2024/12/17
アプリ同士の連携方法

ChatworkとChatGPTを連携して、Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知する方法

k.ueno
ChatworkとChatGPTの連携イメージ

目次

ChatworkとChatGPTを連携することで、労務・総務部門への問い合わせや依頼に対する対応業務を効率化できます。
Yoomを活用して日常業務を自動化することで、ChatGPTによる回答を、使い慣れたチャットツールで素早く受け取ることができ、担当者の負担を軽減できるでしょう。
この記事では、Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得し、通知する自動化フローの設定手順と導入するメリットについて解説します。

こんな方におすすめ

  • ChatworkとChatGPTを業務で活用している方
  • 総務部門で業務スピードの向上を目指している方
  • 対応時のミス削減を目指す労務責任者
  • 業務プロセスの自動化に関心がある開発担当者

ChatworkとChatGPTを連携するメリットと具体例

1.対応のスピード向上に寄与する

自動化フローを導入することで、Chatworkの投稿内容に対してChatGPTが回答を行い、その回答内容を素早く取得できます。
例えば、従業員からの社内問い合わせに対して、ChatGPTが適切な回答を生成し、Chatworkで自動通知することで、問い合わせに対する回答が素早く得られます。
回答が素早く行われるようになることで、問題解決までの時間を短縮でき、依頼者は安心して業務を遂行できるようになるでしょう。

2.回答の精度向上

ChatworkとChatGPTを連携することで、チャットツール上で通知した複雑な問い合わせへの回答内容を集約し精査できるようになるので、業務の質向上につなげられます。
具体例として、Chatworkで招待している外部ユーザーから問い合わせがあった際、問い合わせ頻度の高い質問をChatGPTで回答することで、より精度の高い内容を回答することも可能となります。
求めている内容以上の回答を得られることで、ユーザーの満足度向上につなげられるかもしれません。

3.担当者の負担軽減

総務部門への問い合わせに対し、ChatGPTが回答を生成し、チャットツールで通知することで、情報整理から回答までの作業負担を軽減できるでしょう。
例えば、これまで営業チームからの業務ツールの使用方法やアクセス権限に関する複数の問い合わせがあった際、総務担当者は情報整理に時間をかける必要がありました。
自動化フローを活用することで、複数の情報をChatGPTが整理した後の回答を依頼者に通知できるようになるので、対応に困る頻度が減少し、業務時のストレスから解放されるかもしれません。

では、「Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知」のテンプレートを使ったフローボットを作成していきましょう。

[Yoomとは]

Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知する方法

Chatwork側で問い合わせなどが投稿された際、ChatGPTで回答を生成し、その回答内容を取得してChatworkに自動通知することで実現できます。
一般的に実現にはプログラミングの知識が必要ですが、ノーコードツールのYoomを用いることでプログラミング知識がなくても簡単に実現できます。

フロー完成までの作業は以下のように進めていきます。

  • ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • Chatworkのトリガー設定とChatGPTの設定、続く各オペレーションの設定
  • トリガーをON

Yoomを利用していない方は、こちらから無料登録をしてください。
すでにYoomを利用している方はログインしましょう。

・ChatworkとChatGPTをマイアプリ連携

(1)まずはChatworkをマイアプリに接続していきます。
Yoomアカウントにログイン後、左欄の「マイアプリ」をクリックして「新規接続」からChatworkを検索してください。

(2)Chatworkのアプリアイコンが出てきますので、そちらをクリックします。

(3)Chatworkのログイン画面に移行するので、Chatworkのアカウントのメールアドレスを入力し、[続ける]をクリックします。
次の画面で「パスワード」を入力し、[ログイン]をクリックしてください。

(4)連携を許可するかの画面に移行するので、内容を確認し、[許可]をクリックします。

これでChatworkの接続は完了です。

(5)次にChatGPTのアプリ連携を行います。
Chatworkのマイアプリ登録と同様に、ChatGPTを選択します。

(6)連携するChatGPTの「アカウント名」と「アクセストークン」を入力し、[追加]をクリックします。

ChatGPTのマイアプリ登録方法については、こちらのページもご確認ください。
・ChatGPTやOpenAIのAPIを利用するには、別途OpenAI社へ費用が発生する可能性があります。詳細はOpenAI社の公式サイトをご確認ください。

設定が正常に行われると、2つのアプリが追加された状態のYoomアカウントのマイアプリ画面へ移動します。
これで2つのアプリがYoomアカウントに接続できました。

・テンプレートのコピー

Yoomアカウントに対象のアプリの新規接続が完了していることを確認後、下記のテンプレートの「このテンプレートを試してみる」のアイコンをクリックします。

テンプレートがコピーされるので、「OK」ボタンをクリックします。

Yoomアカウントの「マイプロジェクト」の画面に移動するので、テンプレート内容を確認してください。

設定フローは4つです。

・Chatworkの設定

(1)まず、Chatworkのアプリトリガーを設定します。

Yoomアカウントの画面左側のマイプロジェクトから「【コピー】Chatworkでの投稿内容に対するChatGPTの回答を自動で取得して通知」をクリックしてください。

クリックした後、以下画面のようにテンプレート内容が表示されます。

(2)まずはトリガーとなる「新しいメッセージがルームに投稿されたら(即時起動)」をクリックします。

(3)連携するアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(4)次の画面では、WebhookURLをコピーし、管理画面で設定を行う必要があります。
こちらのページを参考に操作を行いましょう。

(5)Webhookイベントを送信、またはトリガーとなるイベントを実行した後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックしましょう。
なお、このステップで下記のような情報をアウトプットとして取得することが可能です。
アウトプット情報は、「この値を他のオペレーションで利用することができます。」という注釈の通り、この後のステップで引用・活用できます。

・分岐アクションの確認

(1)2つ目の分岐アクションはすでに設定されています。
今回のフローでは、ChatworkのアプリトリガーとChatworkのメッセージ送付の無限ループにならないよう分岐を設定しています。
「分岐 | 「ChatGPTの回答です。」の文字列が含まれていたら分岐」をクリックし、設定内容を確認しましょう。

(2)以下の画面のように、このテンプレートでは、分岐対象のアウトプットとして「オペレーション:新しいメッセージがルームに投稿されたら(即時起動)」→「アウトプット:メッセージ本文」を対象として指定しています。

「アウトプット」や「分岐条件」は状況に応じて任意で設定してください。
(今回は「メッセージ本文に値が含まれていると、ChatGPTの回答であると処理される」ように設定しています)

(3)設定を確認、もしくは任意で設定を変更した後、[保存する]をクリックします。

・分岐をするにはミニプラン以上のプランでご利用いただける機能(オペレーション)となっております。フリープランの場合は設定しているフローボットのオペレーションはエラーとなりますので、ご注意ください。
・ミニプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルを行うことが可能です。無料トライアル中には制限対象のアプリやAI機能(オペレーション)を使用することができます。
・分岐については、こちらのページもご確認ください。

・ChatGPTの設定

(1)次に、3つ目のアクション「テキストを生成」をクリックします。

(2)連携させるアカウント情報を入力し、[次へ]をクリックします。

(3)次の画面で「メッセージ内容」や「temperature」の項目に情報を入力していきます。
入力バーをクリックすると、以下の画像のように、前ステップから取得したアウトプットを引用できます。

(4)「ロール」や「モデル」の項目は、プルダウンから選択しましょう。

(5)最後に、4つ目のアクション「メッセージを送る」をクリックします。

(6)連携するアカウント情報が入力されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
次の画面で「ルームID」を設定します。
以下の画面のように、連携したアカウントから内容を取得し『候補』にその内容が展開されるので、展開された情報も活用しましょう。

(7)「メッセージ内容」は、通知時のメッセージとして設定します。
以下の画面のように、アウトプットを活用できます。
(例として、3つ目のステップから取得したアウトプット【返答内容】をメッセージ内容に引用したものです。)


(8)メンション設定を行いたい場合、[To:{アカウントID}]と記載することで、特定のユーザーにメンションが可能です。
アカウントIDの確認方法については、こちらをご確認ください。

(9)情報入力後、[テスト]をクリックし、問題がなければ[保存する]をクリックします。
これで設定は完了です。

・トリガーをON

以下の画面の赤枠部分「トリガーをON」をクリックすることで、フローボットが自動で起動します。

今回使用したテンプレートはこちら

ChatGPTを使ったその他の自動化例

他にもChatGPTを使った自動化の例がYoomにあるので、いくつか紹介します。

HubSpotにフォームが送信されたら、連携したChatGPTの返答内容をもとにチケットを作成する

HubSpotでリードや顧客からの問い合わせを管理し、迅速に対応したい方におすすめのフローです。
ChatGPTがフォーム内容を解析して返答内容を自動生成するので、手動対応が減少し、業務効率向上につなげられます。

受信メールの内容をChatGPTで要約してChatworkに通知する

受信メールの情報全体を把握するまでのスピードを上げたい方におすすめです。
新しいメールを受信したらその本文の内容をChatGPTで要約して、要約した文面をChatworkに通知します。

受信メールの内容をChatGPTで要約してGoogle Chatに通知する

新規のメールを受信後、その本文の内容をChatGPTで要約して、要約した文面をGoogle Chatに通知するフローです。
メール内容を要約し、使い慣れたチャットツールに要約後の情報を通知することで、チャットメンバーへの情報共有がスムーズに行えるようになるでしょう。

まとめ

今回紹介したChatworkとChatGPTのアプリ連携により、社内問い合わせに対する労務・総務チームの日常業務の効率化が期待できます。
また、プロセスの自動化により、情報の誤入力や誤った回答を送付するなどのヒューマンエラーを削減し、担当チームの対応の質向上につなげられます。
ChatGPTを業務に取り入れることで、情報整理や適切な回答を模索する担当者の負担も軽減できるかもしれません。
ノーコードで設定できるため、技術的な知識がなくても簡単に導入できます。

ぜひYoomを活用して、アプリ連携による自動化を体験してください。

この記事を書いた人
k.ueno
これまでカスタマーサポートとして、ユーザー様の疑問や不安点を解消するために尽力してきました。 yoomを活用することで、日々の煩雑になりつつある業務がサクサク進むようになると知り、感動しました! これから業務効率化を目指す方々へ、スムーズにサービスを利用してもらえるよう、わかりやすい内容でコンテンツを発信していきます。
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