Google アナリティクスは、ウェブサイトのパフォーマンスを把握するために多くの企業が毎日活用している便利なツールです。しかし、毎日データを取得して手動でチームに共有するのは、時間と手間がかかります。 そこで、Google Chatと連携してレポートを自動通知すると、効率的に情報共有が行えます。
そこで、Yoomでは「毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する」フローボットを開発しました。この自動化で、これらの負担を軽減し正確なデータを効率よくチームに届けられるようになります。
プログラミング不要で実現する方法と、具体的な導入メリットをご紹介します。ぜひ最後までお読みください。
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する自動化のメリット2選
チームリーダーと経営層の視点から、Google アナリティクスとGoogle Chatの連携によるメリットを探ります。業務の効率化や意思決定のスピードアップにどのように役立つかを解説します。
メリット1 情報の一元化と透明性アップ
Google アナリティクスのデータをGoogle Chatで一元的に共有することで、チームリーダーはチーム全体の情報を把握しやすくなります。マーケティングチーム全員が同じデータにアクセスできるため、透明性が向上し、意思決定がスムーズに進みます。データが一元化されることで、異なる部門間での情報共有も簡単になり、チームリーダーとしてプロジェクト全体の進行を管理しやすくなります。
メリット2 タイムリーなデータ共有で迅速な意思決定
毎日最新のレポートがGoogle Chatに自動で通知されるため、経営層はタイムリーにデータを把握できます。これにより、トラフィックの急増などの変化にすぐに対応し、ビジネスの方向性を迅速に修正することが可能です。 早期に対応策を講じることで、競争力の強化やビジネス全体のパフォーマンス向上が期待できます。
[Yoomとは]
ここから「毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する」自動化を、Yoomのテンプレートを使った作り方 を解説します。
フリープランからお試しいただけます。さっそく登録して、始めてみましょう!
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毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する連携フローの作り方
事前に準備するもの
連携作業の中で必要なものをリストアップしました。
Google アナリティクス
ログイン情報Google アカウントと紐づけるため、メールアドレスとパスワードをご準備ください
プロパティID
Google アナリティクスにログインし、プロパティのあるアカウントを選択。
左下の「管理」ボタン(歯車のアイコン)をクリック。
プロパティの列の中から、該当するプロパティを選択。
「プロパティ設定」をクリックすると、「プロパティID」が表示されます。
Google Chat
Google ChatとYoomの連携はGoogle Cloud Platformの管理者権限を持つ方のみ実施可能なため、管理者へYoomとGoogle Chat連携を依頼してください。
>ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
ステップ1 マイアプリ連携の設定
ここでは、連携するアプリをYoomに登録する設定を行います。Yoomのワークスペースにログインいただき、マイアプリの項目から新規接続をクリック!
Yoomで接続できるアプリ一覧が表示されます。一番上の検索窓から今回接続するアプリを検索し、マイアプリ登録を進めます。
Google アナリティクス
こちらの画面が表示されたらGoogle アカウントにサインインするボタンから連携に進みます。
次の画面から、連携するメールアドレスとパスワードを入力します。
ログインができたら、権限の付与を進めてください。
これでGoogle アナリティクスとの連携ができました。
Google Chat
検索結果からGoogle Chatを選択します。
こちらの画面に遷移しますので、「Sign in with Google」をクリックします。
各項目にGoogle Cloud Platform上から取得した情報を入力し、追加ボタンをクリックします。
>ヘルプ:Google Chat(OAuth)のマイアプリ登録方法
これでマイアプリ登録が完了です。
ステップ2 Yoomのテンプレートをマイプロジェクトへコピーする
こちらのバナーをクリックします。Yoomワークスペースの「マイプロジェクト」にテンプレートがコピーされます。
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する
試してみる
■概要 毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知するフローです。 Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。 ■このテンプレートをおすすめする方 1.Google アナリティクスでWebサイトの分析を行っている企業 ・Webサイトのパフォーマンスやユーザー行動の分析を担当している方 ・日々Googleアナリティクスのレポートを確認している方 2.Google Chatを主要なコミュニケーションツールとして利用している方 ・日常的なやり取りでGoogle Chatを活用しているチームメンバー ・Google アナリティクスのレポートをGoogle Chatで共有したい方 ■注意事項 ・Google アナリティクス、Google ChatのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細は下記を参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/6647336
マイプロジェクトにテンプレートがコピーされます。赤枠内のタイトルをクリックで設定画面に遷移します。
ステップ3 スケジュールトリガー「指定したスケジュールになったら」
テンプレートの1つ目のプロセスをクリックします。あらかじめ設定済みですが、中身を確認します。
(1/1)実行時間の指定
下記項目は初期設定済みです。
今回は、毎日朝10時に起動する設定にしています。任意のタイミングに変更が可能です。Cron設定を使用すれば、より細かい時間の設定もできます。
>もっと詳しく:Cron設定方法
→保存する をクリック
ステップ4 アプリと連携する 【GA4】ユーザーレポートを取得
テンプレートの2つ目のプロセスをクリック! ここではGoogle アナリティクスから抽出する情報を取得する設定を行います。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらに表示される項目は初期設定済みです。
アプリトリガーのタイトル
アプリ
Google アナリティクスと連携するアカウント情報
トリガーアクション
→次へをクリック
(2/2)連携アカウントとアクションを選択
プロパティID
Google アナリティクスにログインし、プロパティのあるアカウントを選択。
左下の「管理」ボタン(歯車のアイコン)をクリック。
プロパティの列の中から、該当するプロパティを選択。
「プロパティ設定」をクリックすると、「プロパティID」が表示されます。
期間の開始
計測期間の始めを設定します。形式は「YYYY-MM-DD」です。
編集欄をクリックで、プルダウンが開きます。日付タブから日付の引用コードを埋め込みます。今回は毎日のレポートをチェックしたいため、昨日から今日までのデータを抽出するように設定しました。
期間の終わり今回は本日を最終日にしました。期間の開始と同様にプルダウンから日付を指定し、本日の引用コードを埋め込みました。
→テストをクリック →成功 アウトプットには、昨日のデータが正しく抽出されました。
→保存する をクリックします
ステップ5 アプリと連携する「メッセージを送る」
テンプレートの3つ目をクリック! このプロセスではGoogle Chatへ自動送信する内容を設定します。
(1/2)連携アカウントとアクションを選択
こちらの項目は初期設定済みです。
アプリトリガーのタイトル
アプリ
Google Chatと連携するアカウント情報
トリガーアクション
→次へをクリックします。
(2/2)API接続設定
スペースのリソース名編集欄をクリックするとプルダウンが開き、連携したGoogle Chatのスペース名が表示されます。メッセージを送るスペースを選択すると、IDが引用されます。
メッセージ内容
編集欄をクリックするとプルダウンが開き、先ほどのプロセスで抽出したアウトプットが表示されます。
Google Chatに送信する内容を選択すると、自動で埋め込みコードが引用されます。
→テストをクリックします。 →成功
→保存する をクリックします 今回のフローでの設定はここまでです。
ステップ6 アプリトリガーを【ON】にする
全てのプロセスが設定済みになると、コンプリート画面がポップアップされます。
トリガーを【ON】 にして、フローボットを起動しましょう。
短時間でプログラミングを使わず、自動化を実現できました。
今回のテンプレートはこちらです。
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知する
試してみる
■概要 毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google Chatに通知するフローです。 Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。 ■このテンプレートをおすすめする方 1.Google アナリティクスでWebサイトの分析を行っている企業 ・Webサイトのパフォーマンスやユーザー行動の分析を担当している方 ・日々Googleアナリティクスのレポートを確認している方 2.Google Chatを主要なコミュニケーションツールとして利用している方 ・日常的なやり取りでGoogle Chatを活用しているチームメンバー ・Google アナリティクスのレポートをGoogle Chatで共有したい方 ■注意事項 ・Google アナリティクス、Google ChatのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細は下記を参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/6647336
もっと活用!Google アナリティクスとGoogle Chatを使った自動化3選
Google ChatとGoogle アナリティクスは、他にもたくさんテンプレートをご用意しています。
1. 自動でGoogleスプレッドシートにレポートを記録
毎日Google アナリティクスからレポートを取得し、Googleスプレッドシートに自動で記録します。手作業が不要になりデータを手間なく管理できるため、コア業務に集中できます。
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google スプレッドシートに記録する
試してみる
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Google スプレッドシートに記録するフローです。
2. Chatworkでレポートを自動通知
Google アナリティクスのレポートを毎日Chatworkに自動で通知します。手動作業が省けるため、業務効率が向上し、最新データをすぐに確認できて便利です。
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Slackに通知する
試してみる
毎日Google アナリティクスから最新のレポートを取得し、Slackに通知するフローです。
3. NotionのタスクをGoogle Chatで一括通知
Notion内の期限タスクをGoogle Chatに自動で一括通知します。手動による通知が不要になり、タスク管理がよりスムーズに行えるため、チーム全体の進捗が見えやすくなります。
毎日Notionのタスクから本日期限のものを抽出し、Google Chat に一括通知する
試してみる
■概要 毎日Notionデータベース内のタスクから本日が期限のものを抽出し一括でGoogle Chatに通知するフローです。 Yoomを利用すると、プログラミング不要で簡単にアプリ同士を連携することができます。 ■このテンプレートをおすすめする方 1.Notionで情報を集約している方 ・プロジェクトのタスクを一元管理しているプロジェクトマネージャー ・進捗管理でNotionを活用している方 2.Google Chatを使って情報を共有している方 ・進捗状況やタスクの共有を行っているプロジェクトリーダー ・連絡事項の共有でGoogle Chatを使っている方 ■注意事項 ・Notion、Google ChatのそれぞれとYoomを連携してください。 ・Google Chatとの連携はGoogle Workspaceの場合のみ可能です。詳細は下記を参照ください。 https://intercom.help/yoom/ja/articles/6647336
まとめ
この記事では、Google アナリティクスのレポートをGoogle Chatに自動通知する方法とそのメリットをご紹介しました。プログラミング不要で簡単に実装できるこのフローボットを使えば、手動でのレポート取得や共有の手間がなくなり、業務が効率化されます。 チームリーダーは、データの一元化によりプロジェクト全体の進行状況を把握しやすくなり、チームの透明性も向上します。また、経営層にとっては、指定の時間にしっかりとデータを確認でき、迅速な意思決定が可能になります。この自動化でチーム全体の生産性向上が期待できますので、ぜひご活用ください。
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では、またお会いしましょう!