Discord APIを利用することで、サーバー、チャンネル、メッセージ、ユーザー、ロールなどの管理や操作ができます。その中でも特にニーズが多いのは、メッセージ送信の自動化でしょう。データベースや他のチャットツール、メールソフトなどの汎用的なものから、CRMやSFA、HRシステムといった特定業務向けのものまで、さまざまなアプリのAPIと連携し、その情報をDiscordで通知するように設定できます。
例えば、データベースに情報が追加された際の自動通知や、受信メールの転送、新規リードの登録情報を関係者で共有する場合などにおすすめです。
逆に、Discord APIを利用してDiscordで受信したメッセージの内容を他のアプリに同期するといった活用法もあります。
こんな方におすすめ
・Discordをチーム内のコミュニケーションに使っている方
・業務の報告や指示の連絡を手間だと感じている方
・情報共有の迅速化を図りたい方
・Discordと他の業務用アプリとの連携を検討している方
Discord APIの利用方法
今回はYoomというサービスを利用して、ノーコードでDiscord APIを利用していきます。
[Yoomとは]
すでにYoomを利用している方は、ログインしておきましょう。
DiscordをYoomと接続する方法
マイアプリ連携の設定
1. 左メニューの「マイアプリ」を選択後、画面右の「+ 新規接続」をクリックします。
2. マイアプリの新規接続の候補からDiscord(v2)を選択します。
※検索窓にアプリ名を入力すると、候補を絞り込めます。
3. アカウント名とアクセストークンを入力し、「追加」をクリックします。
※アクセストークン欄に入力するBotトークンは、こちらの記事を参考にして、Discord Developer Portalから取得してください。
以上で連携は完了です。これでDiscordが提供しているAPIをYoomから利用することが可能になりました!
Yoomのテンプレートを利用してDiscord APIをつかいこなそう!
Yoomには多くの「フローボットテンプレート」が用意されており、コピーするだけでフローボットを簡単に利用できます。フローボットの詳細は、以下の動画をご覧ください。
ここからは、実際の利用シーンやおすすめの職種ごとにテンプレートを紹介していきます。
Discord APIを利用して実現できる自動化の例
自動化したい、または、興味のあるテンプレートのバナーをクリックすると、それぞれの紹介ページにつながります。
すぐに設定を開始する場合は「試してみる」をクリックしてください。
データベースの情報を通知する
Discord APIを利用することで、データベースで情報の登録や更新が行われた際、またコメントが投稿された際などに自動で通知が送信されます。
複数人でデータベースの共同編集を行う場合、データの追加や更新に気づかず情報の把握漏れや後続処理の遅れを防ぐため、変更内容をチーム内で連絡し合っている場合は多いでしょう。しかし、その連絡を手動で行うと、転記に時間がかかったり、入力ミスや共有漏れが発生したりするリスクがあります。自動化することで、そのリスクを低減できるでしょう。
また、YoomのAIオペレーション機能を使ってデータベースの登録内容を要約して要点だけ通知したり、スケジュールトリガーを使って当日発行の帳票をリストアップして通知したりすることも可能です。データベースの種類や業務内容に合わせて活用してください。