2024/11/20
アプリ同士の連携方法

ChatworkからChatGPTに直接質問し、回答を取得して通知する方法

a.ohta
ChatworkとChatGPTの連携イメージ

目次

今回はChatworkとChatGPTの連携を紹介します。この2つのツールを連携することで、<span class="mark-yellow">ChatGPTへの質問から、その回答をChatworkへ送信する一連の流れが簡略化可能です。</span>
少々手間に感じる異なるツール間の往来を減らし、業務のスピードアップを図りましょう!まずはこのフローを自動化するメリットや、どのような方におすすめなのか紹介します。

こんな方におすすめ

・業務の様々な部分にChatGPTを活用している企業
・ChatGPTでの回答をChatworkを介してメンバーと共有することが多いチーム
・ChatworkとChatGPTを連携して異なるツールの往来を削減したい方

ChatworkとChatGPTの連携メリットと具体例

メリット1: 作業の手間が省ける

今回の連携により、Chatworkに投稿した内容でChatGPTに質問をすることが可能です。加えてChatGPTの回答を自動取得し、再びChatworkの特定のルームへ投稿できます。
そのため異なるツールの往来が減り、効率的にChatGPTを活用できるでしょう。
例えば、業務で日常的にChatGPTを活用している場合、プロンプトを練った後にChatGPTにアクセスして質問するという流れになります。その後回答をChatworkへコピー&ペーストするという、決して無駄のあるフローではありませんが、既に複数のタブを開いている場合は少々手間に感じたりしませんか?
今回の連携を導入することでChatworkにアクセスさえすれば良くなるため、このような手間を削減できるかもしれません。

メリット2: メンバーとの共有が容易になる

チームで活動している場合にも今回の連携は有益と言えます。
例えば、オンラインミーティングなどで何かの案について会話をしている際、ChatworkからChatGPTへ質問をすることで自動的に回答を取得でき、ミーティングをしているメンバーとリアルタイムで共有可能になります。
回答を別途Chatworkに貼り付けて送信する手間もなくなる上、ほぼタイムラグのない状態で回答を共有できるため、チームで行う業務のヒントが素早く周知されるはずです。

メリット3: 回答を特定のルームに集約できる

業務にまつわるヒントを1つのルームに集約できるという点もメリットではないでしょうか。
例えば、新規プロジェクト始動の際は全てのことをゼロから始める必要があります。ChatGPTはそのような場合にも大変便利ですよね。
そこでChatworkにプロジェクト専用のChatGPTルームを作成すれば、そのルーム内にはプロジェクトに関するヒントを集約可能になります。
企業で活用しているChatGPTアカウントのログにはプロジェクトには関係のない質問も表示されてしまうため、今回の連携を導入することで、効率的に回答を確認できる可能性が高まるでしょう。

では、ここからYoomを使用して、アプリ同士を連携するフローを紹介していきます。
まずはじめに、Yoomの登録を行いましょう。
Yoomは2週間のトライアルが可能です。実際に操作をして使用感を確かめることができます。

[Yoomとは]

今回は「Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知」という自動化を、下記のテンプレートを用いて行います。

ChatworkとChatGPTの連携フローの作り方

今回の連携フローは大きく分けて以下のプロセスの通りです。

・ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携
・Chatworkを起動してChatGPTへ質問をする設定
・ChatGPTの回答を取得してChatworkへ送信する設定
・トリガーボタンをONにして、ChatworkとChatGPTへの連携動作を確認

ステップ1:ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携

Yoomの登録完了後、左側にあるメニューから「マイアプリ」を選択してください。

次に、右上の新規接続ボタンをクリックします。

ChatworkとYoomの連携

1.検索する

Chatworkを検索します。

2.Chatworkにログイン

ログイン画面が表示されます。
ChatGPTと連携したいアカウントでログインを行いましょう。

3.許可を押す


内容を確認し、許可を押してください。

Yoomの画面に戻り、上記の表示が出たら連携完了です。

ChatGPTとYoomの連携

1.検索する

ChatGPTを検索します。

2.必須項目の入力

必須項目を入力します。詳しくはChatGPTのマイアプリ登録方法のページにアクセスしてご確認ください。

2.追加する


入力ができたら右下の追加ボタンをクリックしてください。

上記の表示が出たら連携完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

次に、今回使用するテンプレートをコピーしてください。

1.上のバナーの「詳細を見る」をクリック
2.移行した画面下部の「このテンプレートを試してみる」をクリック
3.Yoomの登録がまだの場合は、登録を行う

※既に登録が完了している場合はログイン画面が表示されるので、ログインしましょう。

フローボットのテンプレートが「マイプロジェクト」にコピーされると、上記の表示がされます。

画像のようなページに移行するので、詳細な設定を行っていきましょう。

ステップ3:Chatworkの起動と分岐の設定

1.マイプロジェクトを開く

画面左側のメニューから「マイプロジェクト」を開きましょう。

2.コピーしたテンプレートを開く
「【コピー】Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知」をクリックします。

3.アプリトリガーを選択

Chatworkのアイコンの「新しいメッセージがルームに投稿されたら」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

4.Webhookの設定

画像のページに移行します。
まずはChatGPTへの質問をChatworkのルームへ投稿し、その後テストボタンをクリックしてください。

テスト成功と表示されたら保存を押しましょう。

5.分岐する

※「分岐」は一部有料プランでのみご利用いただけるアプリとなっております。
※有料プランは、2週間のトライアルを行うことが可能です。

矢印のアイコンの「分岐 | 「ChatGPTの回答です。」の文字列が含まれていたら分岐」をクリックします。

6.確認する

分岐条件を確認しましょう。

この設定は、ChatworkのアプリトリガーとChatworkのメッセージ送付の無限ループにならないようにするための設定です。
テンプレートを使用しているため既に設定は完了しています。問題なければ保存を押し、次へ進みましょう。

ステップ4:ChatGPTの設定とChatworkへ通知する設定

1.アプリと連携する

ChatGPTのアイコンの「会話する」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

2.メッセージ内容の確認

画像のページに移行します。
赤枠のメッセージ内容は既に設定が完了しているため、画像のようになっているか確認しましょう。
ここにChatworkへ投稿したプロンプトが挿入されることでChatGPTへ質問が可能になります。

3.モデルを決める

画面を下へスクロールすると、モデルを設定する箇所があります。
ChatGPTのどのモデルへ質問をするのか決めましょう。プルダウンから選択可能です。

4.テストと保存

ここまで設定できたらテストボタンを押します。テスト成功と表示されたら保存をクリックしてください。

続けてChatworkへ回答を送信する設定を行います。

5.アプリと連携する

Chatworkのアイコンの「メッセージを送る」をクリックします。
タイトルなどの設定は完了しているため、次へを押しましょう。

6.投稿先のルームIDを設定する

ChatGPTの回答を通知するルームIDを設定しましょう。ボックスをクリックします。

チャンネルが一覧表示されるので、クリックして挿入しましょう。

7.メッセージ内容の設定

続けてChatworkに投稿するメッセージを設定します。

テンプレートを使用しているため設定は完了しているので、内容を確認しましょう。
<span class="mark-yellow">※先ほど分岐のフローで設定した「ChatGPTの回答です。」は削除や変更をしないようにしてください。</span>

8.テストの実行

画像のように設定が完了したら、画面下にあるテストボタンを押します。
テスト成功の表示がされたら、設定は完了です。保存をしましょう。

9.トリガーをONにする

フローボットの作成が完了すると、上記のような表示がされます。トリガーは初期設定ではOFFの状態なので、ONにしましょう。

今回使用したフローボットテンプレート

Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知

Chatwork・ChatGPTを使ったその他の自動化例

他にもYoomにはChatworkやChatGPTを使った自動化の例があるので、いくつか紹介します。

1.受信メールの内容をChatGPTで要約してChatworkに通知する

ChatGPTを活用した要約のフローを自動化することも可能です。重要なメールを見逃しにくくなることが期待できます。

2.Asanaで期日が今日までのタスクを取得したら、ChatGPTで作成したメッセージをChatworkに通知する

タスク管理をAsanaで行っているならこちらもおすすめです。ChatGPTを絡めることでタスクの詳細が把握しやすくなる可能性があります。

3.フォーム回答があったら、ChatGPTを使って回答種別を分け、kintoneのレコードに追加する

フォームへの回答を種別分けすることもできます。業務負担が軽減されるうえ、効率の向上に繋がるかもしれません。

まとめ

ChatworkとChatGPTの連携により、異なるツールの往来を削減しながら効率的にChatGPTを活用しやすくなるでしょう。
Chatworkへ回答を自動送信することでメンバーとの共有も容易になり、業務にまつわるヒントがスムーズに周知されることが期待できます。
自動化を取り入れることで快適な作業環境が整うかもしれません。この機会にアプリ連携をお試しください。

この記事を書いた人
a.ohta
雑貨店の店長を経験後はSEOライターとして在宅勤務を開始。後にマーケティングのスタートアップ企業と5年間ほど業務委託契約。 東大生に囲まれながらパソコンを抱え、様々なビジネス用語やSaaSツールの使い方を勉強する日々でした。 雑貨店の店長をしていた頃は、売上と在庫管理、人材管理、発注などの事務作業に幾度となく時間を奪われ、接客ができず売り時を逃がすこともしばしば。業務委託の際にも入力などの細かい作業が多く、「こんな単調な作業、自動化できないの?」と思っていたので、Yoomのビジョンには大いに共感しています!
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