DeepLとChatGPTの連携イメージ
アプリ同士の連携方法

2025-04-15

【簡単設定】DeepLのデータをChatGPTに自動的に連携する方法

k.tsukamoto

「この内容、英語でも共有しておいて」

そんな一言に、毎回頭を抱えていませんか?海外チームとのやりとりや外国語の問い合わせ対応、定例報告書の多言語展開など…翻訳して、要点をまとめて、関係者に展開してといった業務はとにかく手間がかかりますよね。そんな業務のモヤモヤは、DeepLとChatGPTの連携で一気に解消できます。たとえば、フォームから届いた問い合わせ内容を自動で翻訳・要約してメール通知したり、外国語のPDFをOCRで読み取り翻訳・要約したうえでGoogle Driveに保存したりできます。報告書を翻訳&要約して、チームのSlackに投稿することも可能なので、自分の好みに合わせた自動化を探すことができます。

この記事では、DeepLとChatGPTの連携でできることをご紹介します!気になる連携フローがあれば、「試してみる」ボタンからすぐに体験可能です。面倒な確認作業を自動化してみませんか?

とにかく早く試したい方へ

Yoomを利用することで、ノーコードで簡単にDeepLとChatGPTの連携が可能です。
YoomにはあらかじめDeepLとChatGPTを連携するためのテンプレートが用意されているため、APIの知識が無くても、登録するだけで今すぐ連携が実現できます。

DeepLとChatGPTを連携してできること

高精度な翻訳が行えるDeepLと、文章生成に強いChatGPTを連携することで、多言語の情報も要点をまとめて共有することなどが可能になります。
海外からの問い合わせや多国籍チームでの連絡もスムーズになるでしょう。

ここでは、DeepLとChatGPTを使用したテンプレートをいくつかご紹介します。
気になる自動化例の「試してみる」をクリックしてアカウント情報を登録するだけで、すぐにDeepLとChatGPTの連携を実際に体験できます。
登録はたったの30秒で完了するので、ぜひ気軽にお試しください!

フォームの内容をDeepLで翻訳し、ChatGPTで要約する

フォームへの回答をDeepLで任意の言語に翻訳し、ChatGPTで要約した後、その内容をメールで通知するフローです。
海外の顧客やグローバルチームからの回答もDeepLが自動で翻訳。スムーズな多言語対応で業務をサポートします。
ChatGPTの要約によって必要な情報のみがメールで通知されるため、情報整理の手間も減らせます。

メール受信した添付ファイルをOCR処理し、DeepLで翻訳、ChatGPTで要約してGoogle Driveに保存する

メールに添付されている画像・PDFのテキストを翻訳・要約、その内容を用いてGoogle スプレッドシートを作成し、Google Driveに保存するフローです。
ファイル管理に伴う一連の作業を自動化することで業務を効率化。
一目では内容を把握しにくい外国語のファイルを、日本語の要約で一覧化することもできます。
※ OCRや音声を文字起こしするAIオペレーションは、チームプラン・サクセスプラン限定の機能です。フリープランやミニプランでセットするとエラーになってしまうので、ご注意ください。
※ チームプランやサクセスプランなどの有料プランは、2週間の無料トライアルが可能です。トライアル期間中は、通常だと制限があるアプリやAIオペレーションもすべて使えるので、気になる機能をぜひお試しください。

定期的に報告書をDeepLで翻訳し、ChatGPTで要約してSlackに投稿する

指定した日時に、特定のファイルを翻訳・要約し、その内容をSlackに通知するフローです。
毎月の報告書などをチームメンバーの言語に翻訳し、要点のみ通知することで、スムーズな情報共有とコミュニケーションを可能にします。

DeepLとChatGPTの連携フローを作ってみよう

それでは、さっそく実際にDeepLとChatGPTを連携したフローを作成してみましょう!

今回はYoomを使用して、ノーコードでDeepLとChatGPTの連携を進めていきます。
もしまだYoomのアカウントをお持ちでない場合は、Yoomのアカウント発行リンクからアカウントを発行しておきましょう。

[Yoomとは]

この記事では、先程ご紹介した「フォームの内容をDeepLで翻訳し、ChatGPTで要約する」を作成していきます!
作成の流れは大きく分けて以下の通りです。

  • DeepLとChatGPTのマイアプリ連携
  • テンプレートのコピー
  • トリガーとなるフォーム、翻訳・要約、メール送信の設定
  • フロー稼働の準備(トリガーをONに設定)

ステップ1:DeepLとChatGPTのマイアプリ連携

DeepLとChatGPTをマイアプリに登録し、Yoomと連携させましょう。
Yoom管理画面のサイドバーから「マイアプリ」を選択し、マイアプリ画面の右側にある「+新規接続」をクリックします。

先ずはDeepLを連携しましょう。
「アプリ一覧」が表示されたら、DeepLを検索して選択します。

「アカウント名」「API Key」「ドメイン」をそれぞれ画面の案内に従って設定します。
DeepLのAPI Keyの取得や確認を行う方法はDeepL公式のヘルプページをご参照ください。

「追加」をクリックします。

「マイアプリ」の画面に戻り、DeepLが追加されていれば連携は完了です。

次にChatGPTを連携しましょう。
※ ChatGPT(OpenAI)を使ったアクションを動かすには、OpenAIのAPI有料プランに契約しておく必要があります。
APIの利用料金が発生した時にスムーズに支払いができるよう、契約内容を整えておきましょう。

「マイアプリ」で「+新規接続」をクリックした後、「アプリ一覧」が表示されたら、ChatGPTを検索して選択します。

「アカウント名」には任意の管理用の名称を、「アクセストークン」にはChatGPT(OpenAI)のAPIのSecret keyを設定します。

APIのSecret keyを作成・取得するにあたっては先ず、OpenAIのAPIプラットフォームにログインしてください。
その後、右上の歯車マーク→左メニュー内のAPIKeys→右上のCreate new secret keyの順にクリックします。

各項目を設定し、Secret keyを作成します。

表示されたSecret keyをコピーし、安全な場所に保存してください。
<span class="mark-yellow">なお、一度画面を離れると再確認はできません。</span>

「追加」をクリックします。

「マイアプリ」の画面に戻り、ChatGPTが追加されていれば連携は完了です。

ステップ2:テンプレートのコピー

DeepLとChatGPTの連携が完了したら、使用するテンプレートをコピーします。
Yoomにログインした後、以下のバナーの「試してみる」をクリックしてください。

お使いのYoom管理画面にテンプレートがコピーされます。
「OK」をクリックして、フローの設定に進みましょう。

ステップ3:トリガーとなるフォームの設定

先ずは、フローの起点となるトリガーアクションを設定していきます。
「フォーム」をクリックします。

フォームは最低1つの質問項目が必須であり、その他の項目は任意で設定できます。
「フォーム」にフォームのタイトルを入力。
必要があれば「フォームの説明文を追加」をクリックし、任意の説明文を入力してください。

「テキスト」に質問項目を入力。
フォームの回答形式をプルダウンから選択してください。

「質問を追加」をクリックすることで、計100個まで質問項目を増やせます。

その他、完了ページの設定やアクセス制限なども設定できます。

設定が完了しましたら、ページ下部の「次へ」をクリックします。

「プレビューページ」や「完了ページ」をクリックすれば、作成したフォームや完了ページのプレビューが表示されます。

※ 作成したフォームは、フォームを作成画面の「プレビューページ」でも確認できます。

「取得した値」にはそれぞれ、以降のアクションのテストで使用するサンプル値を入力します。
※「取得した値」には例として、海外からのお問い合わせ内容を設定しています。
‍設定を終えたら、「保存する」をクリックしてください。


フローの画面に戻り、「フォーム」にチェックマークがついたままであれば完了です。

ステップ4:DeepLによる翻訳の設定

次に、DeepLで翻訳する項目を設定していきます。
DeepLの「テキストを翻訳」をクリックします。

内容を確認し、「次へ」をクリックします。

「翻訳するテキスト」に、ステップ3で取得した値を設定します。
デフォルトで入力されている値は、不要であれば削除してください。

入力欄をクリックすると、プルダウンが表示されます。
「アウトプット」からステップ3で取得した値の内、DeepLで翻訳したい項目を選択してください。

※ 例として、「お問い合わせ内容」を選択しています。

翻訳する言語を設定します。
※ 例として、英語から日本語への翻訳になるよう設定します。

その他、各種設定が可能です。

ページ下部の「テスト」をクリックすると、翻訳のテストが実行されます。
「テスト成功」の結果が表示されますと、「アウトプット」に翻訳結果が追加されますので、アウトプットに問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

フローの画面に戻り、「テキストを翻訳」にチェックマークがついていれば完了です。

ステップ5:DeepLによる翻訳の設定

今度は、ChatGPTで要約する項目を設定していきます。
ChatGPTの「テキストを生成」をクリックします。

内容を確認し、「次へ」をクリックします。

「メッセージ内容」に翻訳したいテキストを設定します。
ステップ4で翻訳されたテキストを要約するようにデフォルトで設定されています。
必要があれば、任意の設定に変更してください。

その他、各種設定が可能です。

ページ下部の「テスト」をクリックすると、要約のテストが実行されます。
「テスト成功」の結果が表示されますと、「アウトプット」に要約されたテキストが追加されますので、アウトプットに問題がなければ「保存する」をクリックしてください。

フローの画面に戻り、「テキストを生成」にチェックマークがついていれば完了です。

ステップ6:送信するメールの設定

最後に、翻訳・要約した内容を送信するメールを設定していきます。
「メールを送る」をクリックします。

「To」に宛先となる任意のメールアドレスを入力します。
※ デフォルトの値は、不要であれば削除してください。

「本文」の入力欄をクリックすると、プルダウンが表示されます。
メール本文に含めたい内容を「アウトプット」から選択してください。

設定が完了しましたら、ページ下部の「次へ」をクリックします。

内容を確認し、「テスト」をクリックします。

「テスト成功」の結果が表示されましたら、指定した宛先にメールが送信されていることを確認し、「保存する」をクリックしてください。
※ gmailの画面

ステップ7:フロー稼働の準備(トリガーをONに設定)

フロー画面に戻り、「全ての設定が完了しました!」と表示されていればフローの設定は完了です。
早速フローを稼働させるのであれば、「トリガーをON」をクリックします。

あとで稼働させる場合は、フロー画面のトリガースイッチをクリックすることで、トリガーをONにできます。

今回のフローボットをベースに、他にも様々な作業の自動化が実現できます!
是非、Yoomの便利な機能をお試しください。

ChatGPTのデータをDeepLに連携したい場合

この記事ではDeepLで翻訳したテキストをChatGPTで要約するフローをご紹介しましたが、反対にChatGPTで生成したテキストをDeepLで翻訳したい場合は、以下のテンプレートをご利用ください。

フォームで受信した問い合わせ内容をChatGPTで要約し、DeepLで翻訳する

フォームへの回答をChatGPTで要約し、DeepLで翻訳した後、その内容をメールで通知するフローです。
ChatGPTの要約によって担当者は内容を直ぐに把握でき、対応の優先度を把握できます。
原文を読む手間も省けるため、対応スピードも上がるでしょう。多言語対応が必要なカスタマーサポート業務を支えるフローの1つです。

Google Meetによる会議終了後に議事録をChatGPTで作成し、DeepLで多言語翻訳してメールで共有する

会議の音声ファイルを文字に起こし、ChatGPTで議事録を作成、それをDeepLで翻訳した後メールを送信するフローです。
言語の壁を越えた迅速な情報共有が可能であり、多国籍チームや海外の顧客と頻繁に会議を行うビジネス現場で役立ちます。

DeepLやChatGPTのAPIを使ったその他の自動化例

DeepLやChatGPTのAPIを活用することで、様々な自動化の実現が可能になります。

DeepLを使った自動化例

外国語の問い合わせや見積書、会議メモなどをDeepLで翻訳し、Microsoft TeamsやGoogle スプレッドシート、Notionなどに自動連携。翻訳を起点とした業務の効率化が可能です。

ChatGPTを使った自動化例

ChatGPTを使えば、Outlookメールの返信作成、問い合わせの自動分類とSlack通知、Zoom議事録の自動生成、フォーム内容からのWordPress下書き作成などが可能です。HubSpotと連携してチケット作成も自動化できます。

終わりに

いかがでしたか?DeepLとChatGPTを連携すれば、「多言語の問い合わせ対応をもっとスムーズにしたい」「海外とのやりとりを効率化したい」「翻訳や要約にかかる時間を減らしたい」といった課題の解決が見えてくるのではないでしょうか。翻訳・要約作業を自動化することで、業務負担を軽減し、チーム内の情報共有もスピーディに行えるようになります。

<span class="mark-yellow">ノーコードツールYoomを活用すれば、プログラミングの知識がなくても、簡単にDeepLとChatGPTの連携を実現できます!</span>気になった方はまずは無料アカウントを作成して、実際に使い勝手を確かめてみてください。登録はたったの30秒で完了!すぐに自動連携を体験できます。

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この記事を書いた人
k.tsukamoto
システムエンジニアとして4年間勤務。当時は毎日Excelに手入力する勤怠管理や、領収書のデータ化作業に悩まされていたため、Yoomにもっと早く出会いたかったです。まだまだYoomは使い始めたばかりですが、皆様の「自動化できたらいいな」を叶えるための情報をお伝えしていきます!
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