2024/11/19
自動化のアイデア

【Discord API】各種アプリとの連携方法から活用事例まで徹底解説。

e.koyama
DiscordのAPI活用イメージ

目次

Discord APIでできること

Discord APIを利用することで、サーバー、チャンネル、メッセージ、ユーザー、ロールなどの管理や操作ができます。その中でも特にニーズが多いのは、メッセージ送信の自動化でしょう。データベースや他のチャットツール、メールソフトなどの汎用的なものから、CRMやSFA、HRシステムといった特定業務向けのものまで、さまざまなアプリのAPIと連携し、その情報をDiscordで通知するように設定できます。

例えば、データベースに情報が追加された際の自動通知や、受信メールの転送、新規リードの登録情報を関係者で共有することができます。

また、逆に、Discordで受信したメッセージの内容を他のアプリに同期することも、Discord APIを利用すれば可能です。

Discord APIの利用方法

今回はYoomというサービスを利用して、ノーコードでDiscord APIを利用していきます。

[Yoomとは]

すでにYoomを利用している方は、ログインしておきましょう。

DiscordをYoomと接続する方法

マイアプリ連携の設定

1. 左メニューの「マイアプリ」を選択後、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。

2. マイアプリの新規接続の候補からDiscord(v2)を選択します。
 ※検索窓にアプリ名を入力すると、候補を絞り込めます。

3. アカウント名とアクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。
 ※アクセストークン欄に入力するBotトークンは、こちらの記事を参考にして、Discord Developer Portalから取得してください。

以上で連携は完了です。これでDiscordが提供しているAPIをYoomから利用することが可能になりました!

Yoomのテンプレートを利用してDiscord APIをつかいこなそう!

Yoomには多くの「フローボットテンプレート」が用意されており、コピーするだけでフローボットを簡単に利用できます。フローボットの詳細は、以下の動画をご覧ください。

ここからは、実際の利用シーンやおすすめの職種ごとにテンプレートを紹介していきます。

Discord APIを利用して実現できる自動化の例

自動化したい、または、興味のあるテンプレートのバナーをクリックすると、それぞれの紹介ページにつながります。
すぐに設定を開始する場合は「試してみる」をクリックしてください。

データベースの情報を通知する

Discord APIを利用することで、データベースで情報の登録や更新が行われた際、また、コメントが投稿された際などに自動で通知を送信できます。

複数人が共同編集を行うデータベースがある場合、データの追加や更新に気づかずに情報の把握漏れや後続処理の遅れを防ぐため、変更内容をチーム内で連絡し合っている場合は多いでしょう。しかし、その連絡を手動で行うと、転記に時間がかかったり、入力ミスや共有漏れが発生したりするリスクがあります。自動化することで、そのリスクを低減できるでしょう。

また、YoomのAIオペレーション機能を使ってデータベースの登録内容を要約して要点だけ通知したり、スケジュールトリガーを使って当日発行の帳票をリストアップして通知したりすることも可能です。データベースの種類や業務内容に合わせて活用してください。

他のチャットツールやメールで受信した情報を通知する

チャットツールやメールソフトのAPIとDiscord APIを利用することで、受信したメッセージやメールの内容をDiscordに転送できます。他の連絡手段を使う顧客からの情報を速やかに共有したい場合や、業務によって複数のツールを使い分け情報共有を行っている場合に役立つでしょう。

YoomのAIオペレーションを使えば、受信したメッセージを翻訳してから通知することもできます。海外の事業所や顧客とのやり取りが頻繁にある多言語環境においても、スムーズな情報共有が可能になるでしょう。また、翻訳を要約のオペレーションに置き換えれば、メッセージの要点だけを把握しておき、時間をかけて取り組みたい業務がある場合に活用できます。

Webフォームの情報を通知する

Webフォームの情報も、Discord APIを利用すれば自動通知が可能です。フォームの回答内容をそのまま通知するだけでなく、通知の前にデータベース登録を行ったり、フォームから収集した音声データを文字起こし・要約した結果を通知したりすることもできます。また、フォームの内容を基に書類を発行し、その書類をDiscordで送信するといった業務フローも実現できます。

フォームの設定を変更することで、問い合わせ対応やマーケティング、採用活動、議事録管理など、さまざまな業務に活用できるでしょう。

スケジュールやタスクを通知する

スケジュールツールに登録した予定やプロジェクト管理ツールに登録したタスクの情報を、Discord APIを使って自動で通知できます。予定やタスクの管理は、どのような業務を行う場合にも欠かせないものでしょう。この自動通知は、チームメンバー間での情報共有だけでなく、自分自身へのリマインドとしても活用できます。スケジュールトリガーを使えば、登録時だけでなく、毎日や毎週などの指定したスケジュールでタスクを一覧化して通知することも可能です。

また、専用ツール以外からも、予定に関する情報を同期して自動通知することができます。以下は、ZoomのAPIと連携して会議情報を毎朝通知するフローのテンプレートです。オンラインでの商談や社内ミーティングを頻繁に行う場合に役立つでしょう。

CRMやSFAの情報を通知する

CRMやSFAのAPIをDiscord APIと連携すれば、リードやチケット、案件などの情報を自動で通知できます。登録情報が速やかに共有されることで、営業やマーケティング、カスタマーサポートの担当者によるフォローアップがスムーズに進められるでしょう。また、情報が自動反映されるため、誤った情報を基に後続処理を行うリスクを抑えられます。

受信したメッセージの内容を他のアプリに同期する

ここまで紹介した連携とは逆に、Discordのチャンネルで受信したメッセージの内容や送信者の情報を他のアプリに自動同期することも可能です。データベースに発言履歴を登録したり、メールソフトやチャットツールに転送して情報共有を行ったり、プロジェクト管理ツールにタスクとして登録してメッセージの把握漏れ防止に使ったりすることができます。業務内容に応じて情報の連携方向が変わる場合は、以下のテンプレートも参考にしてください。

Discord APIの利用をおすすめしたい方

・Discordをチーム内のコミュニケーションに使っている方
・業務の報告や指示の連絡を手間だと感じている方
・情報共有の迅速化を図りたい方
・Discordと他の業務用アプリとの連携を検討している方

まとめ

今回は、Discord APIでできることや他のアプリのAPIとの連携方法、活用事例を紹介しました。Discord APIと他のアプリのAPIを連携することで、Discordで受信したメッセージの情報を他のアプリに同期したり、他のアプリの情報を基にDiscordでメッセージを送信したりすることが可能です。データベースやチャットツール、メールなどの日常業務に使うものはもちろん、さまざまな業務の専用ツールとも連携できます。担当業務や部署に合わせたカスタマイズをお試しください。Yoomに登録すれば、設定は簡単に行えます。

この記事を書いた人
e.koyama
これまで専門商社やEC業界で事務を経験してきました。 担当した業務は営業事務や経理、総務、人事、法務など多岐に渡ります。 個々の作業の効率化には取り組みましたが、各種のサポートツールやYoomを使えばより便利に業務が進められたのに…と思っています。 業務経験を活かしたYoomの紹介記事を発信し、皆さんがスムーズに業務を進められるお手伝いができれば幸いです。
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Discord
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