ボット実行後に取得情報をデータベースに追加する
ボットを実行して得た情報は、データベースに同期することもできます。検索して取得した競合企業の情報を分析に使ったり、SFAから案件情報を取得して進捗管理を行ったりするなど、幅広い業務に役立てられるでしょう。データの自動反映により、情報量が多い場合やボットの実行頻度が高い場合でも、作業負担の軽減が期待できます。また、入力ミスが減少すれば、扱う情報の精度向上も見込めます。
クラウドBOT APIを利用することで、情報やファイルをAPI連携した他のアプリと同期できます。クラウドBOTから取得したテキスト情報をチャットツールに通知したりデータベースに追記したりすることや、取得したファイルをクラウドストレージサービスにアップロードすることができます。また、逆に、他のアプリで得た情報やファイルをクラウドBOTに取り込んで、ボット実行時に利用することも可能です。
さらに、任意のボットを他のアプリの動きに合わせて実行したり、指定したスケジュールで動かしたりすることも可能です。スケジュール指定する場合は、毎日、毎週、毎月などで繰り返し決まった時刻に起動できるため、情報の検索や取得、登録・更新などのルーティンワークの自動化が可能です。
今回はYoomというサービスを使って、ノーコードでクラウドBOT APIを利用していきます。
[Yoomとは]
すでにYoomを利用している方は、ログインしておきましょう。
1. 左メニューの「マイアプリ」を選択後、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。
2. マイアプリの新規接続の候補からクラウドBOTを選択します。
※検索窓にアプリ名を入力すると、候補を絞り込めます。
3. クラウドBOTのログイン画面が表示されるため、必要事項を入力して、または、他のアカウントを使って、ログインします。
4. アクセス許可の説明を確認し、連携を有効にして「許可する」をクリックします。
以上で連携は完了です。クラウドBOTが提供しているAPIをYoomから利用することが可能になりました!
Yoomには多くの「フローボットテンプレート」が用意されており、コピーするだけでフローボットを簡単に利用できます。フローボットの詳細は、以下の動画をご覧ください。
ここからは、実際の利用シーンやおすすめの職種ごとにテンプレートを紹介していきます。
自動化したい、または、興味のあるテンプレートのバナーをクリックすると、それぞれの紹介ページにつながります。
すぐに設定を開始する場合は「試してみる」をクリックしてください。
クラウドBOT APIとチャットツールのAPIとの連携によって、ボット実行で得た情報を自動通知できます。情報の取得から共有までを自動化することで、転記の誤りや漏れなどのヒューマンエラーの発生を抑えることができるでしょう。宛先や通知文を自由に設定できるため、後続業務の指示や依頼、上長や取引先への報告などにも活用可能です。
Yoomで連携可能なチャットツールの種類は豊富なため、ぜひ、業務で普段使っているツールと連携してください。チャットツールによっては、メンション機能を使って特定のメンバーにより注意を促すこともできます。
ボットを実行して得た情報は、データベースに同期することもできます。検索して取得した競合企業の情報を分析に使ったり、SFAから案件情報を取得して進捗管理を行ったりするなど、幅広い業務に役立てられるでしょう。データの自動反映により、情報量が多い場合やボットの実行頻度が高い場合でも、作業負担の軽減が期待できます。また、入力ミスが減少すれば、扱う情報の精度向上も見込めます。
クラウドBOT APIとクラウドストレージサービスのAPIを連携することで、ボットの実行によって取得したファイルを、自動的にストレージへアップロードできます。広告やプレゼン資料作成に必要な画像ファイル、見積書や請求書といった帳票データが、ボットの実行後に自動的に保存されるため、事前に設定したフォルダを開くだけで簡単に参照可能です。ボットによるRPA操作だけでなくアップロードまでを自動化することで、保存先を間違えたり、保存を忘れたりすることで、取得したファイルの所在が不明になるリスクを軽減できます。
また、チャットツールのAPIとも連携すれば、作業の完了報告と合わせて保存先のリンクを通知できるため、ファイルへのアクセスがさらに容易になるでしょう。
クラウドBOT APIを利用して、指定したスケジュールで繰り返しボットを実行することが可能です。情報の検索や取得、登録・更新などのボットを作成し、それを定期的に実行するよう設定することで、ルーティンワークを自動化し、作業の漏れや遅れを防ぐことができるでしょう。
例えば、ECサイトの新しい注文情報を取得し、受注管理ソフトに登録するボットを毎朝の業務開始前に実行するよう設定すれば、出勤後すぐに注文処理を始められます。作業開始がスムーズになることで、顧客への連絡や商品の発送の迅速化が期待できます。
Yoomのスケジュールトリガーを利用すれば、日にちだけでなく実行する時刻も分単位まで簡単に設定可能です。
クラウドBOT APIを使えば、手動や指定スケジュール以外にも、API連携した他のアプリの動作に合わせてボットを実行することが可能です。その際、連携先のアプリから得た情報をボットに使うことができます。ボット実行後には、取得した情報をチャットツールやデータベースに同期したり、取得したファイルをストレージサービスへアップロードしたりすることができます。
以下のテンプレートは、メールを受信した際に、メールからURL情報を抽出してボットを実行し、結果をkintoneに追加するフローとなっています。新規顧客からの申し込みに対して、必要な情報を取得し、kintoneに自動で同期できます。キャンペーンの顧客対応や情報分析に役立つでしょう。
・ボットを実行するタイミングの設定に幅を持たせたい方
・クラウドBOTのファイル操作を自動化したい方
・クラウドBOTから取得した情報を他のアプリにスムーズに連携したい方
クラウドBOT APIを利用してできることや他のアプリのAPIとの連携方法、活用事例を紹介しました。ボットで情報やファイルを取得してAPI連携した他のアプリに同期したり、他のアプリの動きや指定したスケジュールに合わせてボットを実行したりすることができます。ボットによるWebブラウザ操作の自動化に加え、クラウドBOT APIを使ったボット実行前後の作業の自動化を導入し、業務効率化を図りましょう。営業やマーケティング、経理、ECサイト運営などの幅広い業務に活用できます。Yoomを利用すると、連携設定は簡単に行えるため、この機会にぜひこちらから登録してお試しください。