘を
GitHubにタスク追加し、システム開発者が正確な情報を確認することで迅速な改修につながりそうです。

メリット3:対応履歴の一元化

チャネルトークの問い合わせをGitHubで一元管理できることにより、各問い合わせの対応状況の詳細が把握できます。手作業で進捗を確認したり、
別ツールで管理したりする手間が省かれるため、対応の優先順位の迅速な判断が可能となるでしょう。
緊急度や重要度に応じてタスクを振り分けるプロセスが容易になるので、手動でGitHubや他のツールに記録していた時間も短縮できます。
例えば、チャネルトークで「購入後に商品が届かない」という問い合わせがあった場合、通常は、サポートスタッフが手動で内容をGitHubに転記し、物流チームに共有、対応を依頼する必要があります。この自動化により問い合わせ内容が自動転記されるため、時間を節約することができそうです。

それではここからYoomというサービスを使って連携フローを紹介します。

[Yoomとは]

チャネルトークとGitHubの連携フローの作り方

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

ステップ1:チャネルトークとGitHubをマイアプリ連携
ステップ2:アプリトリガーのチャネルトークの設定
ステップ3:GitHubの設定

それでは、さっそくYoomを活用してフローボットを作成していきましょう。

(1)まずはチャネルトークをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からチャネルトークを検索してください。

(2)チャネルトークのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。
接続画面に移行するので「アカウント名(任意のもの)」、「アクセストークン」、「アクセスキー」を入力してください。

「アクセストークン」、「アクセスキー」は、チャネルトーク内「チャネル設定 > 開発者向け > APIキー」と進んだ先で確認した情報を入力します。
情報入力後、[追加]をクリックするとチャネルトークの接続が完了します。

(3)次はGitHubを接続しましょう。
先ほどと同様の操作でGitHubのアプリアイコンを検索し、クリックします。
サインイン画面に移行するので、GitHubに登録しているユーザー名またはメールアドレスとパスワードを入力し、[サインイン]します。

(4)登録メールアドレスに認証コードが送付されるので、届いた認証コードを入力して『確認する』をクリックしてください。

認証が正常に行われると、Yoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

ステップ2:アプリトリガーを設定

2つのアプリをYoomアカウントに接続できたので、下記のテンプレートを使用してフローボットを設定していきます。

(1)上記のテンプレートを開き、「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるため、「OK」のボタンをクリックします。

上記のような画面に移動するので、さっそくフローボットの設定を行っていきましょう。
トリガーとなる「新たに接客チャットが作成されたら」をクリックします。

(3)連携したいチャネルトークのアカウント情報を入力し[次へ]をクリックします。
トリガーアクションは「新たに接客チャットが作成されたら」のままにしてください。

(4)「webhookの名前」と「アクセスキー」を入力後、[テスト]をクリックし、問題なければ[次へ]をクリックします。

(5)Webhookイベントを送信(新たに接客チャットを作成)して[テスト]をクリックしてください。問題なくチャネルトークの情報を取得したら[保存]しましょう。

ステップ3:GitHubの設定

(1)アプリトリガーが設定されたら、次はGitHub側と連携する動作を設定していきましょう。
2つ目のアクション「Issueを作成」をクリックします。

(2)連携させたいGitHubのアカウント情報を入力または追加し、[次へ]をクリックします。
トリガーアクションは「Issueを作成」のままにしてください。

(3)次の画面で「オーナー名」、「リポジトリ名」はGithub URL内から取得し入力してください。「タイトル」には任意の情報を入力します。

(4)画面をスクロールし、必要に応じてその他の項目にも情報を入力してください。
入力が済んだら[テスト]をクリックし[保存]します。
その後、すべての設定が完了したという表示が出てくるので、「トリガーをON」をクリックしましょう。

これでフローボットの設定が完了しました。
今後、このフローボットを活用することで、チャネルトークでの問い合わせが発生した際、GitHubでのタスク追加操作がスムーズになります。

今回紹介したテンプレートは以下です▼

チャネルトーク・GitHubを使ったその他の自動化例

他にもチャネルトークやGitHubを使った自動化の例がYoomにはたくさんあるので、いくつかご紹介します。

①チャネルトークでチャットが開始されたらGoogle スプレッドシートに追加する

カスタマーサポート担当者や顧客対応のタスクをGoogle スプレッドシートで管理している方におすすめです。
このフローの導入で、チャネルトークでチャットが開始されると、Googleスプレッドシートにタスクとして追加できます。
チャネルトークとの連携で、タスク追加をチームメンバーにチャット通知できるため、チーム間のタスク共有をスムーズに行うことが可能となります。

②チャネルトークでチャットが開始されたらkintoneに追加する

この自動化の活用で、チャネルトークでチャットが開始されたらkintoneに対応時のデータを追加できるため、手動による入力作業の負担を軽減します。
kintoneへのデータ追加がシームレスに行われることで、データの正確性を保ちながら分析業務を効率的に進められます。

③GitHubでIssueが作成されたらBacklogに課題を追加する

GitHubでIssueが作成されると、自動的にBacklogに課題が追加されるテンプレートです。
GitHub上のIssue管理とBacklogの課題管理を行うことができ、複数のツールに同じ情報を何度も追加する手間や転記ミスを削減することができます。

まとめ

チャネルトークとGitHubの連携により、タスク追加時の手作業による入力の負担を軽減し、異なるチーム間での情報共有をスムーズに行うことが可能になります。
迅速な顧客対応やより良いサポート体制の構築を目指す企業・店舗には、とても役に立つツールではないでしょうか。
2つのアプリの連携、自動化により普段の業務の効率が向上でき、製品やサービスの改善を迅速に進めることにもつながります。

この記事を参考にして、ぜひあなたのチームでも業務効率化を図ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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